2011年03月21日

『魔法少女まどか☆マギカ』第10話

『魔法少女まどか☆マギカ』がTBSの番組表から消えてしまいました(^^;
今後放送されるのか、これで打ち切りになってしまうのかは不明です。
ということで、第10話はアニメワンで配信されているものを視聴しました。


今回は、ほむらの能力の秘密が明かされました。
ほむらは、まどかを助けたいという願いと引き換えに魔法少女になり、まどかが救われる世界が実現するまで同じ世界を何度もループしているようです。
過去に戻るたびにパラレルワールドが発生して(新たな時間軸が生まれて)、「悲劇の世界」が1つずつ増えているわけではないように思えます。
ほむらはエントロピー増大の流れから逸脱することで時間遡行を実現しているようです。
時間軸はあくまで1つで、未来は常に1つということです。
以前、キュゥべえがほむらに対して「きみはこの時間軸の人間じゃないね」と言っていましたが、事情を完全に理解していない立場からすればそう思えても仕方ありません。
キュゥべえの解釈は当たらずといえども遠からずといったところでしょうか。

ただし、ほむらが過去に戻っても、ほむら自身の記憶と身体能力は維持されているので、ほむらのエントロピー減少にみあうだけのエントロピー増加が世界のどこかで起こっているはずです。
時間遡行にどれだけのエネルギーが必要なのかは不明ですが、その大きさはかなり巨大なはず。
ほむらが過去に戻るたびに、まどかが強くなっているので、エントロピーの埋め合わせはまどかの体で行われているのかもしれません。
その結果、まどかが魔女化するときのエネルギー放出量がどんどん大きくなっているのでしょう。


ということで今回は、ほむらが巡って来た5つの世界が描かれました。

1周目
ほむらはメガネっ娘でした。
しかも病弱で気弱。
心臓の病気でずっと入院していたので、勉強も運動もダメ。
そんなほむらが、まどかたちの学校に転入してくるところから始まります。
ほむらは、自分のダメっぷりに嫌気がさして落ち込んでしまいます。
そんな弱い心に付け入るように、魔女が襲ってきました。
ほむらは魔女の結界に迷い込んでしまいます。
そこに現れるのがマミとまどかです。
この時点で2人ともすでに魔法少女になっていました。
まどかは先週契約したばかりだとか。

やがてワルプルギスの夜が現れます。
マミはあえなく死亡し、まどかが1人で立ち向かうことになりますが、太刀打ちできずに倒されてしまいます。
ほむらは、ただ一人の友達・まどかを救いたいという想いから、キュゥべえと契約。
「私は、鹿目さんとの出会いをやり直したい。彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい!」
「契約は成立だ、キミの祈りはエントロピーを凌駕した」

2周目
目を開けたほむらがいたのは病院です。
カレンダーには16日に退院、25日に登校のメモが。
ほむらは今回もメガネっ娘ですが、1周目とは違ってかなり元気です。
初登校の自己紹介の時にいきなりまどかに駆け寄り、周りの目も気にせずに自分も魔法少女になったと嬉々として語ったのはどうかと思いますが(^^;

ほむらの武器(能力)は時間停止の盾でした。
すごい能力であるのは確かですが、マミにダメだしされたので、ネットで爆弾の作り方を調べて自作することに。

やがてワルプルギスの夜が現れます。
この時点でマミは見当たらないので、すでに魔女に倒されてしまったようです。
まどかが1人で立ち向かいますが、今回も敗れてしまいました。
今回は命を取り留めましたが、その代りにソウルジェムが濁りきって魔女化してしまいます。
ここでほむらは、ソウルジェムの真実を知ることに。
このループでもまどかを救えなかったので、ほむらは再び過去へ。

3周目
今回はさやかも魔法少女になっていて、マミ&まどかと行動していました。
杏子とは敵対している様子です。
ほむらは、キュゥべえに騙されていることをみんなに伝えようとしますが、誰も信じてくれません。
逆に、杏子とグルなんじゃないかと疑われる始末です。
さらに、ほむらの武器は爆弾なので、剣を武器とするさやかは何度も巻き込まれそうになっていて、チームを組むのは嫌だとまで言われてしまいました。
ほむらは新たな武器を求めてヤクザの事務所に侵入。
様々な銃器を調達しました。
やることが大胆です(^^;

その後、さやかが魔女化してしまいます。
おそらく本編第1話から第9話と同じような流れをたどっていて、この時点で杏子も一緒です。
ただし、ほむらが魔法少女としてみんなと行動を共にしていたので、杏子が犠牲になることなく魔女さやかを倒すことに成功。
マミ、まどか、杏子はソウルジェムが濁りきると魔女化するのが本当だと知ります。
事実を知ったマミは取り乱し、杏子のソウルジェムを撃ち抜いて破壊してしまいました。
魔女化するのが必然なら、その前に全員死んでしまうしかないと言って、今度はほむらも殺そうとします。
が、その前にまどかがマミのソウルジェムを破壊。
まどかは絶望で泣き崩れてしまいます。
そんなまどかをほむらが励まします。

