2007年12月25日

今週前半の一本(2007/12/23~12/26)―『レンタルマギカ』第12話

クリスマスを控え忙しく働くアストラル社員たち。
でも、いつきだけ何もすることがありません。
何か話したいことがあったようですが、あきらめて街に出ます。

一方、穂波はちょっと気になることがある様子。
それに気付いたまなみは「イブですもんね」と意味深な笑みを浮かべます。
穂波の慌てっぷりがいい感じ。
何を考えているかはバレバレですね。

そこにディアナが訪ねてきます。
注文品の納品と仕事納めの挨拶だそうです。
冬虫夏草の件は片付いたのに、まだ喪服。
自分の犯した過ちをこの先ずっとひきずっていくつもりなのでしょうか。

それはともかく、ここで彼女が爆弾発言。
先日、いつきが、女の子はどんなプレゼントをもらうと喜ぶのか、わざわざ尋ねて来たと。
これを聞いた穂波とまなみは驚きを隠せません。
特に穂波は、いつきが誰にプレゼントするのか興味津々。

その頃、穂波と同じく心ここにあらずな人がもう一人。
アディリシアが、最近仕事に身が入っていないとダフネに注意されています。
そしてここでダフネが余計(?)な一言。
いつきが先日、女の子が喜ぶプレゼントについて聞きに来たと。
これを聞いたアディリシアも当然この話に食いつきます(^^;

というわけで、穂波とアディリシアはいつきの行動を確かめるために街に出てきます。そしてばったり出くわすことに。

レンタルマギカには、こういうおバカな展開が一番あっていますね。
観ていて純粋に楽しいです。

その後、穂波とアディリシアはいつきを追って御凪兄妹の神社へ。
そこで、いつきが「大切な子」にあげるためのプレゼントを買うためにアルバイトしていたことを知ります。
狂喜する二人(^^;

二人はいつきを追って再び街へ。
そしてついにいつきの「大切な子」の正体が判明。
なんとその子は幽霊でした。

いつきはその子と一緒に教会へ。
さらに複数の幽霊が現れ、いつきたちの後を追うように教会に吸い込まれていきます。

穂波によれば、この教会はクリスマスイブにだけ現れる呪波汚染そのもの。
危険を感じたアディリシアはフォルネウスを喚起。
穂波の帰りが遅いことを心配してやってきたまなみも交え、三人で教会に突入します。

ところがそこで三人が目にしたものは、悪意のかけらも感じられない子供たちの幽霊といつき。
この幽霊たちは、かつてクリスマスイブの夜に教会の火災に巻き込まれて死んでしまった子供たちでした。

この子たちに何かプレゼントしてあげたいと言ういつき。
彼は、歌をプレゼントすることを思いつきます。
この案に真っ先に乗ったのはまなみでした。
一人、「聖なる夜に」を歌いだします。
それに続いていつきも歌います。
最初は嫌だと言っていた穂波とアディリシアも。
さらに、子供たちの幽霊も一緒に。
そしてさらに、まなみが仮想鍵盤(?)で伴奏をつけ、穂波とアディリシアが魔法でイルミネーションをプレゼント。

やがて子供たちの幽霊は浄化されて消えていきます。

今回は、コメディ一色の番外編かと思いきや、しっとりと綺麗にまとめてきました。
放送のタイミングもまさにクリスマスということで、なかなかいいエピソードでした。
エンディングもアストラルのみなさんが歌う「歩いていこう。(アストラルVersion)」。
やればできるじゃないかって感じです(^^;
今後もこの調子でいってもらいたいですね。

と思ったら、ラストの魔術解説で「冬至」と書くべきところを「夏至」と誤植。
やっぱり期待しちゃいけないのかな。。。

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2007年12月06日

今週前半の一本(2007/12/2~12/5)―『レンタルマギカ』第9話

この作品、少なくともこれまでのところは、各エピソードの時系列がばらばらで前後のつながりが見えにくい構成になっています。
でも、この程度のシャッフルであればまぁ許せる範囲。
残念なのは、1話の中にいろんなことを詰め込みすぎてストーリーに深みが無くなってしまっていること。

