これがレイヤに残されたユウヤの記憶を表しているのは容易に想像できます。
本編でもこの記憶に苦しめられるレイヤの様子が描かれています。
でも今回の主役は志穂と徹平と言ったほうがいいかもしれません。
正月のパトロールからバレンタインのドタバタまでの出来事を通して、志穂と徹平のもどかしい関係が大きく描かれました。
もちろんそれだけではなくて、小悪魔退治や元マテリアルたちの会合、バレンタインのチョコエピソードなどが盛り込まれていて、話運びのうまさは相変わらずです。
サーヤのいじめ問題も、だれもが納得せざるを得ない形で綺麗に解決されました。
この場面は挿絵のサーヤの表情が絶妙で、笑いが止まらなかったです。
千早のサプライズ出演も個人的には嬉しかったところ。
でもこの様子だと再登場はないかもしれません。
伊吹が千早のことを恋愛対象とは見ていないので、再登場しても千早にとっては辛いだけなんでしょうけど。
今後はマテリアルとは完全に縁を切って新たな人生を歩んでいくことになるのでしょうか?
これとは逆に、力を失った雪成は確実に復帰してくれそう。
サーヤとの関係がどうなっていくのか興味津々です。
そして志穂と徹平の関係は……。
この2人のもどかしい関係にも遂に変化の兆しがありました。
その結末は次巻に持ち越されてしまいましたが、次巻で大きな進展があるかもしれません。
でもその前に、突然の大停電の原因をめぐってひと騒動ありそうです。
しばらく大物の悪魔は出ていなかったので、そろそろ物語の節目となる大きな動きがあるのではないでしょうか。
外伝のほうも盛り上がってきました。
こちらも時期的にはバレンタインの出来事で、綾香についに恋人が…といった流れ。
これは間違いなく魔王登場のプレリュードですね。
こちらのほうも次で大きな動きがありそうです。

魔天使マテリアル〈10〉黒闇の残響 (ポプラカラフル文庫)
ラベル:魔天使マテリアル
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