やがてワルプルギスの夜が現れます。
今回は、ほむらとまどかが2人で立ち向かい、なんとか倒すことができました。
でも、2人のソウルジェムは濁りきり、魔女化するのは時間の問題です。
まどかは1つだけ残しておいたグリーフシードでほむらのソウルジェムを浄化し、ほむらに願いを託します。
過去に戻って、キュゥべえに騙される前の自分を助けてほしいと。
そしてもう一つ。
魔女になる前に自分を殺してほしいと頼みます。
ほかに選択肢がないほむらは、まどかの願いをかなえるためにまどかに銃を向けます。
そして再び過去へ。

4周目
悲劇が起こる前に事実を知って理解してもらうのは無理だとわかったほむらは、誰にも頼らずに自分だけで未来を変えようとします。
魔力で視力を回復してメガネっ娘を卒業し、髪型も変えて決意を固めました。
今回は、転校前に行動を起こします。
キュゥべえと出会う前のまどかに接触しました。
「まどか、あなたに奇跡を約束して取り入ろうとする者が現れても、決して言いなりになってはダメ」
いきなり見ず知らずの少女にこんなことを言われても、まどかは戸惑うだけです。
2周目で魔法少女になったことをいきなり打ち明けたり、武器を手に入れるためにヤクザの事務所に侵入するなど、ほむらは本来電波系のキャラなのかもしれません(^^;
その後、ほむらは1人で魔女と戦い続けることに。

やがてワルプルギスの夜が現れます。
ここは第1話アバンの出来事のようです。
苦戦して倒される寸前のほむら。
彼女の瞳に映るのは、まどかと、まどかに契約を迫るキュゥべえです。
「まどか!そいつの言葉に耳を貸しちゃダメ!!」
ほむらの必死の叫びは届かず、まどかはキュゥべえの言葉に乗せられて契約してしまいました。
その結果。
まどかはワルプルギスの夜を一撃で倒したものの、その一撃に費やした魔法力が強大だったためか、ソウルジェムが一瞬で濁りきり、あっさり魔女化してしまいました。

魔女になってしまったまどかを前に、ほむらは絶望します。
そんなほむらにキュゥべえが語ります。
「遅かれ早かれ結末は一緒だよ。彼女は最強の魔法少女として、最大の敵を倒してしまったんだ。もちろんあとは、最悪の魔女になるしかない。今のまどかなら、おそらく10日かそこいらで、この星を壊滅させてしまうんじゃないかな。ま、あとはキミたち人類の問題だ。僕らのエネルギー回収ノルマはおおむね達成できたしね」
淡々と現実を口にするキュゥべえ。
そしてほむらは再び過去へ。

5周目
ほむらはさっそくキュゥべえを倒します。
でもすぐにもう一体が現れました。
ほむらはこのキュゥべえを追い、まどかと対面することに。
このループが第1話から第9話までで描かれた世界です。

まどかが助かる未来を見つけるために時間の迷路をさまよい続けるほむら。
ということで、すべての事情が明かされたところで今回は終了。
次回からいよいよすべての結末が描かれるはずです。

それを見るのはいつになることやら(^^;
地上波で放送してくれるのでしょうか?


さて、5周目のまどかには4周目の記憶が残っているので(まだ思い出せていませんが)、ほむらの時間移動によるエントロピーの埋め合わせの影響はまどかの体だけではなく、まどかの記憶にも影響し始めたようです。
もしかすると、ほむらは、すべてを思い出したまどかを巻き込んでもう一度だけ過去に戻るのかもしれません。
そこですべてに決着をつけて全員生存のハッピーエンドでしょうか?
エントロピーの埋め合わせをしてハッピーエンドにつなげるため、キュゥべえが回収したエネルギーを奪い返すことになるのかもしれません。

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公式サイト
http://www.madoka-magica.com/

魔法少女まどか☆マギカ 第10話
もう誰にも頼らない

演出
八瀬祐樹

脚本
虚淵玄

キャスト
鹿目まどか 悠木碧
暁美ほむら 斎藤千和
美樹さやか 喜多村英梨
巴マミ   水橋かおり
佐倉杏子  野中藍
キュゥべえ 加藤英美里
早乙女和子 岩男潤子
数学教諭  松本大
女子生徒  大久保瑠美
女子生徒  松嵜麗
女子生徒  佐倉綾音
posted by animisc at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 魔法少女まどか☆マギカ | 更新情報をチェックする
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