2012年07月09日

今週の一本(2012/7/8~7/14)―『TARI TARI』第2話

今回は、合唱部設立から合同音楽発表会参加まであれよあれよという間に話が進みました。
合同音楽発表会の開催がこんなに間近に迫っていたとは思っていなかったので、展開の速さに驚きです。
それでも台詞回しの楽しさと心地よさは1話から変わらずかなり良かったです。
活き活きしたキャラ描写に引き込まれまくりでした。
ラストの「心の旋律」の合唱も抜群の雰囲気&歌唱だったと思います。


さて、教頭はこれまでに何度か「坂井和奏」の存在に反応して微妙な態度を見せています。
OP映像からすると、教頭はかつて和奏の母と親友で、和奏の母の影響で音楽にのめりこんでいったように思えます。
「心の旋律」を歌いたいと力説する来夏の言葉を聞いて態度を変えたのは、和奏の母も生前に来夏と同じようなことを言って音楽への情熱を語っていたからでしょうか?
それとも来夏の姿が若かりし頃の自分の姿に重なったから?

和奏が合唱部の面々の前でピアノを演奏したときの回想から推察すると、和奏の母は闘病の末に亡くなったようです。
教頭が今のように厳しくなったのはその頃からなのかもしれません。
和奏が音楽から離れたのもきっとその頃なのではないでしょうか。

さらに「それが私という男なんだ」が口癖の校長が、「坂井和奏」の名前を見て合唱部設立を許可したのも気になるところです。
和奏の場合は当然として、校長と教頭にとっても和奏の母は相当に大きな存在だったように思えます。

ところで、「心の旋律」は和奏の母が口ずさんでいた歌のようですが、この曲の楽譜は誰が書いたのでしょうか?
表紙に書かれている署名を塗りつぶすというずいぶん思わせぶりな見せ方をしていたのが気になります。
予想としては和奏の母か教頭のどちらかが書いたのだと思いますが、ドラマ的には教頭が書いたとしたほうが盛り上がりそうな気も。
そんなことを考えながら来夏と教頭の台詞を聞き直してみると、その意味が俄然深みを増します。
「聴いたことない曲だったけど、作った人の音楽を楽しむ気持ちが私には伝わってきて。すごくまっすぐで。真剣に歌が大好きで。でもやっぱり楽しくて」
「楽しむことと楽しませること。その両立、あなたにできはしません」
教頭は両立できなかったということなんでしょうね(少なくとも今のところは)。


そういえば、今回合唱部に入部した人たちは、踊るバイオリニスト・熊谷哲二のファン(?)がほとんどだろうから、このあとみんな退部してしまいかねないような気が。
今後、もう一度歌う機会が訪れて部員集めに奔走することになるのでしょうか。
そのときはきっとメインキャラ5人で合唱部再出発ですね。


最後に。
ウィーンが読んでいる本、出版してくれないかなあ。
発売されたら絶対買っちゃいそう(^^;

TARI TARI 1 [Blu-ray]
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TARI TARI 1 [DVD]

公式サイト
http://taritari.jp/

TARI TARI 第2話
集ったり あがいたり

演出
平田豊

脚本
橋本昌和

キャスト
坂井和奏  高垣彩陽
宮本来夏  瀬戸麻沙美
沖田紗羽  早見沙織
田中大智  島﨑信長
ウィーン  花江夏樹
教頭    田中敦子
校長    宝亀克寿
沖田正一  木下浩之
沖田志保  能登麻美子
高橋智子  木村亜希子
宮本誠   松岡禎丞
上野みどり 種田梨沙
井瀬奈央  佐倉綾音
榊美佳   葉山いくみ
多田先生  宮坂俊蔵
綾部舞   進藤尚美
高橋の母  宮沢きよこ
ラベル:TARI TARI
posted by animisc at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | TARI TARI | 更新情報をチェックする
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