Ruiが同じアパルトマンに住みたいと言うのを聞いて焦ったり、マルレ・オケの演奏を聴いて一人で乗り突っ込みしたり、これが本来の千秋なんでしょうか。
指揮者コンクールに優勝した千秋は、2回の公演の権利を与えられたわけですが、1回目の公演は第4話で描かれたウィルトール交響楽団での指揮でした。
そして2回目がデシャン管弦楽団の公演だったようです。
デシャン管弦楽団は若手指揮者を探していたようで、指揮者コンクールで2位だったジャンにも指揮させていました。
その結果、採用されたのはジャンのほう。
お堅い地味目な指揮者が続いたからジャンのような華やかなスター性のあるタイプが欲しかったんだろうと言うオリバーの慰めの言葉も逆に千秋を落ち込ませてしまいます。
そんな千秋にルー・マルレ・オーケストラから常任指揮者就任の依頼がきます。
若き日のシュトレーゼマンが音楽監督を務めたこともある伝統のあるオケ。
ウィルトール交響楽団での指揮を気に入ってくれた音楽監督のデプリースト氏が推してくれました。
これまで1度も見たことがないオーケストラなので、千秋はのだめを誘って定期公演に出かけます。
伝統あるオケということで多少の期待はあったのでしょうが、奏でられるのは大雑把でめちゃくちゃな演奏。
奏者全員が集団食中毒にでもかかっているかのよう。
演奏終了後、千秋はロランと遭遇します。
彼の話によれば、かなりの数のメンバーが突然やめてしまい、エキストラが入っていたようです。
なぜやめてしまったのか理由は聞けませんでしたが、かなり問題を抱えていそうなオケです。
千秋は今後のことを思い、ショックを受けてしまいます。
一方のだめは、黒木くん(オーボエ)とポール(バソン)の三人で室内楽の「ヤキトリオ」を結成しました。
それを知ったターニャは、メンバーにいい男がいないかどうか興味津々。
のだめは「天才的演奏者で渋いサムライボーイ」がいると答えます。
千秋タイプと思ったターニャは紹介して欲しいと頼みますが、このサムライボーイは青緑色の黒木くん。
なんだか面白いことになりそうな予感が。
場面変わって、のだめはコンセルヴァトワールの校舎内でRuiと出会います。
Ruiに一方的に対抗心を抱いているのだめは彼女の後をつけますが、なんだかんだで千秋に会いに行くことになったようです。
市場で千秋と再会したRuiは千秋に挨拶のキス。
それを見て嫉妬したのだめは千秋に飛び掛ります。
そしてRuiは、千秋がネックレスを贈ろうとしていた相手がのだめなんだと気付きます。
確かに知的美人系ではないと納得。
その後、三人は千秋の部屋へ。
演奏活動を中止してコンセルヴァトワールに留学したというRuiは、明日、部屋探しを手伝ってほしいと千秋に頼みます。
のだめは二人の会話の内容を理解できていない様子です。
中国語で話していたのでしょうか?
何を約束していたのか尋ねるのだめに、千秋は「べつに」。
はっきり答えればいいものを、言葉を濁したためにのだめが再び嫉妬。
またとび蹴りを食らうことを恐れたのか、千秋は慌ててのだめを部屋から追い出します。
千秋 「なんだか面倒なことになってきた」
[追記]――――――――――
のだめが千秋に「何をpromiseしたんですか?」と尋ねていたことからすると、千秋とRuiは英語で話していたと考えたほうが良さそうです。
世界をまたにかけて音楽活動をしているなら英語でコミュニケーションをとるほうが自然ですね。
のだめはまだ英語版の「プリごろ太」を観ていないようです(^^;
――――――――――――――
翌日。
千秋は、正体を隠してマルレ・オケのリハーサルに参加することになります。
奏者が不足しているので、友達のテオに誘われたロランが千秋にも声をかけてきました。
いくらなんでも次期常任指揮者だとばれてしまうと言って躊躇う千秋。
ロランは眼鏡とハードワックスを差し出して千秋を変装させます。
名前はニッサン・トヨタ(仮名)。
ブラン劇場に到着した千秋は、飛び込みにもかかわらずあっさり参加を認められます。
なんて適当な(^^;
ところがここで悲しいお知らせ。
指揮者が二度と戻らないと言ってポーランドに帰ってしまいました。
リハーサルは中止されてしまいます。
代わりの指揮者を探さなければならないので、テオがコンマスのシモンと相談。
ロランの提案で千秋の名が挙がりますが、シモンは猛反対します。
自分たちオーケストラの承認もなく音楽監督のデプリースト氏が勝手に決めた指揮者など認めないと強く反発しているようです。
でも、「パリ在住で若くて安い指揮者」だからいいじゃないかと言うテオが無理やり決定。
このやり取りを聞いていた千秋は、なぜ自分がこれまで何の関わりもなかったオーケストラの常任指揮者になれたのかを理解します。
結局、近場に住んでいて安く雇える指揮者なら誰でも良かったようです(^^;
その頃、千秋と部屋探しするはずだったRuiは待ちぼうけ。
アパルトマンの前で座り込んでいたところをフランクたちに見つかり、部屋探しを手伝ってもらっていました。
残念ながら部屋は見つからなかったようで一同はアパルトマンに戻ります。
ユンロンは見つかるまで手伝うとノリノリです。
中国人民の憧れだと、Ruiに心酔しきっているようです。
ここでRuiが留学の理由を口にします。
「私、自由が欲しかった。友達。出会い。ときめき」
Ruiに夢中なユンロンは「Ruiさん、ときめきなら僕が力に」
でも残念ながら、Ruiの答えは「ハハハハ。やだユンロン。ありえないでしょう」
ユンロンはあっさり振られてしまいました(^^;
このとき千秋がアパルトマンに戻ってきます。
千秋は、Ruiを囲むパーティーの騒ぎが気になるもののとりあえず部屋へ。
そこにエリーゼから仕事が入ったという電話が。
マルレ・オケがぜひとも千秋に指揮して欲しいと言ってきたと話すエリーゼ。
事情を知っている千秋は電話を終えた後いつものようにキレてしまいます。
でも、すぐに気を取り直し、何とかしようと気合を入れます。
「がんばろう。シュトレーゼマンたちが守ってきた伝統のオケなんだ」
なんだかんだ言いながらも、千秋はいつもとことん前向きですね。
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のだめカンタービレ 巴里編 第6話
Leçon 6 千秋常任指揮者に就任
演出
高島大輔
脚本
榎戸洋司
キャスト
野田恵 川澄綾子
千秋真一 関智一
黒木泰則 松風雅也
フランク 浅沼晋太郎
ターニャ 伊藤静
孫 Rui 大原さやか
ユンロン 日野聡
エリーゼ 佐久間紅美
オリバー 安元洋貴
ロラン 石井真
テオ 興津和幸
ポール 保村真
シモン 津田英三
ロランの祖母 片貝薫