2008年03月30日

視聴アニメ一覧(2008年4月放送開始作品)

2008年4月放送開始のアニメのうち、自分が視聴していた作品を一覧にまとめました。

2008年10月4日更新終了
■更新内容
「RD 潜脳調査室」の評価グラフとFinal Impression追加

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2008年03月22日

今週の一本(2008/3/16〜3/22)―『狼と香辛料』第12話

いい具合に緊張感を維持して毎回魅せてくれる『狼と香辛料』。
次回が最終回ということで、いよいよ大詰めです。


破産を免れるためレメリオ商会をうまく説得したロレンスは、ノーラも巻き込んで金の密輸作戦を決行します。

ラムトラへの道中にはレメリオ商会のリーベルトも同行。
お互いに切迫した状況なので他人任せには出来ないということでしょうか。

最短経路を通るので狼が住む森を通過しなければならず緊張するロレンス。
こんなときに緊張感を和らげるのはホロです。
すでに狼に囲まれていると嘘をついてロレンスをからかうなど、いつもの調子でロレンスを手玉に取り余裕を見せます。さすが賢狼。伊達に長生きしていません。
そうかと思えばノーラのことを心配するロレンスに嫉妬(?)するかわいい一面も。
長い人生(狼生?)の中でも、ロレンスのようなオトコは初めてなんでしょうね。

その夜、ラムトラを目前に野宿する一行。
ホロはロレンスの膝元でぐっすり眠ります。
その様子を見て微笑むノーラの膝元には彼女のシープドッグ・エネクが同じように休んでいます。
この対比はなかなか興味深いです。
もしかしたらノーラはホロが普通じゃないことに気付いているのかも。

そのとき突然、辺りに狼の気配を感じたホロが飛び起きます。
でもこのときは、ノーラが角笛を吹いて狼を追い払うことに成功。
ノーラによれば、ここの狼は遠吠えすらしないでじっとこちらを見つめているだけの不思議な存在のようです。

翌朝。
一行は無事にラムトラに到着します。
金の入手はリーベルトにまかせて、ロレンスたちは町から少し離れたところで彼の帰りを待ちます。

のどかな雰囲気の中で雑談する一行。
ノーラはホロに、狼について詳しいのかと質問します。
前夜、狼の存在にいち早く気付いたのがホロだったから。
ホロは、男どもが頼りないから気を張っていたのだと答えます。

男どもが頼りないと感じるのは同感だろうと話を振られたノーラは、とりあえずそれを否定しますが、ホロはさらに突っ込みます。
それならロレンスのことをどう思っているのかと。
ノーラはその答えをホロの耳元で囁きます。
はたして何と答えたのか。
苦笑する彼女の表情を見る限りでは、ロレンスにとって嬉しい答えではなかったようです(^^;

そしてホロは、ノーラの最初の質問の答えを続けます。
男と旅をしている自分に、狼に詳しいのかと尋ねるのは愚問だと。
「夜になれば狼は常に現れる。
目の前にこんなかわいいウサギがおるんじゃからな。
毎晩狼に食べられるウサギが狼のことを知らぬわけがあるまい」
とおどけてうまく誤魔化します。

やがて、金を入手したリーベルトが戻ってきます。
リュビンハイゲンへの帰途に着く一行。
彼らは再び狼の住む森を通りますが、今度は行きとは少し様子が違うようです。
雨も降り出して嫌な感じです。
ノーラは緊張した面持ちで全員を急がせます。
一行は狼に囲まれてしまいました。
丘の上にはこれまで姿を現すことがなかった狼たちがはっきりと視認できます。

ノーラはエネクをうまく動かして狼の攻撃を抑え、ホロもこれなら大丈夫だとロレンスを安心させますが、突然一頭の狼が襲ってきます。
ホロの一喝でこの狼は引き下がりますが、この森に住む狼は「若僧の群れ」。
若者の常で、通常ではありえない無謀な攻撃を仕掛けてきたようです。

そのとき狼の遠吠えが。
若僧が安っぽい意地を張って、ホロを牽制しているようです。
狼たちの狙いは自分だと判断したホロは、自分が残って対処すると宣言。
ロレンスはノーラとリーベルトを先に行かせ、自分は少し離れたところでホロを待ちます。

