2012年05月18日

今週の一本 その3(2012/5/13~5/19)―『つり球』第6話

今回は、ケイトの退院が決まり、そのお祝いにマグロをプレゼントすることにしたユキたちがマグロ釣りに挑む話。
各キャラクターの関係性がだいぶ固まってきて、後半には話が大きく動きました。
前半の日常パートと後半のミステリパートの落差がけっこうクセになります。
ここにきてもまったく飽きさせません。
おまけとしては、えり香に巫女服モードがあることが判明(^^;
これもまたよかったです。


さて、この作品は2つの柱から成り立っていると思います。
1つはキャラクターの友情&成長。
ユキたちの友情の深まりは言わずもがなですが、今回は特にユキの成長がはっきりと描かれていました。
これまでは口を動かさずに心中でつぶやくことが多かったユキが、積極性が増し、些細なこともちゃんと口に出して話せるまでになっています。
アキラはまだユキ、ハル、夏樹の3人組に完全になじみきっていませんが、4人が1つのチームとして形になり始めました。
立場も目的も異なるアキラが釣りを通じて徐々に距離感を詰めていく様子は見ていてほのぼのします。

もう1つの柱は“アイツ”を捕らえる(?)こと。
“アイツ”の正体はまだ謎ですが、居場所は人工漁礁・明海(あけみ)の海中のようです。
どうやらこれが神隠しを起こしているらしいこともわかりました。
とはいえ今のところ完全に行方不明になる人は出ていないようで、被害にあった人はほどなく発見されています。
そして今回、ユキたち4人組が被害者の仲間入りです。
被害にあうと記憶と時間の喪失や場所の移動を伴うのはアブダクションによくある現象。
“アイツ”はハルと敵対する宇宙人なのでしょうか。
ハルは“アイツ”を捕獲しようとしたようですが、頭の上に浮かぶ謎の三角形の力は圧倒的に“アイツ”のほうが強いらしく、意識を乗っ取られてしまいました。
意識が戻ったハルが「きゅ~ん♡」となっていたのは、“アイツ”に魅了されてしまったからなのかもしれません。


「茅ヶ崎で失踪したサーファー江の島で発見」という事件について調べるアキラが行き当った、江の島に古くから伝わる伝説も気になるところです。
この伝説は、神隠しを起こす龍とそれを鎮める天女の話でした。
それを記したと思われる絵巻物には次のような絵が描かれていました。
①鬼に襲われる村人
②踊る村人たちと、その中心で輝く魚を掲げる村人。その上空には雲に乗る天女たち
③海で龍に襲われる娘
④天女の指導(?)で釣りをする村人
絵巻物なので物語の流れとしてはこの順番で間違いないはずですが、どうも時系列がぐちゃぐちゃのような。
それに①に鬼がいる理由もよくわかりません。
とりあえず、龍による災厄を鎮めるために村人たちが踊って天女を呼び寄せ、魚を供えて龍を鎮めてもらったということでしょうか?
ちなみに、第1話アバンでは紫の雲(UFO?)に乗って現れた天女の笑顔で、5つの頭を持つ龍を魅了したと語られていました。

現代(作中)では、天女(ハル)に認められた村人(ユキ)が魚を釣って、村人たち(江の島の人たち)が踊り(江の島踊り)で天女(ハルとは別の宇宙人?)を呼び出し、龍(“アイツ”)を鎮めることになるのでしょうか。
一方で、“アイツ”が人々の記憶を操作して踊らせるのは、かつて自分を魅了した天女に再び会いたいからなのかもしれません。


ということで、話は動いたもののまだ謎が多いです。
今後どういう展開になるのかとても気になります。


最後に。
今回はアキラとえり香の会話が何気によかったです。
「えり香ちゃんだいぶ感じ違うね」
「そう?似合ってる?」
「なんかちょっと妙な感じだ」
頬をふくらますえり香。
「アキラ君に言われたくない」
うん、なんかいい(^^;

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タグ:つり球
posted by animisc at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | つり球 | 更新情報をチェックする