基本的にその点は今回も同じなのですが、今までに比べれば若干マシっだったように思います。
第7話の続きということで、実質的に1つのエピソードが2回に分割されたことが大きいのでしょう。

ということで今回の話ですが。。。

フランス、パリ。
アディリシアがユーダイクスに追い詰められるシーンからスタートです。
彼女は何かを調べるために単身ユーダイクスの工房に忍び込みました。
フォルネウスを喚起して工房からの脱出には成功しますが、そこにはラピスが待ち受けていた。
ラピスは左目(バジリスクの瞳?)の力でアディリシアを撃墜。
アディリシアはそのまま地上に落下してしまいます。

所変わって日本。
影崎がアストラル先代社長の遺産を持っていつきたちの元を訪れます。
そして、この遺産をいつきが引き継ぐことに異議を唱える人が現れたと伝えます。
その人物はいつきに社長の資質がないと言い、相続権を主張しているようです。

協会は話し合いの場として飛行船を用意しました。
そこに行けるのはいつきと立会人の2人だけ。
重量制限があるからとのことですが、この理由はかなり苦しい(^^;
もう少し説得力のある理由は思いつかなかったのかな。。。

飛行船に乗り込んだのはいつきと穂波。
話し相手が来るのを待つ間、いつきはその朝受け取ったアディリシアからの手紙を穂波に見せます。
そこに書かれていたのは、パリで何かを調べるということと、協会から遺産の話が出たら余計な動きはするなということ。

やがてやってきた話し相手はラピス。
ラピスの口を通して語るのは、ラピスとパスを通じさせたユーダイクスです。
彼は、無理やり社長に担ぎ上げられたいつきの代わりに社長になってもいいと言います。
いつきはこれをためらいなく拒否。
そこでユーダイクスは、アストラルの継承権と遺産を賭けたフェーデ(魔術決闘)を申し出ます。

闘う気などないと言ういつきに対し、ユーダイクスは、アディリシアから何か聞いたのかと口にする。
いつきと穂波は、アディリシアの名前が出たことに驚きます。
ユーダイクスは、フェーデを受ければアディリシアのことを教えると言います。

契約書にサインしたいつきにユーダイクスが語った内容は、アディリシアの死。

これにはちょっと驚きました。
こんなにあっさり死亡なんて。
絶対に復活すると信じたいところですが、「飛行船の重量制限」みたいに中途半端な理由付けで復活するならいっそこのままのほうがいいかも(^^;

用件が済んだラピスはその場を去ろうとします。
でも、穂波はそれを許しません。
アディリシアが死んだと聞いて自制心を失っているのかもしれません。
フェーデは開始されているので、ユーダイクスの使い魔のラピスに手を出しても問題は無いと言って有無を言わせず戦闘に持ち込みます。

そしていつきも、アディリシアの死に我を忘れてしまったようです。
眼帯をはずして社長命令を連発。
ラピスを追い詰めて、ユーダイクスとのパスを断ち切ってしまいます。
でもここで力尽きてしまい戦闘終了。

穂波はそんな彼を魔力で回復させます。
目を覚ましたいつきに、自分の命が危ないと思ったとき以外は眼帯は取らないでほしいと頼み、約束のしるしにお互いの小指を赤い糸で結びます。

この赤い糸にどんな意味があるのかは不明です。
例のごとく、唐突過ぎる上に一切説明がありません。
時間内に話を詰め込むために、必要な説明を省いてしまうのは何とかして欲しいところです。

場面変わって、アストラルの面々が今回の件について話しています。
そこにユーダイクスの攻撃が。
3年かけて作り上げた「とーとのやり」というものらしいです。
猫屋敷がいち早く猫結界を作って対処しましたが、かなりの負担がかかり倒れてしまいます。