ホロは狼と対峙。
若僧の安っぽい意地と誇りを満足させるのは話し合いでは無理な様子です。
リーダー格の一頭とその他大勢の狼を相手に一人だけで太刀打ちできるのでしょうか。

ロレンスは突然現れたレメリオ商会の商人たちに襲われます。
彼らは、金の密輸をネタにゆすられることを恐れたようです。
縛られて森に置き去りにされるロレンス。あとは狼に始末させるつもりのようです。
今は見当たらないホロも、一人で生き延びることはできないと彼らは判断しました。
そして事情を知るもう一人の部外者・ノーラを始末するためその場を去ります。


ということで、毎度のことながら次回を期待させる引きで今回も終了。
ロレンスとホロはきっと危機を脱するだろうとは思いますが、ノーラがどうなるのか気になるところです。
ロレンスとホロが今の状況に対処してからノーラを追っても、時間的に遅すぎるように思えるんですが・・・。
次回、どのように決着を付けてくれるのか楽しみです。


狼と香辛料 6 <限定パック>狼と香辛料 6 <通常版>


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タグ:狼と香辛料
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2008年03月16日

今週の一本(2008/3/9〜3/15)―『ARIA The ORIGINATION』第10話

今回は藍華のデレっぷりが何とも可笑しい回でした。
最終回に向けて怒涛の感動回が続くのかと思っていたのでちょっと拍子抜けの感もありますが、これはこれで楽しめました。

本編は、プリマに昇格したアリスの初営業日の描写からスタート。
緊張しまくりでガイドのタイミングをはずすミスはあったものの、操舵術のほうは完璧で、お客さんはそれなりに満足してくれた様子。

一日の仕事を終えてホッとするアリスは、建物の陰に灯里と藍華がいることに気付きます。
二人は偶然通りかかっただけだと言い訳しますが、灯里が口を滑らせてアリスの仕事振りを見ていたことがばれてしまいます。

自分のふがいない仕事振りを見られていたことに落ち込むアリス。
灯里と藍華はそれを慰めようとアリスの接客を褒めますが、それがかえって墓穴を掘ることに。
自分たちが朝からアリスを追っていたことがばれてしまいます。

アリスはさらに落ち込んで
「そんなところからずっと見てたんですか・・・」

立ち直る気配のないアリスを見た灯里は、今晩、月見をしようと提案。

その夜。
灯里と藍華、アリスの三人はARIAカンパニーに集合して月見を楽しみます。
しばらくして、郵便屋のおじさんお勧めの玄米茶を飲んで一息ついているときに藍華がポツリと一言。
「にしても、アルくん遅いわね」
いつのまにかアルが来ることになっていることを突っ込むアリス。
藍華は、星がらみのイベントにはアルがいなければだめだと言い張りますが、本当の理由はもちろん違います。
アリスもそんなことは承知の上でからかっているようです(^^;

恥ずかしくなった藍華は、その場から離れてアルを迎えに行きます。

「でっかいかわいい」藍華が行ってしまった後、アリスは灯里に感謝します。
月見に誘ってくれたことを。
「明日はお月様のような丸い気持ちで、もっとうまくやれる気がします」

その頃、藍華は無事アルに会うことができて、二人でARIAカンパニーに向かっています。
遅刻してしまったけれど、夜のしじまを独占できてよかったと言うアルの言葉に照れた藍華は、思わず駆け出して、枯れ井戸のフタの上に飛び乗ります。
危ないと注意するアルに対して「平気、平気」と余裕の藍華。
でもその直後、フタが壊れて「ギャッ!?」。
藍華は井戸の中に落ちてしまいます。

この場面、自分的には1期、第12話で星野明子さんが作ったウッドデッキでの灯里の「ん? あれ〜?」に匹敵する面白さでした。
しかも、あのときの灯里といい、今回の藍華といい、とっさの一言がそれぞれの性格をうまく表していていい感じです。

ちなみにこの第12話「その やわらかな願いは…」はDVD「ARIA The ANIMATION Navigation 6」に収録されています。
このDVDには第11話から第13話(最終回)までの3話が収められています。
まだ観たことが無い人にはぜひお勧めしたい――といきなり布教活動をしたくなるほど、どれも最高のエピソードです。
蛇足ながら、この第12話を観るなら、その前に同じく1期の第4話「その 届かない手紙は…」も観ておくといいでしょう。
さらに付け加えるなら、第13話は大晦日の午後11時43分27秒から観始めると少しだけ幸せになれるかも(^^;

