今回もまた、先行しているバロックヒートをラゼルとアルゼイドが探すという流れでスタート。
そして例のごとく事件に巻き込まれることになるわけですが、今回はちょっと様子が違います。
チンピラにからまれている少年を見つけたラゼル。
有無を言わさずどころか忠告すらせずに、いきなりチンピラの顔面にとび蹴り。
怒ったチンピラはナイフを取り出して「ひん剥いてご奉仕させてやる」。
なんて過激な。
そっちの展開も見てみたかったかも(^^;
でも残念ながらそういう展開にはならず、喧嘩にナイフを持ち出したルール違反な連中は、ラゼルに魔法で強制退場させられてしまいます。
ラゼルが助けた少年の名はヴィンセント。
知り合いのお兄さんたちと
ボブプレー(?)オブプレーまでの旅の途中だそうです。
ここでラゼルは、ヴィンセントが持っている金色の指輪のネックレスに気付きます。
これがないと自分が自分であることを証明できないと言うヴィンセント。
そこに「お兄さんたち」の一人・ソレスタが現れ、ヴィンセントを無理やり連れて行こうとします。
ラゼルがそれを止めようとすると、ソレスタは、「部外者に口出しされたくないね」。
これを聞いたラゼルは「じゃあ口は出さずに足を出すわ」と、ソレスタの腹に一撃。
「子供が迷子になるのは、保護者がマヌケなせいでしょ」ともっともらしい説教をしますが、だからといって蹴りを入れるのは間違っているような(^^;
これに怒ったソレスタは、不思議な力でラゼルを空中に持ち上げて固定し、剣で切り刻もうとします。
当然ラゼルも魔法で反撃しようとしますが、双方が攻撃に入った瞬間、謎のアフロ男が間に入って二人を制止。
当人はうまく変装したつもりのようですが、どう見てもこれはバロックヒート。
ラゼルに指摘されてしどろもどろ。
ソレスタは、バロックヒートが口にした「ラゼル」という名前を聞いて何か思い当たることがあった様子。
「それじゃあ、彼も一緒にいるんだね」と、嬉しそうに尋ねます。
ソレスタはアルゼイドに特別な感情を抱いているようで、アルゼイドがラゼルという名前の少女と旅をしていることを知っていたようです。
彼はアルゼイドのところへ案内してもらい、その後全員でレストランへ。
アルゼイドとバロックヒート、ソレスタの三人は、以前、軍隊の同じ部隊にいたとのこと。
思い出話に花を咲かせる三人。
ここでラゼルは、バロックヒートがつけているアフロのカツラに気付きます。
ていうか、この少し前までつけていなかったのに、何故今さらつけるの?(^^;
なぜアフロのカツラを持っているのか尋ねるラゼルに、バロックヒートは、できればラゼルとは顔をあわせたくなかったからだと答えます。
どうやら彼は、冗談じゃなく本気で、この変装でごまかせると思っていたようです(^^;
さらに、なぜ顔をあわせたくなかったのかという質問には「サヨナラは言いたくなかったから」だと答えるバロックヒート。
そして突然ラゼルにキスをします。
それを見て顔色を変えるアルゼイド。
ラゼルはいつものように激しいツッコミを返しますが、今回のバロックヒートはいつもと違い乗ってきません。
真剣な表情で「ごめんね」。
そして、とりあえずその場はお開き。
翌朝、バロックヒートの行動について部屋で一人で悩んでいるラゼル。
そこへアルゼイドがノックもせずに入ってきます。
そしていきなり、「お前、しばらく魔法使うな」。
昨日ソレスタとの戦いをあのまま続けていれば、負けていたのはラゼルだと言って、魔法に頼って自分の実力を過信しているラゼルに自分自身を見つめ直させようとします。
そんなアルゼイドの思いも知らず、今度は大丈夫だと言うラゼル。
するとアルゼイドは、いきなりラゼルを押し倒して、「こんなに隙だらけでか?」。
ベッドの上でしばらく向き合う二人。
この場面のアルゼイドには、ラゼルに注意を促す以外にも、何か別の感情が入っているように見えたのは気のせいでしょうか?
