最終話前で伏線をばら撒いているように思えたのでどう展開するのか心配でしたが、脇道にそれずに本筋に絞り込んで描かれていたので一応綺麗にまとまっていました。
ナタルとバーディーの激しい戦闘シーンの要所要所に早宮のプレゼンが挿入されていたのも印象的。
六本木の避難所に暮らす人々の現状が、アルタ人の境遇やナタル&バーディーの現状とうまくシンクロして二人の心境をうまく補完していたように思います。
内容は、ナタルとバーディーの戦闘が全体の4分の3くらいで、残りは後日談といった感じ。
この後日談も、一方では陰謀の匂いを漂わせ、もう一方ではしんみりと感動させるという最終回に相応しい作り方。
シリーズ全体を通した印象としてもかなり満足のいく作品でした。
そうそう。
前回、モスが核の時限装置をセットしていたので、東京で再び大破壊が起こるのかと思っていましたが、それはありませんでした。
悪に徹しきれない犯罪者・ヴァリックが解除してくれました。
その後彼がどこに行ったのかは不明。
さて、今回メインとなる戦闘シーンですが・・・。
第7話に続き、再び物議をかもしそうな戦闘が繰り広げられました。
個人的には1つの作品として全エピソードで絵柄を統一してほしかったなというのが正直な感想。
動きは面白いけど、ここまで絵柄が通常とかけ離れてしまうのはどうなんでしょうね。
さて、本編。
軽く前置きはあったものの、ラスト近くまで激しい戦闘が続くことになります。
モスを打ちのめすナタル。
復讐のための戦いがやがて快楽へと変わっていきます。
ナタルはそれをイクシオラの本能と考えているようです。
そこに同胞であるバーディーが介入。
無条件に信頼する連邦のために、捜査官として法の下で動くバーディー。
ナタルからすれば、この信頼も植えつけられたものということになるのでしょう。
ナタルは、アルタ人を迫害しイクシオラを造り出した連邦のことを信じられず、自らの力で復讐を遂げようとします。
相容れない二人の想いは平行線を辿ります。
「お願いだバーディー。邪魔をしないでくれ」
愛した女性がイクシオラとして生きていく姿は見たくない。
だから殺す。
だから殺して欲しい。
本気のイクシオラVS本気を出せないイクシオラ。
一方的に攻撃を受け続けたバーディーは気を失ってしまい、一時的につとむが実体化します。
ナタルは、つとむの話からイクシオラが戦う以外のこともできることに気付かされます。
そのとき、戦闘の余波で限界に達していたビルが倒壊。
ナタルはバーディーを抱えてジャンプします。
このときバーディーは、セントラルタワーで自分を助けてくれた人がナタルだったことを直観します。
そして、ナタルのジャンプ能力は空間だけでなく時間を越えることもできると気付いたようです。
ナタルも、廃墟の中をバーディーを抱えて歩くことで、自分がなすべきことを認識しました。
かつて出会った謎の青年のことを思い出したようです。
バーディーとキスした後、一言だけ残してバーディーの前から消えます。
「君に会いに行くよ。バーディー」
セントラルタワーのテロ現場へ到着したナタルは、まずは幼いバーディーを救います。
次に、ヴァリックの身代わりで自爆テロを行なおうとしていた自分自身に自爆テロをやめさせ、バーディーを引き渡します。
そして、幼い自分の目の前で再びジャンプ。
どの時空にジャンプしたのか、そもそも通常空間に戻れたのかどうかは不明です。
ここからは後日談。
当初の目的であるリュンカ事件の首謀者の逮捕については、バーディーがモスを確保したことで一応の決着となりました。
モスの証言から多くのことが明らかになったようです。
クリステラ・レビが地球にいることも連邦の知るところとなったでしょう。
メギウス警部からこれらのことを聞かされたバーディーは、自分が要請していた資料はどうなったのか尋ねます。
ジャンプ能力に関するイクシオラの秘密研究についての資料。
メギウス警部は、そのような事実は無かったと、研究が行なわれていたことを強く否定します。
口ぶりからすると明らかに嘘をついています。
バーディーを守るためなのか、それとも・・・。
場面は変わり、リュンカ事件で亡くなった家族の墓参りをする翔子。
翔子は再び歩けるようになりました。
そこにバーディーがやってきます。
バーディーはナタルからのプレゼントだと言って翔子に小さな箱を渡します。
公にはナタルは外国に行ったことになっているようです。
箱の中に入っていたのはキュルクでした。
「直接送ってくれればいいのに。
なにそのワンクッション。
微妙に嬉しくない」
相変わらず「恋のライバル」に手厳しい翔子ですが、キュルクのことは気に入ってくれたようです。
翔子と別れたバーディーは室戸と会います。
室戸は大き目の封筒を渡して去っていきました。
封筒の中には盗撮したナタルとしおんの写真。
バーディーはハッと息を飲み、消えてしまったナタルに思いを馳せます。
「あたし、待ってるよ―――ナタル」
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鉄腕バーディー DECODE:02 第12話
Before Long
演出
赤根和樹
古賀一臣(演出助手)
脚本
水上清資
キャスト
バーディー 千葉紗子
千川つとむ 入野自由
ナタル 松風雅也
早宮夏美 伊藤かな恵
室戸圭介 藤原啓治
須藤良太 浅沼晋太郎
千明和義 白石涼子
中杉小夜香 坂本真綾
ヴァリック 浅沼晋太郎
モス 甲斐田裕子
メギウス 青山穣
幼いナタル 大原さやか
各務翔子 川澄綾子
イルマ 真山亜子
ヴァイオリン 能登麻美子
クリステラ・レビ 兵藤まこ
正久保 大原崇
羽沢昌之 高城元気
北村可奈絵 寿美菜子
警官 興津和幸
警官 金光宣明




