千秋は、日本での最後の大仕事、RSオケのニューイヤー・コンサートを最高の指揮で締めくくります。
「これで俺の仕事は終わったな・・・終わったんだ、全部」
という彼ですが、何かしっくりこないのは、もう一つ大切なことにけじめをつけていないから。
前回、「もういい」と言って、のだめをヨーロッパに連れて行くことをいったんは諦めましたが、やはりそう簡単にのだめと決別することはできないようです。
ということで千秋様がじきじきに、のだめの実家がある福岡まで出向くことに。
「俺様を二度も振ったら、もう絶対許さねえ」という固い決意を持って、のだめに最後の説得を試みるために。
その頃、のだめは、やっとコンクールのショックから立ち直っています。
ピアノも弾けるようになり、久しぶりに携帯の電源を入れてみると、大量のメールが。
でもすべてハリセンからのメール。。。かと思いきや、「プリごろ太NEWS」という件名のメールが1通。
喜んで開いてみると、「江藤や」の文字が(^^;
ハリセンの巧妙な策略に引っかかってガッカリなのだめですが、メールの内容は、フランスの音楽院への留学について。
シャルル・オクレールの勧めがあり、ハリセンが願書を出しておいてくれたそうです。
試験に落ちることはないでしょうから、これで、一度は失われた海外への道が再び開かれたことになります。
そしてここからは感動のラストシーンへ一直線です。
留学試験を受けることにしたのだめが、そのことを最初に伝えようとした相手は千秋。
まだ日本にいるかどうかわからない千秋に電話をかけます。
電話に出た千秋はタクシーでのだめの実家に向かっている最中で、ちょうどその時に買い物帰りののだめとすれ違います。
電話での会話を続けながら、タクシーを降りて後ろからのだめに近づき、抱きしめる千秋。
ちょっとベタな演出のような気がしないでもないですが、こういうのはやっぱり観ていて気持ちがいいものです。
で、このあと少し笑いを盛り込んで、「のだめカンタービレ」終了となりました。
この作品、第1話から最終話まで中だるみすることもなく、とにかく楽しめました。
アニメーション(動画)としては若干不満がないわけでもありませんが、それを補って余りあるほどにストーリーが秀逸。
絶対に2期もやって欲しいですね。
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