ギャグの折り込み方も霊現象の恐怖感の演出もうまくて、またまた見ごたえのある回でした。
文明は幼いころスプーン曲げ少年としてテレビ出演する人気者だったようです。
その「幼いころ」というのがこの作品の舞台となっている1999年です。
文明がこの時代に来た目的は、ヴァルトシュタイン学院のどこかにある「ノストラダムスの鍵」を破壊することです。
これを破壊してしまえばノストラダムスの予言は成就せず、平和な未来が訪れるとのこと。
彼はこの目的を達成するために、2年生の日本史担当として学院に潜り込みました。
そんな文明のことを初めのうちはいろいろと誤解していたマヤですが、とりあえず一緒に行動していれば都合がよさそうなので、今後は協力して「ノストラダムスの鍵」を探すことになりました。
ということで、本編です。
学長の葬儀、そして文明との驚愕の出会いから一夜明けた翌日。
マヤは学長室に陣取ります。
困惑気味の川島千尋に対して、学長なき今、唯一の肉親である自分がその任を引き継ぐのが当然だと言って考えを変える気はないようです。
おまけに、学長が3年前に書いた、全財産をマヤに譲るという遺言状まであります。
マヤの目的はもちろん、この学院を廃校に持っていくことです。
とここで、川島千尋が本日付で着任した新人教師をマヤに紹介します。
ドアを開けて入ってきたのは文明。
文明の顔が徐々に見えてくるのに合わせて、マヤの表情の変化をカットバックで見せる演出が見事に決まっていて笑ってしまいました。
マヤは川島千尋に退室してもらい、いきなり文明に襲いかかって事情を説明するよう求めます。
文明はタイムエージェントとして未来の地球を守るために過去に来たことを打ち明け、どうしてこんなことになってしまったのか説明を始めます。
その話によれば、2012年の地球は宇宙人に支配されているそうです。
1999年7月21日、ヴァルトシュタイン学院で突然次元のひずみが生じて宇宙人が出現。
その数分後には、学院を中心に半径50kmが焦土と化してしまいました。
そして瞬く間に地球の大半が支配されてしまったとか。
原因は、学院にあった何らかのアイテムが引き金となって次元をゆがませたこと。
そのアイテムが「ノストラダムスの鍵」と呼ばれています。
その災厄を生き延びた人たちはレジスタンスとしてゲリラ戦を繰り広げました。
そして宇宙人の侵略兵器を破壊したときに宇宙人のテクノロジーを入手。
そのテクノロジーを利用して製作されたタイムマシンで過去に送り込まれたのが自分だと、文明は説明します。
「ノストラダムスの鍵」を特定して破壊し、ノストラダムスの予言を阻止して人類を滅亡から救うためにやって来たのだと。
この任務に就くために司令部に呼び出された文明は、No1からNo5の安倍実が集めた情報を見せられました。
その中におそらく1999年のマヤの写真があります
写真の背景からすると、歴代学長の肖像写真でしょうか?
No1からNo5の少なくとも1人はマヤが学長に就任してからも学院にいたようです。
過去に送り込まれることになった文明は、グスタフ・ヴァルトシュタインの思想全般を収めたMD(?)と、1999年当時の高校日本史の教科書を渡されます。
安倍実は日本史の教師と設定されているようです。
この教科書には付箋がたくさん貼られ、かなり使い込まれています。
元から貼られていたのでしょうか、それともNo1~No5の誰かが貼った?
