2008年05月05日

今週の一本(2008/5/4~5/10)―『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』第5話

解放された黒の騎士団。
一度はゼロに裏切られたものの、ゼロがいなければ独立を勝ち取れないということで、再びゼロの元で結束します。
とはいえ、今回の結束はかなりもろそうな気がします。
特に藤堂は、一応納得したように振舞っていますが、不信感は残っているでしょうね。

一方、前回ラストでアッシュフォード学園に舞い戻ったスザク。
彼はルルーシュたちのクラスに復学することになりました。
ルルーシュにとっては緊張の再会です。
なにせ、スザクに関する記憶をどこまで改竄されているのかわからないわけですから。
でも、そこは頭脳のルルーシュ。
ナナリーに関する記憶とゼロに関する記憶、そして自分がブリタニアの王子だったという記憶が消されていることはすでにわかっていて、スザクがルルーシュという名前を聞いただけで自分の席がわかったことから、スザクとの関係がどのように改竄されているのかを推理します。
導き出した答えは、「二人は古くからの友人だった」というもの。
もちろんこれは正解で、第一関門クリアです。

その後も作られたルルーシュを完璧に演じきりますが、ルルーシュという人間を知り尽くしているスザクはまだ疑いを解きません。
そこでスザクは最終関門を設定。
生徒会主催の自分の歓迎会をその舞台にします。

今回のメインはその歓迎会ですが・・・これについてはスパっとカット。
楽しかったのは確かだけど、特に触れることもないでしょう(^^;
とりあえずミレイさんは今年も世界一のピザを作る野望を果たせなくて残念でしたということで。

ロロはまだルルーシュを信じ切れていないようですが、ルルーシュに自分のギアスの弱点を伝えていました。
ルルーシュを信じたいという思いに負けて自分の弱みを打ち明けたのか、それともルルーシュを試す最後の罠なのか。。。

さらに、皇帝にギアス能力を授けたのがV.V.だということも判明。
C.C.が語ってくれました。
彼女が何故そのことを知っているのか疑問ですが、C.C.やV.V.は「アーカーシャの剣」のようなものに直接アクセスして知識を共有できるのかもしれません。

ところで、アッシュフォード学園の生徒たちがどういう扱いになっているのか気になっていましたが、どうやら旧生徒会メンバーを残して全員本国に帰国したようです。
このへんはかなりご都合主義的な設定のように思えますが、どうなんでしょうね(^^;
まぁ、他の生徒は特に重要ではなかったからいいのかな。
ただし、一人だけ気になる生徒がいました。
ギアスの効果がどれくらい持続するか試すために毎日壁に傷をつけさせられていた女子生徒です。
今回、この壁が1カットだけ出てきましたが、壁の十文字の傷が途中で終わっていました。
これには何か意味があるのでしょうか?
絶対遵守の力というのが本当で(今も効果が持続しているので)あれば、途中で途切れることはないと思うのですが。。。
もしもギアスの効力が切れたということであれば、この先ルルーシュは大変なことになりそうですね。

そしてヴィレッタ。
スザク以外にやっかいなもう一人の人物。
彼女とスザクを何とかすればゼロとして活動しやすくなるのは間違いありません。
ギアスが効かないヴィレッタをどうするのか?
そのヒントはカレンとC.C.の口から出てきました。
カレンは歓迎会の最中に偶然ヴィレッタと鉢合わせ。
その女性が以前、扇と一緒に学園祭に来ていた女性に似ていたとルルーシュに伝えます。
女性に対してとことん鈍いルルーシュは扇が自分に隠れて何かしていたのかと一瞬疑いますが、C.C.の助言で扇とヴィレッタが男と女の関係にあったことがわかったようです。
そして、これをネタにヴィレッタを脅迫。
当面はヴィレッタの動きを抑えられそうです。

最後にスザク。
歓迎会が順調に進行する中、校舎の屋上でルルーシュと二人きりになった彼は、これから自分がすることを伝えます。
ナイト オブ ワンになって、エリア11を譲り受けると。
はっきり言って、これは意味不明です。
彼が「中から変える」と言っていたことの結論がこれなのでしょうか?
これではブリタニアの傘の下で、ブリタニアのルールに従っていくことに変わりありません。
そしてスザクは、最後に大きな爆弾を落とします。
ルルーシュの記憶が戻っているのかどうかを試すための最終関門。
来週エリア11の総督に就任するという人物に電話をかけ、携帯をルルーシュに渡します。
携帯から聞こえてきたのはナナリーの声でした!
ナナリーはルルーシュのことを普通に認識しているようですが、ルルーシュはナナリーについての記憶を消されていることになっています。
ここで少しでも動揺を見せれば、スザクの思うツボ。
またまたすごい場面で次回へ続く、となってしまいました。
本当に引きがうまいですね。
次回も見逃せません。

で、少しだけ蛇足。
「BEARD FACE」と書かれたダンボール。
ニーナの私物のようですが、C.C.とカレンが中華連邦の車に持ち込んでいました。
中身はカレンが着ていた着ぐるみだったということでしょうか?
だとすれば、「WHISKERED FACE」のほうがしっくりくるけど、他のものが入っていたのかな?