閑話休題。

アルは、井戸に落ちた藍華を助けようと手を伸ばしますが、藍華を支えきれず自分も井戸に落ちてしまいます。
困り果てる二人。
そこに現れるまぁ社長。
二人は、ボケボケのまぁ社長に願いを託して助けを待ちます。

助けを待つ間、月は何故アクアの周りを回っているんだろうと素朴な疑問を口にする藍華。
アルは、引かれあう力と遠ざかる力が絶妙のバランスを保っているからだと説明します。
近づくことも離れることも出来ずにグルグル回っているという話を聞いた藍華は、月とアクアを自分とアルに重ねてしまいます。
月がアクアに近づきすぎれば、その影響を受けて粉々に砕けてしまうに違いないと考える藍華。
勇気を出して一歩踏み出すことが出来ない藍華は、悲しくなって涙を流します。
そのときアルは、「アクアだって、月の影響を受けているんですよ」と、どう考えても藍華の心境を理解したうえでの発言。

最高に雰囲気が盛り上がり二人は距離を縮めますが、この大切な場面で藍華のおなかがグゥ。

「台無しよーー!!」
崩れ落ちる藍華。

そのとき上から
「何が台無しなんですか?」
というアリスの声が。
まぁ社長がしっかり役割を果たして、灯里とアリスを連れてきてくれたようです。
藍華にとっては最悪のタイミングでしたが。

井戸から助け出された藍華とアル。
「引かれあう力の成せる技です」と言って藍華の手を引くアルも藍華に気があるのは間違いなさそうです。

ARIAカンパニーに戻った一行は、もう一度月見を楽しみます。
ここでアリスが藍華をからかって何が台無しだったのか尋ねるのは、自分の仕事振りを見られて恥ずかしい思いをしたことの仕返しの意味もあるのかも。

こんな感じで、藍華とアルの関係も少し前進するのかなと思わせるエピソードでした。

ARIA The ORIGINATION Navigation.6ARIA The ANIMATION Navigation.6


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2008年03月09日

今週後半の一本(2008/3/6〜3/8)―『破天荒遊戯』第10話

なぜか10話という中途半端な話数で最終回となってしまいましたが、期待にたがわず最後まで楽しませてくれました。
最終回はこれまで以上にハジケてます(^^;


冒頭いきなり怪しげな男が登場。
誰かにプレゼントを買います。

この男は誰なのか?
プレゼントは誰に贈るのか?
いい感じで謎を提示。

場面変わってラゼル一行+セラティード。
こちらは楽しげにラゼルの誕生パーティ。
今日はラゼルの15歳の誕生日。
でも、一人だけこの状況についていけない人物が。
誕生パーティとかプレゼントというのが何なのかわからないようです。

「オレだってそのくらいの試練乗り越えてみせる。
用意してみせるぞ。
プレゼントとやらを」

アルゼイドにとってはこんなことが「試練」になるようです。

そしてここで衝撃の事実が判明。
バロックヒートがセラティードの弟だったことが明らかに。
彼はラゼルの叔父さんだったんですね。

「俺たち、叔父さまと姪っ子ってことになるんだよね。
いいなぁ。この禁断な雰囲気」

「アハハハハ。ヒーたん。僕の娘にいやらしい事をしたら、音を立てて引きちぎるよ」

「アハハハハ。兄さん、冗談ばっかり」

「アハハハハ。兄は真剣だよ」

「アハハハハハハハハ」

ここで、和やかムードで楽しそう(?)な兄弟にアルゼイドがキレます。
まずは自己紹介くらいしろと。
前回の雨の中の出会いからここまで、自己紹介すらしていなかったんですね。

めずらしく常識的な要求をするアルゼイドに対してラゼルは
「出会った頃からは考えられないよね。
人間てちゃんと進化するんだ。
いいよアルゼイド。
その成長が誕生日のプレゼントで♥」

