2008年09月13日

今週の一本(2008/9/7~9/13)―『ストライクウィッチーズ』第11話

「本日只今をもって、第501統合戦闘航空団・ストライクウィッチーズは解散する」

「ズボン」アニメの能天気なノリはどこへ・・・。
ということで、今回もシリアス展開が続きます。

芳佳がネウロイと接触してしまったことで、マロニー大将は予定よりも早く行動を開始せざるをえなくなったようです。
彼はウィッチーズ隊を解散させ、各メンバーに自国の原隊への復帰を命じます。
芳佳以外はもともと本物の軍人なので、不満はあってもこの命令に従います。
芳佳は・・・疲労とショックが重なって、なにもできずにその場で気絶。
目を覚ましたときには、全員が帰国準備を終えていて、もうどうすることもできなくなっていました。

そして・・・
芳佳、美緒、ペリーヌは赤城で扶桑へ。そういえばペリーヌの祖国ガリアはネウロイに制圧されていたんでしたね。
エイラとサーニャは木材を運ぶ列車に乗って(タダ乗り?)それぞれの祖国へ。
シャーリーは複葉機、ルッキーニはそれに便乗。
リネットにはお迎えの車が。もしかしてリネットはお嬢様?
ミーナ、バルクホルン、エーリカは三人一緒にバスで移動。

旧ウィッチーズ基地では、マロニー大将の指揮の元、ウォーロックによるガリア奪還作戦が進行中。
頼りは、まだ試作段階(?)のウォーロック1機だけですが、これで戦果をあげて量産化を推し進めようとしているようです。

赤城、甲板。
美緒が、同行してくれたペリーヌに感謝し、芳佳に対してはブリタニアまで連れてきた結果がこんなことになってしまいすまなかったと謝ります。
でも芳佳はまったく後悔していません。
「わたし、あの基地にいたことはぜんぜん後悔していません
あそこであったこと、出会った人
あたしにとって、とても大切な時間でした」

とあるバス停。
ミーナが魔法を使って監視の目がなくなったことを察知したようで、バルクホルン、エーリカと一緒にバスを降ります。
芳佳のために何かしてあげたい、というバルクホルンの提案があったから。
それと、マロニー大将に対するミーナの疑惑。
解散命令が出た時に芳佳が口にした言葉に対するマロニー大将の反応が気になったようです。
芳佳は、ネウロイの巣で人型ネウロイが見せてくれた映像を思い出し、ウォーロックがネウロイに接触していたと話しました。
それを聞いたマロニー大将は少し取り乱していた様子。
もし彼が独自に何かを画策していたのだとしたら、報告義務違反でこちらが攻めに回れる。


Bパート。
いよいよウォーロックがネウロイに反攻を開始します。
マロニー大将は自信満々。
でも副官は、技術主任が実戦投入にはまだ早すぎると言っていたことを不安に思っているようです。
マロニー大将はそれでも戦果をあげることを優先します。
というよりも、ウィッチーズを解散してしまったので早急に動かざるをえなくなりました。
ネウロイを殲滅して世界のイニシアチブを握るために。
第6話で美緒とミーナが話していたように、この人たちは、ネウロイがいなければ世界大戦を始めていたのかもしれません。

ウォーロック、ガリアへ。
ネウロイの巣に向かったウォーロックに対して、無数のネウロイが襲い掛かります。
これまでにない攻撃パターン。
初めは優勢に見えたウォーロックも、処理能力が限界に達してしまいます。
ここで、ウォーロックが自律的にコアコントロールシステムを稼動し、無数のネウロイをすべて制御下において同士討ちをさせます。
各ネウロイのコアとのあいだにネットワークを形成して制御しているようです。
そしてその場にいたネウロイは全滅。
ところが、ここでウォーロックに異変が起こります。
ウォーロックにはネウロイのコアが使用されているようなので、このコアが「目覚めて」しまったのかもしれません。
あるいは、ネウロイ本体(?)にコアコントロールシステムを逆に利用されてシステムがハッキングされてしまったのかも。
ウォーロックは司令部からの制御を受け付けなくなり、赤城を攻撃し始めます。
そして程なく、赤城は航行不能に。

ここで美緒が立ち上がります。
「まだだ――まだ手は残っている、ここに」
車椅子の下から出てきたのはストライカーユニット。
前回、美緒が「もうちょっと奥まで」と言ってペリーヌと怪しげな動きをしていたのは、この切り札を用意していたんですね。

美緒は、援軍が来るまで自分が戦うと言い、その間に芳佳とペリーヌを避難させようとします。
でもここで芳佳が、いま自分ができることをしようと意を決します。
「坂本さん! あたしが――わたしが飛びます!」

その頃、祖国に向かっていた他のウィッチーズメンバーも、この事態に気付いていました。
再び全メンバーが集結することになりそうです。
なんだか盛り上がってきました。
次回は最終回。さてどう締めてくれるのでしょうか。