いよいよ過去へ旅立つ日、文明は1999年型の携帯電話を模した端末を渡されます。
これは、宇宙人のテクノロジーを応用して作った歴史改変シミュレーター。
被写体への干渉思念とともにシャッターを切ると、2012年における干渉結果が写し出されるそうです。
干渉思念を送らずに普通にシャッターを切れば、単に被写体の2012年の状態が写し出されます。
つまり、「ノストラダムスの鍵」と思われるものを見つけたときに、それを破壊しようと思いながら写真を撮って、宇宙人のいない平和な2012年が写ったら、それが「ノストラダムスの鍵」だということになります。
最後に「時空嵐に気をつけろ。身ぐるみ剥がされるばかりか、へたをすると降り立つ座標を誤るぞ」という注意のあと、文明は過去へ。
この説明の中の文明はかなり有能そうでしたが、おそらく文明が誇張して話しているのでしょう。
でも、それ以外の未来の出来事に関する話はおそらく本当だと思います。
ということで、文明の説明はここまで。
マヤはこんな話をまったく信じません。
内田文明という名前も、スプーン曲げ少年として有名な子供の名前を思いつきで使っただけだろうと。
文明はその少年こそが自分の13年前の姿だと言って、信じてもらおうとします。
マヤは、それが本当ならスプーンを曲げてみせるよう言って、スプーンを渡します。
文明はさっそく意識を集中しますが、スプーンはなかなか曲がりません。
大人になって能力がなくなってしまったのでしょうか?
それとも、タイムトラベルの影響なのかもしれません。
文明のサイコキネシスが何かのきっかけで暴走して、文明が時空のひずみを作った張本人になってしまわないことを願います(^^
ともかく理由はどうあれ、スプーンが曲がる気配がないので、文明は学長室から追い出されてしまいます。
1人になったマヤは、とりあえずノストラダムスの予言を思い出してみます。
「1999年7の月、空から恐怖の大王が舞い降りた・・・まさか!あいつが!?」
文明が空から降りてくるというありえない登場の仕方をしたのは事実なので、マヤは文明こそが恐怖の大王なのではないかと考え焦ってしまいます。
場面変わって昼休みの教室。
誰かの机の上に弁当と『ムー』の1999年8月号が置かれています。
ということは、今は1999年7月9日以降ということです。
7月21日まで10日ほどしかありません。
ところで、この時点で弁当を食べているのは黒木亜美だけのようなので、この『ムー』は彼女のものでしょうか?
この『ムー』にも付箋が張られています。
文明が渡された教科書の付箋となにかつながりがあるのでしょうか?
一方、文明は学院内を調査中です。
怪しげなものがありすぎて“鍵”を見つけるのは不可能に思えた文明は、司令部にグチを報告。
そこに川島千尋が通りかかり、何をしているのか尋ねます。
文明は明日からの仕事に備えて学内を見て回っていると誤魔化します。
どうやら川島千尋は文明のことをよく知らないようです。
文明はどのようにして安倍実として学院に赴任してきたのでしょうか。
生前の学長が安倍実という人物を学院に招いていたのでしょうか。
そうするとこの世界の安倍実はどこに? ということになりますが。。。
いずれにしても、No1からNo5も安倍実を名乗っていたことからすると、学院の人が安倍実のことを知らないのは不自然です。
彼らがパラレルワールドに送り込まれたのではないとすれば、No1からNo5は少しずつ時間をさかのぼって送り込まれているということになりそうです。
もしそうなら、No1からNo5の報告の中に学院長になったあとのマヤの写真があったことにも説明がつきます。
ただ、そう考えたとしても、第1話の「ZONY」と「SONY」は説明がつかないので、どこかで時間軸がずれているのかもしれません。
この後、川島千尋はマヤと一緒に学長の火葬に立ち会います。
そしてマヤは、川島千尋に送られて学院の敷地内にある学長が住んでいた屋敷へ。
父の暮らしぶりを確認したいので、今後はここで暮らすようです。
マヤと別れた川島千尋は、運転手を務める黒服の男と会話します。
黒服 「学長も荼毘に付され、証拠はなくなりました。これで一安心といったところでしょうか」
川島 「馬鹿者。娘が学長のポストに就こうとしている。やっかいだ。下手をすると見破られるかもしれん」
黒服 「では、その前に・・・」
川島千尋は、ノストラダムスの予言の成就を阻む“鍵”の存在に気付いた学長を始末したようです。
そして今度はマヤを始末しようとしています。
その頃マヤは、シャワーを浴びていました。
ふと気づくと、シャワーカーテンの向こうに誰かの気配。
タイミングを見計らって勢いよくカーテンを開けましたが、誰もいません。
ところがそのとき、鏡に「ジャマをするな」の血文字が現れました。
霊現象です。
黒服が送り込んだのでしょうか?
