ずっと、人嫌いの変わり者という扱いだったように思います。
今回はそんなレイコの人となりが少しだけ垣間見えたエピソード。
夏目は今回、体調を崩して37度ちょっとの熱を出してしまいます。
「薬も飲んだし、おとなしくしてれば大丈夫だよ。塔子さんには心配かけたくない」
1期ラストで藤原夫妻が自分のことをどう思ってくれているのかはわかったはずですが、まだまだ打ち解けていないようです。
そんな夏目に対してニャンコ先生は
「まったく、いつになったら気付くのやら」
夏目はニャンコ先生の言葉の意味を理解できません。
そのときニャンコ先生は、庭に妖怪がいることに気付きます。
霧葉(きりのは)という名前の、とてもどんくさくて内気な妖怪。
夏目のことをレイコだと勘違いして寄ってきたようです。
夏目はさっそく名前を返そうとしますが、霧葉の名前は友人帳から欠落していました。
友人帳は反応しているので霧葉がレイコと契約したのは間違いないはず。
夏目とニャンコ先生は、どうして名前が見つからないのか困惑してしまいます。
2人が出した結論は、レイコが霧葉の名前が書かれたページを紛失してしまったというもの。
レイコなら十分ありえることだと納得しかけます。
そこで霧葉が一言。
「あの、ボクのはそこにはないと思います」
そして明かされる真実。
レイコは50年後に名前を返すと言って、友人帳のページを木の枝に結び付けてしまいました。
「途中で取ると海が暴れだして世界が滅びてしまう」という脅し文句もつけて、とにかく50年間待つように仕向けたようです。
霧葉はその言葉を真に受けて、そのまま50年間待っていました。
ページ探しに付き合うことにした夏目は、霧葉とニャンコ先生と一緒に、目的の木がある場所に行きます。
ところが(というか当然ながら)、50年の間に木は成長し、契約書ははるか上。
森の中から目的の木を見つけるのはかなり大変そうです。
ニャンコ先生は、霧葉が無事に存在しているので契約書も無事で、このまま放っておいても問題ないと言い、探すのを諦めさせようとします。
その言葉にしたがって諦めようとする霧葉。
でも夏目は「もう少し探してみよう」と契約書探しを続けます。
偶然通りかかった田沼要や、詳しい事情は知らない笹田純などの友人達も手伝ってくれます。
さらに、ニャンコ先生の頼みでヒノエも駆けつけてくれました。
ところがここで、夏目は倒れてしまいます。
熱がぶり返してしまいました。
夏目は、友人達に送られて自宅へ。
塔子さんも友人達も、みんな夏目のことを心配しています。
田沼要 「一言言ってくれれば」
自分のことで心配をかけたくないという夏目の気遣いが、逆に心配を増幅させてしまっています。
夏目はそのことに「いつになったら気付く」のでしょうか。
その夜。
夏目を看病するニャンコ先生、ヒノエ、霧葉。
ヒノエは、眠っている夏目を見ながらレイコのことを思い出します。
周りと付き合うのがヘタなくせに、いざとなると誰かのために無茶をするところがそっくりだと。
ヒノエはかつて、森に迷い込んだレイコを困らせようとし、その途中で大切なかんざしをカラスに奪われてしまったことがありました。
それを取り返してくれたのがレイコ。
制服を着たまま湖に飛び込んでかんざしを拾ってくる無茶っぷりを見せ付けられたヒノエは、レイコの破天荒さに惚れてしまったようです。
なんともよくわからない感情の動き(^^;
ニャンコ先生はこの話を何度も聞かされているようですが、何度聞かされてもヒノエの想いを理解できないようです。
考えても仕方ないので、ニャンコ先生は話題を変えます。
なぜレイコが霧葉に海の話をしたのか?
尋ねられた霧葉は答えます。
「たぶん、ボクが海を見たいと言ったからだと」
森で生まれた霧葉は、渡り鳥から海のことを聞いて、海に憧れていたようです。
霧葉はどういうわけか森を離れることができないので、実際に海を見たことはありません。
レイコはこの話を聞いて、契約書を木の枝に結んでしまったようです。
霧葉は、レイコから聞かされた海の話を思い出しながら嬉しそうに語ります。
霧葉 「青くて、どこまでも広くて――」
ヒノエ&ニャンコ先生 「うん」
霧葉 「いつも波が揺れていて、太陽や月の光がキラキラ光ってて――」
ヒノエ&ニャンコ先生 「うん、うん」
霧葉 「首の長い恐竜が住んでて――」
ヒノエ&ニャンコ先生 「うん、うん、うん・・・えっ!?」
霧葉 「島は秘密基地になってて、運がいいと円盤が飛び立っていくところが見られたりするんですよね。すごいなー」
ヒノエ 「確かにすごいな。途中から」
ニャンコ先生 「嬉々として話してるレイコの顔が浮かぶわ」
霧葉はついに自分が騙されていたことに気付きました。
「やっぱり」と言っていたので、薄々感づいていたようですけど。
レイコがこんなに従順な霧葉から名前を取ったことを不思議がるヒノエ。
よっぽどいたずらしたかったんだろうと納得するニャンコ先生。
霧葉はひどいことをされたと落ち込んでしまいます。
夏目は、本当にレイコがひどい人だと思うのかと尋ね、熱が下がったらまた契約書を探しに行こうと言います。
見つかればきっと、レイコの本心が分かるはずだから。
翌日。
ヒノエの使いで中級妖怪たちが夏目を誘いに来ます。
ヒノエが契約書を見つけたようです。
「この上だよ。契約書があるのは」
ヒノエが示したのはひときわ大きく成長した木でした。
夏目は霧葉が自分で取ってくるよう促します。
あまりに大きな木なので最初は嫌がっていた霧葉も、やがて納得し、木に登り始めます。
契約書に辿り着いた霧葉が、鳥の声に誘われて遠くに目を移したとき、そこには青く大きな海が広がっていました。
妖怪にとって50年という時間はあっという間のこと。
レイコはそれを分かった上で、このようなことをしたようです。
ヒノエは、レイコの優しさに改めて感動します。
「レイコはそんなロマンチストじゃ・・・」
感動に浸るヒノエを横目に一言しゃべろうとするニャンコ先生の言葉は、ヒノエに問答無用で遮られてしまいました(^^;
その後一同は夏目の家に戻ります。
夏目が霧葉に名前を返し一件落着。
すべてが終わったとき、霧葉が一言。
「寂しいな。何も残らないなんて」
それに対して夏目は「残ってるよ」と言いながら、霧葉の手を霧葉の胸に運びます。
ということで今回はここまで。
レイコの内面に(ちょっとだけ)触れてくれた、いいエピソードでした。
相変わらずしっとりした作りで好感が持てます。
あとは、夏目と友人達との人間同士の関わりのほうも、もう少し突っ込んだ描写をしてくれれば完璧なように思います。
個人的には、レイコの死の謎(?)が1期の頃から気になっているのですが、それについても今後明かされるのでしょうか?
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続 夏目友人帳 第5話
約束の樹
演出
松本マサユキ
脚本
金巻兼一
キャスト
夏目貴志 神谷浩史
ニャンコ先生・斑 井上和彦
夏目レイコ 小林沙苗
藤原塔子 伊藤美紀
田沼要 堀江一眞
笹田純 沢城みゆき
西村悟 木村良平
北本篤史 菅沼久義
霧葉 寺崎裕香
ヒノエ 岡村明美
一つ目の中級妖怪 松山タカシ
牛顔の中級妖怪 下崎紘史
ラベル:続 夏目友人帳 「夏目友人帳」シリーズ
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