セラティードは、もう二度と会うことはないから自己紹介の必要はないと、アルゼイドの要求を拒否。
彼はラゼルの旅を終わらせて連れ帰るために現れたようです。
ラゼルを突然旅に出し、そしてまた突然連れ帰る理由は話せないと言うセラティード。
でも、この旅を仕組んだ黒幕が誰なのかは、この後のシーンでなんとなくわかります。
それは、冒頭に出てきた謎の男。
さらに彼は、ラゼルが本当の父親に捨てられたときにラゼルを拾い、そのままセラティードに預けたようです。
その理由は不明ですが・・・最終回にしてこれまで謎だった部分を明かしたかと思えば、またまた新たな謎を提示。
しかも新キャラまで登場させてとは、なかなかやってくれますね(^^;

ラゼルはもちろん、セラティードの不当な要求に反論しますが、セラティードの言葉には逆らえないようです。
結局、旅を終わりにすることに同意。
アルゼイド&バロックヒートと最後のひと時を過ごすため、三人で出かけます。
向かったところはラゼルが幼い頃よく遊んだ森。
そしてそこは、ラゼルが本当の父親に捨てられ、ラゼンシア・ローズがラゼルに生まれ変わった場所でもありました。

ラゼルは、アルゼイドに道を示します。
この先に黒髪碧眼の子が多く生まれるベルニーニヴェルニーニという村があり、そこがアルゼイドが行こうとしていた場所だと。
ラゼルが生まれ育ったのもそこだったようです。

ラゼルは二人に自分の過去を打ち明け、最後に、今日の誕生日を祝ってくれたことを感謝します。
これで話は終わり。
旅の終了を告げてセラティードの待つホテルへ帰ります。


翌朝。
アルゼイドは一人街に出て、ラゼルへのプレゼントを探します。

プレゼントなんていう概念が欠如している彼は、店の主人に「なんかこう、ものすごい物」をくれと言いますが、抽象的過ぎて品物が選べません。
そこに別の客が入ってきます。
その客はファビエン。
ラゼルの本当の父親です。
彼もプレゼントを買いに来たようです。
アルゼイドは彼に詰め寄ります。
「プレゼントだと? 誕生日? 相手は誰だ? 歳は? 性別は?」
いきなりの尋問に驚いたファビエンは15歳になるはずの娘への誕生日プレゼントだと答えかけますが、質問した当人のアルゼイドの関心はすでに店内の商品に移っています。
「あ〜、続き聞いてくれないんだ・・・」

代わりに店主が話を聞いてくれますが、そこに脈絡なく現れるヒツジ。
隣の店の看板ヒツジ・セラティーコちゃん。
その名前を聞いたアルゼイドは「むかつく名前だ。行け!」
もうわけわかりません(^^;

話の腰を折られたファビエンは「何だろ、この寸止め感・・・」


一方のラゼルは鉄道駅。
まだアルゼイドとやらなければならないことがあると言うバロックヒートと別れ、セラティードとともに汽車で出発します。

ここで流れる挿入歌「Take you as you are」。
なんでしょう、このいい感じの盛り上げ。
この歌をバックにアルゼイドが走ります。
そして驚異の速度で汽車に追いついてしまいます。
いったい時速何キロで走っているんだ? というのは野暮な疑問ですね(^^;
「このまま離れていくのなら、お前なんか仲間じゃない!」とラゼルに叫びます。
それを聞いて汽車から飛び降りるラゼル。
「ふざけんなー!」

離れ離れになっても、辛いときに支えあえなくても、仲間と言えるのかと問いただすアルゼイド。
ラゼルはそれでも仲間だと答えますが、アルゼイドはそんな相手など必要ないと切り捨てます。
ラゼルは父親を無視して旅を続けることはできないと泣きながら反論しますが、その涙がすべてを物語っていました。
アルゼイドはラゼルの本心を見抜きます。
「お前だって(父親と一緒に)行きたくないくせに――
一日遅れの誕生日プレゼントだ。
チャンスをやる。
そこのクソ暴君に立ち向かえ」

ここまで言われてラゼルが引っ込むはずがありません。
「偉そうに言ってくれるじゃない」と胸を張り、決意を固めたようです。
それを見て、セラティードはラゼルを連れ帰るのを諦めた様子。

「その挑発乗った。
あんたのそのクソつまんない人生、あたしが面白おかしく演出してやるわ」
ということで旅はまだまだ続きます。

めでたしめでたし・・・と、ここで終わらないのが破天荒遊戯。
謎の男・キアラが再び登場です。
自宅に戻ったファビエンを追い詰め、彼を殺害します。
「みんな死んだと思ってたのに、村が滅んだ原因だけがのうのうと生き延びてるなんて――おやすみなさい、ファビエン・ローズ」