[追記]
ダンボールの中身。
観直したら判りました。
中身はチーズくんですね。
ルルーシュ、C.C.、カレンが三人で話し合う場面でC.C.がこのダンボールを台車に乗せていました。
「あれを回収せねばならない」ってこのことだったんですね(^^;
ニーナの私物というのはリヴァルの勘違いのようです。

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2008年04月29日

今週の一本(2008/4/27~5/3)―『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』第4話

第4話は、ルルーシュが甘言を弄してロロを取り込む話。
処刑台に並べられた黒の騎士団メンバーも救出されました。
TV中継でその様子を観ていたヴィレッタは、扇が助かったので嬉しそう(^^;
あと、次週からはスザクがアッシュフォード学園に復帰するようです。
ストーリー的に重要だったのはこんなところでしょうか。

それにしても今回は、ルルーシュがロロの身代わりになってギルフォードの攻撃ダールトン(息子)の弾丸を受けるシーンからずっと失笑が止まりませんでした。
このルルーシュの三文芝居はわかりやすすぎましたね。
相変わらず面白いのは確かだけれど、今後はもう少し視聴者の予想を覆す展開を期待したいところです。

今回はもう一つ、ロロに関する新しい事実が判明しました。
彼は幼い頃から暗殺者として働いていたようです。
で、そのうちのいくつかのケースが紹介されました。

■Case A-05
 2007年4月30日
 William H. Helmsley上院議員(45歳)
 暗殺
 テネシー州議会前

■Case B-09、B-10
 2007年11月29日
 Bayer Wilibard男爵(53歳)とその夫人Helmut(39歳)
 Bayer:右頸動脈切断による失血死
 Helmut:至近距離からの銃弾2発による大動脈損傷(失血死)
 バージニア州の森林

■Case B-13
 2008年4月17日
 Richard Angle(46歳)
 無差別強盗殺人で死亡
 ロードアイランド州

■Case C-01
 2009年10月19日
 Giuseppe Kamata Mayart(?歳)
 浴室での後頭部強打による事故死
 中華連邦

■Case C-04
 2012年2月27日
 Shelton Nowinski(?歳)
 ライフルの暴発
 アラスカ

ロロは皇暦2010年前後からこの仕事を始めたということでしょうか?
時期的にはルルーシュの母マリアンヌが暗殺された時期に重なりますね。
ロロのギアス能力が先天的なものではなく、誰かに授けられた後天的なものだとすれば、年齢的にはマオがギアス能力者になったのと同じ頃なのかな?
その頃C.C.は中華連邦にいたはずだから、ここにV.V.が関係してくるのかもしれません。

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2008年04月20日

今週の一本(2008/4/20~4/26)―『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』第3話

今回はロロのギアスがどういうものなのかが描かれました。
一定範囲内にいる人間の思考と動きを一時的に停止させられるようです。
ギアスを使うときに背景の水は流れ続けていたので、時を止めるというわけではなさそう。
前回のエピソードでロロが搭乗するナイトメアが瞬間移動したように見えたのは、この力を使ったからだったんですね。
持続時間を調節できるかどうかは不明ですが、短時間で効果が切れるような感じ。
同一人物に何回も使えるのはこのせいなんでしょうか?

で、そのロロですが、ヴィレッタとその仲間と一緒にルルーシュを監視していたようです。
その目的は、ルルーシュをエサにしてC.C.をおびき出すこと。
C.C.確保は皇帝の命令でしょうか?
思考エレベータを完成させるために必要だから?
ロロはヴィレッタのチームと行動をともにしている部外者といった感じなので、ロロには別の目的があるのかな?