その場で応戦するのは無理があると判断した穂波は、一人でユーダイクスの元に向かいます。
そしてユーダイクスと一対一の決闘。
魔法を使い多数の木の根でユーダイクスの体を貫きますが、彼はびくともしません。
実は彼はオートマタ。
体が機械のため、穂波の魔法が効いていませんでした。
歯車がポロポロ落ちているのに普通に動けることにはこの際だから目をつぶります(^^;
そして穂波は逆に彼に倒されてしまいました。

一方、穂波が去った後のアストラル。
猫屋敷が倒れ、対抗できる人がいないところにラピスの襲撃。

脚本に不満があるのは変わりないのですが、今回はちょっと期待してしまう展開となってしまいました。
次回がほんの少し待ち遠しく思えます(^^;

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2007年11月27日

今週前半の一本(2007/11/25~11/28)―『レンタルマギカ』第8話

いつきの妖精眼を治癒するため温泉を訪れたアストラル一行+アディリシア。
ところがなぜか霊脈の流れが変わっていたため、温泉の効力が薄くなり役に立ちません。

そこで穂波は考えた。
「温泉探し!」

そして一行は温泉探しの途につく。。。

つ~い~て~る~~
ついてる~
ついてる~
ついてる~
(以下、無限リピート)

前回まではシリアス路線を突き進む感じでしたが、今回は一転してギャグ回。
かなり笑える話でした。
しかも、ときどきバックで流れる「ついてる~」の歌が雰囲気(?)を盛り上げてくれる(^^;

穂波とアディリシアは仲がいいのか悪いのか。
温泉をどちらが見つけるかでいがみ合い、呪波汚染を撒き散らします。
いつきの眼はそのたびに痛めつけられ、「痛てててて」ともがき苦しむことに。
この場面はけっこう笑えます。
妖精眼はこういう場面で視聴者を笑わすためにあったんですね(^^;

この後、先に温泉を見つけた者が商品をもらえるというみかんの提案が、穂波とアディリシアの対決に火をつけます。
無駄に熱い魔術対決が繰り返されることに。

過熱した対決の末、地面に開いた大穴に落ちていく一行。
魔力を使い果たしてしまったため穴から出られなくなってしまいました。

でも、ここで運良く源泉を発見します。
ところがその湧き出し口に大岩が。
この大岩は、山の守り神として祭られていたもののようですが、何かのきっかけで穴に落ちてしまったようです。
そしてそのため霊脈の流れが変わってしまい、温泉の効力も薄くなってしまった。

一行は、大岩を元の位置に戻すため奮闘します。
その甲斐あって温泉の効力が復活。

猫屋敷も猫との混浴を堪能することができました。
めでたしめでたし(^^;

今回は本筋とは関係ないサービス回。
でも、シリアスとギャグの違いはあるものの、これまでで一番脚本がまともだったんじゃないでしょうか。
シリアス回でもこのくらい無理のない構成で話が進んでくれればもっと楽しめるんですけどね。

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2007年11月14日

今週前半の一本(2007/11/11~11/14)―『レンタルマギカ』第6話

今回はどうしたわけか前回の続き。
第6話にして初めて時系列にそった流れです(^^;

前回の出動で夜の核をつぶせなかったアストラルとゲーティアは、その翌日、アストラルの事務所に集合します。

そしてその場にはもう一人、影崎の姿が。
例の感情の伴わない声で契約続行を告げます。

さらに影崎は、ゲーティアの魔法使いの一人がタブーを犯したという噂の真偽について、アディリシアを問い詰めます。
初めのうちは余裕でかわしていたアディリシアですが、話が先代首領の死におよんだところで大きく動揺。
言葉を失ってしまいます。

ここでダメ社長いつきがまさかの反論。
アディリシアと海に潜ったときに何も見なかったと嘘をつきます。

影崎はおそらくすべてわかっているのでしょうが、明白な証拠が無いのでこれ以上強く出られません。
契約履行を念押しして、その場を去ります。

いつきに借りができたと言うアディリシア。
でもそれと仕事は別です。
今度は一人で父の件を処理すると強気の発言。
日本に一緒に来た他の魔法使いたちは前夜の戦いで衰弱して使い物にならないようです。

ここでいつきが、力をあわせて一緒にこの件を解決しようと提案します。
そのほうがより確実ということで、アディリシアもとりあえずこの案に乗ります。

問題なのは報酬の分配方法。
共同戦線を張るのだから50/50が当然と言うアディリシアに対して、1人(ゲーティア)と4人(アストラル)だからアストラルの取り分が多いのが当然という考えの猫屋敷。
激しい口論が展開されます。。。というか猫屋敷はとても冷静で、アディリシアが一方的に熱くなっているだけのようです。
首領とはいえアディリシアもまだまだ若いということでしょうか。

一方、いつきは「熱い現場」を抜け出してテラスに。
そこに穂波がやって来て、前夜のことを謝ります。
ただの呪波汚染だと思っていたのに大変な事態に巻き込んでしまったと。

そんな穂波に、いつきは逆に自分の無力さを詫びます。
そして穂波ほど能力のある魔法使いがなぜアストラルのような零細企業に来たのかと質問。
いつきはその答えを聞き取れなかったようですが、穂波の答えは「いっちゃんがいたから」。
いつきの目が変化してしまう原因を作ったことに責任を感じているのでしょうか。

そこに現れるアディリシア。
どうやら猫屋敷との口論が決着したようです。
結果はアディリシアの完敗(^^;
その背後から聞こえてくる「しゃちょ~、ハンコくださ~い」というゴウツク陰陽師(by アディ)のとぼけた声が笑えます。

さてさてここからが本題。
まずは、アディ父を成仏させるための作戦会議です。
アディ父が完全に魔法になるためにはソロモンの魔人72体すべてを喰らう必要があるようです。
前回光の柱が立ち上ると同時に分解されてしまった4体の魔人はすでに喰われてしまったのでしょう。
残りの魔人を持っているアディリシアが囮になってアディ父をおびき出し、みかんの結界で隔離。
そこを穂波とゴウツク陰陽師で対処するという作戦。

準備が整ったところにアディ父がおびき出されてきます。
ところが、魔法になりかけた魔法使いは想像以上に手ごわい。
アストラルとゲーティアの共同戦線もまったく効果が無いようです。
猫屋敷が倒され、アディは父親に取り込まれそうになります。

そこにいつきが乱入。
左足を骨折してしまいますが、すべてを諦めかけた時にグラムサイト始動。

「呪力の流れを見極められるから相手の攻撃をかわすことができる」らしいです。
見えたからといって体の動きがそれについていけるとは思えないのですが。
とりあえずこの辺は深く考えないほうがいいのでしょうか?

で、社長命令に従った穂波と猫屋敷がダメージを与え、いつきがとどめを刺して一件落着。

その後いつきは、骨折の治療のため入院します。
ここから第4話に続くわけですね。

で、最後にお見舞いに来たアディリシアがいつきに頬擦り。。。って、何でしょうかこのアディリシアのデレっぷりは?
いつきは前回からいい思いのしすぎですね(^^;

それにしても今回は結構いい回でした。
ただし、グラムサイトが出てこなければという条件付で(^^;
でもこれがこの作品の文字通り「目玉」になるからはずせないんでしょうね。

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2007年11月06日

今週前半の一本(2007/11/4~11/7)―『レンタルマギカ』第5話

どこかの庭園で一人たたずむアディリシア。
これは過去の回想?
その近くを金色の光が走り抜けていく。
「わたくしはここよ・・・・・」

この「・・・・・」の部分は今回の話を観るとだいたい想像がつく仕掛けになっています。
(細かいことを言えば、3音目の口の動きにもう少し間をとって欲しかったところですが(^^;)

協会への登録抹消の危機に直面したアストラルは、選択の余地なしにある仕事に入札することになります。
その仕事とは、ある廃屋に発生した呪波汚染の浄化。
本編では「夜を封じる」と言っていますが、「夜」というのは具体的な何かを指す固有名詞なのでしょうか?

