まさかこのまま無声映画のノリで突っ走るのか? と思ったら、アルゼイドがあっさり「NO!」
そこまで破天荒な演出はしないようです。ちょっと安心(^^;
で、最初の質問に対するアルゼイドの答えの続きは
「なぜこんなやつらと行動してるのか自分でもわからない」
そして次の質問。
「現状に満足してる?」
答えるのはバロックヒート。
「NO!
かといって、別に不満も無いけどね」
最後の質問。
「人生はあいもかわらず『クソツマンナイ』かい?」
回答者はラゼル。
「NOよ、NO!
このラゼルちゃんと一緒にいて退屈なんて、絶対確実、百歩退いてもありえない。
面白すぎてはらわたよじれろ! 野郎ども!!」
と、一人だけ超前向きでハイテンションな回答。
いきなり視聴者を煙に巻くような展開ですが、これは刑務所での尋問風景だったようです。
で、今回の話は、ラゼルたちが刑務所に入れられた経緯と、そこでの顛末がメイン。
いきなり家を追い出されて目的地すら決まっていないラゼルと、その旅に付き合うことになったアルゼイドは、とある町に迷い込みます。
今回、バロックヒートは一人で先に行ってしまったようです。
彼とは宿屋で落ち合うことになっているようですが、その宿屋がどこなのかも決めていない様子。
とことん破天荒な連中。
町を彷徨う二人は、何者かに追われて逃げている少年と遭遇。
少年は、捕まれば殺されてしまうと言って、ラゼルに助けを求めます。
ところがラゼルは即答で拒否。
警察に行くよう少年に勧めますが、少年はその警察に追われているようです。
父親の仇を討つこともできずに殺されるのは嫌だと言って引き下がりません。
ここでアルゼイドは「父ちゃんの仇」という言葉に反応して、少年から事情を聞こうとします。
そのとき、警察が追いついてきて全員逮捕。
ラゼルとアルゼイドは牢屋の中で少年から事の顛末を聞くことに。
少年の父親は些細な罪で逮捕され、すぐに出所するはずだったのにいつまでたっても出てこない。
不安になった少年は、馬車に乗って刑務所から出てきた所長に父親の安否を尋ねますが、その答えは、父親は処刑されたというもの。
二、三日待てばゴミ処理場から出てくると言って高笑いする所長。
怒った少年は馬車に石を投げつけます。
それが気に入らなかった所長は、少年を逮捕して処刑するよう部下に命じる・・・というのが少年が追われていた理由でした。
そして、少年の父親が処刑されてしまった理由は、バロックヒート(ヒーたん)が語ってくれます。
彼はスケベ心を出してトラブルに巻き込まれてしまったようで、一足先に逮捕されていました(^^;
彼の話によれば、最近は刑務所を作りたがらない町が増えたので、この刑務所ではお金と引き換えに囚人を受け入れているようです。
そして増えすぎた囚人は定期的に処刑されている。
事情を知ったアルゼイドは、少年の敵討ちを手伝う決心をします。
そして、難なく手錠を破壊。
ラゼルも魔法で手錠を消し、バロックヒートは鍵穴をちょっといじって手錠はずし。
この三人に不可能はなさそうですね。
しかもアルゼイドとバロックヒートは「人徳(強引な説得?)」のおかげで銃とタバコを押収されていませんでした。
脱獄した四人を追って「ゲーム」が開始されます。
刑務所内のさまざまな仕掛けをかいくぐった彼らがたどり着いたのは、処刑された人たちが無造作に積み上げられている部屋。
すると、突然床が下降して、着いた先はゲームのラストステージ。
所長は高みの見物です。
ここで囚人たちを戦わせて、最後まで生き残った一人を釈放する・・・ということのようです。
所長はこれを「ゼロサムゲーム」と言っています。
ということは、結局、最後の一人も殺されてしまうということでしょうか?
無敵三人組は襲い掛かる囚人たちをあっさり打倒。
少年を殺せと命じるハゲ所長を、ラゼルの魔法でステージに引きずり出します。
少年はすかさず所長の元に駆け寄り銃を向ける。
このときアルゼイドとバロックヒートは、駆けつけた警官に囲まれて銃を突きつけられています。
この状況を無視して所長を撃とうとする少年。
ラゼルはそんな少年に銃を向けます。
少年が所長を撃った瞬間に、警官たちがアルゼイドとヒーたんを撃つから、その敵討ちだと言って。
その後は、自分も誰かに殺され、復讐の連鎖は続く。
人を殺すとはそういうことなんだと少年を諭します。
ラゼルはさらに心の中で続けます。
「死んだ人よりも、今生きてる自分を大事にしてよ。
そんなつまんなそうな目してないで笑いなさいよ。
そっちのほうがきっと、もっと素敵なんだから」
これは少年にというよりも、どちらかといえばアルゼイドに向けた想い。
なんでも遠慮せずに言葉にしているような印象がありますが、こういうことは直接伝えないんですね。
けっこう自己中心的に見えて、実際は、仲間の行動にはあまり干渉しないタイプのようです。
アルゼイドとバロックヒートは、自分たちを囲んでいた警官をいつのまにか倒して所長の前へ。
これまでの憂さ晴らしで、楽しいボコリタイムのスタートです(^^;
再び旅の途についた三人組。
ラゼルは、傷口の上に別の傷口を作って復讐の連鎖を招かないですむなら、それに越したことはないと語ります。
だから自分は死なない。
自分たちは一蓮托生なんだから、アルゼイドとバロックヒートも死なせない。
暗に、アルゼイドの敵討ちをやめさせると宣言します。
将来は三人でハッピーライフ。それが彼女の希望。
ということで、今回は第1話より勢いが落ちたような気がしますが、ラゼルの台詞回しはあいかわらず好調でした。
傑作になることは期待できませんが、最後まで佳作として楽しませてくれそうな感じです。
そういえば、ラゼルの服装が前回と変わっていましたが、これは魔法で変えているのでしょうか? まぁどうでもいいことですが(^^;
あと、ラゼルが魔法を発動する時に呪文を唱えたり精神集中したりしないのがいいですね。
そのおかげでそれまでのテンポを維持したままストーリーが流れていきます。
呪文を唱えない魔法使いってある意味斬新かも?

TVアニメ「破天荒遊戯」DVD 第1巻
公式サイト
http://hatenkouyugi.com/
破天荒遊戯 第2話
きずあとのきず
演出
石井久志
脚本
今川泰宏
キャスト
ラゼル 小林沙苗
アルゼイド 櫻井孝宏
バロックヒート 三木眞一郎
エルマー 三瓶由布子
リィズフェルト 長嶝高士
警官 酒巻光宏
警備員 小林和矢
囚人A 伊波由羽
囚人B 近藤学
ラベル:破天荒遊戯