一方のルルーシュ。
相変わらず頭のキレは抜群です。
いつのまにかC.C.と入れ替わってアッシュフォード学園に戻っていました。
記憶が戻ったことを悟られないようにアリバイ作りです。
中華連邦の総領事館で建国宣言をしていたのはC.C.で、声はあらかじめ録音してあったようです。

ゼロを抹殺するために総領事館にやってきたロロはそんなことは知らないので、星刻たちにギアスをかけて中に入ろうとします。
ところが、ちょうどそのとき携帯が鳴ります。
かけてきたのはルルーシュ。
ゼロの正体を知っているロロは混乱し、とりあえずその場を去ります。


中華連邦の総領事館に黒の騎士団が立てこもって数日が経過。
ついにギルフォードが動きます。
扇や藤堂など、逮捕した黒の騎士団の幹部を処刑すると脅して、ゼロを表に出そうとするギルフォード。
でも、こういうやり方は騎士道精神に反しないんでしょうか?
日本解放戦線が人質の命を盾に交渉を求めたときには野蛮人扱いしていたはずですが。。。

ここで気になるのは、TV中継される扇の姿を見て複雑な表情を浮かべるヴィレッタ。
ギルフォードのやり方に眉をひそめているのか、それとも扇への特別な感情が残っていて辛いのか。
今後、ヴィレッタと扇の関係にも動きがありそうです。

そして、ルルーシュもこのTV中継を観て眉をひそめます。
打開策を考えなければならないところですが、そこにシャーリーがやって来ます。
ヴィレッタの誕生日プレゼントを買わなければならなくて悩んでいる様子。

ここでルルーシュから思いもかけない言葉をかけられるシャーリー。
ルルーシュ「つきあおうか」
シャーリー「えっ!?」(絶対に勘違いしています(^^;)
ルルーシュ「だから、プレゼント選ぶの」

「デート?
これってデートかな?
デートかも。
よし! デートにするぞ!」
と、シャーリーにはプレゼントを買うよりも重要な目的ができたようです(^^;
そんなシャーリーが、キスをするカップルを目撃。
思わず見入ってしまうシャーリー。
そこに、携帯の契約(+このあとの一騒動の準備)を終えたルルーシュが戻ってきます。
突然声をかけられたシャーリーはしどろもどろ。
ケーブルカーの広告を指さし、一度乗ってみたいとごまかします。

「ケーブルカー」の一言で、かつて自分がシャーリーの記憶を奪ったことを思い出したルルーシュ。
「すべてが終わったら、きっとキミを・・・」
と決意を固めますが、何をするつもりなんでしょうね?
C.C.はルルーシュにかけられた皇帝のギアスを解除できたので、C.C.に頼めばシャーリーにかけたギアスも解除できるのでしょうか?

とりあえず今は他にやるべきことがあるということで、もう一度シャーリーを利用するルルーシュ。
黒の騎士団のテロを装いパニックを引き起こし、そのどさくさに紛れてアッシュフォード学園の地下に行きます。
そこはルルーシュ監視本部。
ルルーシュはそこでロロを待ちます。
やがて、計画どおりロロがやってきます。
ルルーシュは、ナナリーを探すためのコマとして利用するために、ロロにギアスをかけようとしますが、突然目の前からロロが消え、逆に彼から銃を突きつけられる結果に。
ロロのギアスのことを知らなかったルルーシュの負けです。

「ルルーシュ。その悪魔の瞳とともに死ね」
ロロは少しずつ引き金を引きます。

と、ここで場面が変わり、中華連邦総領事館。
星刻が黒の騎士団抹殺に動き出しました。
本国からの命令でしょうか?
いずれにしても、「黒の騎士団はここで滅びよ」という星刻のセリフを最後に今回は終了。

ルルーシュとロロがどうなったのか、その結果とともに次回に持ち越しです。

そういえば、ロロは「家族」という言葉に反応していましたね。
彼が持っているロケットには誰の写真が入っているのかとあわせて、ちょっと気になる反応でした。

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2008年04月13日

今週の一本(2008/4/13~4/19)―『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』第2話

今回はゼロが見事に復活。
合衆国ニッポンの建国を宣言しました。
前回の第1話はちょっとビミョーな出来だっただけに、やっと本来のコードギアスが戻ってきたという感じです。

そして、1年前の神根島でのルルーシュとスザクの対決の結果も明かされました。
ルルーシュはスザクに捕らえられ、皇帝の元に連行されたようです。
ここで驚きの新事実。
なんと皇帝もギアス能力者でした。
ルルーシュは皇帝によって記憶を改竄され、再びアッシュフォード学園での生活を送っていたようです。
ということは、ヴィレッタは単に監視役だったんでしょうか?

