この間、およそ半年ほどの時間が経過しているのでかなり駆け足気味ですが、千鶴が新選組に馴染んでいく様子(というか、土方たちが千鶴に攻略さていく様子?)はしっかり伝わってきたので、それほど違和感はなかったです。
またラスト近くでは、原田左之助が「あいつらが使えれば・・・」とかなり意味深なセリフを発しています。
このセリフは、第1話で斎藤一が処断した化け物じみた隊士たちの謎につながりそうです。
ということで、今回もストーリーの流れはとても静かでしたが、ラスト近くの緊張感はすごかったです。
本編。
千鶴が屯所に来てから半月。
完全に馴染みきっている千鶴は、屯所でみんなと食事をとっています。
そこに大阪出張から戻った土方歳三と山南敬助が現れます。
山南は心配そうなみんなの視線に耐えられなくなり食事を取らずに自室へ。
土方は千鶴が一緒に食事していることに気付き、千鶴を問い詰めます。
誰の許可で部屋を出ているのかと。
すると、俺が、私が、の声が続々と挙がります。
呆れる土方。
そんな土方の様子を見て、千鶴は自室に戻ろうとします。
ところが土方は「食事だけだぞ」と、あっさり千鶴に許可を出しました(^^;
それからしばらくたったある日の朝。
千鶴は勝手場に顔を出します。
そこには朝食の準備をする沖田と斎藤の姿がありました。
さらに藤堂も顔を出します。
千鶴がここにいることを誰も疑問に思っていません。
藤堂は、山南が今日も自室で食事すると言っていることを伝えにきました。
でも、実際には、山南はほとんど食べていないようです。
そのとき後ろを通りかかるのが土方です。
許可したのは一緒に食事することだけだと、あいかわらず厳しい一言。
千鶴は何か手伝いたいのだと弁解し、山南の食事の世話をしたいと申し出ます。
父のそばでけが人の看病もしていたから自分にやらせて欲しいと。
土方 「やめておけ。下手な気遣いはかえって意固地にさせるぞ」
ところが、誰が持って行っても食べないのだから、この際千鶴に・・・と沖田と藤堂が助け舟を出すと、土方はあっさり折れます。
「わかった、わかった。勝手にしろ」と言って、そのまま行ってしまう土方。
そんな土方を見て、千鶴はつぶやきます。
「土方さん、山南さんのこと心配じゃないんでしょうか・・・」
斎藤 「逆だ。むしろ、一番心配している」
山南の部屋。
千鶴が食事を持ってやってきます。
片手でも食べられるように、茶碗にご飯を盛るのではなく、おにぎりを作ってきました。
味噌汁の具も細かく切って、両手を使わなくても飲めるようにしてあります。
それを知った山南の表情がとたんに険しくなります。
「これは同情ですか?左手を使えない私が、無様にこぼしながら食べなくてすむようにとの気遣いですか?」
千鶴は否定しますが、山南はさらに続けます。
「誰の指図です?」
自分が頼んで作ってもらったのだと答える千鶴。
それを聞いた山南は、千鶴が自分の居場所を作りたいがために山南を気遣う素振りをしているのだろうと辛辣な言葉を発します。
千鶴は、そういう気持ちがないとは言い切れないと、山南の言葉を否定しません。
でも、みんなが山南のことを心配しているのだけは本当だから少しでも食べて欲しいと言い残して立ち去ります。
その後、みんなで朝食をとっているところに、山南が自分の食事を持ってやってきました。
驚くみんなをよそに、何事もなかったかのように食べ始めます。
片手では刀を持つ手も震え、自分自身に対してもどかしさと苛立たしさを感じていた山南でしたが、そんな思いも千鶴のひたむきさを前にして消し飛んでしまったようです。
元治元年(文久4年)5月。
千鶴が屯所に来てからそろそろ半年が経とうとしています。
千鶴は庭で洗濯。
活動範囲を着実に広げています(^^;
その後ろでは斎藤が一人稽古です。
千鶴の視線に気付いた斎藤は「何か言いたいことがあるのか?」
「そろそろ父を捜しに、外へ出られないものかなと思って」
「それは無理だ」
今は千鶴の護衛に回せるほど人員に余裕がないようです。
ここで、それまで黙って千鶴を見ていた沖田が、巡察に出かけるときに同行してもらうという手もあると一言。
でも、巡察は危険なので自分の身は自分で守れるだけの腕がなければだめだと付け足すのも忘れません。
千鶴は、護身術くらいなら心得ているし、小太刀の道場にも通っていたと言って、巡察に同行させてもらおうとします。
でも、そう言いながら自信なさげに視線をそらすのは何故でしょうか(^^;
道場に通っていたと言うのは本当なのかもしれませんが、自分の身を守れるほどの実力はないようです。
すると突然、斎藤が腕前を試してやると言い出します。
予想外の展開に驚いてしまう千鶴。
「遠慮は無用だ。どこからでも討ち込んでこい」と言われても躊躇ってしまい動けません。
苦し紛れに「刀で刺されたら斎藤さん死んじゃうんですよ」と言ってはみたものの、それを聞いた沖田に大爆笑されてしまいます。
「一くんに向かって、殺しちゃうかもって不安になれる君は文句なしにすごいよ」
斎藤から、どうしても刀を使いたくないなら峰打ちでこいと言われた千鶴は、ついに決心して峰打ちで斬り込みます。
でも、斎藤の居合い抜きの前にあえなく敗退。
一瞬でのど元に刀を突きつけられたことに驚き、自分の刀が飛ばされたことすら気付いていません。
ところが斎藤は、千鶴の剣には曇りがないから外を連れて歩くのに不便はなさそうだと言ってくれました。
