今回も『くじアン』の感想ですが、投稿のタイミングがずれてしまったので、2本分一気に行きます。
それでは第7話から。
前回の話とはうって変わって、学園内に潜むスパイを捕獲するというシリアスな展開です。立橋院学園の卒業生は政界や財界の要職に就くというだけあって、その裏にある闇の部分もかなり深いようです。
現生徒会における副会長の位置づけや、テロ対策特殊部隊の橘いづみさんの役割、朝霧小牧さんの正体などなど、新たに判明する事実や今後への伏線がてんこ盛りの回でした。
ラストの緊迫した場面での時乃と副会長のやりとりはちょっと興醒めしないでもないですが、その他はなかなか良かったです。
初めて(?)口にするゼンザイに対する橘いづみさんの反応の描き方もグッドです。この辺の描き方がいいかげんだと、ラストで「興醒め」程度ではすまないですからね。
そうそう、蓮子と山田のボケまくりコンビは今回も健在でした(^^;
それにしても、北酒場三郎の演歌が3万曲って。。。この人、歌手生活をいったい何百年続けているんでしょう。。。
さてさて次は第8話。いきなり律子さんのサービスカットで始まりましたが、ストーリーはいたってまじめ。律子さんの誕生日を祝うパーティーでの一コマを淡々と追っていきます(この作品、ほんとにバラエティーに富んでいますね)。
そして後半、今回の重要アイテム(?)ニワトリが登場します。
オープニングで千尋達3人が追いかけているあのニワトリが、10年以上の時を経て再登場です。あの時のニワトリだと気付いた千尋が、今まで育てていてくれたことに感謝すると、律子がこう応えます「あの時自分でがんばるって決めただけだから」
彼女の意志の強さを如実に示してくれる一言です。無口な彼女からこのセリフを引き出すきっかけとなったニワトリは重要ですよね(^^;
親が決めた婚約者との結婚生活を「がんばる」のか、自分でもはっきり自覚している千尋への気持ちを優先することに「がんばる」のか。おそらく前者を選ぶことになるのでしょうが、たとえそうなったとしても彼女ならやっていけるでしょう(でも、辛い生活になりそうだなぁ)。
その一方、時乃はやっと千尋に対する自分の気持ちに気付き始めます。第4話で、千尋が律子を車まで送っていく姿を見て複雑な心境だったようですが、今回、2人がダンスする姿を見て、再び胸が痛くなります。そのときに律子の婚約者が投げかけたさりげない一言がきっかけとなりました。
次回予告を見た感じでは、来週はまたアクション満載になりそうです。毎回バラエティに富んだストーリー展開で楽しませてくれていますが、ラブストーリーをからめてシリーズ全体でまとまりを出せるのかどうか。期待していいんですよね?
脚本・キャストなど >>
posted by animisc at 18:18|
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くじびきアンバランス
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