2006年12月24日

今週の一本(2006/12/18~12/24)―『くじびきアンバランス』第12話

さてさて、くじアンも今回が最終回となってしまいましたが、けっきょく香澄がどういう「化け物」なのか、いまいち良くわかりませんでした(^^;

律子「あなたは確かに(私を)切り伏せた。あなたはもう私に頼らずともよい」
香澄「ひどい人です。謝罪の言葉は口にしないでください。どうか・・・」

これは、律子が香澄の元を訪れて真剣での勝負を挑んだときの二人のやりとりです。これだけを聞いても、二人の間に深い事情があることは間違いないと思うのですが、その事情が語られることはありませんでした。
如月家は神社だそうですが、ただの神社というわけではなく、それ以上に何か深い裏がありそうです。

物語の結末としては、千尋たち新生徒会候補の面々が正式に生徒会役員に就任したところで幕引きとなりました。律子が突然の留学ということで、律子、時乃、千尋の三角関係のほうは未決着。

全12話では語りつくせない部分がたくさんあり、謎もたくさん残されたままです。でも、そうかといってストーリーが破綻していたわけではありません。それどころか、個人的には今期放送されたアニメの中で一番の出来だったと思います。できれば続きが観てみたいですね。

そうそう、最終的に、サブタイトルのくじの合計は51点でした。

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2006年12月10日

今週の一本(2006/12/4~12/10)―『くじびきアンバランス』第10話

今回は、小牧が日常業務を淡々とこなしていく中、彼女の子供時代のスナップショットがちらりと映るカットから物語がスタート。スナップショットには彼女ともう一人、おそらく家族の誰かが写っていますが、お約束どおり、その誰かの顔は光線の加減で見えません。

ここでサブタイトル。今回は黒白半丸の3点です。これで籤の点数は42点になりました。

この後は怒濤のシリアス展開です。本編実質20分強のなかに、小雪の誘拐から始まって、千尋をリーダーに意外なほどの結束を見せる新生徒会候補たち、朝霧家の過去(のほんの一端)などなど、詰め込めるだけ詰め込んだ感じでした。背景説明をとことんまで切り詰めて、テンポ良く見せるストーリー展開です。

かといってシリアス一辺倒ではないのがくじアンのいいところ。現生徒会から待機命令が出ている新生徒会候補たちが独自に動くことを決意して大いに盛り上がった直後に、山田のサービスカット。「どうぞ蓮子さま、ご存分にぃ~」。このギャップがたまりません(^^; さらに、妙に面白い(おもに蓮子の)台詞回しや、ガンダムのパロディで笑わせてくれるなど、シリアスと笑いの配分がいいですね。

さてさて、現会長に対して妙に棘のある物言いをしてみたり、リサ・ハンビーからは眉をひそめられたりして、現生徒会の中でちょっと違和感のある描かれ方をしている如月香澄ですが、今回、橘いづみをあっさりと倒すほど凄腕の誘拐犯に「あの化け物」と言われています。残り話数も少なくなってきましたが、なぜ「化け物」なのか説明されることはあるのでしょうか?

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2006年12月03日

今週の一本(2006/11/27~12/3)―『くじびきアンバランス』第9話

今回は、以前の話で小雪に退治された宇宙人達が再登場です。宇宙船を修理して故郷に帰るため、偶然目撃した(ロボット製作中の)蓮子を誘拐します。偶然というには無理のある場面設定ですが、何でもありのくじアンでそういう細かいことを気にしてはいけません(^^;
それにしても、宇宙人の家族写真に写っている奥さん(?)の姿形があまりにも違いすぎるぞ?(綺麗なのは結構ですが。。。)いったいどういう種族なんだろう。

一方、新生徒会候補の他のメンバーですが、今回の任務(生徒会主催の花火大会で世界各国のVIPの警護&接待)を遂行するため、誘拐された蓮子を探すことになります。ここで、蓮子発見に大きな役割を果たすのは現生徒会の書記なのですが。。。書記はイヌですか(^^;
そういえば、小雪はどこかに落ちていたくじを拾って生徒会候補になったんですよね?イヌがくじを拾っても不思議じゃないということです。「くじびきに二度目はない」というキャッチフレーズに偽りなしということですね。

新しいロボットを作る蓮子を見て拗ねていた山田も蓮子の捜索に協力。最後にはロボットの製作理由を知って感動します。そして、今まで以上に蓮子に尽くすことを決意するのでした(^^

さて、書記がイヌだとはっきりわかるのは、現会長の「よくやってくれた。書記のアレックス」というセリフがあるからなのですが、「書記の」は説明的過ぎて雰囲気を壊しているような気がします。あえてここではっきりさせる必要があったのでしょうか?「よくやってくれた、アレックス」で、現会長が陰から支えてくれたことははっきり判るので、この場はそれだけで十分だと思うんですけどね。

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2006年11月26日

今週の一本+α(2006/11/19~11/26)―『くじびきアンバランス』第7話&第8話

今回も『くじアン』の感想ですが、投稿のタイミングがずれてしまったので、2本分一気に行きます。

それでは第7話から。

前回の話とはうって変わって、学園内に潜むスパイを捕獲するというシリアスな展開です。立橋院学園の卒業生は政界や財界の要職に就くというだけあって、その裏にある闇の部分もかなり深いようです。

