2010年10月10日

今週の一本 その2(2010/10/3~10/9)―『薄桜鬼 碧血録』第13話

今年6月に1期シリーズが終了した『薄桜鬼』。
3か月あけて2期シリーズとなる『薄桜鬼 碧血録(へっけつろく)』が始まりました。
話数は継続で、第13話からとなっています。

本編のほうは、新選組内部に軋みが見え始め、今後の厳しい展開を暗示する内容でした。
次回のサブタイトルも「蹉跌の回廊(さてつのかいろう)」となっていて、史実に沿った重苦しい展開が続くのは間違いなさそうです。


慶応4年1月。
鳥羽伏見の戦いで敗退した新選組は、体勢を立て直すために江戸へ下洛。
品川の釜屋(かまや)に滞在しています。
負傷して怖気づいている隊士が多いうえ、近藤は療養のために別の場所にいるので、いまは土方が新選組をまとめるために昼夜を惜しんで働いています。
さらに、薩長との再戦の機会を得るために幕府と話し合いの場を持とうともしていますが、幕府に取り合ってもらえない日々が続いているようです。
羅刹(らせつ)になった土方は吸血衝動にも悩まされていますが、強靭な精神力でなんとか抑えている状態。

一方、永倉や原田は、鳥羽伏見の戦いが始まった途端に江戸に逃げ帰った幕府に不満を募らせています。

そして山南は、江戸でも夜の見回りと称して不審な動きを見せています。

しばらくして、新選組は秋月邸に屯所を構えることになりました。
秋月邸に移ったある日、昼間にもかかわらず、千鶴の部屋に山南がやってきます。
千鶴は、羅刹である山南が昼間に出歩いても大丈夫なのかと心配しますが、それに答える山南はなぜか笑顔。
「これほどの妙案が思い浮かんでは、ゆっくり寝てなどいられませんよ」
千鶴は鬼なので、その血を飲めば羅刹の吸血衝動を抑えられる可能性があると考えたようです。
山南は千鶴に刃を向けます。
そこに土方登場。
山南は彼なりに新選組のことを考えているようですが、こんなやり方を土方が認めるはずがありません。
山南はとりあえず引き下がります。
でも、千鶴の血を諦めたわけでないのは明白。
そのまま部屋を出て行こうとする山南に土方が尋ねます。
夜の見回りと称して辻斬りをし、血をむさぼっているのではないかという疑問をそれとなくぶつけました。
山南はもちろん否定します。


さて、近藤と同じく負傷して屯所を離れている幹部がもう一人。
沖田です。
銀の銃弾のせいで回復が遅れているので、上野で療養しています。
労咳の症状も進行しているはずです。
そんな沖田を千鶴が見舞います。
上野で警護の任に就く斎藤に案内してもらって来たようです。
沖田は、人を斬ることしかできない自分がこの状態では、新選組にいられなくなってしまうと悩んでいました。


やがて、傷が回復した近藤が新選組に復帰してきます。
近藤は隊士たちを前に、今後の行動について説明。
甲陽鎮撫隊(こうようちんぶたい)として甲府城へ向かえとの幕命を受けたことを伝えます。
薩長を迎え撃つこの任務が成功すれば、甲府城をもらえると意気揚々と語る近藤。

その後、幹部だけでの話し合いとなったとき、永倉が、今回の話を持ってきたのは誰なのか近藤に尋ねます。
近藤の答えは、勝安房守(かつ あわのかみ)でした。
勝海舟は大の戦嫌いらしいという噂があるので、永倉は不信感をあらわにします。
そもそも将軍からして薩長に従う気らしいのに、この命令はおかしいのではないか。
それでも近藤は、今回自分が若年寄の身分をもらえることになったと喜びを隠せません。
さらに、武勲を立てたものは家来として取り立ててやると嬉々として語ります。
これに対して永倉が「俺は新選組の組長だ。が、あんたの家来になるつもりはねぇけどな」と不満を口にします。
原田もこれと同じ考えのようです。
これまで近藤は偉ぶったことを一切言わなかったのに、今は自分たちを家来扱い。
もともと幕府に仕えるのは本意ではないので、不満が募ります。
でも、勝海舟が戦嫌いだろうと、避けられない局面があれば戦うはずだという土方の言葉でとりあえず納得しました。
土方はさらに、山南に向かって、羅刹隊は屯所に待機するよう命じます。
甲府には新選組以外の兵士たちもいるから、羅刹の姿を外部にさらすわけにはいかないとの判断です。
山南は納得できず抗議しますが、いずれ活躍する機会もあるという土方の言葉にしぶしぶ従うことに。

翌日、新選組は甲府行きの準備を進めます。
隊士たちは土方の指示で洋装に衣替え。
大砲や銃を使う西洋式の戦いにはそのほうが向いているからです。
洋服に慣れていない斎藤がボタンのかけ間違いを千鶴に指摘されて照れ隠しする、和むシーンも見ることができました。

最後に土方は千鶴に言います。
本来なら千鶴は屯所に残していくべきだが、羅刹隊と一緒に残していくことはできないと。
風間の襲撃の可能性もあるので、一緒に来るよう命じました。
千鶴は最初からそのつもりだったのでしょう。
笑顔でうなずきます。

そしていよいよ、新選組は甲陽鎮撫隊として甲府へ向け出陣。

次回、残念ながら新選組は甲府で再び敗退することになります。
風間や南雲薫が登場するようなので、鬼の件についてもそろそろ動きがあるでしょうか。

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公式サイト
http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/hakuoki/

薄桜鬼 碧血録 第13話
焔の如く(ほむらのごとく)

演出
西村博昭

脚本
笹野恵

キャスト
雪村千鶴  桑島法子
土方歳三  三木眞一郎
沖田総司  森久保祥太郎
斎藤一   鳥海浩輔
藤堂平助  吉野裕行
原田左之助 遊佐浩二
近藤勇   大川透
山南敬助  飛田展男
永倉新八  坪井智浩
島田魁   大羽武士
君菊    勝田晶子
posted by animisc at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 薄桜鬼 碧血録 | 更新情報をチェックする
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