2010年07月31日

ちょっと昔のいいアニメ―『SoltyRei(ソルティレイ)』

最近はアニメが大量に放送されていて、それをチェックするだけでも大変。
でもここでちょっと一休みして過去の名作(?)を振り返ってみようかな、というこのコーナー。

第21回は、「パ…パ………………た…だ…い…ま」で号泣してしまう『SoltyRei(ソルティレイ)』です。

『SoltyRei(ソルティレイ)』第2話より 『SoltyRei(ソルティレイ)』第2話より 『SoltyRei(ソルティレイ)』第6話より 『SoltyRei(ソルティレイ)』第24話より

神奈川では2005年10月から木曜日の深夜にテレビ朝日で全24話が放送されました。
その後発売されたDVDのVol.13で特別編が追加され、総話数は25話となっています。

当時のキャッチコピーは
AI(アイ)は、プログラムされるのか…
GONZO×AICが贈る究極の美少女・SFミッドセンチュリーアクション!
でした。

初回放送はリアルタイムで観ましたが、最近ShowTimeで改めて全話を視聴。
ちなみに一言感想と各話の評価グラフはこちらにあります。

舞台は、アメリカのダウンタウンを思わせるような雰囲気の街。
この街の上空はオーロラシェルという特殊な膜で覆われています。
この膜に“刺激”が与えられると落雷が発生し、最悪の場合は街1つを壊滅させてしまうほどの大災害をもたらします。
この最悪の落雷(ブラストフォール)が12年前に発生して、多くの人の命を奪い、生き残った人の運命も変えてしまいました。
そんな悲しい過去を持つ人物の一人が、この物語の準主役であるロイ・レヴァント。
彼はブラストフォールで一人娘のリタと生き別れになってしまいました。
そんな彼がある日、記憶を失った一人の少女と出会います。
この少女がなぜかロイと同居することになって……。

ということで、ロイは彼女と暮らすことで徐々にかつての優しさを取り戻していくことになります。
少女のほうも、最初のうちは口数が少なくて何を考えているのかわからない状態でしたが、ソルティと命名されてロイと暮らすうちに徐々に感情表現が豊かになっていきます。
やがて、この街とソルティに関する真実が明らかになり、クライマックスを迎えることに。
ラストはかなり印象に残る感動的なシーンとなっています。

ソルティとロイの脇を固めるのは、ロイが所属するハンターズオフィスの所長・ミランダとその娘のカーシャ、未登録市民として差別を受けているローズとその兄弟、この街の政治・警察機構を統括するR.U.Cという一企業の特殊部隊(プロシード)に所属する4人の少女たち、機械オタクのユート、といった具合にクセのある魅力的なキャラが揃っています。

一言で言ってしまえば、上質のB級作品。
ストーリーはかなり大雑把な印象を受けますが、シリーズを通した流れはしっかり筋が通っています。
また、ロイという中年男性に重要な役回りが与えられていて、ちまたに溢れる萌えアニメとは一線を画す渋い雰囲気も楽しめます。
さまざまな謎もしっかり解決されるし、最後の締めも素晴らしいので、B級好きな人はけっこう楽しめる作品かもしれません。

それではまた、次回をお楽しみに。

SoltyRei DVD-BOX 完全予約限定生産
SoltyRei DVD-BOX 完全予約限定生産

公式サイト
http://www.solty.net/

SoltyRei(ソルティレイ)
第1話 「オーロラの降る街」
第2話 「新しい朝。」
第3話 「青の少女」
第4話 「friend」
第5話 「ウォーターサイド・パニック」
第6話 「愛娘(まなむすめ)」
第7話 「小悪魔の訪問」
第8話 「リベンジ」
第9話 「乙女達の休日」
第10話 「トレジャー&レスキュー」
第11話 「バースデーゲーム」
第12話 「決着の果てに-na-mi-da-」
第13話 「distance(すれ違い)」
第14話 「心覆う闇のために…」
第15話 「たどり着いた場所」
第16話 「冗談です、半分」
第17話 「LADY(レディー)」
第18話 「おかえりなさい」
第19話 「全員集合!」
第20話 「訪レル災い」
第21話 「真実の刻」
第22話 「わたしと彼女と、少女の想い」
第23話 「Final message(最後のコトバ)」
第24話 「これから」
第25話 「すれ違うキモチで、想い合うココロで。」(特別編)

監督
平池芳正
遠藤広隆(助監督)

