2010年08月15日

今週の一本 その4(2010/8/8~8/14)―『刀語』第8話

今回、とがめと七花は変体刀集めの旅を一時中断し、家鳴将軍家のお膝元、尾張に戻ってきました。

さっそくとがめの屋敷に向かった二人。
七花は、前方に見える周囲の景観にそぐわない派手な装飾の屋敷を見て大笑い。
実はそこがとがめの屋敷だったというオチでした(^^;
とがめは七花を屋敷に残して城へ行ってしまいます。
事情が変わって、城に“刀”を持ち込めなくなったとのこと。

七花は屋敷内を見て回ります。
無人なうえに、家具調度はすべて処分され、何もない殺風景な屋敷。
とがめは変体刀集めの旅で命を落とすことも覚悟していたようです。

その後七花は庭で稽古を始めます。
そこに右衛門左衛門が。
否定姫の使いで七花を迎えに来ました。
変体刀の情報を与えるとのことです。
だまっていてはとがめが顔を見せないので、七花をエサにとがめが否定姫のもとに来ざるを得ない状況を作ろうとしているようです。
右衛門左衛門に連れられてのこのこ城にやって来た七花はとがめと鉢合わせ。
とがめは七花の迂闊さに腹を立てながらも、七花と一緒に否定姫の部屋に行くことになります。

久しぶりに再会したとがめと否定姫はお互いの腹黒さをさらけ出しながらものすごい言葉の応酬で「挨拶」をかわします。
二人はこれまでに何度も、互いに相手を今の地位から引きずりおろそうと(殺してしまおうと)策をめぐらせてきたようです。
ただ単に相手のことが気に食わないというだけではなく、何か深い因縁があるのでしょうか。
このやり取りを黙って後ろで聞いていた七花はただただ唖然とするばかりです。

やがて挨拶がすみ、本題に入ります。
否定姫は変体刀の在りかを直接教えるのではなく、四季崎記紀に関する情報を渡すと言い出しました。
その話によれば、江戸の不要湖に四季崎記紀の工房があったらしいとのこと。
不要湖には日和号(びよりごう)というものがいるそうで、日和号はそこで何かを守っているのではないかという噂があります。
とがめは日和号に脅威を感じているようですが、否定姫は「その守るべきものが四季崎記紀の工房だったとしたら?」という言葉でとがめを煽ります。
ここでとがめは真庭鳳凰の言葉を思い出しました。
真庭忍軍が所在をつかんでいる変体刀の在りかに江戸の不要湖が含まれていたことに。
とがめは不要湖に行く決心を固めます。
さっそく部屋から出ていこうとしますが、その前に一つ質問。
「ところで、そこの床の間の物。その変な鉄の塊みたいなものはなんだ?」
とがめはこの鉄の塊が否定姫の趣味にあわなさそうなので、不要湖に捨ててこようかと申し出ますが、否定姫はこの銃の形をした鉄の塊はただの飾りだと言ってその申し出を断ります。

不要湖にたどり着いたとがめと七花が目にしたのは、湖とは名ばかりの場所でした。
昔は美しい湖だったそうですが、今は大量の廃棄物に覆われています。
そして二人はさっそく日和号に遭遇します。
日和号はからくり人形でした。
今後の変体刀集めのための情報を得るためには四季崎記紀の工房を探る必要があり、その前に工房を守っていると思われる日和号を倒さなければなりません。
とがめはそのための奇策を練るために、日和号に関する情報をもっと得ようとします。
まずは七花が軽く手合わせして日和号の動きを探ってみることに。

七花が日和号に近づいて一撃食らわせようとしたとき、人間の気配を察知した日和号が反撃してきました。
その攻撃を避けた七花はあることに気付きます。
この様子を観察していたとがめも同じことを感じ取ったようです。
日和号そのものが変体刀の1本、微刀・釵(びとう・かんざし)でした。
否定姫はこのことを知っていて、とがめに話さなかったようです。
とがめが気付かずに日和号を破壊してしまえば、その責任を取らされて死罪になるので、望むところだったのでしょう。

翌日からとがめは不要湖の地図を作製し始めます。
工房の場所を特定するためです。
それと同時に日和号の動きもしっかり観察していました。
日和号は決められたコースを巡回してその中心部にある工房を守っているようです。
さらに、日和号の動きにはもう一つ特徴がありました。
ときどき立ち止まって日向ぼっこをしています。