「さあラゼル。ゲームを始めようか」

ということで、最高の引きで終了となってしまいました。
ラゼルの母親が「壊れた」のは夜中の12時を回った直後とかいう何かの陰謀を思わせるような話もあったし、これから新たな展開が期待できるすごくいい終わり方です。
こういう終わり方はアメリカのドラマシリーズなんかによくありますね。
次期シーズンへの期待を最大限に盛り上げて終わるやり方。

でも残念ながら「破天荒遊戯」はあまり人気がなかったようなので、続きは見られそうにありません。。。
個人的にはぜひとも続きを見たいところですが。
けっこう面白かったのにとても残念です。


TVアニメーション 「破天荒遊戯」 DVD 第5巻

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タグ:破天荒遊戯
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2008年03月08日

ef - a tale of memories. 第7話 オーディオコメンタリー

インターネットラジオ「音泉」で配信中の『ゆみこ&ゆうなのえふメモらじお』第39回の中で、『ef - a tale of memories.』第7話のオーディオコメンタリーを流しています。

素直にDVDの特典に付けてくれればいいものを・・・という不満はさておき、さっそく聴いてみました。
大沼監督が出演するということで、どういう話が聞けるのか少し期待。


まずはオープニングの制作裏話から。
オープニングの絵コンテはしっかりしたものがなかったので、蓮治の手と鎖が重なる場面など、最終的なイメージが掴めなくて大変だったようです。
尺が合うのかどうかわからなくて焦ったとか、そんな適当でいいのか?と思える発言も(^^;
こちらとしては、結果的にいいものが出来上がって、それを観せてもらったわけだから、文句はないですけどね。

千尋の小説。
幻想的な絵に小説の英訳が重なる綺麗な場面ですが、細かな効果とか、背景に英文を重ねることとかは撮影監督に一任だったそうです。
Aパート後半で千尋が「もうそういう場面だと思います」と言う前後のシーンも撮影に任せた結果、あの赤い嫌なシーンが出来上がったとか。

他に書く機会がなかったのでついでに書いておくと、小説のシーンには一つだけ不満があるんですよね。
英文の文末(ピリオドの後)にスペースが入っていないので読みにくかった・・・という本当にどうでもいいことなんですが(^^;
これだけは観るたびに違和感を感じてしまいます。

それはいいとして、コメンタリーを聞いてもよくわからないところがありました。
図書館の場面で画面全体に「虫」が出ているという話。
室内のホコリに光が反射しているものだとばかり思っていたのですが、本当に「虫」なんでしょうか? しかもなぜあんなに大量に? ホコリのことをそう言っているだけなのかな?

監督はブログとかで視聴者の反応をチェックしていたそうで、そのときに感じたことも話してくれました。
第7話よりも第8話で千尋の記憶が消える場面のほうが反響が大きかったので驚いたそうです。
監督としてはこの第7話のほうが全体を通して嫌な気分になれるのでインパクトは大きいと考えていたようです。
第7話のコンセプトは「(視聴者への)嫌がらせ」なので、気分良く仕事できたそうです(^^;

なるほどと思ったのが、千尋と蓮治が海岸に向かう場面の解説。
・千尋にしか光が当たっていない
・千尋が立ち止まっても蓮治は歩き続ける
という描写で、千尋と蓮治の想いが食い違ってきている様子を表しているそうです。
これはわかりやすい演出だそうですが、TV放送時はまったく気付いていませんでした(^^;
言われてみれば確かにそのとおりで、「蓮治っていうのは(中略)実はこっから若干、気持ちが離れて別世界になっちゃってる」という話を聞きながら画面上の蓮治の暗い描写を観て震えが走ってしまいました(←ちょっと大げさ)。

この後のシーンで、一人去っていく千尋に向かって蓮治が手を伸ばしますが、この手とオープニングで鎖をつかもうとする手が対になっているそうです。
なかなか深いですね。

サブタイトルの「I...」。
今回はCM明けのアイキャッチにサブタイトルが表示されますが、監督はこれが人生ゲームの駒っぽいなぁと思いながら絵コンテを書いていたそうです。