シリーズ構成・脚本
木村暢

演出
第1話 遠藤広隆
第2話 木村隆一
第3話 仁昌寺義人
第4話 阿部雅司
第5話 岩田義彦
第6話 渡辺純央
第7話 山田弘和
第8話 遠藤広隆
第9話 岩田義彦
第10話 木村隆一
第11話 阿部雅司
第12話 仁昌寺義人
第13話 唐戸光博
第14話 山田弘和
第15話 岩田義彦
第16話 遠藤広隆
第17話 仁昌寺義人
第18話 唐戸光博
第19話 ほしかわたかふみ
第20話 山田弘和
第21話 岩田義彦
第22話 古川順康
第23話 木村隆一
第24話 仁昌寺義人
第25話 岩田義彦、遠藤広隆(特別編)

キャスト
斎藤桃子    ソルティ(#1~25)
中田譲治    ロイ(#1~25)
大原さやか   ミランダ(#1~25)
桑谷夏子    カーシャ(#1~25)
広橋涼     インテグラ(#1、#2、#4、#5、#7、#9、#11~13、#16~20、#25)
伊藤静     シルビア(#1、#2、#4、#5、#7、#9、#11、#12、#14~18、#25)
田村ゆかり   セリカ(#1、#2、#4、#5、#9、#11、#12、#14、#16~19、#25)
能登麻美子   アクセラ(#1、#2、#4、#5、#9、#11、#12、#14~23、#25)
平尾仁     デイル・ボイド(#1)
辻つとむ    グレイ・ワッカー(#1)
武虎      ハンターA(#1、#3)、グレコーの手下A(#6)、鑑識(#11)、セリカの父(#12)、研究員B(#14~16、#19)、襲撃班・男性A(#17)、店主(#20)、追討隊・隊長(#21)、指揮官(#23)
小谷津央典   ハンターB(#1、#3)、ハンター(#2)、グレコーの手下B(#6)、医師(#7)、配達員(#11)、研究員A(#14~16、#19、#21)、研究員(#17、#20、#22)、追討隊A(#18)、未登録市民A(#24)
斉木美帆    ニュースアナ(#1、#7、#14)、アナウンサー(#3、#8、#13、#18、#19、#21、#23~25)、オペレーター(#9)、セリカの母(#12)、襲撃班・女性(#17)
真堂圭     TVコンパニオン(#1)、中華娘(#2、#4、#25)、女の子(#3、#5、#7、#21)、バスガイド(#8)、子供(#11)、秘書(#19)
梅津秀行    スナイパー(#2)
きのしたゆうこ おばさん(#2)
酒井敬幸    局員(#2)
下野紘     ユート(#3~7、#9、#11~25)
浅野真澄    ローズ(#3、#5~13、#17~25)
田坂秀樹    ラリー(#3、#7、#8、#10~13、#18~22、#25)
鈴木達央    アンディ(#3、#7、#8、#10~12、#14、#18~25)
仲野裕     デューイ(#3)
金月真美    ナタリー(#3)
望月健一    ハンター・リーダー(#3)
緒方文興    ジャック(#4)
石毛佐和    メリル(#4)
豊嶋真千子   メリルの母(#4)
風間信彦    メリルの父(#4)
喜山茂樹    団長の声(#5)※「喜山茂雄」の間違い?
飛田展男    仮面の男(#5、#8、#9、#11、#13、#14、#16~18)、アシュレイ(#19~23)
永野愛     リタ(#6)
小山力也    ビンセント・グレコー(#6)
壇巨幸     ケリー・ジョーンズ(#6)
喜山茂雄    運転手(#7)
速水奨     ジョン・キンバリー(#8)
青山穣     リゼンブル救助隊リーダー(#10)
森岳志     リゼンブル救助隊A(#10)、研究員D(#14)、襲撃班・男性B(#17)、追討隊C(#18)、未登録市民B(#24)
安齋龍太    リゼンブル救助隊B(#10)
大塚芳忠    ホウ・チュウ(#11~13)
近江知永    サラ(#12)、イザベル(#25)
永田亮子    ジェレミー(#13、#14、#22)
三浦祥朗    研究員C(#14~16、#19)、追討隊B(#18)、研究員B(#21)
草尾毅     ウィル(#15、#16)
立木文彦    ジョセフ(#15~17、#19~24)
渡部猛     店主(#18)、ヴォートル(#22~24)
沢城みゆき   ミィ(#18、#22~24)
吉野裕行    横領犯(#18)
稲村優奈    謎の女性(#19)、イルミナ(#23)
島本須美    エイレネ(#24)
稲田徹     オービス・クレイマン(#25)
徳永愛     ナナ・ロックウェル(#25)
生天目仁美   アム・トランファ(#25)
posted by animisc at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっと昔のいいアニメ | 更新情報をチェックする
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