そして、比呂美が自分の気持ちに嘘をつき続ける理由がさらにわからなくなった回でもありました。
まずは愛子。
海岸沿いの堤防で落ち込んでいる眞一郎を見つけた彼女。
眞一郎を慰めるため、一緒に買い物に行くことを決定。
もちろんそんなことは単なる口実で、本当は眞一郎と一緒の時を過ごしたいから。
あまりにわかりやすいリアクションに笑ってしまいますが、そこがまたいい。
そんな彼女の想いにまったく気付かない眞一郎。ちょっと鈍すぎ。
比呂美が好きな相手は自分ではなかったと言う眞一郎の言葉を聞いてホッとする愛子。
いつか自然に忘れられるときが来ると言って眞一郎を慰めますが、この言葉にも複雑な想いが込められているようです。
眞一郎はそんな愛子に、三代吉とくっつけてやったのは自分だということを思い出させて、恋愛については自分のほうがうまく振舞えるとほのめかします。
本気でそう思っているのだとすれば相当重症ですが(^^;
ジュースを買うために席を立った眞一郎の背中に、愛子は「ほんと、大きなお世話だよ。。。」
鈍感キング・眞一郎のことをちょっと恨んでいるようです。
翌日の下校時間。
三代吉と一緒に下校する愛子。
眞一郎と乃絵が並んで歩いているのを見て「かわいい子。。。」
比呂美が眞一郎のことを好きじゃなかったと知ってホッとしたのも束の間、新たなライバルが出現。
隣にいる三代吉のことを忘れて自分の世界に入ってしまった愛子。
そんな彼女の横顔を見て、かわいいと思ったのか、あるいは彼女が眞一郎に気があることを薄々気付いていて離したくないと思ったのか、三代吉は彼女の手を握ろうとします。
手が触れた瞬間、驚いて飛びのく愛子。
いろんな意味で気まずい状態の二人。
三代吉に悪いと思った愛子は、自分から手をつないで横断歩道を渡ります。
幸せ一杯の三代吉のニヤケ顔が可笑しくもあり、かわいそうでもあり。。。
三代吉の今後も気になるところです。
比呂美。
比呂美は眞一郎に、乃絵の兄のことを憧れるようになった経緯を語ります。
鈍感な眞一郎でも違和感を抱くくらい饒舌に。
人は、弱みや隠し事があるとその場をごまかすためにおしゃべりになるものです。
ここで比呂美が話していることはもちろん嘘なんでしょうね。
そもそも、嬉しいことを話しているはずなのに目が死んでいるし。
その夜、廊下で鉢合わせした比呂美と眞一郎。
眞一郎が自分を避けているように感じた比呂美は、乃絵を紹介してくれるよう頼んだことが原因かと思い、眞一郎に謝ります。
ここで眞一郎は、乃絵の兄と近づきたいならそう言ってくれればよかったと、余計な一言。
二人の間の溝が徐々に広がっていきます。
ここに、眞一郎の母がタイミングよく現れて、このやり取りは終了。
母から(なぜか)逃げる眞一郎。
母は、その場に残った比呂美に「その眼、あなたの母親にそっくり」と嫌味な一言。
次回予告に、眞一郎の両親と(おそらく)比呂美の両親が写った写真が出てきます。
もしかしたら、その頃に何か間違いがあって、比呂美の母親と眞一郎の父親が関係を持ってしまったのかもしれません。
その結果、比呂美が生まれたのかも。
眞一郎の母が比呂美を毛嫌いする理由や、比呂美が眞一郎の家に引き取られた理由も、実はそんなところにあるのではないでしょうか。
乃絵。
下校途中の眞一郎に今日の分の餌を与える乃絵。
相変わらず眞一郎のことを鶏扱いです(^^;
今なら涙をあげられると言う眞一郎に対し、今の彼のヘボでドブで泥でゲロな涙に価値はないとあっさり拒否。
汚れきった涙を綺麗にするため、公園の噴水に連れて行き「はい、ぱちぱちってして」
本当に破天荒な女の子。
ここで、自分の涙はおばあちゃんが天空に持っていってくれたと、涙をなくした理由を眞一郎に話します。
泣きたいときに泣くために、「大切な人の涙」が必要、というのが、乃絵が涙を集めなければならない理由。
その後、堤防を歩きながら、比呂美と仲良くなってもいいと言い出す乃絵。
眞一郎のヘボ涙の原因が比呂美にあることに気付いているようです。
純粋であるがゆえに人の心がよく読めるようです。
その夜、眞一郎とのやり取りを兄に話す乃絵。
ヘルメットを付けてあげながら乃絵の話を聞く兄の挙動が不審です。
乃絵の首のところをさするような動作と会話の内容が合っていない気が。。。
もしかして乃絵は、おばあちゃんに合うために首を吊ったとか、高いところに上ったときに事故で首に怪我をしたとかいう経験があるのかもしれません。
その翌朝、兄が眞一郎に乃絵と付き合ってくれるよう頼む理由は、そんな事故が二度と起きないように乃絵を地上に引き止めてくれる人が必要だからなのかも。
次回。
「ああ、お前んトコの六番か」(乃絵の兄)
「おせっかいな男の子ってバカみたい」(比呂美)
ということで、眞一郎は愛子のときと同じ間違いを犯しそうです。
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true tears 第4話
はい、ぱちぱちってして
演出
安藤真裕
脚本
岡田麿里
キャスト
仲上眞一郎 石井真
石動乃絵 高垣彩陽
湯浅比呂美 名塚佳織
安藤愛子 井口裕香
野伏三代吉 吉野裕行
石動純 増田裕生
眞一郎の父 藤原啓治
眞一郎の母 高橋理恵子
乃絵のおばあちゃん 瀬能礼子
ラベル:True Tears