難易度の割りに見返りが小さいこの仕事に、なぜか大手のゲーティアも入札をかけています。
どうやらこの仕事は、第2話でアディリシアがいつきから無理やり奪おうとした仕事のようです。
そして、そこまでしてこの件に関わろうとする理由は何か?
この直後のアディリシアの言葉によれば、汚染除去以外に本来の目的が隠されているようです。

現場に到着したアストラル一行。
やがて時間となり「夜」が発生します。
魔術の夜(マギ・ナイト)到来。
呪波は海の形をとって実体化します。

それぞれの能力を駆使して夜の核を探すアストラルの社員たち。
でも、アディリシアからすればこの方法は非効率で、呪力と時間と労力のロスでしかないようです。

そのアディリシアがとった戦略は、鳥のような魔物を大量に喚起した物量による核の捜索。
猫屋敷はこの鳥たちに向かって「ぼう●い」(聞き取れなかった)と言っています。
この魔物の名前かと思ったのですが、もしかしたら「ぼうがい(妨害)」と言っているのかもしれません。
ゲーティアがアストラルの動きを妨害するために喚起したってこと?


ところがこの鳥たちは、穂波の魔力によりあっさり消滅。
で、このときいつきはなんと穂波のスカートの中を見てしまう。
しかも3回も!
いつきよりも視聴者に見せて欲しいと思ったのは自分だけではないはず(^^;

ここで猫屋敷の猫の解析により新たな事実が判明。
夜の核の裏に魔法が存在し、それが呪波汚染を拡大させているようです。

一方、鳥を使えなくなったアディリシアは、直々に前面に出てきます。
ソロモンの魔人4体を喚起して穂波たちを倒そうとします。
(やっぱり鳥たちは「妨害」のためだったのかな?)

穂波に襲い掛かる魔人たち。
両者が激突する寸前に地上から光の柱が立ち上り、魔人を分解。
核の裏に隠れていた魔法が目覚めてしまったようです。

その影響で気絶したいつきは、穂波の箒から転落して海に飲み込まれます。
アディリシアも大波に飲まれて海の中。
その直後、一瞬にして海が凍りついてしまいます。

海の底。
アディリシアの膝枕で意識を取り戻すいつき。
いつきは今回2度目のいい役回り。
ハーレムアニメじゃないんだから自重しろと言いたい(^^;

アディリシアは即席の魔方円を描いて魔人を喚起しようとしますがフェティッシュが足りない。
ここでアディリシアはいつきが付けているアストラルの社章に目を留めます。
よくわからないけど、ただの社章ではないようです。

「それを貸しなさい」といつきにせまるアディリシア。
いつきは「ただで貸すわけにはいかないよ」ととりあえず強く出ますが、アディリシアの怖い一言の前にあっさり折れます。

フェティッシュを補充してなんとか魔人を喚起したものの、出てきた魔人は小人サイズ。
「しかたないでしょ!」と赤面しながら言い訳するアディリシアがかわいい(^^;

ここでアディリシアの本当の目的が明かされます。
「わたくしたちはタブーを犯した同胞を捕らえに来たのです」

で、ここからは他言無用ということで、さらに詳細を話すアディリシア。
魔法使いが魔法を極めるうちに、おのれ自身が魔法になってしまうことがある。
そうなると存在するだけで呪波汚染を撒き散らすことになる。
だからこれはタブー。
さらにそのタブーを犯した人物がアディリシアの父親ということもこの後すぐに明らかに。
アディリシアがどんな手を使ってでも入札に関わってきた理由はここにあったようです。

ということなので、冒頭の「・・・・・」は「おとうさま」で間違いないでしょう。

魔法と化した父親と魔術対決するアディリシア。
ちょっと押されぎみです。
身動きが取れなくなり絶体絶命というところで、アディ父はいつきの右目に気付きます。
いつきに迫り、眼帯に手をかけようとしたそのとき、絶妙のタイミングで穂波が登場。

