2008年03月02日

スカイガールズ OVA

これはTV放送に先駆けて2006年に制作されたOVAです。

突如発生した機械細胞群W.O.R.M.を、人類は大量破壊兵器によって殲滅。
しかし、その3年後、ミッドウェイで再びその存在が確認され、同海域にソニックダイバー隊が派遣されることになる。
ところが、その途中でW.O.R.M.が先制攻撃を仕掛けてきて・・・。

というのがおおまかなストーリー。

TV版とは若干設定が異なるものの、キャラクターデザインや主要キャラの声は同じなので、特に違和感はありませんでした。
これを観ただけではW.O.R.M.が何なのかよくわかりませんが、おそらくTV版を観ていなくても楽しめてしまう内容だと思います。
実質29分しかないのに、スカイガールズの世界観がうまく描かれています。

戦闘シーンの迫力はこちらのほうが上のように感じました。
CGを使わずにかなり頑張っています。
ナノスキンジェルの制限時間を有効に使って緊張感も盛り上げています。

それとエロ要素にも力が入っていたような気が。。。
スカイガールズのプロモーション的な意味があったはずなので、これはある意味当然ですね(^^;

あと、これを観た後にTV版の第13話「攻龍出港」を観ると、ニヤリとさせられる場面もちらほらあります。
ソニックダイバーの出撃準備場面の描写がそっくりだとか、冬后の「沖釣りポイント」に関するセリフの関連性とか、音羽と僚平の関係が周りから子供のように見られていることとか・・・、TV版はけっこうOVAを意識して創っていたのかもしれません。

30分で6090円はちょっと高いけど、これは久しぶりに買って良かったと思えたDVDでした。

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2007年12月28日

今週後半の一本(2007/12/27~12/29)―『スカイガールズ』第26話

今回は最終回。
ワームとの戦いが終結して約半年後の話でした。

開始早々、瑛花が操縦する旧式の戦闘機とビックバイパー2機の模擬戦闘が描かれます。
瑛花の機体の動きは第1話のアイーシャのソニックダイバーの動きとそっくり。
ビックバイパー2機を手玉にとって見事勝利します。

このほかにも、どこかで観たようなシーンやセリフがけっこうありました。
こういう見せ方で懐かしさとか安心感を演出しているんでしょうね。スカイガールズの締め方としては正解でしょう。ちょっとくどい気もしましたが(^^;

瑛花以外のスカイガールズ。
可憐は男性恐怖症を克服したようです。
エリーゼは源さんの養女になったのでしょうか。源さんの家で幸せな生活を送っています。
そして音羽は故郷に戻り以前のように海女のバイトに復帰。

そんな彼女達に追浜基地に来るよう手紙が届きます。
追浜基地には、世界各地から新生ソニックダイバー隊のメンバーが集まってきていて、その前で模擬飛行を披露するためです。
ソニックダイバー隊はレスキュー部隊として再出発するようです。

追浜基地では、冬后をはじめ、かつての仲間たちが待っていました。
瑛花は新生ソニックダイバー隊の教官として追浜基地に戻っています。

ラストは、スカイガールズ4人が平和な空に飛び立ってアクロバット飛行を綺麗に決めたところで終了。

そうそう、5人目のスカイガール・アイーシャは半年前から眠ったままでしたが、音羽がゼロを起動して飛び立ったのに呼応して目を覚ましました。

本当にスカイガールズらしい終わり方。
派手さは無かったけど、なにげに毎週視聴するのが楽しみな一本でした。
エロや戦闘でごまかさないで、最後まで丁寧にキャラクターを描いていたのがよかったです。

スカイガールズ Vol.9 [DVD]
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2007年12月15日

今週の一本(2007/12/9~12/15)―『スカイガールズ』第24話

スカイガールズらしからぬ重い雰囲気で始まった今回のエピソード。
でも、ワームはそんな空気を読んでくれません。
攻龍の行く手にワームセルから構成されていると思われる島状のネストが突如出現しました。

ほぼ左右対称の形状で、中心部にコアがある、なんだか懐かしさを感じさせてくれるネストです。
島の真ん中にある火山(?)からはきっと火山弾が出てくるに違いありません(^^;

そして、これと時を同じくして、世界各地の主要都市へのワームの攻撃が開始されます。
攻龍をはじめとするワーム殲滅部隊がネストに向かわざるを得ない状況を作り出す、ワームの戦略のようです。

一方、スカイガールズは、音羽とアイーシャ抜きで作戦会議。
アイーシャはシューニア・カスタムで調整中で、音羽は依然として飛べない状態が続いています。

調整中のアイーシャは、MOLP値118.98%を叩き出します。
でも、その代償として、ソニックダイバー搭乗時の記憶を残せないそうです。

なぜそうなるのかよくわかりませんが、MOLP値が100%を超えると機体と完全に同調して、操縦者の脳はただの演算装置になってしまうのでしょうか?
短期記憶から長期記憶への移行はいわば負荷のかかる処理だから、行なっていないとか?