地図が完成して準備が整ったので、いよいよ日和号を倒す段階に移ります。
しかも、ただ倒すのではなくて無傷で倒さなければなりません。

とがめの奇策は、日和号を落とし穴に落とすというものでした(^^;
ところが、というか当然ながら、この奇策は失敗してしまいます。
日和号は落とし穴を華麗な動きで回避しました。
そしてしばらく歩いたあとに停止して、また日向ぼっこをしました。
とがめはこのときの日和号の動きから何かを読み取ったようです。

やがて夜が訪れ、二人はいったん宿に戻ることに。
月には暈がかかっています。
この数日晴天の日が続きましたが、翌日は天気が崩れそうです。

宿に戻る途中、七花は日和号を相手に戦うことへの不安を口にします。
虚刀流に限らず格闘技というものは人間を相手にすることを念頭にしているので、かつて凍空こなゆきに負けてしまったのと同じように、動きの読めない相手に勝つのは難しいと。
とがめはそんな七花に奇策第2弾をさずけようとします。
七花は奇策第1弾が見事に失敗したので不安を隠せません。
とがめはもう二度とそんな不安をおこさなくてすむよう、これを機会に七花を教育してやると宣言。
「今夜は寝かさぬぞ」
明日には決着だと自信満々です。

翌日。
曇り。
七花は日和号を相手に延々と格闘を続けます。
日和号は数々の奇抜な技を繰り出してきますが、その動きはすべてとがめの予想の範囲内でした。
今日の天気が崩れることを見込んだうえで、とがめと七花は寝る間も惜しんで、日和号に可能と思われる動きを一晩ですべて頭に叩き込みました。
とがめは日和号のエネルギー源が太陽光だということを見抜いたようです。
七花は、なんの意思も持たずにただ主の言うとおりに戦うことしかできなかったかつての自分を日和号の姿に重ねて戦い続けます。
一方、日和号も戦いの手をゆるめません。
はるか以前に死亡した主である四季崎記紀の命令に従い、「人間」である七花を排除しようとしています。

「俺にはお前が刀にしか見えねえけど、日和号、お前は俺を人間と言ってくれるんだな」
七花は、人間として自分の意思で戦うことができることの喜びを感じているようです。

さらに激しい戦いが続き、七花の体力は限界に近づきます。
でもそれより先に日和号のエネルギーが尽きました。
日和号は動作を停止。
長い戦いの終わりです。


さて今回の真庭忍軍の動きですが。。。
信濃にある刀を真庭海亀が探しに行くことになりました。
ただし、わかっていることは信濃の禅寺にあるということだけで、刀の名前も形も所有者も一切不明です。
それでも海亀は信濃を目指して旅立ちました。
その途中、海亀は、待ち受けていた右衛門左衛門と遭遇します。
右衛門左衛門によれば、信濃に炎刀・銃(えんとう・じゅう)があったのは確かですが、今はもうないようです。
どうやら否定姫の床の間にあった鉄の塊が炎刀・銃のようです。
右衛門左衛門は真庭忍軍が変体刀に近づいて「歴史の真実」を知ってしまうことを避けようとしています。
邪魔な海亀をこの場で倒そうとします。
海亀も反撃しますが、右衛門左衛門の身のこなしに驚かされてしまいます。
右衛門左衛門は、すでに滅亡した相生忍軍(あいおいにんぐん)の末裔で、その技を受け継ぐただ一人の生き残りでした。
相生忍軍は170年前に真庭忍軍に滅ぼされた忍び集団。
海亀はなすすべもなく右衛門左衛門に倒されてしまいます。

海亀打倒の報告を受けた否定姫は、真庭忍軍の動きがいよいよ目障りになったようです。
真庭忍軍を全滅させようと動き出します。
右衛門左衛門に鳳凰暗殺を命じました。
その鳳凰ですが、以前自ら切り落とした腕が再生(?)していました。
かませ犬とはいえ、かなり手ごわいのかもしれません。

刀語 第八巻 / 微刀・釵 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
刀語 第八巻 / 微刀・釵 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
刀語 第八巻 / 微刀・釵 【完全生産限定版】 [DVD]
刀語 第八巻 / 微刀・釵 【通常版】 [DVD]

公式サイト
http://www.katanagatari.com/

刀語 第8話
微刀・釵(びとう・かんざし)

演出
小林智樹

脚本
待田堂子

キャスト
鑢七花       細谷佳正
とがめ       田村ゆかり
日和号       遠藤綾
否定姫       戸松遥
左右田右衛門左衛門 小山力也
真庭鳳凰      置鮎龍太郎
真庭海亀      関俊彦
真庭鴛鴦      山像かおり
真庭人鳥      広橋涼
鑢六枝       大川透
七花(幼少期)   くまいもとこ
宿の主人      酒巻光宏
語り        池田昌子
ラベル:刀語
posted by animisc at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 刀語 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック