山南は、千鶴の叫びで駆けつけた土方たち幹部連中に取り押さえられます。
そして一晩成り行きを見守られることに。
土方は、騒ぎに気付いた隊士たちがこの部屋に近づかないように、永倉を前川邸の門前へ、原田を八木邸へ送り、見張りにつかせます。
斎藤は中庭で待機して、伊東一派をけん制。
沖田は、山南が万が一壊れてしまった場合に備え、部屋に残りました。
前回のセリフどおり、場合によっては自分が山南を始末するつもりです。
山南が生き残るか、死んでしまうか、それとも壊れて暴走してしまうかは今夜が峠。
とりあえず騒ぎに一段落ついたところで、千鶴は土方から状況説明を求められます。
千鶴を見つめる土方の目は、千鶴が始めて屯所に来たときと同じ冷酷なものでした。
千鶴は、山南の怪我を治すために“薬”というものを捜そうとし、そのときに偶然、山南を見かけたことを正直に話します。
さらに、父・綱道が“薬”に関わっていたことと、“薬”の秘密について、山南から聞かされたことも。
土方は、聞いてしまったものはしかたがないとため息をつき、綱道が“薬”の開発責任者で、完成前にいなくなってしまったと言います。
以前、綱道は診療所で不審火があったときに行方不明になったという話がありましたが、今回の土方の言い方だと、綱道は自発的に、あるいは誰かに誘拐されていなくなってしまったようにもとれます。
土方はさらに話を続けます。
その話によれば、“薬”の研究のための実験体となった隊士たちは、血に触れない限りはおとなしいので、前川邸に隔離されているようです。
そして最後に「これが俺たち幹部しか知らねぇ“新撰組”の秘密だ。それをお前は知っちまった」
これを聞いた千鶴は、この後に自分の身に起こることを考え、震えが止まらなくなってしまいます。
「お前は綱道さん探しには役立つかもしれねぇが、お前がいなくても困りはしない」
知ってはいけないことを知り、ついにここで殺されてしまうんだと、千鶴は覚悟を決めたようです。
でも、この後に続く土方の言葉を聞いて一気に気が抜けてしまいました。
「不穏な動きがあれば即座に殺される・・・そうてめぇの肝に命じておけ」
翌朝。
山南はなんとか持ちこたえたようです。
とりあえず今のところは“薬”が成功したと考えても良さそう。
沖田と井上からの報告に、幹部たちは一安心です。
そこに伊東がやってきました。
場に一気に緊張が走ります。
斎藤がうまくごまかして詳しい事情は夜に話すことになり、伊東はその場を去りましたが、勢揃いした幹部の中に山南がいないことと昨夜の騒ぎを結びつけることはできたはず。
その後、土方たちが山南の様子を見に行くと、山南は再び“薬”の研究をできるまでに回復し、左手も完治していました。
髪の色も通常の色に戻っています。
ただし、もう人間とは別の存在になってしまいました。
“薬”を飲むと昼間の活動に支障が出るので、もう隊士として働くことはできません。
山南は言います。
「私は死んだことにすればいい。これから私は“薬”の成功例として“新撰組”を束ねていこうと思っています」
史実では、山南は切腹していますが、この作品では、山南は裏方に回って生き続けたという設定のようです。
ということで、その夜、山南は前夜の騒動で死んでしまったということで伊東に納得してもらったようです。
そして、山南の存在を伊東派から隠すため、屯所移転の話が一気に進展します。
それからわずか半月後(慶応元年(1865年)3月)に、新選組と新撰組は西本願寺へ屯所を移しました。
さらに時は流れ、慶応元年閏5月(1865年6月)。
文久から始まって元治、慶応とまたまた年号が変わりました。
千鶴が京にやってきて新選組と出会ったのが文久3年12月頃(1864年1月頃)なので、まだ2年も経っていないんですけどね。
第4話で千姫が江戸幕府の滅亡を予見していましたが、もしかするとこのまま明治に突入してしまうのかもしれません。
千鶴は江戸から戻った藤堂と一緒に巡察。
途中で沖田の組と合流します。
藤堂の挙動がおかしかったり、沖田の体調が悪いように見えるのも史実に沿った描写なのでしょうか。
と、ここでまた新キャラ登場です。
沖田が、酔っ払った不逞浪士にからまれている少女に気付きます。
浪士は沖田が新選組だということに気付いてそそくさと退散。
残された少女は、千鶴と瓜二つです。
自分は南雲薫だと名乗り、すぐに立ち去ってしまいました。
かなり立派な髪飾りをしていたので、普通の町人というわけではなさそうです。
また、沖田の名前を知っていたのも不思議です。
その日の夕方。
新選組に重大な任務が言い渡されます。
上洛する14代将軍・徳川家茂が二条城に入るまでの警護を任されました。
でも残念なことに、沖田は風邪気味なので警護から外され、藤堂は調子が悪いと自己申告して自ら警護の任を外れます。
藤堂はここでもおかしな様子を見せています。
江戸で何かあったのでしょうか?
そして夜。
伝令で走る千鶴。
人気のない場所に来たところで、不穏な空気を感じます。
辺りを見回すと、風間、天霧、不知火の3人がいました。
どうやって警護をかいくぐってきたのか問う千鶴に不知火が答えます。
「俺ら鬼の一族には、人が作る障害なんざ意味をなさねぇんだよ」
ここで風間は千鶴のことを同胞と呼び、千鶴の正体に関する重大な言葉を発します。
「鬼を示す姓と、東の鬼の小太刀。それのみで証拠としては十分にすぎる」
「女鬼は貴重だ。ともに来い」
そして千鶴に手を差し伸べます。
鬼の血脈を絶やさないために千鶴を利用しようとしているようです。
成り行きを見守る天霧と不知火。
千鶴は小太刀に手をかけたまま固まってしまいました。
続きは次回へ。。。
またまたいいところで終わってしまいました。
でも、次回予告の能天気さに脱力(^^;
次回、この緊張感にどうケリをつけるのか二重の意味で楽しみです。
風間と天霧(それともしかしたら不知火も)は“薬”の効力で変わってしまった人間なのかと思っていましたが、どうやら鬼と呼ばれる種族(?)だったようです。
屯所移転後に千鶴が山南と会話する場面で、千鶴が山南の本質(“薬”の影響を受けた白髪の姿)を見抜く描写があって、このときの背景の画が、以前に風間が千鶴から何かを感じ取ったときと同じだったのは、千鶴も風間たちと同じ鬼の能力を持っているということを表していたのでしょう。
千鶴も彼らと同じ種族と考えていいようです。
ただし、千鶴は東の鬼で、風間たちは西の鬼ということかな?
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薄桜鬼 第6話
鬼の命脈
演出
渡辺正彦
脚本
中村能子
キャスト
雪村千鶴 桑島法子
土方歳三 三木眞一郎
沖田総司 森久保祥太郎
斎藤一 鳥海浩輔
藤堂平助 吉野裕行
原田左之助 遊佐浩二
近藤勇 大川透
山南敬助 飛田展男
永倉新八 坪井智浩
井上源三郎 小林範雄
伊東甲子太郎 千々和竜策
風間千景 津田健次郎
天霧九寿 山口りゅう
不知火匡 吉田裕秋
南雲薫 伊藤葉純