まぁそれはともかく、今回の見所は、ワームとの最終決戦に挑む音羽たちの心の葛藤を丁寧に描いているところですね。
これまでのエピソードでも、戦闘がメインと言うよりは、音羽たちの心の動きを追うことに比重を置いていたような感じですが、今回はその集大成ってところでしょうか。

もしかしたら生きて帰ってこれないかもしれない戦いを前にして、メインキャラクターそれぞれの思いにけじめをつけさせています。

可憐は兄に最後の手紙を残そうとしますが、たくみの言葉を聞いて、必ず帰ってくると自分自身に誓います。
エリーゼも源さんが自分に優しくしてくれる理由を知って生きて帰る理由を見つけました。
瑛花は冬后の「策略」に引っかかり、父に対する葛藤にケリをつけます。

そして音羽は、瑛花、可憐、エリーゼ、そしてアイーシャの想いを聞いて完全復活。

お膳立てが整ったところで、ワームとの最終決戦が開始。
最後に思いっきり盛り上げて、次回に続くとなりました。
ここの盛り上げ方はかなりベタなのですが、それでもかなりいい感じ。
次回の展開がすごく楽しみです(^^

スカイガールズ Vol.9 [DVD]
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2007年12月07日

今週後半の一本(2007/12/6~12/8)―『スカイガールズ』第23話

攻龍の前に姿を現したワームの正体は、音羽の双子の弟・優希でした。
彼は、自分はワームのメッセンジャーだと言い、音羽たちを待っているという言葉を残しその場を去ります。
さらにこのとき、アイーシャの思考に接続してネストの位置情報も残していきました。

残念ながらその場所はイースター島の東北東にかなりずれているようなので、ビックバイパーとモアイの対決は見られそうにありません(^^;

でもこれで、ネストの位置が特定でき、攻龍の目的地が決まりました。
罠かもしれないという疑いは残りますが。
そして、ワームを倒すための作戦は、音羽がシューニア・カスタムでネストに単独で侵入し、ワームのプログラムを書き換えるというもの。
空母・天武と合流し、ビックバイパーとの共同作戦です。

冬后は瑛花に、この危険な任務につく音羽を守ってほしいと頼みます。
それに対して瑛花は、この身に変えても音羽を守ると答える。
ここで冬后はいつにもなく真剣に
「違う!全員で帰ってくるんだ。これは命令だ」
と、またまた凛々しい一面を見せてくれます。

そういえば以前、瑛花は冬后の過去を知って彼のことを人間として見直したのかと思っていましたが、一人の男としても意識しだしたようですね。
冬后にいい女だと言われた瑛花が面白い反応をしていました(^^

一方、音羽は優希が現れたことにかなりのショックを受けています。
その姿が行方不明になったときのままなので、頭では優希のはずがないと理解していても、気持ちの上ではそれを認められないようです。
ショックが大きすぎたためソニックダイバーの操縦ができなくなってしまいました。

音羽はアイーシャに尋ねます。
今回現れた優希は本物なのか、それともワームなのかと。
アイーシャの推察によれば、あの優希はワームによって再構成されたレプリカ。
量子テレポーテーションを応用したコピー体で、オリジナルの優希はコピー作成時に消滅してしまったのではないかとのこと。

たとえそうだったとしても、優希が幼いままだということの説明にはならないと思うのですが、ここはつっこんではいけないところなのでしょうか。
それともアイーシャの推察は間違っていて、今回の優希はワームが作り出したニセモノで、オリジナルの優希は幼い状態のまま凍結保存でもされているのかな?