前日の「キス」が引き金になっているのかも。
そして、またまた突然、アルゼイドはラゼルに言い渡します。
これから3日間、魔法は禁止だと。
約束を破ればコンビ解消。
一方的過ぎると抗議するラゼルにアルゼイドは「魔法がないと何もできんか」と挑発。
この挑発に見事に乗ってくるラゼル。
「3日?
なまっちょれーことほざいてんじゃないわよ
一週間にしようじゃない
どーってことないわ
完璧にやり遂げてやろーじゃない」
自ら禁止期間を延長してしまいます。
なんて単純な(^^;
その様子を窓の外で隠れて聞いているバロックヒート。
今回、彼の行動はちょっと変。
普段の行動もかなり怪しいですが、それとは違うおかしさです。
アルゼイドはバロックヒートが盗み聞きしていることに気付き、彼の行動の理由を尋ねます。
バロックヒートはソレスタに頼まれてヴィンセントの護衛をすることにしたそうです。
だからラゼルとはお別れ。
ヴィンセントたちと一緒に
ボブプレーオブプレーに行くようです。
バロックヒートはさらに語ります。
ソレスタはアルゼイドも仲間に加わってほしいようだと。
アルゼイドはその話には乗りません。ラゼルが心配だから。
一方のラゼル。
彼女はヴィンセントと一緒に散歩に出かけようと、彼の部屋に行きます。
そこにはソレスタとその仲間も勢揃い。
ラゼルは、ヴィンセントと一緒に出かけてもいいかと尋ねます。
ソレスタはそれにOKを出し、アルゼイドはどこにいるのか尋ねます。
ラゼルの答えは「まだあたしの部屋にいるんじゃない」 。
なぜラゼルの部屋に・・・ってことで、ソレスタは嫉妬の炎を燃え上がらせます。
そしてラゼルの部屋へ。
ドアノブに手をかけたときに聞こえてきたのが、アルゼイドとバロックヒートの会話。
この会話を聞いたソレスタは、ラゼルさえいなければアルゼイドが旅に加わってくれると考えたようです。
仲間を使ってラゼルを始末しようと動き出します。
魔法を使えないラゼルは的確な状況判断と智恵を駆使して、ソレスタの仲間を撃退。
粉塵爆発を利用して全員あの世に送ってしまいました。
自分に敵対する人間には容赦なしです(^^;
爆発を逃れるため地下室に隠れていたラゼルとヴィンセント。
地下室へのフタが開かなくなってしまい、閉じ込められてしまいました。
それでもラゼルは動じず、ヴィンセントに尋ねます。
自分を信じてくれたのは自分が魔法使いだからなのかと。
ヴィンセントの答えは「友達だから」 。
その答えが嬉しかったのか、ラゼルはヴィンセントを抱きしめて、魔法が使えなくても自分は何でもできるんだと話します。
その理由は、アルゼイドがいつでも手を差し伸べてくれるから。
それにタイミングを合わせるように、アルゼイドが現れて手を差し伸べてくれます。
ラゼルとヴィンセントは地下室から無事脱出。
と、いつもならここで終わるところですが、今回はまだ続きがありました。
バロックヒートがラゼルたちの様子を遠くから監視しています。
その後ろには、バロックヒートの本当の依頼人である謎の男の姿が。
どうやらバロックヒートはこの男の依頼でソレスタと行動を共にすることになったようです。
それはともかく、この男の髪型は、第1話に出てきたラゼルの父親(捨てられたラゼルを拾ってくれた人?)とそっくりです。
おそらく同一人物なのでしょうが、もしもまったく別人ということになっても破天荒遊戯ということで納得してしまうでしょう。逆にそのほうが破天荒で笑えるかも(^^;

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