さすが、エル・カザドです(^^;
そんな今回は、ブルーアイズの憂鬱。
組織の中で自分の居場所を見つけようとしていた彼女が、ついに組織を離れ、自分の道を歩き出すという話。
ナディとエリスの掛け合いやL・Aの言動など、楽しめる小ネタが散りばめられていましたが、なんといっても今回の主役はブルーアイズです。
冒頭のお仕置きはネタとしても、それ以降の彼女の動きは魅せてくれます。
いつまでも目的を達せられないブルーアイズに失望した組織は、彼女の忠誠心を試すため、ナディ抹殺を命じます。
その頃、そんなことは知る由もない「バカ正直な」ナディ&エリスは、詐欺師に騙されて、コンドルを捕まえるのに夢中。
Bレディ2号からの報告でナディ&エリスの居場所を知ったブルーアイズは、その場に向かいます。
ライフルで狙いをつけるも、なかなか引き金を引けないブルーアイズ。
集音マイクでナディ&エリスの会話を盗聴しながらチャンスを待ち、時間だけが経過していきます。
そして、ナディの「もしも羽があったら、自分で行きたいなって思う所に自由に行けるんだから」の言葉に微妙に反応します。
そうこうするうちに、ナディ&エリスは、ついにコンドルを捕まえることに成功。
でもエリスは、せっかく捕まえたコンドルを逃がしてしまいます。
検体として長期間隔離されていた過去が、コンドルを自由に羽ばたかせてあげたいという想いに繋がったのでしょう。
「早く・・・飛んで・・・飛んで・・・飛んで」
そんなエリスの行動と、これまでのナディ&エリスの会話から、ブルーアイズもついに決意を固めました。
組織を離れて自分の目的を成し遂げるために羽ばたこうと。
そして、自分が魔女の末裔であることをBレディたちに明かします。
エリス確保を引き伸ばしていたのは、エリスがウィニャイマルカに辿り着いたときに、自分の魔女としての能力も目覚めるのではないかと期待していたからだと。
「カゴの鳥はしょせんカゴの中でしか生きられない」ことを知っている彼女は、Bレディたちが巻き込まれないよう、一人でその場を去ります。
Bレディたちの立ち位置が組織寄りなのか、ブルーアイズ寄りなのか、いまいちはっきりしませんが、後に残された彼女たちがどう動くのか気になるところです。
そしてローゼンバーグ。
相変わらずメリッサと一緒にいますが、この二人の間には大きな溝がありそうです。
ローゼンバーグはメリッサに真剣に向き合っていないような感じで、メリッサはローゼンバーグの心が自分に向いていないことに気付いていながら無理にそのことを頭から追い出そうとしている感じ。
この二人の関係は本筋に関係あるのかな?
そもそもメリッサってどういう人物なんでしょうね。
そしてさらに、メリッサが持ち込んだカゴの鳥、2羽。
ローゼンバーグが逃がしたのかどうかはともかく、この2羽はエリスとL・Aのメタファーでしょうね。
屋根の上に留まっている1羽(L・A?)を見ながら、ローゼンバーグが一言。
「迎えに来て欲しいのかな。でももう手遅れですよ。出て行ったのは君たちですから」
「雛」がかえれば育てる意思はあるものの、今となってはそれにこだわるつもりはないということでしょう。
プロジェクト・リヴァイアサンに代わる野望を見つけたということでしょうか?
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公式サイト
http://www.elcazador.tv/index.html
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/elcazador/ (テレビ東京・あにてれ)
エル・カザド 第21話
羽ばたく女
演出
有江勇樹
脚本
川崎ヒロユキ
キャスト
ナディ 伊藤静
エリス 清水愛
ローゼンバーグ 三宅健太
ブルーアイズ 久川綾
リカルド 立木文彦
リリオ 井上麻里奈
L・A 宮野真守
Bレディ1号 岡本麻弥
メリッサ 豊口めぐみ
ラルコ 大木民夫
議長 三石琴乃
ラベル:エル・カザド