アディリシアがいつきの社章を魔法に使ったことで、穂波の社章との間にパスが通じていたようです。

隙を突かれたアディ父は「また夜に会おうアディ」の言葉を残して退散。

いつきはここで見たことは秘密にするよう穂波に言って気絶。
アディリシアのいつきに対する印象がアップしたのは間違いありません。
ちょっと頼りない割には、やることはしっかりやる社長でした(^^;

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2007年10月20日

今週の一本(2007/10/14~10/20)―『レンタルマギカ』第2話

今回は少しだけ過去にさかのぼって、いつきがアストラルの社長になった頃の話。
アディリシアが何らかの計画を進めるためにイギリスから来日したところから物語が始まります。

アディリシアはさっそく微量の呪波汚染に気付きます。
この呪波汚染を浄化する仕事を請け負うのはアストラルにほぼ確定しているようですが、自分の会社・ゲーティアで解決したい様子。
落ち目のアストラルにまかせて浄化が失敗したら困るからなのでしょうか。

でも、(ほぼ)決定事項を覆すのは難しいようで、アディリシアは姑息な手段に出ます。
一人で帰宅するいつきの前に現れ、魔法を使って無理やりサインさせて仕事を奪おうとします。

そこに穂波がやって来ます。
せこいやり方を正面から指摘されて、アディリシアは反論の余地がありません。
「新しい社長に免じて、ここはアストラルのお手並みをじっくり拝見させていただきますわ」という捨て台詞を残して退散しました。

アディリシアはこの時点ですでに穂波と知り合いのようでしたが、この二人のやり取りを見る限りでは相当な因縁がありそうですね。
そこら辺の話も見てみたいものです。

その夜、社長になることを躊躇っているいつきを残し、穂波は一人で呪波汚染の現場に向かいます。
そこで目にしたのは、子供の頃に訪れた幽霊屋敷。

今回のエピソードでは、この幽霊屋敷での出来事が何度かフラッシュバックで挿入されて、穂波といつきが知り合いだったことや、いつきの右目が普通じゃないことの理由が徐々に明かされていきます。
最初のフラッシュバックではいつきが穂波を囮にして逃げたと思わせておいて、実はいつきが犠牲になって穂波を助けたというオチはなかなか良かったです。

最初のほうで穂波が「一度向こうの世界を知ってしもたら、こっちへ戻ってきても何がしかの変化をきたすことがある」と言っていましたが、いつきは子供の頃に「向こうの世界」を知ってしまったために右目が変化してしまったんでしょうね。
その頃の記憶が欠落しているようなので、今は能力を使い切れていないのかもしれませんが。

で、呪波汚染のほうは、昔と違い魔法使いとしての能力を身に付けた穂波が見事解決。その過程で、いつきの勇気&優しさも再確認します。

翌日。学校で。
いつきはアストラルの社長になる決心をしたようで、穂波はそんな彼を教育中。
そこにアディリシアが転入してきます。
理由はわかりません。
この段階でいつきに興味があるからというのはあまり考えられないので、最初に話していた計画がらみで日本にいる必要があるということなのでしょうか?

いずれにしても、これで、ゲーティアという(おそらく相当大規模な組織の)首領が日本にいる理由付けはできたということでしょう。
次回からの展開に期待です。

最後に、公式サイトのプロモーション映像から各登場人物の紹介を。

穂波・高瀬・アンブラー(ケルト魔術)
失われしケルトの英知を謡う
聡明なる魔女

アディリシア・レン・メイザース(ソロモン王の魔術)
偉大なる王の末裔
魔神を制するソロモンの姫

猫屋敷蓮(陰陽道)
古からの伝統を受け継ぐ
過去を語らぬ陰陽師

葛城みかん(神道)
宿命に縛られる
神道の小さき巫女

黒羽まなみ(物質化現象)
精神を具現化する
精彩なる乙女

伊庭いつき(妖精眼[グラム・サイト])
運命に立ち向かう
魔眼の主

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