セシリーは、このキャンベル家の家訓に従ってほんとうにまっすぐ育てられたようで、これまでの言動もそれを反映していました。
唯一の欠点は、いざ戦いとなったときに相手を殺す覚悟ができていなかったこと。
そのため志とは裏腹に、肝心な場面でみごとなヘタレキャラになりさがってしまっていたのですが、今回ついに、セシリーはこの欠点を克服しました。
友人になる約束を交わしたアリアを守るというきっかけを得て、一歩前進することができたようです。
それにしてもこの作品、他の作品に比べてアゴパク率が高いような?
クチパクよりも手間がかかるはずなのに、細かいところで頑張っていますね。
さて本編。
セシリーは競売で魔剣(アリア)の実演をすることになりました。
ハンニバルやハウスマンは、アリアを囮にして黒衣の男を捕らえるつもりのようです。
そのために競売会場で犠牲が出るのは仕方がないと考えています。
他人への悪魔契約もできる黒衣の男を放っておけば、今後どのような事態になるかわからないので、多少の犠牲は伴っても早急にケリをつけておきたいのでしょう。
その頃、黒衣の男はジャック・ストラダーを使って魔剣を手に入れようと動き出していました。
競売当日。
まんまとそそのかされたジャックは会場に現れます。
ジャックの存在とその不穏な動きに気付いたセシリーは、ジャックを止めようと必死に叫びますが、時すでに遅し。
悪魔と化したジャックは、あっさりと魔剣を奪ってしまいます。
自分ではどうすることもできないセシリーは、ルークの力を借りようと懇願します。
ルークはまったくとりあいません。
でも、リサの言葉で考えを変えます。
「私からもお願いします。私だってアリアさんを見捨てられません。わかるはずです。だって、アリアさんは私と・・・」
アリアを取り戻すにはジャックを倒さなければならない。
でも、ルークの刀をもってしても悪魔と化したジャックを倒すことはできないようです。
ルークができることは、ジャックを取り巻く炎を刀で剥ぎ取ること。
とどめはセシリーが刺さなければなりません。
「セシリー・キャンベル。お前に切れるのか。ヤツだって元は人間なんだぞ」
少し躊躇ったセシリーは、ジャックを切る覚悟を固めます。
「剣で命を奪わなければ誰かを守れない。
それが騎士の現実。
ならば・・・」
セシリーは一歩前進するための答えを見つけたようです。
ルークはジャックを取り巻く炎を剥ぎ取ることに成功し、さらにジャックの右腕も切り落としました。
しかし、ここで刀が壊れてしまい、ルークの出番は終わり。
次はセシリーの出番です。
ジャックの右腕に握られていた魔剣を手にしたセシリーは、これから倒すジャックに対して、さらに自分自身に対して、誓約を交わします。
「お前が、かの戦争でどのような苦しみを受けたのか、私には分からない。それを救うなどおこがましいに違いない。それでも誓おう。私は、この目に映るすべてを救う。この世に光と影があるならば、私は光に立ち続ける。どこまでも理想を掲げて、必ず戦い抜いてみせる」
戦いが終わり、廃墟となってしまった競売会場。
セシリーとアリアが、瓦礫の下敷きになって倒れているジャックのもとに歩み寄ります。
「あなたの名を聞きたい・・・・・・」
「ジャック・ストラダー・・・彼が風に乗せてそう言ってる」
「ジャック・ストラダー。私はセシリー・キャンベル。あなたを殺した女だ。私の名を、ゆめゆめ忘れるな。私もあなたの名を永遠に忘れない」
セシリーが見つけた答えは、倒した相手を自分の中で永遠に生かし続けることだったようです。
その後。
ジャックの墓の前で話すセシリーとアリア。
アリアはこれでセシリーとはお別れだと悲しみます。
魔剣は災いをもたらすので、一ヶ所に留まることはできない。
これまでの持ち主と同じように、セシリーも自分を手放してしまうと考えているようです。
「次はどこかなぁ。セシリーみたいな人がいるといいなぁ」
「次はない」
「え?」
「君は引き続き私が護衛する。ずっとな」
「ほんと?」
「アリア、君は誰かを傷つける剣では決してないぞ。誰かを守る剣だ。約束してくれ。私と共に、この街を守り続ける剣になると―――君は、私の戦友になれ」
この言葉を聞いたアリアは、片膝をついてセシリーに忠誠を誓います。
「仰せのままに。剣の輝きに誓って約束します。
・・・・・・剣に二言はないよ」
ということで、今回はここまで。
セシリーがヘタレを卒業して、本格的に物語が動き出しそうです。
さてさて、今回はセシリーだけでなく、ルークのキャラもほんの少しだけ掘り下げられました。
守るべき人を危険に曝さなければならなくなったらどうするか、というセシリーの質問に対して、ルークはこう答えます。
「俺ならそいつを危険なめにはあわせない。もう二度とごめんだ。だが、どうしてもそうなったとしたら、命に代えても必ず守り抜く」
これはつまり、過去に、守るべき大切な人を守り抜けなかったことがあるということですね。
その大切な人は死んでしまって、その人を殺した相手は、アリアのような魔剣が100本あれば倒せるかもしれないというくらい強力な存在なのでしょう。
いかにも意味ありげに何度も出てくる、背景の山肌の大きな傷。
生気のないルークの左目。
ルークの店の名前(リーザ)。
その名前を聞いて悲しそうにうつむくリサ。
これらすべてがルークの過去に関係あるのかもしれません。
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聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 第4話
誓約 -Promise-
演出
曽我準
脚本
鈴木雅詞
キャスト
セシリー・キャンベル 藤村歩
ルーク・エインズワース 岡本信彦
リサ 豊崎愛生
アリア 豊口めぐみ
ハンニバル 秋元羊介
ハウスマン 井上和彦
シーグフリード 置鮎龍太郎
ジャック・ストラダー 梁田清之
レジナルド 田坂秀樹
司会 米澤円
騎士 井上剛
騎士 金光宣明
騎士 坂巻学
ラベル:聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)
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