2009年07月12日

今週の一本 その3(2009/7/5~7/11)―『CANAAN』第2話

この作品はゲームが原作で、アニメではその2年後が描かれているようです。
ゲームはプレイしていないのでまだ背景が良くわかっていませんが、アクションシーンに勢いがあるのでそれなりに楽しめている状態。

とりあえず、アルファルドは「蛇」と呼ばれるテロ組織のボスで、上海で開催されるMBCR(対テロ国際安全協力会議)を妨害しようとしている(?)ということでしょうか。
カナンは、「蛇」の敵対組織の依頼で、この妨害行為を阻止しようとしているようです。

マリアは、2年前に渋谷で起きたウイルステロに巻き込まれ、ウーアウイルスに感染させられたけれども、父親が開発した抗ウイルス剤で一命を取り留めたようです。
ただし、ショックのため事件の記憶をほとんど失っている様子。

ウーアとは、スワヒリ語で花、そして同時に死を意味する言葉。
感染すると、約12時間で体中から出血して死亡してしまう、致死率100%の殺戮兵器だそうです。

第1話に出てきたアンブルーム(花が咲かない)と呼ばれる人たちは、このウイルスに感染して生き残った人たちなのでしょう。
感染させられた場所は、おそらくダイダラ社の研究所。
ウイルスの副作用(?)として共感覚を誘発させるような効果があって、共感覚をIFF(敵味方識別装置)に応用するための実験体にされていたのではないでしょうか。
ただし、まだ研究段階なので共感覚の誘発を制御できていなくて、強い刺激を受けることで「オーバーロード」状態になって死亡してしまうのかもしれません。

そして、この貴重な検体を奪おうとした第3の勢力があって、それに協力していたのがサンタナということになるのかも。
その試みは失敗してしまったので、サンタナはこの件から手を引くことにしたようですが。


今回は、CIAに捕縛されたアルファルドが仲間に救出され、上海での活動を本格的に開始したようです。
そして、マリアが上海に来ていることを知り、マリアを暗殺しようとしました。
このへんの流れはゲームをしているとすんなり受け入れられるのかもしれません。
抗ウイルス剤を開発したマリアの父親への逆恨みといったところでしょうか?

あと、シャムという人物も今のところナレーションで出てくるだけで、詳細は謎です。
これまでのナレーションからすると、カナンとアルファルドを戦士として育て上げた人物なのかもしれません。
今回、アルファルドが彼からの手紙を受け取っていましたが、その内容が気になるところです。

気になるといえば、ラストに出てきた大きなネコです(^^;
あれはハッコーだと思いますが、彼女はなぜマリアと御法川を「招いた」のでしょうか?
サンタナは手を引いたはずなのに・・・。


ということで、まだまだわからないことだらけですが、画的にはかなり力が入っているし、ストーリー面でも惹き込まれる何かを持った面白そうな作品だと思います。
また、音作りの面でも気合が入っています。
地下に伸びる階段で、サンタナの声にエコーをかけて、堅い壁に囲まれた狭い空間にいることをうまく表現していました。
その場の雰囲気を、画だけでなく音の面からも上手に演出していて、なかなか良かったと思います。

視聴アニメ一覧に書いたように、一抹の不安はありますが、とりあえず今後に期待したいと思います。


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公式サイト
http://www.canaan.jp/

CANAAN 第2話
邪気乱遊戯(じゃけらゆうぎ)

演出
浅井義之

脚本
岡田麿里

キャスト
カナン       沢城みゆき
アルファルド    坂本真綾
大沢マリア     南條愛乃
御法川実      浜田賢二
シャム       大塚明夫
サンタナ      平田広明
ハッコー      能登麻美子
リャン・チー    田中理恵
カミングズ     大川透
ユンユン      戸松遥
夏目        皆川純子
タクシードライバー 中田譲治
頭山編集長     塾一久
老人        麦人
ハトリ       大原崇
CIA特殊部隊員    青木強
中華屋店主     金光宣明
ブローカー     御園行洋
ラベル:CANAAN
posted by animisc at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | CANAAN | 更新情報をチェックする
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