ぶっきらぼうな言動とは裏腹に、斎藤もなにげに千鶴のことを気にかけてくれているようです。
こんなことを言われた千鶴自身が驚いています(^^;
斎藤と沖田は、巡察に同行できるように土方に頼んでみると言ってその場を去ります。
去り際に沖田は「ただし、逃げようとしたり、巡察の邪魔になるようだったら殺すよ」と釘を刺すのも忘れません。
ところが千鶴は満面に笑みを浮かべながら「はい!」
嬉しい気持ちが大きすぎて「殺す」という言葉が耳に入っていないのでしょう。
なんとも無邪気すぎます。
場面変わって土方登場。
土方は巡察への同行をあっさり許可します。
とは言っても、この夜に池田屋事件(元治元年(文久4年)6月5日)が起こることになるので、さきほどのシーンから少なくとも1週間は経過しているようです。
長州の連中が不穏な動きをしているので危険だが、千鶴の父親(綱道)を見かけたという情報も入ってきているので、そろそろ外に出すべきだとの判断でしょう。
千鶴はさっそく一番組に同行して町に出ます。
綱道に似た人物を枡屋で見かけたという証言を得た千鶴は、枡屋に駆け込みます。
ちょうどそのとき通りかかった浪士たちと一番組のいざこざが発生したので、枡屋に入ったのは千鶴一人だけです。
枡屋の中には何人もの浪士たちが控えていました。
千鶴が新選組と一緒だったことを見ていた一人が有無を言わさず斬りかかってきます。
千鶴、絶体絶命・・・というところでタイミングよく一番組が駆けつけてくれました。
一番組はこの機に乗じて枡屋を捜索したようです。
そして武器弾薬を押収し、枡屋の主人・古高俊太郎を捕縛しました。
実は、古高は長州間者の元締めだという疑いがあり、新選組の山崎烝と島田魁が監視していましたが、確証が得られずに手詰まり状態だったようです。
結果的に今回の手柄は千鶴の行動があったからだったわけですが、一歩間違えば山崎と島田の努力がすべて無駄になってしまっていたかもしれないので、千鶴をしっかり監督できなかった沖田が責められることになってしまいます。
そこに土方が現れ、外出を許可した自分にも責任があると言ってくれたので、責任問題についてこれ以上の追及はなくなりました。
土方は古高を取調べていたようで、自白から判明したことをみんなに伝えます。
長州の浪士たちは、風の強い日に京の町に火を放ち、混乱に乗じて天子様を長州へ連れ出す計画を立てていたようです。
古高が捕縛されたので、善後策を講じるために今夜にも会合を開くはずとふんだ土方たちは、会合の場で長州勢を取り押さえようとします。
事態は急を要するのでさっそく隊士を集めますが、今動ける隊士は34名のみ。
応援を要請していた会津藩と所司代は、確証がないのでまだ動いてくれません。
ここで原田と斎藤がかなり意味深な会話をします。
「こんなとき、あいつらが使えれば良かったんだがな」
「しばらく実戦から遠ざけるらしい」
この会話が第1話の冒頭に登場した常軌を逸した隊士たちにつながりそうなことは容易に想像できます。
“新撰組”は裏で人体改造(?)の実験でもしているのでしょうか?
さて、土方たちは、四国屋か池田屋のどちらかが会合の場所だと絞り込みますが、どちらが本命なのかは判断できません。
池田屋を頻繁に利用していたので、古高が捕縛された夜にいつもと同じ場所に集まるとは考えられないという山南の意見もあり、可能性が高いのは四国屋だと考えますが、池田屋が本命という可能性も捨てきれないので隊を二手に分けます。
四国屋には土方以下24名、池田屋には近藤以下10名が向かいます。
手薄になった屯所が襲われる可能性もあるため、山南は屯所に残ります。
全員出払ったところで、山崎が屯所に戻ってきました。
そして、本命は池田屋だと報告。
山崎はそのことを土方にも伝えに行こうとします。
山南はそんな山崎に千鶴を同行させます。
途中何が起こるかわからないので、この情報を土方に確実に伝えるために。
屯所を出た山崎と千鶴は、さっそく異変に遭遇します。
4人の浪士たちが屯所の様子をうかがっていました。
彼らは最初はとぼけていましたが、すぐに本性を表し、斬りかかってきました。
山崎はその場は自分が引き受け、千鶴を土方のもとに向かわせます。
その頃、池田屋の前で会津藩と所司代からの応援を待っていた近藤たちも、こちらが本命だと気付いていました。
会津藩からの応援はまだ来ないので、これ以上待っていては逃げられてしまうと判断し、自分たちだけで踏み込むことに。
近藤 「会津中将殿お預かり、新選組! 詮議のため宿内をあらためる!」
そして最後は「こうして、長く激しい戦いの夜が始まった」という千鶴のモノローグで締め。
手に汗握ると言ってしまうと大げさですが、池田屋事件勃発までの緊張感の盛り上げ方はなかなか良かったです。
次回の殺陣でどこまで盛り上げてくれるのか、期待感が高まります。
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薄桜鬼 第2話
動乱の火蓋
演出
神保昌登
脚本
広田光毅
キャスト
雪村千鶴 桑島法子
土方歳三 三木眞一郎
沖田総司 森久保祥太郎
斎藤一 鳥海浩輔
藤堂平助 吉野裕行
原田左之助 遊佐浩二
近藤勇 大川透
山南敬助 飛田展男
永倉新八 坪井智浩
井上源三郎 小林範雄
山崎烝 鈴木貴征
島田魁 大羽武士
浪人 樋口智透
浪人 坂本くんぺい
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