どうやら次回で最終回のようです。
鬼たちの動きや羅刹隊の行く末、千鶴や千姫の動向、千鶴の父・綱道の行方など、面白そうなネタがたくさん用意されていますが、あと1話ですべてをうまく纏めるのは不可能ですね(^^;
分割2クール確定でしょうか?
さて今回は、前回ラストで発生した油小路の変の続きからです。
原田と永倉は薩摩藩士に囲まれ、多勢に無勢で追い込まれてしまいます。
が、そこに斎藤が助太刀に現れ、なんとかこの場を切り抜けることができました。
天霧の一撃を受けて致命傷を負った藤堂は、変若水(おちみず)を飲んで羅刹化し、一命を取り留めます。
「まだやり残したことがある気がする」とのことで、自分自身で選択しました。
日は変わって慶応3年12月。
薩摩藩と長州藩が京に軍隊を集結させはじめたので、新選組は伏見奉行所に入って戦闘に備えることに。
ここで藤堂は、自分が羅刹になってしまったという現実に直面することになります。
割れた湯飲みの破片で手を切ってしまった千鶴が流す血を見て、理性を失いかけてしまいました。
山南によれば、これは吸血衝動。
血を飲めば治ると言って、藤堂を羅刹の本能に従わせようとします。
「人間が食事をするのと同じように、我々羅刹は血を求めるのが自然なのですよ」
藤堂はまだ自分が人間だと考えていて、この衝動にあくまで抵抗しますが、山南はさらに続けます。
「君は羅刹でありながら人間の善悪に縛られている。不幸としか言いようがありません」
とはいえ、山南も藤堂と同じ道をたどってきたので、藤堂の気持ちは理解できます。
山南は藤堂に薬を渡します。
松本先生が作った、吸血衝動を抑える薬だそうです。
藤堂はこの薬を飲み、吸血衝動は治まりました。
山南は、これはあくまで一時しのぎに過ぎないという言葉を残し、見回りに出かけてしまいます。
最近はよく一人で見回りに出ているようです。
慶応3年12月10日。
沖田の労咳は悪化の一途です。
沖田は南雲薫が残していった変若水を見つめ、これを飲めば蝕まれた体も治ると言っていた彼女の言葉を思い出します。
その日の夕方。
千鶴の前に再び君菊が現れます。
千姫も一緒です。
近藤に話したいことがあるそうですが、あいにく近藤は軍議に出席するために二条城に行っています。
そこで2人は土方に会うことに。
千姫の希望で千鶴も同席。
本来ここは部外者立ち入り禁止だと相変わらず厳しい土方ですが、一応話は聞きます。
話の内容は羅刹についてでした。
いきなり「彼らは失敗作なのに、いつまで使うつもりなんですか」と切り出す千姫。
土方は、失敗かどうかは自分たちが決めることだから部外者にごちゃごちゃ言われる筋合いはないと、千姫の話に耳を貸しません。
そんな土方に君菊が迫ります。
「では、その羅刹の方が見回りと称して辻斬りをしているのはご存知ですか?」
罪もない民を斬って吸血衝動を満たしているようです。
これには土方も驚いてしまいます。
まったく初耳のようです。
千鶴は、山南が頻繁に見回りに行くのもそのためなのではないかと疑念を抱きました。
ここで千姫は、千鶴を再び誘います。
一緒に来ないかと。
もうじき京は戦場になるから。
それに千鶴が新選組から離れれば土方たちも戦いに専念できる。
千鶴は悩みます。
自分が土方たちの負担になるなら新選組から離れたほうがいいのではないか。
でも、ここを(土方のそばを)離れたくない。
そんな千鶴を見て土方が言います。
「出て行きたかねぇんだろ。だったら余計なことを考える必要はねぇ。ここにいりゃあいい」
千鶴は土方を見つめて頬を赤らめてしまいます。
千姫はこれ以上千鶴を誘うのをやめました。
