レオパルドに不足しているパーツを揃えて完全なキングになってから、敵と戦うことになりそうです。
敵というのは、箱人間が所属する組織、またはネルヴァルということになりそう。
ネルヴァルは前回、レオパルドの反物質砲で消滅してしまいましたが、公式サイトのMAIN CASTには「ネルヴァル・・・銀河万丈」でクレジットされているので、ほかにも何体かいるのだと思います。
あるいは、ネルヴァルというのはあのロボットの名前ではなくて、背後にいる存在の名称なのかもしれません。
ということで、今回のエピソードもレオパルドのパーツ集め(泥棒)からスタート。
国際コロニー技術見本市にコンパニオンになって潜入した秋葉とほのかが、ピラミッド状の巨大な構造物を盗みました。
というか秋葉は単におとりとして使われただけであまり役に立っていなかったようですが。
場面変わって、ブーゲンビリアとミンタオ。
幹部達に呼び出された二人は、秋葉とレオパルドの間になんらかの関係がありそうなことを聞かされます
いつきがレオパルドに潜入したときに撮影した映像から、そこに秋葉がいたことが公安にばれてしまいました。
ブーゲンビリアとミンタオは、どうやら公安の忍者らしく、前回いつきの暗殺を許してしまった失態の汚名をそそぐため、今度は秋葉を内偵することになります。
この会話を盗聴するニーナ。
ニーナはこのことをすぐにウルと「天国の」いつきに知らせます。
その頃、スール学園は学園祭の真っ最中。
イモちゃんたちナビ人のクラスの出し物は乗り物カフェ。
風音に協力してもらい、クラシックな乗り物をたくさん揃えたようです。
それを見たウルは
「おいおいおい、ありゃ二式空挺じゃないのか? すっげぇなぁ」
ウルもナビ人。
乗り物には目がないようです。
一方、秋葉は理事長室に呼び出されます。
理事長室に行った秋葉が見せられたものは「大事なものを取り返す」と宣言する犯行予告ビデオでした。
秋葉の端末から学園のメインフレームに送信されてきたので、秋葉が呼ばれたようです。
理事長は、これは誰かのイタズラだろうと言ってくれて、エミリオがICPに通報しようとするのも止めてくれます。
秋葉の端末がハッキングされているのかもしれないと考えて念のために知らせてくれただけのようです。
ビデオに映っているのがレオパルドだということは、見る人が見ればバレバレ。
エミリオには当然ながらわからなかったようですが、理事長はどうだったのか・・・。
今回の後半で、学園にやってきた風音と理事長が会話する場面があります。
ここで風音が、秋葉を助けてくれたことを理事長に感謝しているので、もしかすると理事長は犯人がレオパルドだと知っていたのかもしれません。
秋葉を助けると同時に、レオパルドの存在が公になることも防いだのかも。
その後、秋葉はレオパルドへ。
レオパルドはICPにばれないように6号島の近くに居座っているようです。
幼稚な犯行予告を送ったレオパルドに怒り心頭な秋葉。
正体がばれたらどうするのかと怒ります。
レオパルドは、このままではメジャーになれないとおかしな危機感を抱いていました。
そんな考えに至った原因は、秋葉の端末でインターネットを検索したことにありました。
検索語は「レオパルド」
検索結果のトップは、スール学園の乗り物カフェに展示されている戦車「レオパルド」でした。
「地球時代のアナログ戦闘ユニットごときがもてはやされて、スーパーテクノロジーの塊であるボクは無視かー!」
「世間に対して名乗ったことすらないでしょ、あんた」
みもふたもない事実を冷ややかに言い放った秋葉は、レオパルドから端末を取り返します。
イモちゃんは、パソコンなど使わずにレオパルドが直接ネットに接続すればいいと言いますが、レオパルドは「自分の高貴な魂を保護するため、普段は閉回路となっているのだ」
それを聞いたイモちゃんは「引きこもりってわけですか」
レオパルドはネットに接続せずに単独で行動していたために、これまで存在が公になっていなかったのかもしれません。
それはさておき、レオパルドは、予告を出したので作戦をこなさなくてはならないと、再び秋葉を働かせようとします。
スクールコロニーから陽電子マトリクスを回収してくるよう命令。
秋葉とイモちゃんは、何かするときは自分たちの許可を取るようレオパルドに言い聞かせます。
再び学園祭。
いつきはなぜかボンデージ姿で屋台を手伝わされています。
ウル 「お前なぁ、不意を突かれるとホントだめだなぁ」
いつき 「反射的に引き受けてしまいました。不覚です。ですが、仕事をまっとうするのもポリシーです」
そこにお客としてやってきたのが、秋葉を内偵するために学園に紛れ込んだブーゲンビリアとミンタオ。
いつきはすぐに二人の正体に気付きました。
二人のほうは、変装しているいつきに見覚えがあるような気がするものの、いつきだとは気付きません。
公式サイトのキャラ紹介によれば「ICP中央公安部所属のエリート捜査官」らしいですが、どうも抜けていますね(^^;
そのとき、怪我をした一人の男性が倒れこんできます。
彼が口にした言葉は「405学令再編特区で生徒が暴れている」
学令再編特区とは、現状の教育システムに反対している生徒達が集まっている場所だそうです。
暴力事件が起こっていると知ったいつきはすぐさま行動開始。
みずからカツラを外して現場へ急行。
一つのことに夢中になると、ほかのことにはまったく気が回らなくなるようです。
いつきの素顔を見たブーゲンビリアとミンタオは驚愕。
いつきが実は生きていたのだとは考えず、幽霊が出たと思って逃げ出してしまいます(^^;
その頃、秋葉とほのかは電話で会話中。
秋葉は陽電子マトリクスの回収をためらっているようですが、ほのかは予告状の有無に関わらず回収は決定事項だと言い張ります。
「キングの不利になることを許すことはできない」
このとき、ほのかはなぜかダンボールに入っています。
このダンボールは以前ほのかが出てきたダンボールとは色が違うようです。
ほのかが現地調達したのでしょうか?