スカイガールズ Vol.8 [DVD]
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2007年11月23日

今週の一本(2007/11/18~11/24)―『スカイガールズ』第21話

今回はビックバイパー隊のお披露目(と冬后の過去)がメイン。

ビックバイパーは今後ワームのネストを殲滅するための主力兵器として投入されることになるようです。
その前哨戦ということで、飛崎を隊長に、合計3機がワームと戦います。

対戦相手はカニ型のワーム。
このワームはこれまでのものとは違ってビーム兵器を使います。
通常のミサイル攻撃では歯が立ちません。
そこでビックバイパーは、オプションを使用した攻撃に移行します。

この状態での戦闘力はソニックダイバーをはるかに上回っているようで、攻龍で戦闘の様子を見守っていた僚平たちはそのシステムの完成度に脱帽。

圧倒的な戦力でワームを撃退したかに見えたものの、今回のワームはビーム兵器を装備しているだけじゃありませんでした。
なんと危険を感じると“自切”し、切り離された部位が再生して復活できるようです。
再生速度も半端じゃなく速い。

それでもなんとかダメージを与えて海中に追いやったものの、ビックバイパー隊は3機とも損傷して一時撤退。
2機は空母(天武?)に戻り、飛崎は攻龍に着艦します。

甲板で冬后と語る飛崎。
彼らはかつて戦闘機のパイロットとして共に戦った間柄。
ある戦闘で、冬后は飛崎をかばって撃墜されました。
その時に両腕を負傷して飛べなくなったんですね。
冬后はそのとき自分が持っていた夢を、今はスカイガールズの3人に託していると話します。
平和な空を自由に飛ぶという夢を。

この会話を瑛花は偶然耳にしてしまいます。
この後、ワーム殲滅に向かう前に冬后がスカイガールズの面々に言葉をかけたときの彼女の態度がいつもと少し違うし、戦闘後も甲板で「確かに人は見かけによらないわね」と思い切り冬后を意識した言葉を発します。
冬后に対する見方が大きく変わったみたいですね。
これは恋愛感情というのではなく、冬后を人間として尊敬するようになったということでしょう。

ワームを倒す作戦会議。
今回のワームは本体と分離した部分をタイムラグなしに同時に倒さなければ殲滅できないようです。
これはソニックダイバー隊だけでも、ビックバイパーだけでも不可能。
両方のチームが共闘しなければなりません。
ということで、ソニックダイバー隊がワーム本体を、飛崎のビックバイパーと攻龍の艦砲射撃で分離した部分を倒すことになります。

ワームが消えた海域に近づき、攻撃態勢に入る隊員たち。
ワームの先制攻撃にあって意表を突かれたものの、作戦どおりに事態が進行します。
ところが、いよいよ大詰めというところで、追い詰められたワームがさらに分裂。合計3体に分離してしまいます。
作戦失敗かと思ったその時、空母に戻っていたビックバイパー2機が駆けつけます。
この2機が3体目のワームに対処してワーム殲滅に成功。

ビックバイパーはコナミつながりということで単発のお遊びかと思っていましたが、本格的に話しに絡んできましたね。
そういえば、ワームのネストがある場所ってまだピンポイントで特定されていないけど、第15話で明かされた捜索範囲にはイースター島も入っています。
こうなったらリップルレーザーも装備して、モアイ形態のワームと対戦してほしいところです(^^;

スカイガールズ Vol.8 [DVD]
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2007年11月17日

今週後半の一本(2007/11/15~11/17)―『スカイガールズ』第20話

倉庫で偶然フィルムを見つけたたくみ。
写真が趣味という彼は、大喜びで乗員達の「元気な今の姿」を撮りまくります。

シリーズ終了が近づいていますが、まさか今後一気にどろどろのシリアス展開に持ち込んで、この写真を使って視聴者を泣かせようなんてことは。。。ないですね(^^;

それはともかく、攻龍の乗員は相変わらずアイーシャを気味悪がって距離を置いています。
その点は整備の僚平や嵐子、晴子も同じ。
アイーシャが格納庫を通りかかったときも完全に無視します。
その態度を音羽に怒られてしまいますが、頭ではわかっていても感情的にどうしようもないようです。

一方、なかなか打ち解けないアイーシャと仲良くなろうと、何かにつけて話しかける音羽。
たくみに触発された彼女は、デジカメを持ち出してアイーシャと写真を撮ります。

それを遠くから見つめる周王博士。
視線の先にいるのはアイーシャではなく音羽です。
その理由は、音羽が「最後のワームと接触した、ただ一人の人間」だから。
そういえば第2話で「あの娘」のプロフィールにファイナルエンカウンターがらみの興味深いことが記録されていたと言っていましたね。
このことがどういう意味を持つのかは謎ですが、復活後のワームには音羽のデータが組み込まれているのかもしれません。

