2010年04月17日

今週の一本(2010/4/11~4/17)―『刀語』第4話

錆白兵からの果たし状を受け取るところから始まり、鎖骨責めで悶える楊楊(ヤンヤン)の登場(?)、その後本編が展開して、最後はサブタイトルの付け方に疑問を呈するナレーションで締めくくった今回のエピソード。
七花ととがめは、見事に4本目の変体刀、薄刀・針を手に入れました。
前回の次回予告どおり、錆白兵との白熱の戦いが繰り広げられたようです。
が、その場面の描写は一切なし(^^;
無残に破壊されつくした巌流島の遠景がわずかに描かれただけです。
今回のメインは、この戦いの裏で起こっていた七花の姉・七実の才能と力を見せることでした。
七実のシーンが多いから、錆白兵との戦いは次回に持ち越しなのかなと思いながら観ていたので、ラストで七花ととがめの和やかな会話が始まったときは大爆笑でした(^^;


本編。

虚刀流と関わりを持ったとたんに次々と命を落していく真庭忍軍の頭領たち。
すでに3人が死んでいて、真庭忍軍はかませ犬呼ばわりされています。
そこで動き出したのが、蟷螂、蝶々、蜜蜂の真庭虫組3人衆。
蝶のように舞い、蜂のように刺し、蟷螂のように喰らう、実力者ぞろいのようです。
七実を人質にとって七花との戦いを有利に進めるため、七実のいる不承島(ふしょうじま)にやって来ました。

さっそく、まずは蟷螂が動きます。
臙脂水晶(えんじすいしょう)を残して1人で七実の元に向かう蟷螂。
七実を見つけた蟷螂は、忍法爪合わせを使って七実の背後から急襲します。
この忍法では、自分の意志で爪を伸縮させることができ、伸ばした爪は刃物と同じ強度があるようです。
奇襲したはずの蟷螂ですが、逆にあっという間に気絶させられて木に縛り付けられてしまいました。
意識を取り戻した蟷螂は、奥歯に仕込んであった毒薬で自決しようとします。
ところが毒薬はすでに七実が没収済み。
さらに七実は、蟷螂の手から爪を剥いでいました。
でも剥いだのはなぜか片手の5本だけ。

「せっかくだから選んでいただけないでしょうか」
「選ぶとは何を。私に何を選べと言うのか」
「だから、だまって死ぬか、しゃべって死ぬか」
七実は、蟷螂を殺すことを前提で、必要な情報を聞き出そうとします。

でも七実の洞察力はなかなかのようで、真庭忍軍が自分の元にやってきた理由については、すでにだいたいの推測がついていました。
また、やって来たのが蟷螂だけではなく、他に何人か仲間がいることもお見通しです。
だから本当は蟷螂から直接話を聞く必要はなかったのですが、七実は剥ぎ取った爪で蟷螂を脅して話を聞きだそうとします。
追い詰められた蟷螂は、爪が残っているほうの手で剥がされた爪を再生させて爪合わせを発動。
七実はこれを待っていました。
爪合わせが発動する様子を見ることができたので、蟷螂はもう用無しです。
七実は躊躇うことなく蟷螂の息の根を止めます。

蟷螂の断末魔の目に宿る恐怖を見た七実は、父・六枝の目にもこれと同じものを見たことを思い出します。
かつて六枝は「こうなってしまえば、俺はもう現役を引退せざるをえない」と言って、虚刀流七代目の座を七実ではなく七花に譲りました。
七花を選んだ理由は、七実のような「例外的に強い人間を育てることはできない」から。
もしかすると、その頃に六枝が七実に恐怖を抱くような出来事があったのかもしれません。
引退せざるをえなかったのもそれが原因かも。

一方、蟷螂の帰りを待つ蝶々と蜜蜂。
そんな2人の目の前で、蟷螂が残していった臙脂水晶が真っ二つに割れます。
蟷螂が敗北したとは考えたくない2人ですが、とりあえず今度は蝶々が七実を拉致するために動きます。
でもその前に、ちょっとくさい芝居が始まってしまいました(^^;
2人の熱い友情(?)を見せたあと、蝶々がこの任務が終わったら結婚すると言い出したり、戦いに向かう前に一服しようとしたり、死亡フラグを立てまくります。
ちなみにここで蝶々が吸おうとするタバコの銘柄は「舞流怒(まいるど)」のようです。
不吉なものを感じた蜜蜂は、蝶々がタバコを吸うのだけは止めることができました(^^;


その後、蝶々は七実を見つけて忍び寄ります。
でもあっさりと気配を察知されてしまいました。
そしてさっそく2人の戦いが開始。
七実は蝶々の「重さを消失させる偉業の技」(忍法足軽)をしっかりと目にし、さらに饒舌な蝶々による解説も耳にして、感嘆を示します。
でもその感嘆は、蝶々の技そのものに対してではなく、その技を習得するまでに要した時間と努力に対してのもの。
技を磨く努力ができることをうらやんでいます。
蝶々は七実を倒すため再度技を繰り出しますが、逆にその技で七実に追い込まれてしまいます。
そして最後は爪合わせで止めを刺されることに。
七実は蝶々や蟷螂が人生のほとんどをかけて身に付けた忍法を、一度目にしただけで自分のものにしてしまいました。

