こんなところでも揺らすか、ってくらいに丁寧に揺らしていました(^^;
まぁそれは冗談として、本当はマキナがオーリへの理解を深めて、また少し心を開いた回。
今回からエンディングの動画が少し変更されて、オーリが袈裟をまとうイメージが追加されたので、オーリがいずれ契約僧になるのは間違いなさそうです。
契約を結ぶ屍姫はマキナということも確定でしょうか?
そのためには景世が命を落す必要があるのですが・・・。
ということで本編。
今回の本題でもある、マキナとオーリの関係の微妙な変化についてはけっこうあっさりと描かれました。
まずオーリが、ミナイがどうなったのか聞き出そうと寺の前でマキナを待ち伏せします。
でも、寺から出てきたマキナは、もう関わるなと言ってオーリのことをそっけなくあしらいます。
その後、ふとしたきっかけから、マキナは景世からオーリの過去について聞かされます。
とはいっても、景世が一方的に話し始めたわけではなくて、マキナのほうからオーリがどういう人間なのかという質問をしました。
この時点ですでにマキナはオーリのことがかなり気になっているようです。
前回、オーリがミナイのことだけ呼び捨てにするのを気にしていたのは、自分のことも呼び捨てにしてほしいという気持ちの表れだったのかもしれません。
そういう自覚があるかどうかはわかりませんが。
景世によれば、オーリは3歳くらいのときに拾われた子供。
そのときのオーリは、服の着方やトイレの使い方などをまったく知らなくて、通常の感情表現もできなかったそうです。
拾われてくる前はどこで何をしていたのかということもいずれ重要になってくるのかもしれません。
景世のもとで暮らすオーリは、ある日、猫を拾ってきます。
この猫と一緒に暮らすことで、景世にはオーリが少しずつ変わっていくように見えました。
ところがこの猫は車に轢かれて死んでしまいます。
それでもオーリは人間らしい感情を表しません。
景世は言います。
「死んだやつにオレたちがしてやれることは、死後思い出してやることと、泣くことだけだ。
坊主は死んだやつのためにいるんじゃない。
生きて悲しみに沈む人のためにいる。
だからオーリ、泣くんだ。
泣けばいい」
この言葉を聞いたオーリの中で何かが変わったようです。
オーリは号泣し、初めて感情をみせました。
そういうことがあったからなのかどうか、オーリは死に対して人とは違う考え方を持っているようです。
だから屍姫のことも怖がらずに普通に接している。
この話を聞いたあと、マキナは再び寺の前でオーリと出会います。
オーリは、ミナイのことをほとんど知らないからまともに思い出すこともできないと言って、もう一度マキナにミナイのことを聞かせてほしいと頼みます。
マキナはしばらく考え、「お茶しかないわよ」と言ってオーリを寺に招き入れます。
この場面でのマキナには、これまでとは違ってオーリに対する刺々しさが感じられません。
なかなか興味深い変化でした。
今回はほかにも気になる点がありました。
これまでにも何度か登場して、なぜか普通にオーリと会話している猫です。
この猫は、景世の話に出てきた、オーリが拾ってきた(そして死んでしまった)猫のようです。
オーリ以外の人には見えないということなので、オーリの妄想かと思いきや、マキナにも見えていました。
そういえば、第5話では背信僧の赤紗にも見えていました。
いったいどういう存在なのか気になるところです。
まぁその前に、自分の妄想ではなくて(すべてではないとはいえ)他人にも見えている「猫」と普通に会話しているオーリのほうが不思議な存在かも(^^;
さて、本題よりも長い時間を取って丁寧に描かれた「お胸様」ですが、彼女は人喰いビルで助けてもらったマキナに対して特別な感情を抱きました。
残念ながら今回はマキナに拒絶されて引き下がることになりましたが、とりあえず次回も登場するようです。
単なるゲストキャラではなくて、けっこう重要なキャラなのでしょうか?
まさか、彼女がオーリの屍姫になる?
マキナに対する未練があるので、屍姫になる条件はクリアしていそうだし(^^;
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公式サイト
http://www.starchild.co.jp/special/shikabanehime/
屍姫 赫 第9話
その胸にトキメキを
演出
むらた雅彦
脚本
會川昇
キャスト
星村眞姫那 秋山奈々
花神旺里 羽染達也
田神景世 藤原啓治
春日望 丸山美紀
高遠 入野自由
旺里(少年時代) 小林由美子
犬彦瑞樹 大浦冬華
牛島尋維 奈良徹
黒猫 堀江由衣
送儀嵩柾 川島得愛
山神異月 中村知世
壬生貞比呂 諏訪部順一
遠岡アキラ 悠木碧
墨鳥 庄司将之
恵美 有希
ミカ 朝倉さくら
男子① 金野潤
男子② 中西尚也
自分が知っているアニメレビューサイトの中で、一番efのレビューが素晴らしいサイトだと思います。わかりやすいし、読みやすい。おまけにパスまで書いてありますしw
是非読みたいです。
そう言っていただけるとすごく嬉しいです。
このブログでは、毎週自分が特に良かったと思ったアニメのレビューを書いているので、特定の作品のすべてのエピソードのレビューを書くことはまずないと思います。
efは1期があまりに良すぎたので、2期は特別にすべてのエピソードのレビューを書こうと思っていましたが、8話、9話と(自分的には)あまり出来が良くなかったので書かないことにしました。
書いても愚痴ばかりになって、読む側も書く側も気分が悪くなりそうなので。。。
せっかく訪問していただいたのに、ご期待に添えなくて申し訳ありません。
とりあえず8話、9話とCパートだけは良かったので、明日か明後日に時間が取れれば、そこだけを重点的に書いてみますね。
それまでは公式サイトの四コマでお楽しみください。第9話のパスは「QUARTZ」です。