彼は蓮治に、このようなことは今後も起きるし、千尋と過ごす時間が長くなればなるほど記憶が消えたときの痛みは大きくなると言います。
大きな痛みを感じるのは千尋ではなく、千尋と一緒にいた人のほうなのですが、蓮治はまだ千尋と向き合う覚悟が足りないのかその考えには思い至りません。
そんな蓮治に火村はとどめの一言。
「大きくなるのは・・・蓮治、おまえの痛みだ」
さらに、今なら千尋の前から消えることができると、蓮治に最後の決断を迫ります。
蓮治はどうしていいかわからず泣き崩れる。
千尋はその様子を影から見ていますが、当然ながらその目には何の感情もありません。
その後千尋は、これまでに書き溜めた日記をすべて読み返す作業を始めます。
でもそこに書かれているのは、まったく変わらない同じ毎日の繰り返し。
こんな人生なら終わってしまえばいいと自暴自棄になってしまいます。
そんな千尋のことが怖いと火村に打ち明ける蓮治。
場所が教会の屋根の上っていうのが良くわかりませんが。。。見るからに危ないでしょうここは(^^;
いや、危ないっていうことが何かの暗示なのかな?
火村はそう思うのが正常だと言います。
蓮治はさらに、なぜ千尋と会うことをやめさせなかったのかと火村に尋ねます。
火村の答えは
「見てみたかったのかもな。
俺と同じようなやつが、うまく行くかもしれないって夢を」
これまた思わせぶりな発言です。
火村と千尋では年齢差がありすぎるので、もしかしたら彼とあの謎の女性・雨宮優子のあいだに何かあったのでしょうか。
ついに雨宮優子の出番が来るのか?
さらに、蓮治と千尋がどうするべきかも自分は多分知っていると言います。
ヒントは千尋が書いている小説と真剣に向き合い、千尋がそのような物語を書いている理由を知ること。
千尋の小説は、千尋にとっての現実をそのまま投影したもののような感じです。
そして、小説に出てくる絵の中の世界は小説の中の女の子(千尋)にとっては非現実。
この非現実は、千尋以外の人にとっての現実ということになるのでしょうか。
だとすれば、絵の中に入っていくという結末は、千尋が記憶障害に正面から向き合って蓮治が生きる世界での人生を歩みだすということ。
絵の中の男の子が絵から出てくるという結末は、第7話ではハッピーエンドと言っていましたが、実際は蓮治とともに現実逃避の人生を歩むことを意味するのかもしれません。
この後、蓮治と千尋は記憶が失われる前の行動をもう一度辿ります。
千尋もだいぶ明るくなってきました。
同じことの繰り返しだった日記の内容が、蓮治と出会ってから大きく変わったことがその理由。
その部分を示して、それが今の自分にとっての一生だと言う千尋。
それがわずか十数ページというのが切ないです。
この後、蓮治と千尋は記憶と人格について哲学的な問答をします。
その中で千尋は、記憶が消えてしまったら前の自分は死んでしまったことになるのではないかという疑問を口にします。
蓮治は、その場ではそんなわけがないと否定して千尋を勇気付けますが、涙を流しながらの言葉に説得力があったかどうかは疑問です。
家に帰りパソコンに向かう千尋。
書きかけの小説が映る画面を前にして、電源スイッチに目が行きます。
「ねえ、早くおいで。
ここまでおいで。
寂しさはここにあるよ」
ここで、千尋がイメージする12年と13時間の円の中に一人の子供が。
これは12歳の千尋でしょうか?
「女の子は世界に一人。
だから彼女は神様だ」
千尋が言う神様とは今の自分ではなくて、12歳の彼女ということなのかな?