その後、音羽の提案でいつものメンバーとアイーシャで甲板で記念撮影。
が、写真を撮ろうとしたまさにその時に、アイーシャの表情が変わります。
空の一点を見つめるアイーシャ。
ワームの襲来です。
このワーム、最初に認識した生物がカモメだったのでしょうか。
これまでのワームと異なり、完全な飛行形態です。

ソニックダイバーが出撃するも、ワームのスピードに追随できず、まったく太刀打ちできません。
攻龍は射線上にソニックダイバーがいるのにかまわず発砲。
可憐が焦るのも無理ないですね(^^;

ここでアイーシャが動きます。
音羽と撮った写真を見て感情(持っているのか?)に変化があったようです。
理屈はともかく、アイーシャが何かをしてワームの動きを止めます。

その隙を突いて冬后大佐がスカイガールズに指示。
「ワームを殲滅しろ! 急げ!!」
なんだか冬后さんがめずらしくかっこいい(^^;
クアドラロックを決めて、なんとかワームの撃退に成功しました。

ワームは各セルが連携して動作するようにプログラムされているナノマシンの集合体です。
アイーシャはナノマシンと完全に融合しているということなので、リモートでワームのプログラムに侵入できるのでしょうか。
もしそうなら、逆にワームがアイーシャに侵入するのもアリ?

ともかく、「何かをした」アイーシャは、体力を消耗して倒れてしまい医務室へ。
そこに僚平、嵐子、晴子がやってきて、これまでの態度を謝ります。
今回ワームを撃退できたのはアイーシャのおかげだという話を聞いて反省したようです。
まぁ、アイーシャは、これまでの彼らの態度も、何を謝られているのかも理解できていないようですが。
とりあえず今回の件がきっかけになって、他の乗員達のアイーシャに対する態度も変わってくるんでしょうね。

で、最後に、途中で中断していた記念撮影の続き。
打ち解けた整備班の面々も加わって、みんなで記念撮影。
激しい戦闘はあっても最後は笑顔で締めます。
これがスカイガールズ。いい雰囲気です。

スカイガールズ Vol.7 [DVD]
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2007年11月10日

今週後半の一本(2007/11/8~11/10)―『スカイガールズ』第19話

前回のワーム侵入で大きな被害を受けてしまった攻龍。
人的被害は比較的小さく、艦の破損修復も順調に進んでいるようです。

ただし食糧は全滅。
緊急用の保存食まで被害を受けてしまいました。
3日後の補給までもちそうにありません。

ここで音羽が立ち上がります。
海女のバイトの経験を活かして、ソニックダイバーで漁をするという提案書を書き上げました。
温泉休暇のときといい、今回の提案といい、彼女の行動力は素晴らしい(^^;

この案に副長は猛反対。
艦長もソニックダイバーの目的外運用は認められないという姿勢ですが、背に腹は変えられない。
戦闘フォーメーションの訓練という理由を無理やりこじつけて、音羽提案のミッションが実施されることに。

漁の結果は想像以上の大漁でした。
スカイガールズの4人は、ワームを倒したときにもなかったような絶賛を乗員たちから浴びることに。
この反応に瑛花はちょっと不満そう。

食後に甲板でアイーシャと話す音羽。
音羽が自己紹介しようとすると、アイーシャは音羽の名前や階級、職務をすらすらと口にします。
最初のほうで瑛花と会ったときは、春日基地での模擬戦闘のことも瑛花のことも憶えていないと言っていたのに、音羽のことを普通に認識しているのはちょっと不思議です。

部屋に戻った音羽は、瑛花と一緒に、可憐からアイーシャについての噂を聞きます。
アイーシャがワーム誕生のもとになったという噂のことを。

ちょうど部屋に戻ってきたエリーゼは、ドア越しにその話を耳にしてしまいます。
ワームにすべてを奪われた過去があるエリーゼは、アイーシャを探し出して詰め寄ります。
ワームとどういう関係があるのかと。

無口なアイーシャは何も答えない。
バカにされていると思ったエリーゼは思わずアイーシャを殴ろうとしますが、音羽がそれを止めます。
「この娘に何かしたらあたしが許さないからね!」
まるでいじめられている弟をかばうかのように。
音羽自身もなぜこんな反応をしたのか理解できない様子です。