あと、みやこ視点の白黒イメージの意味がはっきりするのがこの話数なので、放映当初に視聴者から突っ込まれまくった屈辱(?)を晴らせたようです。嬉しそうに語っていました(^^;
この白黒描写については、視聴者から反発をかうと、あらかじめ監修の人から忠告を受けていたそうです。
監督自身はまったく意識していなくて、放送後に実際そのとおりになったので経験の差を感じたとのこと。

問題のBパートですが、どんどん嫌な方面にストーリーは進んでいくのに、画面は水彩調で明るいというのが監督なりの嫌がらせだったとか(^^;

画面が文字で埋め尽くされるシーンは、本当に最後まで文字だけで真っ黒にしたかったそうです。
でも、文字だけだとなかなか真っ黒にならないので諦めたそうです。
「意外と画面黒くなんないんですよね」ということで、けっこうやる気満々だったのかも。
それはそれで観たかった気もしますが、実際にやっていたとしたらみやこ役の声優さんが大変だったでしょうね。
結局最後は黒い四角で画面を消していくことになりましたが、このときに鳴る「ピー」の音に音響監督の指示が加わったそうです。
あの高音は心拍数をモニターする機械の「ピー」をイメージしたようです。
そのときの指示が「もっと高くして――ご臨終だから」。
それを聞いた監督は「えーーっ!?」って感じだったとか。


ということで、他にもいろいろ話していましたが、とりあえずこんな感じでなかなか聞きごたえのあるオーディオコメンタリーでした。
アニメのDVDに付いているオーディオコメンタリーって、あってもなくてもいいような内容のものが多いですが、このくらい質の高いものであれば、ぜひDVDの特典に毎回付けてほしいですね。


出演
中島裕美子(雨宮優子 役)
ねこねこ天使まじかるゆうな
大沼心(監督)


ef - a tale of memories. 4
※この記事で触れているオーディオコメンタリーは音泉で配信されているものです。DVDの特典ではありません。
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2008年03月04日

今週前半の一本(2008/3/2〜3/5)―『ARIA The ORIGINATION』第9話

今回は、開始早々アリスがミドルスクールを卒業。
新しい始まりを感じさせるいい出だしです。

卒業式が終わったアリスは校門に向かいますが、その前に2人の下級生が飛び出します。

「もしよろしかったら、制服の第2ボタンをいただけませんか?」

勇気を振り絞って声をかけてきた2人に何のためらいもなく第2ボタンを渡すアリス。

これを見た隠れアリスファンの生徒達がアリスの周りに集まりだします。
これまでのアリスなら間違いなく断っていたはずなので、誰もこんな無茶(?)な申し出をしようとは思っていなかったようです。

ところで、ボタンを貰った2人の下級生は、1期の第3話「その 透明な少女と…」でアリスにサインを求めた下級生のようです(たぶん)。
そのときは無愛想なアリスにあっさり断られて涙を流すことになりましたが、それでもまだアリスのファンを続けていたんですね。
そして今回は見事願いが叶いました。

あの頃と比べて、アリスは人間的にかなり成長したようですね。

群がるファンの対応を終えてなんとか校門から出てきたアリスを迎えたのは灯里と藍華。
卒業を祝う2人に対して、アリスは最高の笑顔で「ありがとうございます」。

その後の合同練習でもしっかり声出しができているし、アリスは完全に別人に生まれ変わってしまいました(^^

オレンジプラネットの寮に戻ったアリスは、アテナからピクニックに誘われます。

でもピクニックというのは単なる口実で、本当は昇格試験。
そんなことは知らないアリスは、アテナの提案にしたがって、一日ウンディーネになったつもりでアテナを案内することに。

アリスはウンディーネを完璧に演じきり、最後にたどり着いた場所は「希望の丘」。
そこにはなぜか灯里と藍華、それにオレンジプラネットのお偉いさんとゴンドラ協会の人たちが。
不思議がるアリスに、カンツォーネを歌ってほしいとアテナから最後のリクエスト。

カンツォーネだけは苦手だと言っていたアリスですが、「歌うことが大好きだという気持ち」さえ持っていれば聞く人を楽しませる歌が歌えるというアテナのアドバイスを思い出し、感動的なカンツォーネを歌い上げます。