ここにきてストーリーが完全に自分の理解力を超えてしまいました。
電源スイッチのあたりからどう理解していいのかわかりません。
いつもの的外れな妄想すら思い浮かびませんよ(^^;
でも、なんだかハッピーエンドはなくなったような感じがします。
千尋には幸せな結末を迎えて欲しいんだけど。。。
今週のみやこと紘(と景と京介)。
みやこは自分がまだ紘の心の中に残っていたことを知って安堵し、紘を呼び出します。
やってきた紘に、携帯はやめたと言って「
まだ紘の心を計りかねて不安でいっぱいのはずなのに、無理に笑顔を作ります。
[意味はないとわかりつつ、みやこの現在の状況を風子と比べてしまいました(^^; ]
海岸を歩きながら話す紘とみやこ。
ここで二人は初めてお互いに本心から語り合います。
紘は漫画を描くことを親に反対されて家を出てしまったことを打ち明けます。
そんな紘が自由でうらやましいと言うみやこに対して、紘はみやこのほうこそ自由に生きていると言う。
でもみやこからすれば、みやこの自由は「空っぽで何もない自由」で、紘の自由は「やりたいことのために選んだ自由」。
紘は、やらなければならない事だらけで自由など無いと否定しますが、みやこはそれなら二人で逃げ出そうと、おそらく半分以上本気で言います。
もちろん紘はそれを断ります。
自分で選んだことは責任を持ってやり遂げるべきで、一度関わったことを無かったことにはできないと。
それに対し今度はみやこが「あたしにも関わったんだから逃げたりしないよね」。
紘は一番無かったことにしたい事実だと一度はおどけて見せるものの、すぐに本心を明かします。
みやこがいると肩の力を抜いてもいいんじゃないかと思えると。
みやこも、紘といると気持ちが楽になると素直に打ち明けますが、でもそれは紘といられる短い時間のあいだだけ。
ここで、紘ともっと一緒にいたいという思いが高まり、紘に抱きつきキス。
紘の手はそんなみやこを自然と抱きしめます。
キスを終えて離れた二人の間に無言の時が流れ、いたたまれなくなったみやこは「何か言ってよ」と紘に訴えます。
少女漫画家なんだからロマンチックな言葉くらい言って欲しいと。
紘の口から出てくる言葉は「愛してる」とか「お前をもう離さない」とか、月並みな言葉ばかり。
あげくに「ジュテーム」って(^^;
あきれたみやこは「広野くん、本当にプロの・・・」
その言葉をさえぎり、今度は紘のほうからみやこにキス。
アドリブは苦手だから原稿用紙の前じゃないといいセリフが浮かばないという紘に対してみやこは「じゃあ、原稿用紙のあるところに連れてってよ」
前回までの衝撃とは一転。
かなり綺麗なシーンです。
ありきたりと言ってしまえばそれまでですが、それでもやはり見入ってしまう。
みやこってこれまで本当に無理をしていたんだなっていうのが良くわかります。
この後、紘の部屋に行った二人は当然の流れで愛しあう。
そしてみやこから紘へのお願い。
「広野くん、どんなときでもあたしだけ見ててくれる?」
「ああ、お前だけを見てる」
「あたしはもう、誰かの心から消えたくない」
ここもまた綺麗にまとめましたが、当然これは、この約束が守られないことを暗示しているんでしょうね。
そう考えてしまう自分の心が汚れているだけでしょうか(^^;
一方、景は、京介を呼び出して時間を過ごします。
紘は仕事で忙しいから、その代わりに京介に少し付き合ってもらおうということのようです。
京介は景に呼び出されるまでビデオを編集していましたが、そのときに景に以前のような輝きが無いことに気付きます。
ちょうどいい機会なので、景にその理由を尋ねる京介。
みんながそれぞれ自分の道をしっかり歩んでいるのに、自分は足を痛めて何もできずにくすぶっているというのが景の答え。
でも京介は、輝きが失われた理由は他にあると見抜きます。
京介のアドバイスがあったのかどうかは不明ですが、この後景は紘のために料理を作ります。
そして出来上がった料理を紘の家に持っていく。
でも、ドアを開けた時に目にした光景は信じがたいものでした。
景はその場から逃げ出してしまいます。
でもこれって、どう見ても明け方ですね。
徹夜で料理する根性は評価してあげたい(^^;
それにつきあった京介もすごいけど。
さて、次回はどう展開するのでしょうか。
景がまたみやこを「消去」する展開だけは避けて欲しいところです。
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公式サイト
http://www.ef-memo.com/
ef - a tale of memories. 第9話
forget me not
演出
森義博
脚本
高山カツヒコ
キャスト
宮村みやこ 田口宏子
新藤景 岡田純子
広野紘 下野紘
堤京介 泰勇気
新藤千尋 やなせなつみ
麻生蓮治 高城元気
火村夕 遠近孝一
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