2007年07月08日

今週後半の一本(2007/7/5~7/7)―『英國戀物語エマ 第二幕』第12話

資金獲得に奔走するウィリアムは、クリスタルパレスでエマと会う約束よりも資本家回りを優先させます。
資金提供してくれている多くの人たちのことを考えると、「これはどちらを選ぶとか、そういう問題じゃないんだ」というのも仕方ない気がしますが、かなり辛い判断なのは間違いありません。

ところがこの資金問題はあっさり解決することになります。
どうやら裏でハキムが動いてくれたようです。
でも、この「あっさり」も、これまでのウィリアムの努力が評価されてのこと。
ウィリアムの頑張りも無駄ではなかったということです。

援助の手を差し伸べてくれたのはジェドバラー卿です。
この人、8話で一度投資を断って、10話で思わせぶりに1シーンだけ登場していましたね。
予想を裏切ることなく、キーパーソンを演じてくれました。
犬を連れたご婦人と関係があるのかとも思っていましたが、名前からすると関係は無いようです。

ウィリアムはハキムに感謝し、思わず彼を抱きしめます。
それを見て笑うハキムの召使いたちが印象的。
彼女たちが声を出したのは、第一幕を含めてもこれが初めてですね?

その後ウィリアムは、約束の時間に大幅に遅れてクリスタルパレスに向かいます。

一方、エマのほうも、タイミングよく(?)発生した火事のおかげで約束の時間に遅れてクリスタルパレスに到着。
この火事がなければ間違いなくウィリアムとすれ違いになっていたでしょう。
メルダース家にとっては不幸な出来事でしたが、エマにとってはある意味ラッキーでした。

最終的にエマとウィリアムの二人は待ち合わせの場所で会うことができ、再度の告白、結婚、幸せな家庭、とハッピーエンドを迎えます。
あまりにあっけないので、ちょっと拍子抜け。

そういえば、ハンスはもっと重要なキャラかと思っていましたが、最後までストーリーに深く絡んできませんでした。
これもちょっと意外でした。

そして最後に、忘れてはいけないのがエレノアさん(^^;
ピアノの演奏会で彼女を見つめる青年がいました。
どうやら彼女にも新しい相手が見つかりそうです。

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2007年05月06日

今週後半の一本(2007/5/3~5/5)―『英國戀物語エマ 第二幕』第3話

成り行きで訪れることになった劇場で、ウィリアムは偶然にもエレノアと席が隣同士になります。

観劇後、ウィリアムはエレノアを残して一人で劇場を後にしますが、ここからのエレノアは、これまでの彼女からは考えられないほどの粘り強さを見せます。

ウィリアムに完全に無視されてもめげないで、雨の中、靴が脱げても気にせずに走る走る。

一緒にいれば辛いことを忘れられるが恋とは違うと拒絶され、さらに、あなたとはもう会わないという最後の言葉が発せられる直前、その言葉を言わせまいとウィリアムに抱きつき一言。

「それでも(恋愛感情抜きでそばにいられるだけでも)かまいません」

これは当時の女性としては、かなり勇気のいる行動&発言ではないでしょうか。

ここまでされてはウィリアムもたまりません。
しばらく悩んだ末に、ついにエマをあきらめる決心をしたようです。

さて一方、エマは、ドロテア婦人に付き添ってミセス トロロープ(仮名)の屋敷を訪れます。

このあとのエマの述懐で語られますが、彼女はウィリアムの母親とのことです。
そしてさらに、ミセス トロロープに出逢わなければこんなに苦しい思いをすることはなかったとも言っています。

オープニングでエマがダンスをする相手が、ハンス→ウィリアム→(手だけ)と変わっていくのが気になっていたのですが、もしかしたら最後にとんでもない展開が用意されているのでしょうか?

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2007年04月22日

今週後半の一本(2007/4/19~4/21)―『英國戀物語エマ 第二幕』第1話

第二幕では、エマは仮採用のメイドとしてメルダース家で働くことに。
素性不明ということで、他のメイドたちにはあまり快く思われていないようです。

で、さっそく泥棒の容疑をかけられてしまうところがいかにも彼女らしい展開です(^^;

ハンスが真犯人を偶然見つけてくれたからいいものの、そうでなければどうなっていたことやら。

ナネットはこの件で解雇されてしまいますが、エマのおかげでなんとかメルダース家に残ることができました。
エマの願いを聞き入れたドロテア婦人は、上流階級の女性としてはかなり砕けた人柄のようです。
エマのことが気に入ったようで、エマの本採用をあっさり決定してしまいました。
彼女のような人物に雇われたことで、エマの今後に少し光がさしたかもしれません。

さて、エレノアです。
第一幕からそれほど時間が経っていないこともあり、ウィリアムへの想いは相変わらずのようです。
エマがいなくなってウィリアムを独り占めできる、と考えたかどうかはともかく、第二幕では少し積極的に動き出しました。
エマとは違い今後大きな失望を味わうことがほぼ確実(?)なので、できればウィリアムに代わる相手を見つけてもらいたいところです。

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