そして帰り際に、千鶴の想い人が土方だということをそれとなく指摘。
千鶴はその言葉に狼狽してしまいます。
千姫は、またいつかどこかで会うことを約束して去っていきます。
その頃、二条城からの帰途についていた近藤に悲劇が。
待ち伏せていた御陵衛士の残党に狙撃され、右胸を撃ち抜かれてしまいました。
そのまま倒れてしまってもいい重症ですが、近藤はなんとか馬に乗ったまま伏見奉行所まで戻ります。
落馬すれば刺客の手に落ちるとの判断です。
でも傷は深く、今夜が峠。
これを知った沖田はついに変若水を飲む決心をします。
尊敬する近藤の復讐を果たすために。
もう歩くのも難しいほど病状が進行していましたが、羅刹化して奉行所を飛び出していきます。
町に出た沖田は、夜空に向けて銃を撃ち新選組を挑発する御陵衛士の残党を見つけ、次々と斬っていきます。
そこに現れる南雲薫。
「変若水、飲んでくれたんだ。新選組一の剣士とうたわれる沖田を羅刹にできるなんて、光栄だよ」
なんだかこれまでと見た目も口調も違います。
沖田が、近藤を撃ったのは君なのかと詰め寄ると、南雲薫は「証拠もないのに俺を疑うの?」ととぼけますが、御陵衛士の残党をそそのかして近藤を狙撃させたことをほのめかしました。
というか、この事実よりも気になるのが「俺」という言葉。
なんと南雲薫は男でした(^^;
南雲家に引き取られてから女鬼じゃないというだけで虐げられてきたようです。
なのに千鶴は兄である自分のことなどすっかり忘れて、一族を滅ぼした人間を仲間のように慕い、大切に守られている。
南雲薫は千鶴のことを逆恨みして、自分が経験した苦しみを千鶴にも味わわせようとこれまで動いていたようです。
そしてさらに衝撃の告白。
「あのさ、あれ嘘だから。変若水じゃ労咳は治らないんだよ」
沖田は一瞬動揺しますが、いまさら悩んでも仕方ありません。
すぐに気を取り直して南雲薫と対峙します。
そこに沖田を追ってきた千鶴と藤堂が。
そしてそれを狙う不審な影。
御陵衛士の残党がまだいました。
千鶴を銃で狙っています。
これも南雲薫の仕組んだことのようです。
沖田はとっさに割り込んで、体を張って千鶴をかばいますが、至近距離で銃弾を受けてしまいます。
仁王立ちで残党を睨みつける沖田。
残党は恐れをなして逃げ出してしまいます。
成り行きを確認した南雲薫も撤退。
千鶴が何もできずに苦しむことを願って。
沖田は奉行所に運び込まれて山崎の手当てを受けますが、普通であれば銃弾を摘出しただけで回復するはずなのに、傷が治る様子はありません。
原因は銃弾が鉛ではなく銀だったからのようです。
吸血鬼のように血を求めたり、狼男のように銀の銃弾で倒れたり、羅刹には不思議な特性があるようです。
結局、山崎では手に負えないので、沖田は近藤とともに松本先生の治療を受けることになりました。
慶応3年12月20日、近藤と沖田は大阪城に護送されます。
鳥羽伏見の戦いまであと14日。
次回の最終回はこの戦いで盛り上げて終了となりそうです。
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薄桜鬼 第11話
零れ落ちるもの
演出
渡辺正彦
脚本
中村能子
キャスト
雪村千鶴 桑島法子
土方歳三 三木眞一郎
沖田総司 森久保祥太郎
斎藤一 鳥海浩輔
藤堂平助 吉野裕行
原田左之助 遊佐浩二
近藤勇 大川透
山南敬助 飛田展男
永倉新八 坪井智浩
井上源三郎 小林範雄
山崎烝 鈴木貴征
島田魁 大羽武士
千姫 石川綾乃
君菊 勝田晶子
不知火匡 吉田裕秋
南雲薫 伊藤葉純
御陵衛士 加藤寛規