ここで可憐が周王博士にアイーシャのことを直接尋ねてみようと提案。

そしてついに、周王博士の口からワームやアイーシャについての真実が明かされます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
31年前、ナノテクノロジーの権威クリシュナム博士が難病治療のためのナノマシン生体制御システムを開発。
画期的なシステムとして絶賛されるも、臨床実験に自分の娘であるアイーシャを使っていたことが発覚して失脚。
アイーシャとともに世間から姿を消します。

その15年後にワームが出現。
捕獲したワームセルの解析結果はナノシステムの治療プログラムに瓜二つ。
実はワームとは、ネット上で自己成長した治療プログラムが作り上げた巨大なナノシステムだった。
ナノシステムは地球を一つの巨大な生命体と定義し、そこに巣食うがん細胞=人類を切除するため動き出す。

ワーム殲滅のための人類による大量破壊兵器の使用は、ワームからすれば人類が自滅を始めたと解釈されることに。
その結果ワームは活動を一時的に停止。
人類はこれをワームが滅んだものと誤解します。

ところがその半年後、インドの山奥で男性の遺体と凍結されている少女が発見されます。
男性はクリシュナム博士。
冷凍睡眠していた少女はアイーシャ。
博士の手記からワームが活動停止状態にあることが判明し、来るべきワーム復活に備えてソニックダイバーシステムが開発されることに。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

アイーシャの体はナノマシンと完全に融合していて、その反応はワームに限りなく近いようです。
それを応用したのがソニックダイバーシステム。

ということは、音羽たちがソニックダイバーに搭乗する前に塗布されるナノスキンジェルも細胞レベルで体内に浸透しているのでしょうか?
「スキン」というくらいだから体表面をコーティングしているだけかと思っていましたが、もしそうなら「ソニックダイバーのパイロットは飛行中に呼吸できないんじゃないか?」という第1話からあった疑問が解決します。

さてさて、今回から周王博士がアイーシャとともに艦内技術研究班として攻龍に派遣されてきました。
ストーリーのほうもこれまでとはうって変わってシリアス展開。
いよいよ大詰めって感じです。

その周王博士は音羽に興味があるようで、冬后大佐から音羽について詳しく聞き出そうとします。
一方の音羽は、前回ワームに取り込まれそうになった時、アイーシャが優希に見えたことを不思議に思っています。
アイーシャの外見は優希にまったく似ていないのになぜだろうと。

MOLP値が異常に高いという伏線は用意されていましたが、これまでは能天気な女の子ってだけだった音羽。
ここにきて主役としての存在感が増してきました。

スカイガールズ Vol.7 [DVD]
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2007年11月03日

今週の一本(2007/10/28~11/3)―『スカイガールズ』第18話

なんだか地味に面白いこの作品。
ストーリーはいよいよ終盤にさしかかりました。

前回はなぜか南の島でサバイバルということで、作品としてどこに向かうのかよくわからなくなっていたところですが、今回からいよいよ本題(?)のワーム関連の話にシフトしていくようです(たぶん(^^; )。

冒頭では、音羽の弟・優希がかつてワームに連れ去られてしまったことが明かされました。
15話でワームのネストに男の子の精神が共存(?)していることが暗示されましたが、あの男の子は優希のようです。

さらに10話でソニックダイバーに寄り添うように現れた男の子の「幽霊」も彼みたい。

ソニックダイバーと復活したワームに、優希の存在が大きく絡んでいるということなのかな。

とすれば、今回ワームが攻龍を攻撃するのではなく、音羽に関心を持ってやって来たというのもわかるような気がします。
ワームはナノマシンの集合体のようですが、単なるグレーグーというわけではなさそうですね。

そんなワーム誕生のもとになったというアイーシャ。
1話で瑛花を「撃墜」したテストパイロットのようです。
彼女と優希のアブダクションのあいだにも何か関連があるのでしょうか?

一方、音羽と僚平の関係も徐々に深まっているようです。
お姫様だっこで音羽を医務室に連れて行く王子様(僚平)なんてシーンもありました。
でもこの王子様、「すっかり忘れとることがあるな」という晴子の指摘どおり、肝心なことを忘れていました。
こういう場面で王子様がお姫様にすることは一つしかないでしょう(^^;
まぁ、現在の二人の関係はまだそこまで行っていないということなんでしょうけどね。

スカイガールズ Vol.7 [DVD]
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