現生徒会における副会長の位置づけや、テロ対策特殊部隊の橘いづみさんの役割、朝霧小牧さんの正体などなど、新たに判明する事実や今後への伏線がてんこ盛りの回でした。

ラストの緊迫した場面での時乃と副会長のやりとりはちょっと興醒めしないでもないですが、その他はなかなか良かったです。
初めて(?)口にするゼンザイに対する橘いづみさんの反応の描き方もグッドです。この辺の描き方がいいかげんだと、ラストで「興醒め」程度ではすまないですからね。

そうそう、蓮子と山田のボケまくりコンビは今回も健在でした(^^;
それにしても、北酒場三郎の演歌が3万曲って。。。この人、歌手生活をいったい何百年続けているんでしょう。。。


さてさて次は第8話。いきなり律子さんのサービスカットで始まりましたが、ストーリーはいたってまじめ。律子さんの誕生日を祝うパーティーでの一コマを淡々と追っていきます(この作品、ほんとにバラエティーに富んでいますね)。

そして後半、今回の重要アイテム(?)ニワトリが登場します。
オープニングで千尋達3人が追いかけているあのニワトリが、10年以上の時を経て再登場です。あの時のニワトリだと気付いた千尋が、今まで育てていてくれたことに感謝すると、律子がこう応えます「あの時自分でがんばるって決めただけだから」
彼女の意志の強さを如実に示してくれる一言です。無口な彼女からこのセリフを引き出すきっかけとなったニワトリは重要ですよね(^^;
親が決めた婚約者との結婚生活を「がんばる」のか、自分でもはっきり自覚している千尋への気持ちを優先することに「がんばる」のか。おそらく前者を選ぶことになるのでしょうが、たとえそうなったとしても彼女ならやっていけるでしょう(でも、辛い生活になりそうだなぁ)。

その一方、時乃はやっと千尋に対する自分の気持ちに気付き始めます。第4話で、千尋が律子を車まで送っていく姿を見て複雑な心境だったようですが、今回、2人がダンスする姿を見て、再び胸が痛くなります。そのときに律子の婚約者が投げかけたさりげない一言がきっかけとなりました。

次回予告を見た感じでは、来週はまたアクション満載になりそうです。毎回バラエティに富んだストーリー展開で楽しませてくれていますが、ラブストーリーをからめてシリーズ全体でまとまりを出せるのかどうか。期待していいんですよね?

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2006年11月18日

今週の一本(2006/11/12~11/18)―『くじびきアンバランス』第6話

この作品、オープニングとエンディングが結構いい感じなので、内容はちょっとビミョーだったけど、なんとなく毎週観ていました。でも、第4話が意外にいい話だったので、少し真面目に観ることに(とはいっても、第5話は見逃してしまったので、真面目に観るのは今回が初めて)。

閑話休題。

今回の話は、落ちぶれた新聞部を建て直す話。
建て直しには、スクープが必要と考えた次期生徒会メンバーは、各自カメラ片手に出かけていきます。

その途中、時乃はお得意の強運を発揮して、競馬で負けたおじさんを助けます。「でも時乃はニュースな事件が欲しいんだけどなぁ。スクープって難しいなぁ」「いや、お前の予想がニュースだろ。。。」

蓮子はお供の山田を従えて、体育館倉庫であぶない撮影会。「ようは部数が伸びりゃいいのよ」「大衆なんてエロけりゃOKなんだから」

千尋と小雪は、偶然にも小袋あのねのゲリラライブに遭遇。千尋は今まで悪運続きだったらしいけど、珍しく運が舞い込んだのか。。。と思ったら案の定、カメラの電池切れで写真は撮れませんでした(^^; 撮影を小雪に任せて、電池を買いに行ってしまいます。
撮影を任された小雪は、冒頭でそのチカラを披露してくれましたが、ここでも別のチカラを見せてくれます。そして自分のチカラを再確認した小雪は、その場にカメラを残して立ち去ってしまう。
彼女が必要以上に引っ込み思案だったのは、このチカラが嫌でたまらないからだったんですね。
でも、この後のシーンで麦男が発する「君が望んだようにしか世界はうつらないよ」の一言で、心境に変化があったようです(麦男は「~写らないよ」と「~映らないよ」のどちらの意味で言ったんでしょうね)。

こんな感じでいろいろありましたが、結局スクープはなし。。。かと思いきや、最後にとんでもないスクープがあり、新聞部も(とりあえず)復活ということで一件落着です。

ほんとうに何でもありなのが「くじアン」なんですね。これを受け入れられるかどうかでこの作品の評価は大きく変わってくるでしょう。ちなみに自分は結構気に入りました。あちこちにちりばめられた、何ともいえないセリフの数々もいい感じです。

ちなみに今回はこんなセリフもありました。
「さすがは蓮子さま。自分より1ミリでも背が低い相手は容赦なく見下しますね~」
「あれ~?何で蓮子さまが素直なんですか~?脳にウジでも湧いたんですか~?」

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