そしてクライマックス。

アテナがアリスの左手の手袋をはずします。
アリスのシングル昇格が決定。

「希望の丘」に来たのでここまでは予想の範囲ですが、この後、アテナはアリスの右手の手袋もはずします!?
なんとペアからいきなりプリマに昇格してしまいました。

「水先案内業界の次世代を担う逸材であるあなたに対して、ゴンドラ協会は並々ならぬ評価と強い期待を込めて、過去に例のない大英断を下しました」 by アテナ
ということらしいです。
そしてアリスの通り名はオレンジプリンセス。

さすがにこの英断には灯里と藍華もかなり驚いていましたが、この快挙を素直に祝うところが清々しいです。
それでも藍華は負け惜しみの一言くらい言いそうですね。
次回、その言葉が聞けるかな(^^;


ARIA The ORIGINATION Navigation.5

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2008年03月02日

スカイガールズ OVA

これはTV放送に先駆けて2006年に制作されたOVAです。

突如発生した機械細胞群W.O.R.M.を、人類は大量破壊兵器によって殲滅。
しかし、その3年後、ミッドウェイで再びその存在が確認され、同海域にソニックダイバー隊が派遣されることになる。
ところが、その途中でW.O.R.M.が先制攻撃を仕掛けてきて・・・。

というのがおおまかなストーリー。

TV版とは若干設定が異なるものの、キャラクターデザインや主要キャラの声は同じなので、特に違和感はありませんでした。
これを観ただけではW.O.R.M.が何なのかよくわかりませんが、おそらくTV版を観ていなくても楽しめてしまう内容だと思います。
実質29分しかないのに、スカイガールズの世界観がうまく描かれています。

戦闘シーンの迫力はこちらのほうが上のように感じました。
CGを使わずにかなり頑張っています。
ナノスキンジェルの制限時間を有効に使って緊張感も盛り上げています。

それとエロ要素にも力が入っていたような気が。。。
スカイガールズのプロモーション的な意味があったはずなので、これはある意味当然ですね(^^;

あと、これを観た後にTV版の第13話「攻龍出港」を観ると、ニヤリとさせられる場面もちらほらあります。
ソニックダイバーの出撃準備場面の描写がそっくりだとか、冬后の「沖釣りポイント」に関するセリフの関連性とか、音羽と僚平の関係が周りから子供のように見られていることとか・・・、TV版はけっこうOVAを意識して創っていたのかもしれません。

30分で6090円はちょっと高いけど、これは久しぶりに買って良かったと思えたDVDでした。

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今週の一本(2008/2/24〜3/1)―『破天荒遊戯』第9話

今回は前回の続き。
まずは、ヴィンセントの正体が明かされました。
彼はオブプレーの国王が使用人に産ませた子供でした。
世継ぎの王子が流行り病で死んでしまったので、その代わりに王子になるためオブプレーに向かっているようです。

でも、護衛のソレスタには別の目的がありました。
ヴィンセントを利用してクーデターを起こし、平和な世の中に再び争いを生み出すという目的が。
ソレスタは戦いの中でしか生きられない、戦いにしか幸せを感じられない人だったようです。
昔のようにアルゼイドとバロックヒートと3人で戦いの中で生きていくことを望んでいます。
どうしてもアルゼイドを仲間にしたい彼は、ヴィンセントを狙う別の連中を利用して罠を仕掛けます。

ラゼルたちは彼らの襲撃を受けます。
魔法を使わないことに拘るラゼルは窮地に。
そこにバロックヒートとソレスタが駆けつけ一安心・・・と思いきや、ソレスタはヴィンセントを拘束し、バロックヒートはラゼルを気絶させ、二人を誘拐してしまいます。
アルゼイドが駆けつけたときには部屋には誰も残っていませんでした。
残された「糸」を見て、この襲撃はソレスタの罠だと気付くアルゼイド。

囚われたラゼルは手錠をはめられて身動きできない状態。
勝ち誇ったソレスタは
「アルゼイドもこんな無力な子供のどこが気に入ったんだか。
女としての色気があるとも思えないし」