ダンボールがないと落ち着かないのかも(^^;
405学令再編特区。
赤いダンボールを頭からかぶった男が暴れています。
いつきが駆けつけますが、彼の「力」に手も足も出せません。
いつきは彼がex-QTだと気付きます。
生徒会もやってきますが、彼らが行動を起こす前にほのかが現れ、男を倒します。
このとき、ほのかも「力」を使うのですが、生徒会の面々はまったく驚いていないようです。
とりあえず事件は解決したようなので、その場を離れるいつき。
現場を離れながら考えをまとめます。
「ex-QTが野放しになっている。
私のようなフラットレベルのQTですら申告と管理は徹底されているのに。なぜ?」
いつきの頭に次々と疑問がわいてきます。
秋葉が大戦中のQTアームズを操縦していたのはなぜなのか?
さっきの男の格好は、いつきが幼い頃に見た、吹雪の中を行進する集団と同じなのではないか?
いつきの回想には、赤いダンボールをかぶった集団とボスらしき存在の影が。。。
そこにウルが遅れてやってきます。
今のいつきには警察活動の権限がないのに勝手な行動をとったので怒っています。
いつき 「そうでした。自分が死んだことを忘れていました。不覚です」
ウル 「律儀に言うとおかしな感じだな」
ウルは、とりあえず何があったのか尋ねます。
いつき 「またex-QTです。ex-QTが、箱人間のもう一人のex-QTと、この間の生徒会のex-QTが・・・あ、いや?」
いつきは激しく動転して思考がぐちゃぐちゃなようです(^^;
とりあえず今の時点でex-QTだと判明したのは箱人間とほのかだけですね。
生徒会メンバーについては、優秀なのは間違いないですが、ex-QTかどうかは現時点では不明です。
ウルの勧めでひとまず帰って落ち着こうとしたとき、今度は秋葉がやってきます。
いつきは秋葉のこれまでの行動を説明してもらおうとまくし立てますが、まだ思考が混乱しているらしくふらつきながら頭を抱えてしまいます。
それを見たウルは心配そう。
ここまでのいつきの動きは、なんだか人間と言うよりもロボットに近いような気がします。
もしかしてこれまで異常なドジっぷりを見せているキャラクター達(いつき、ブーゲンビリア、ミンタオ)はみんなロボット(アンドロイド)なのでは?
