虎徹にも隠された事情があるように見えますが、それはまだ他人に打ち明けるつもりはないようです。
最後はダークヒーロー登場で、現在のヒーローが守る正義に疑問符が付くことに。
シリアスな要素が強くなってきました。
話運びがうまいことは相変わらずですが、映像面でもかなり力が入っていて、なかなか印象的なエピソードになっていたと思います。
今後の展開への伏線という意味で気になったことも多かったです。
ざっとあげてみると次のような感じでしょうか。
1)バーナビーが我を忘れて叫んだ「こっちは親を殺されてるんだ!」を思い出しながら、自分と妻と生まれたばかりの楓が写っている写真を物憂げに見つめる虎徹。
→ 虎徹の妻も何らかの犯罪に巻き込まれて命を落としてしまったのかも?
2)ブルーローズが虎徹とバーナビーの仲を気にしていたように見えたこと。また、ヒーローショーでバーナビーの代役を引き受けたのは虎徹のためだと受け取れるような発言をしたこと。
→ ブルーローズは虎徹のことをひそかに尊敬しているのかも?さすがに恋愛感情はないでしょう(^^;
3)ヒーローショーで悪人を捕まえるだけでやっつけなかったことに大きな不満を持っている少年の存在。
→ この少年のような思いを抱いているシュテルンビルト市民は意外に多くいるのかもしれません。ルナティックが主張する正義が子供じみたものだということを示唆しているのと同時に、悪人を容赦なく処刑していくルナティックがシュテルンビルト市民に受け入れられる下地があることを示しているのかも。
4)アルバート・マーベリックの胡散臭さ。
→ 両親を失ったバーナビーを引き取って育ててくれた優しい人なのかもしれませんが、この優しさが逆にとても胡散臭く見えます(^^;
5)犯罪組織のアジト突入を生中継することを決めたアニエス。
→ アニエスは今回、司法局の認可を取って警察との連携作戦を展開しましたが、その後誰かと通話して、特例としてヒーロー同士の回線をオープンにすることを決めました。作戦を成功させるためにヒーロー同士の連携を強める判断だったと考えるのが妥当でしょうが、この判断があったためにルナティックがヒーロー同士の回線に割り込んで自分の正義感を主張することが可能になりました。
アニエスは意図的にルナティックに協力したのでしょうか?
それとも司法局内にルナティックの考えに同調する一派がいて、その人たちにアニエスは利用されたのでしょうか?
この後、ルナティックが犯罪組織のアジトを攻撃したときにアニエスは驚いているので、後者の方が可能性としては高そうです。
6)ヒーローたちがアジトに突入したとき、犯罪者たちが「卑怯だぞ、お前ら!」と叫んでいる。
→ シュテルンビルトでは、ヒーローの強さに対して市民が恐怖心を抱かないようにするため、ヒーローが犯罪者に立ち向かうときは犯罪者を傷つけてはいけないというルールがあるのかもしれません。だから突然の攻撃で死者まで出されてしまったことに対して「卑怯」だと言ったのでしょうか?
7)ルナティックの正体。
→ 第5話で裁判官のユーリ・ペトロフが投げ捨てた新聞が青い炎で燃えたことを考慮すれば、ルナティックの正体はユーリで間違いないはずです。でもあまりにわかりやすすぎるので邪推したくなってしまいます。正体は本当にユーリなのでしょうか?(^^;
最後に。
今回、バーナビーの両親が殺害された当時の新聞が出てきました。
その新聞の上段にある記事は、第4話冒頭でカリーナの父が見ていた新聞の記事と同じものです。
どうやら新聞記事は使いまわしているようなので、文字を読み取ってもあまり意味がないようです。
必要であれば今回のようにテロップを入れてくれるのでしょう。
ついでに書いておくと、この記事の見出しは「Third terrorist bombing this month」
第4話では「Third terrorist b」までしか見えていなくて、「Third terrorist b(ombing incident)」だろうと思い、シュテルンビルトで連続爆破事件が起こっているのではないかと妄想しましたが、それは間違いだったようです。
(もう一つついでに書いておくと、新聞記事では「バーナビー夫妻」になっていて意味不明でしたが、テロップでは「ブルックス夫妻」と正しい表現になっていました。)
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