前回のワーム侵入で大きな被害を受けてしまった攻龍。
人的被害は比較的小さく、艦の破損修復も順調に進んでいるようです。
ただし食糧は全滅。
緊急用の保存食まで被害を受けてしまいました。
3日後の補給までもちそうにありません。
ここで音羽が立ち上がります。
海女のバイトの経験を活かして、ソニックダイバーで漁をするという提案書を書き上げました。
温泉休暇のときといい、今回の提案といい、彼女の行動力は素晴らしい(^^;
この案に副長は猛反対。
艦長もソニックダイバーの目的外運用は認められないという姿勢ですが、背に腹は変えられない。
戦闘フォーメーションの訓練という理由を無理やりこじつけて、音羽提案のミッションが実施されることに。
漁の結果は想像以上の大漁でした。
スカイガールズの4人は、ワームを倒したときにもなかったような絶賛を乗員たちから浴びることに。
この反応に瑛花はちょっと不満そう。
食後に甲板でアイーシャと話す音羽。
音羽が自己紹介しようとすると、アイーシャは音羽の名前や階級、職務をすらすらと口にします。
最初のほうで瑛花と会ったときは、春日基地での模擬戦闘のことも瑛花のことも憶えていないと言っていたのに、音羽のことを普通に認識しているのはちょっと不思議です。
部屋に戻った音羽は、瑛花と一緒に、可憐からアイーシャについての噂を聞きます。
アイーシャがワーム誕生のもとになったという噂のことを。
ちょうど部屋に戻ってきたエリーゼは、ドア越しにその話を耳にしてしまいます。
ワームにすべてを奪われた過去があるエリーゼは、アイーシャを探し出して詰め寄ります。
ワームとどういう関係があるのかと。
無口なアイーシャは何も答えない。
バカにされていると思ったエリーゼは思わずアイーシャを殴ろうとしますが、音羽がそれを止めます。
「この娘に何かしたらあたしが許さないからね!」
まるでいじめられている弟をかばうかのように。
音羽自身もなぜこんな反応をしたのか理解できない様子です。
ここで可憐が周王博士にアイーシャのことを直接尋ねてみようと提案。
そしてついに、周王博士の口からワームやアイーシャについての真実が明かされます。
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31年前、ナノテクノロジーの権威クリシュナム博士が難病治療のためのナノマシン生体制御システムを開発。
画期的なシステムとして絶賛されるも、臨床実験に自分の娘であるアイーシャを使っていたことが発覚して失脚。
アイーシャとともに世間から姿を消します。
その15年後にワームが出現。
捕獲したワームセルの解析結果はナノシステムの治療プログラムに瓜二つ。
実はワームとは、ネット上で自己成長した治療プログラムが作り上げた巨大なナノシステムだった。
ナノシステムは地球を一つの巨大な生命体と定義し、そこに巣食うがん細胞=人類を切除するため動き出す。
ワーム殲滅のための人類による大量破壊兵器の使用は、ワームからすれば人類が自滅を始めたと解釈されることに。
その結果ワームは活動を一時的に停止。
人類はこれをワームが滅んだものと誤解します。
ところがその半年後、インドの山奥で男性の遺体と凍結されている少女が発見されます。
男性はクリシュナム博士。
冷凍睡眠していた少女はアイーシャ。
博士の手記からワームが活動停止状態にあることが判明し、来るべきワーム復活に備えてソニックダイバーシステムが開発されることに。
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アイーシャの体はナノマシンと完全に融合していて、その反応はワームに限りなく近いようです。
それを応用したのがソニックダイバーシステム。
ということは、音羽たちがソニックダイバーに搭乗する前に塗布されるナノスキンジェルも細胞レベルで体内に浸透しているのでしょうか?
「スキン」というくらいだから体表面をコーティングしているだけかと思っていましたが、もしそうなら「ソニックダイバーのパイロットは飛行中に呼吸できないんじゃないか?」という第1話からあった疑問が解決します。
さてさて、今回から周王博士がアイーシャとともに艦内技術研究班として攻龍に派遣されてきました。
ストーリーのほうもこれまでとはうって変わってシリアス展開。
いよいよ大詰めって感じです。
その周王博士は音羽に興味があるようで、冬后大佐から音羽について詳しく聞き出そうとします。
一方の音羽は、前回ワームに取り込まれそうになった時、アイーシャが優希に見えたことを不思議に思っています。
アイーシャの外見は優希にまったく似ていないのになぜだろうと。
MOLP値が異常に高いという伏線は用意されていましたが、これまでは能天気な女の子ってだけだった音羽。
ここにきて主役としての存在感が増してきました。
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