そうだとしても納得いかないのがシャーリーたち生徒会役員の行動。
ロロがルルーシュの弟だと信じていたのはやはり不自然です。

この不自然さを解決してくれそうなのがロロ本人の存在。
ラストで彼もギアス能力者だということが明かされたので、もしかしたら彼がその能力を使ってルルーシュの弟に成りすましていたのかもしれません。
彼のギアスが人の記憶を操るものだと仮定すればの話ですが。

そして、ディートハルト。
コードギアスの面白さは、これでもかというくらいに披露されるケレンにあります。
ルルーシュ一人が頑張ったところで、その規模はたかが知れたもの。
ルルーシュの演じるケレンをメディアの力を使って地球規模に拡大してくれるのがディートハルトです。
前回の話では、彼は行方不明扱いでしたが、ラクシャータと咲世子さんとともに中華連邦に逃げ延びていたようです。
今後の彼の活躍に期待したいですね。

最後に(本編の流れ的には中盤の場面でしたが)、皇帝の神殿。
この神殿、1期でも何度か登場しましたが、最後まで詳しいことはわからずじまいでした。
それを今回ついに皇帝自身が簡単に説明してくれました。
「神を滅ぼすための武器。
アーカーシャの剣と言えよう」
本当に一言だけですが、これは妄想を爆発させるのに十分な説明です(^^;

言葉的には、アーカーシャとはアカシックレコードのこと。
人類の過去と未来の歴史から万物の英知まで、ありとあらゆる情報が記録されている場所です。
これを擬人化したものが虚空蔵菩薩のようです。
そして虚空蔵菩薩が右手に持つ剣は智慧の象徴。
ただし、コードギアスに登場する「アーカーシャの剣」では死者と会話することも可能なようです(1期、Stage 6で皇帝がクロヴィスと会話していました)。
皇帝は、「アーカーシャの剣」を手中に収めることで全能の神と同等の力を手に入れ、自分自身が神になることを目論んでいるのでしょうか?

さらに気になるのは、ロロの最後のセリフ。
彼は真実を知るためにルルーシュを殺すと言っています。
なぜこのタイミングでこういう行動に移ったのかは謎ですが、その背景にもアーカーシャの剣が関係しているのかもしれません。
これを通じて対話すれば死者の本心を聞けるとか?

いずれにしても、待ちに待ったオカルト要素がついに表に出てきました。
次回以降の展開が楽しみです。

そうそう、今期に入って姿を消していたニーナですが、本国(?)に戻っていたようです。
もしかしたらロイドの口添えがあって、新型爆弾の研究をする施設で働いているのかもしれません。
ルルーシュの演説を聴いて怒っていました(^^;

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2008年04月07日

今週の一本(2008/4/6~4/12)―『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』第1話

ここのFirst Impressionに書いたとおり、第1話の評価は3なので感想は書かないつもりでした。
でも、とりあえず気になったことだけ書き残しておこうと思います。

■ロロって何者?
ルルーシュに弟がいるという描写はこれまでまったくなく、ここにきていきなりそういう設定が追加されるとも思えないので、彼が弟というのはありえないと思います。
彼はギアスに深く関わる人間ではないでしょうか。それもギアスの本質についてかなり深いところまで知っている存在。
ルルーシュにパンを差し出されたときに、その切り口を見て一瞬ためらうところが怪しすぎます。
この切り口、よく見ると木星の大赤斑に似ているんですよね。

■シャーリーの記憶
シャーリーはルルーシュがゼロだとほぼ確信していたはずですが、今は普通の友達として振舞っています。
まるでルルーシュ=ゼロという記憶が消失してしまったかのようです。

■ヴィレッタの記憶
彼女もルルーシュ=ゼロであると確信していたはずですが、そんな素振りは見せていません。仮に上からの命令でルルーシュの監視役としてアッシュフォード学園に潜り込んでいるのだとしても、その行動はあまりに自然すぎます。
彼女も軍属であったという過去の記憶が欠如している感じです。

■生徒会のメンバー
シャーリーやミレイさん、それにリヴァルが生徒会役員として普通に登場しているのに、ニーナだけが見当たりません。
さらに、ナナリーもいない・・・。
誰もそのことを気にしていないように見えるのも不自然です。


ということで、妄想を全開にすると、登場人物たちの一見不自然に見える行動は誰かの意思が働いた結果ではないかと思えてきます。
可能性としてはV.V.と皇帝のどちらか。
もしかしたら「思考エレベータ」というのが関係してくるのかもしれません。

以上、かなり中途半端ですが今回はここまで(^^;
次回以降の展開に期待です。

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