川島千尋たちは霊を操れるのでしょうか?
マヤはシャワーを終えて部屋に戻ります。
そこで再び霊現象。
揺り椅子が揺れ、ドアが突然閉まります。
霊の姿は見えませんが、雷の光を受けてその姿が浮かび上がりました。
霊はマヤに迫ります。
ちょうど調査中だった文明は、たまたまその異常に気付き、マヤの部屋に飛び込んできました。
タイミングが良すぎるので、マヤはすべて文明の仕業だったのかと問い詰めます。
恐怖の大王とは貴様だったのかと。
文明はもちろん否定します。
そんな文明に、じゃああれは何だと指し示すマヤ。
姿は見えず足跡だけが迫ってきます。
未来の説明シーンの聡明で落ち着いた印象とは違い、震えて動けなくなってしまう文明。
鬱陶しいのでマヤに突き飛ばされてしまいました(^^;
飛ばされた文明は偶然にも隠し扉から地下へ転げ落ちてしまいます。
マヤも死霊から逃げるため文明に続きます。
地下では文明が気絶していました。
マヤは必死に文明を起こそうとしますが、背後から霊に襲われ、首を絞められてしまいます。
絶体絶命。
もうだめかというところで、壁のレンガがはずれてまぶしい光が発せられます。
その光を受けた霊は消えてしまいました。
レンガがはずれた後の空間には古い手帳がありました。
学長の研究成果を書き記した手帳です。
そこには学長からのメッセージが書かれていました。
今すぐこの手帳を持ってここから離れ、何もかも忘れて静かに暮らしてほしいというメッセージです。
この手帳には、敵からのあらゆる攻撃に備えた防御の呪文が記されているので、手帳を持っていれば安全に暮らせるようです。
さらに、学長がここ数年、ノストラダムスの予言を研究してきて、鍵となるものを破壊すれば予言を阻止できることを突き止めたことも書かれていました。
この研究を好ましく思わない連中がいて、学長は命を狙われていたそうです。
これで、マヤは学長が何者かに殺されたことを知りました。
同時に、ノストラダムスの鍵について話していた文明の言葉も本当なのかもしれないと思い始めたようです。
その夜、1人になったマヤは考え込みます。
そして不敵な笑みとともに何かを決心しました。
翌日。
文明が安倍実として教室にやってくると、そこには制服を着たマヤの姿が。
驚いた文明は、授業後に学長室に行き、学長のはずのマヤがなぜ教室にいたのか質問します。
マヤは自分の考えを語ります。
始めのうちは学長を継いで学院をつぶそうと思っていたことを。
でも、誰かが父を殺したのであれば話は別で、今は犯人を突き止めることのほうが先だと。
そのためにまず“鍵”を探すことにしました。
マヤが父親の遺志を継げば、犯人たちは今度はマヤを狙ってくるはずなので、そこで捕まえるつもりです。
文明のことは完全に信じたわけではありませんが、行動を共にしたほうが都合がよさそうなので、コンビを組むことにしました。
マヤと文明のコンビ・マヤ文明、結成です。
次回はモスマンが再登場。
これも川島千尋が操っているのでしょうか?
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世紀末オカルト学院 第2話
文明の到来
演出
池田重隆
脚本
水上清資
キャスト
神代マヤ 日笠陽子
内田文明 水島大宙
黒木亜美 高垣彩陽
成瀬こずえ 花澤香菜
川島千尋 小林ゆう
ブンメー君 矢作紗友里
黒服 江川大輔
科学者 二又一成
サブリーダー 桐本琢也
歴史家 青山穣
軍人 梁田清之
No5 住吉屋力
司会者 前田剛
男子生徒 島崎信長
男子生徒 会一太郎
研究家 三上丈
神代純一郎 矢島正明
ラベル:世紀末オカルト学院