ここで七実の能力の一端が明らかになります。
七実が虚刀流の技を使えるのは、七花の修行の様子を見ていたからでした。
一回見れば大抵のことは憶えられ、二回見れば磐石。
見稽古ですべてをものにできるのが七実の能力のようです。

残るは蜜蜂ただ1人。
七実は蝶々の仲間が今の戦いを監視していたことを見抜いていて、その仲間に呼びかけます。
「そろそろ出てきませんか?」
このとき発作が起こり、七実は咳き込んでしまいます。
この機を逃さず、すかさず撒菱指弾(まきびししだん)を放つ蜜蜂。
七実はこれを背中に受けてしまいます。
撒菱には毒が塗ってありました。
人が死ぬほどの猛毒ではなかったようですが、普通ならすでに話すことすらできないはずなのに、七実はまだ蜜蜂と会話を続けることができます。
蜜蜂は念のため、撒菱指弾をもう一発放ちます。
七実はこれを今度は腹に受けて倒れこみます。
でも同時に、蜜蜂の技も目に焼き付けました。

蜜蜂は七実の実力が自分の力を上回っていることを知っているので、反撃されないように両腕を切り落とそうと刀を振り下ろします。
ところが七実は、忍法足軽でこれをかわし、撒菱指弾で反撃。
自分の腹に打ち込まれた撒菱を、忍法爪合わせで伸ばした爪で肉ごと抉り取って使ったようです。
毒が回って倒れたように見えたのは演技でした。
人が死なない程度の毒ではほとんど効果がありません。
その程度の苦痛は、七実にとっては日常のこと。
いつ死んでもおかしくないような病を患っているのに死ぬことができない体。
七実の体にはどうやら特殊な力も備わっているようです。
七実の反撃を受けた蜜蜂は、自分もこの程度の毒なら大丈夫だといきがります。
でも七実は、撒菱に新たに毒を塗っていました。
蟷螂の奥歯から没収した自決用の毒を。
蜜蜂はもがき苦しみます。
七実は蜜蜂の刀を手にして最後の選択を迫ります。
「毒で死ぬか、刀で死ぬか」
七実は今回の戦いで、虫組3人の忍法だけでなく、刀の使い方まで憶えてしまいました。
蜜蜂は毒で死ぬことよりも、刀で斬られることを選びます。
七実はそれを了承し、はなむけに七花が編み出した虚刀流最終奥義を披露してから蜜蜂を倒しました。

真庭虫組、不承島にて全滅。蝶のように舞い、蜂のように刺し、蟷螂のように喰らい、虫のように死んで――。

七実はこのとき最終奥義の弱点に気付いたようです。
早く七花に教えてあげないと大変なことになると考えた七実は、少し考えてから今後の行動を決めます。
「私も混ぜてもらおうかな、刀集め」
冒頭でとがめが、剣士であればあるほど四季崎の刀の毒は深く体中に回ると言っていました。
七実は修行はしていませんが、その実力と能力は剣士(拳士?)といってしまってかまわないように思います。
七実が変体刀を手にしたとき、彼女にも何か変化が現れるのでしょうか。


場面変わって、七花ととがめ。
「しかし、それにしても大変な戦いだった」
「ああ、大変な戦いだった」
なんと錆白兵との戦いが決着しています(^^;
ここから延々と、壮絶だった(と思われる)戦いについて、2人の感想が語られます。
とがめの奇策や数々のすごい技が繰り出された迫真の戦いだったようです。
視聴者は、その思わせぶりなセリフの数々にじらされるだけ(^^;
でも、このセリフの中には、今後の展開で重要になりそうな言葉もありました。
錆白兵が散り際に「虚刀流が四季崎記紀(しきざき きき)の遺品」だと言い残したようです。


ということで、「題目そのものに突っ込みどころ満載」な今回のエピソードはこれにて終了。

次は薩摩で海賊相手に賊刀・鎧(ぞくとう・よろい)をめぐる戦いが繰り広げられるようです。

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公式サイト
http://www.katanagatari.com/

刀語 第4話
薄刀・針(はくとう・はり)

演出
サトウシンジ

脚本
待田堂子

キャスト
鑢七花     細谷佳正
とがめ     田村ゆかり
鑢七実     中原麻衣
真庭蟷螂    保村真
真庭蝶々    阪口大助
真庭蜜蜂    三浦祥朗
鑢六枝     大川透
鑢みぎり    篠原恵美
七花(幼少期) くまいもとこ
娘       大久保瑠美
語り      池田昌子
ラベル:刀語
posted by animisc at 18:29| Comment(2) | TrackBack(1) | 刀語 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
蝶々と蜜蜂を混同してませんかw
Posted by ノーガス at 2010年04月19日 04:31
ノーガスさん、ご指摘ありがとうございます。
完全に勘違いしていました。
とりあえずすべて修正できたと思うので、今度は大丈夫なはずです(^^;
Posted by アニミスク at 2010年04月19日 22:08
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