あるいは、いつきは記憶を改竄されているために重要なことを考えようとすると記憶が混乱するのかもしれません。
ここで秋葉はやっと、いつきがICPの人間だと気付きます。
ウル 「今頃気付いてんのかよ。まったく、どっちもどっちだなぁ」
いつきは、秋葉には聞きたいことが山ほどあると言って唐突に走り去ってしまいます。
あまりに不自然すぎる行動。。。
箱人間の犯行現場。
男は警察に連行されていきました。
ほのかは男がかぶっていたダンボールを見て涙を流します。
このダンボールと、第1話でほのかが出てきたダンボールは色も大きさも同じようです。
ほのかはかつて箱人間と同じ組織に所属していて、それが何らかの理由で今はレオパルドと行動をともにしているのかもしれません。
かつての仲間を倒す結果になってしまい悲しんでいるのかも。
その頃。
端末を取り上げられてインターネットができなくなってしまったレオパルド。
なぜ自分が秋葉とイモちゃんの言うことを聞かなければならないのか憤慨しています。
「これは思い知らせないといけないな」
また、しょーもない考えを思いついたようです(^^;
翌日。
犯行予告当日。
学園祭の上空に「獅子堂財団」の文字が頻繁に流れていましたが、これは広告だったようです。
広告効果が見られないので、風音が学園の理事長のところにやってきて、広告費を削減すると言い出します。
理事長は「スール学園と獅子堂家は歴代黒い仲じゃない」と、広告費削減をやめさせようとしますが、風音の考えは変わらないようです。
「そんな硬いこと言ってると、秋葉ちゃんに嫌われるわよ」
「秋葉のこと、助けてくれたのよね」
「まあね。まだ走り出したばかりだもの、つまずかせるわけにはいかないでしょ」
なかなか意味深な会話です。
ところで、第2話で秋葉の夢(?)に登場した謎の女性は、目や髪の色と年恰好が今思うと理事長に似ていたような気がします。
あれは理事長だったのでしょうか? 髪形が少し違ったので別の人?
その夜。
ついに陽電子マトリクス回収作戦開始。
陽電子マトリクスは405学令再編特区のどこかにあるようです。
前日に箱人間が暴れた場所です。
秋葉とほのかは二手に分かれて捜索します。
秋葉は「E-3」と書かれた箱を見つけます。
おそらくこれに目的のパーツが入っている。
でも実はこのとき、ほのかがすでにパーツを見つけていました(^^;
秋葉が箱に手を伸ばしたとき、いつきとウルが現れ、秋葉は手錠をかけられてしまいます。
ウル 「獅子堂秋葉。窃盗の現行犯で逮捕する」
秋葉は事情を説明しようとしますが、そのとき秋葉が持つ黄金銃を通じてレオパルドの笑い声が聞こえてきます。
「お前とボクとどちらが上か、はっきりさせようと思ってな」
秋葉はそんなことをしている場合じゃないと抗議します。
そのとき、秋葉のQテクターの一部が消え始めます。
「うははははははははは、驚いたか。スーツの制御にボクが介入しているのさ」
「ふざけるんじゃないわよ、このバカパルド」
「バカ・・・なんだとこの枯葉!」
さらにスーツの一部を消すレオパルド(^^;
いつきはあっけにとられますが、ここでなんといつきのQテクターも消え始めます。
驚いたいつきは、手錠の鍵を落してしまいます。
イモちゃんによれば、手錠を通していつきにも影響がおよんでいるらしいとのこと。
「やめてもらいたくば、早く認めるのだな。このボクが一番だということを。お前たちはしもべだということを」
怒ったいつきは秋葉と一緒にとりあえずその場から脱出します。
途中、着ぐるみを着用しますが、これはレオパルドの予想の範囲内。
レオパルド 「分解!」
爆発で着ぐるみが吹き飛ばされ、その勢いで秋葉といつきは校舎の外に投げ出されてしまいます。
そこは、地上からはるか上。
いつきは必死にしがみつきますが、それも長くは持ちませんでした。
秋葉といつきは地上にむけて落下します。
そこにイモちゃんが二式空挺で登場。
間一髪で二人を救出します。
秋葉 「レオパルドのやつめ」
いつき 「被害届けを出してください。ただではおきません」
秋葉 「うん」
泥棒と刑事の共闘開始?
校舎の屋上でその様子を見守るほのか。
その手には陽電子マトリクスが。
「ミッション、コンプリート」
今回も楽しかったです。
普通だと、ここまでストーリーが進まないとつまらなく思えてくるのですが、この作品の場合は全然そんなことはありません。
コメディー部分のテンポが良くて、いたるところで伏線がばら撒かれていくので、観ていて飽きないです。
今後もこのテンポを維持して、伏線の回収もうまくやってくれることを期待したいです。
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宇宙をかける少女 第4話
まつろはぬ者達
演出
京極尚彦
脚本
花田十輝
キャスト
獅子堂秋葉 MAKO
神凪いつき 遠藤綾
河合ほのか 牧野由依
レオパルド 福山潤
獅子堂妹子 野中藍
ソルジャーウル 黒田崇矢
獅子堂風音 田村ゆかり
獅子堂ナミ 南里侑香
エル・スール 木村亜希子
エミリオ・スール 石田彰
フリオ・スール 下野紘
真宮寺時雨 小野大輔
昴白夜 鹿野優以
ニーナ・ストラトスキー 進藤尚美
ブーゲンビリア 菊地美香
ミンタオ 小清水亜美
幹部 宮下栄治
幹部 酒井敬幸
幹部 中博史
ラベル:宇宙をかける少女