「仲間でいることにどうして色気が必要なの?
やらしいこと想像しないでよ。
男女間に恋愛関係しか想像できないなんて、欲求不満なんじゃないの」

ソレスタは思わずラゼルを平手打ち。

ラゼルちゃん性格悪いと言うバロックヒートにラゼルは
「勝ったと思ってしまったわ今。
ちょっといい気分」

アルゼイドはバロックヒートやソレスタのことを大事に思っているはずなのに、ソレスタが自分に嫉妬するのはおかしいと言うラゼル。
それを聞いたバロックヒートは、そんなお人よしのラゼルのことが大好きだと言います。
でも「それでも今回オレはあっち側なの」とけっこう辛そう。
アルゼイドが助けに来るまで我慢してほしいと言って部屋を出て行きます。

バロックヒートが去った後、親指の関節をはずして手錠を抜けるラゼル。
左手がしばらく使えなくなっても、あくまで魔法は使いません。
そしてヴィンセントを探します。

ヴィンセントが捉えられていた部屋を見つけたものの、部屋は空っぽ。
そのとき窓の外からヴィンセントの声が。
ヴィンセントはラゼルを救うため部屋から抜け出したようです。
でも、残念ながらソレスタの仲間とバロックヒートに囲まれて身動きできません。
そこに文字通り飛び込むラゼル。
2階の窓から飛び降ります。
そんなラゼルを思わず受け止めてしまうバロックヒート。
ラゼルはすかさずナイフを突きつけます。
バロックヒートは「あ〜ら、うっかり。今って敵同士だったよね」

駆け寄るヴィンセントにラゼルが一言。
「一番の障害はここから。
残念だけど魔法やどんな卑怯な手を使っても、この人には勝てる気がしない」

バロックヒートはそんなラゼルにナイフを引かせ、関節をはずしてまで抜け出さなくても、アルゼイドが来るのを待っていればよかったのにと言います。
ラゼルは、人任せは性に合わないと応えて、格言を披露します。
「人という字は――
明らかに左のヤツが楽をしている!」

「互いに支えあっている」が正解じゃないかと言うバロックヒートに、ラゼルは自説を披露。

「左と右で長さが違うのに対等なわけないじゃない。
同じ高さにいなきゃ支えあえないなら、とことん昇って昇って昇りつめてやる。
いくらでも無茶するし、意地だって張ってやるわ。
並みの男たち相手にしてるんじゃないんだから」

と、明らかにアルゼイドとバロックヒートを意識して、自分も彼らと対等な位置に立ちたいと宣言。

これを聞いたバロックヒートは、やはりラゼルと一緒にいるほうが楽しいと、ラゼル側に寝返ります。
魔法で右手を剣に変化させて、圧倒的な強さでソレスタの仲間を打倒。


一方、アルゼイドはソレスタと決闘中。
再び争いに満ちた世の中でアルゼイドと一緒に戦いを楽しみたいと言うソレスタに、アルゼイドが一言。
「お前、それは変態だろ」
痛いところを突かれたソレスタは戦意喪失。
アルゼイドがとどめを刺そうとしたところにラゼルが割り込み、ソレスタを救います。

途方にくれるソレスタを残してその場を去るラゼル一行。
まだ諦めきれないソレスタはラゼルに襲い掛かります。
でも、アルゼイドが間一髪のところで魔法で一撃。
ソレスタの体を完全消滅。

って、アルゼイドも魔法を使えたんですね。
結局、ラゼル一行は三人とも魔法使いだったわけで、この世界には魔法使いが相当数いるのかもしれません。

その夜、雨の中で一人涙を流すアルゼイド。
冷淡に振舞ってはいても、彼の中でソレスタの存在はそれなりに大きかったようです。
そこにラゼルが傘を持って現れます。
そして、悲しむアルゼイドに何の言葉もかけられない自分の無力さを自覚し、これまで少し思い上がっていたことに気付きます。
魔法だけでは解決できないこともあると気付いたということでしょう。
この短い旅での収穫です。

そこに現れる「謎の男」ことセラティード。

ラゼル「父さん――」

ということで今回はここまで。

なんと次回が最終回のようです。
全10話だったんですね。
けっこう気に入っていた作品なので残念です。

最終回ではセラティードがラゼルを旅に出した理由とかも明かされるのでしょうか?
バロックヒートが彼に対して「あのお人」とか言っているのも引っかかるし、セラティードの正体も気になるところです。


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タグ:破天荒遊戯
posted by animisc at 13:42| Comment(0) | TrackBack(6) | 破天荒遊戯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする