2010年05月30日

今週の一本(2010/5/23~5/29)―『薄桜鬼』第9話

今回は、これまで謎だった千姫の正体が明らかになりました。
君菊は千姫の家に代々仕える忍びだとか。
残る謎キャラは南雲薫ですが、彼女は今回も不思議な動きをしています。
巡察中の沖田と千鶴を物陰から窺っていました。
沖田が咳き込む様子を見て不敵な笑みを浮かべたように思えましたが、彼女は千鶴ではなく沖田に関心があるのでしょうか?


さて、時は順調に(?)流れて、慶応3年1月。
ここにきて永倉と斎藤が伊東から接待を受けます。
新選組を抜けて一緒に行動しないかというお誘いです。
伊東は裏で薩摩藩と連絡をとりあっているようで、新選組と袂を分かとうとしています。

慶応3年3月。
夜。
羅刹が暴走し、血を求めて千鶴を襲います。
幸いにも土方たちがすぐに駆けつけてくれたので助かりましたが、羅刹に右腕を深く斬られてしまいました。
遅れてやってきた山南が監督不行き届きを詫びます。
なぜ暴走したのか理由はわからないとのこと。
山南は千鶴の怪我を心配して千鶴に近づき、千鶴の血に触れてしまいます。
すると今度は山南が血に興奮して暴走。
手についた血を舐め、千鶴に襲い掛かろうとします。
もうだめだと判断した幹部たちは山南を倒すことを決断。
が、そのとき、どうしたことか山南が正気を取り戻します。
事態は収まったかに思えましたが、間の悪いことに、この騒ぎを聞きつけた伊東がやってきてしまいました。
そして山南が生きていたことがばれてしまいます。
とりあえず夜も遅いので寝てもらおうと、近藤が慌てて伊東を連れて行きましたが、どんな説明をしてもこれ以上伊東を誤魔化し続けることはできないでしょう。
邪魔者がいなくなったところで、土方は千鶴に、山崎に手当てしてもらうよう言います。
でも千鶴はめずらしく声を荒げて、これを強く拒絶。
そのまま立ち去ってしまいました。
山南は自室に戻り、なぜ自分が正気に戻れたのか考え悩みます。

翌朝。
千鶴の腕は完治しました。
千鶴はそれを隠すため腕に包帯を巻きます。

その頃、伊東は近藤や土方たち新選組幹部を前に、離隊の話を切り出していました。
同士とともに孝明天皇の御陵衛士(ごりょうえじ)になるつもりです。
近藤は勝手な離隊は許されないと言いますが、伊東は屯所内で隊士が斬り殺された前夜の物騒な出来事や、死んだはずの山南が生きていてそのことを参謀の自分が知らされていなかったことなど、幹部の間に隠し事があったことを理由に離隊を押し通そうとします。
さらに、新選組内に隠し事があることについてはこれ以上追求しないから、離隊を認めてほしいと、一歩も引きません。
近藤は伊東とその同志たちの離隊を認めざるをえなくなってしまいました。
そして、伊東とともに藤堂と斎藤も離隊することに。
江戸から戻って以降、藤堂の様子がおかしかったですが、彼は尊皇攘夷と佐幕を掲げる新選組のやり方が日本のために良いことなのかどうか確信がもてなくて悩んでいたようです。
伊東も尊皇攘夷という点では同じ考えですが、佐幕ではなく倒幕を目指しているようなので、藤堂はその可能性を見てみるために伊東についていくことを選んだようです。
斎藤については何を考えているのかよくわかりませんでした(^^;

慶応3年3月20日。
伊東とその同士が正式に離隊。

その夜。
新選組幹部の夕食の席に千姫と君菊が訪ねてきました。
風間たち西の鬼が本格的に動き出しそうなので、自分たちで千鶴を保護するために。
千鶴を引き取ることを納得してもらうため、千姫はすべての事情を話します。
・自分が鈴鹿御前の血を引く鬼であること。
・鬼の一族は本来争いを好まないため、その力を利用しようとする人間から隠れて散り散りに暮らすようになったこと。
・鬼たちの大半は人間と交わり、今では純血種が残り少ないこと。
・その純血種の代表的な家系が、西では風間、東では雪村であること。
ここまで話した千姫に促され、千鶴は自分の正体を明かす覚悟を決めます。
右の袖をまくり上げ、居並ぶ新選組幹部たちに右腕を見せました。
羅刹に斬られた傷が跡形もなく消えています。
幹部たちは千鶴も鬼であることを目の当たりにしました。
同席していた山南は、以前自分が正気を取り戻せたのが千鶴の血を舐めたからだと理解します。
千姫はさらに、風間の目的が純血種同士で結ばれてより強い鬼を生み出すことだと言います。
千姫が千鶴を確実に護りきれる保証はないので、土方たちは千鶴を引き渡すことに反対しますが、最後は近藤の言葉により千鶴自身が決断することに。
千鶴は悩んだ末に新選組に残ることを選択しました。
千姫は千鶴の考えを尊重し、その場を後にします。

それからしばらくたったある夜。
ついに風間たちが新選組の屯所を襲撃します。
迎え撃つのは山南率いる羅刹隊です。
山南の髪の色が変わっているのに正気を保っているのは、千鶴の血を利用して研究を完成させたからでしょうか?
山南の命令で羅刹たちがいっせいに攻撃を開始します。
でも、しょせんは「まがいもの」の集団。
本物の鬼にはまったく太刀打ちできません。
やがて土方、原田、永倉も駆けつけます。
風間はその場を天霧と不知火に任せて、自分は千鶴のもとへ。
すぐに千鶴を連れ出してきました。
そして再び土方と剣を交えることに。
風間は今回は本気のようで、初めて刀を両手で持ちました。
土方は追い詰められてしまいます。
そこへ飛び込んできて自らが盾になる千鶴。
風間の動きが止まってしまいます。
「なぜ人間などに与する。どうせ最後は裏切られるだけだぞ。あの造りだされたまがいものの鬼を見ただろう。あんなものを造りだす愚かなやつらとともにいることに何の意味がある」
この問いに対して「それでも信じているから・・・」と答える千鶴の声を聞いた風間は戦意を喪失。
そのまま立ち去ってしまいます。
絶えつつある鬼の一族を再興したいという考えがあるのは間違いないのでしょうが、もしかすると千鶴のことが本気で気になりだしていて、「失恋」のショックを受けてしまったのかもしれません(^^;
不知火と天霧も風間に続き撤退します。
不知火が捨て台詞を残したのと対照的に、天霧は律儀に礼をしていきました。

とりあえず事態は収束し、千鶴は緊張の糸が切れて震えながら膝をついてしまいます。
そんな千鶴を落ち着かせようと声をかける原田。
でも千鶴は、自分のせいでみんなを無用な戦いに巻き込んでしまったことを後悔して涙ぐんでしまいます。
原田は、男が女を守ることは当たり前のことで、千鶴がいてくれたから自分を含め土方や永倉も普段より力を出せたんだと言って千鶴を励まします。
千鶴がもう大丈夫そうなのを確認した土方は、無言でその場を後にしました。
そんな土方の胸の内を原田が代弁します。
「土方さんも“よくやった”ってさ」
涙を浮かべたまま微かに笑みを見せる千鶴。
頬が赤いのはなぜでしょう。

ということで、なんだかラブストーリーの要素が見え隠れしだしました。
原田たちが千鶴のことを気にかけているのは確かですが、やはりメインは土方でしょうか。
今後は土方や風間の大義とは別に、千鶴をめぐる恋の争いが強調されていくのかもしれません。

薄桜鬼 第5巻 [DVD]
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公式サイト
http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/hakuoki/

薄桜鬼 第9話
修羅の轍

演出
吉田俊司

脚本
広田光毅

キャスト
雪村千鶴   桑島法子
土方歳三   三木眞一郎
沖田総司   森久保祥太郎
斎藤一    鳥海浩輔
藤堂平助   吉野裕行
原田左之助  遊佐浩二
近藤勇    大川透
山南敬助   飛田展男
永倉新八   坪井智浩
井上源三郎  小林範雄
島田魁    大羽武士
伊東甲子太郎 千々和竜策
千姫     石川綾乃
君菊     勝田晶子
風間千景   津田健次郎
天霧九寿   山口りゅう
不知火匡   吉田裕秋
薩摩藩士   川野剛稔
羅刹     石原浩樹
隊士     日暮哲也
posted by animisc at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 薄桜鬼 | 更新情報をチェックする
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