ところで、ウォーロックの技術主任という人は今回出てきませんでしたが、もしかしたらこれは芳佳の父親なのではないでしょうか。
ネウロイとの戦闘で死亡したことにされて、裏でウォーロックの開発に従事させられていたとか?
第6話のエイラのタロット占いはやけに思わせぶりだったので、次回、芳佳が父親に再会できるのかも。

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2008年08月30日

今週の一本(2008/8/24~8/30)―『ストライクウィッチーズ』第9話

今回は、Aパートを観おわった時点では、手堅くまとめてきたなという印象。
でも、Bパートはなかなかいい雰囲気に仕上がっていました。

これまではただの能天気な上官だった美緒が、あくまで冷静に自分の運命を受け入れて、芳佳の成長を見守りたいと望む様子がすごくよかったです。
抑え気味の声の演技も最高でした。

もう一つよかったのは、芳佳とネウロイが遭遇する場面。
幻想的でそこはかとない緊張感が漂う、思わず見入ってしまうシーンでした。

ネウロイの正体については適当にお茶を濁して終わるのかなと思っていましたが、今回のエピソードを観る限りではしっかりとケリをつけるみたいですね。
シリアスに偏りすぎてこれまでのおバカな展開がなくなってしまいそうなのはちょっと寂しい気もしますけど。


本編。

戦士としての寿命が尽きかけている美緒。
今度戦いに出たら帰ってこれないかもしれない。
だからもう、ストライカーユニットは履かないでほしい。
守りたい大切な仲間だから。
たとえ銃で脅迫してでも。
ミーナはそんな想いから美緒に銃を向けます。

でも、その願いを美緒が拒んだらどうするのか?
ネウロイに撃墜される前に、ミーナ自身が美緒の命を奪うのか?
それでは大切な仲間を守ったことにはならない。

ミーナの行動には大きな矛盾がありました。
美緒は当然のごとくこのミーナの要求を断り、ミーナはそれ以上どうすることもできなくなってしまいます。

「私は、まだ飛ばねばならないんだ」
美緒はこの一言を残し、ミーナの部屋を後にします。


場面は変わり、夜間哨戒から帰還するサーニャ。
寝ぼけたサーニャがエイラのベッドに転がり込み、エイラはちょっと嬉しそうに「今日だけだかんな」。
このときに流れるBGMとあわせて、第6話を彷彿させるシーンです。
第6話では、開始直後にこのシーンがあって、しかもサーニャの「ズボン」がやたら目立っていたのでかなりのインパクトがありましたね。

この後、美緒がミーナに第6話で出現したネウロイの分析結果について説明しますが、このサーニャとエイラのシーンを挿入することで視聴者はすんなりあのネウロイのことを思い出せます。
もしかして、あのときのサーニャの「ズボン」はただのサービスカットではなくて、第6話を印象付けるための伏線だった?
印象付ける場面が間違っているような気もしますが(^^;

[追記]――――――――――
この部分(↑)の記述、まったく見当違いのことを書いてしまいました。
サーニャがエイラのベッドに転がり込んだのは第7話でしたね(^^;
――――――――――――――

で、肝心の分析結果ですが、あのときサーニャの歌声の波形に良く似た謎の電波が各地で傍受されていたようです。
ミーナと美緒は、ネウロイがサーニャの行動を再現していたのではないかと疑います。

その頃バルクホルンは、ハルトマンに車を運転させて、ロンドンまで妹に会いに行っていました。
意識を失っていた妹・クリスが回復したようです。
ちょっと浮かれ気味のバルクホルンは、ハルトマンに言わせれば立派な姉バカ。
嬉しさを抑えきれません。
見舞いを終えてウィッチーズ基地に戻ろうとした二人は、車のフロントウィンドウに差出人不明の手紙が置かれていることに気付きます。
宛先はミーナ。
それは脅迫状でした。

「深入りは禁物
これ以上知りすぎるな」

ミーナと美緒が独自に進めているネウロイに関する調査をやめさせようとしているようです。
美緒の考えでは、この脅迫状の差出人はトレバー・マロニー空軍大将。
第3話冒頭にちらっと出てきた、ウィッチーズのことを快く思っていない人物です。

再び美緒。
美緒は芳佳の部屋を訪れ、前回の戦闘での活躍を褒めます。
芳佳が一人立ちできるよう、励ましているようです。
芳佳はとても喜びますが、自分はまだまだ未熟だと感じているようで、これからもいろんなことを教えてほしいと美緒に頼みます。
美緒は複雑な心境。
自分が芳佳に教えてあげられる時間が残り少ないことを知っているので、いつもの笑い声にも勢いが感じられません。

今日の訓練。
ペリーヌ&芳佳とシャーリー&ルッキーニのペアに分かれての模擬戦です。
芳佳は美緒の得意技である「左ひねりこみ」でシャーリー&ルッキーニに勝ちます。
芳佳は見よう見まねでそのワザを習得したようですが、ペリーヌは芳佳が美緒から特別に教えてもらったと誤解&嫉妬して、芳佳に決闘を申し込みます。

ペリーヌは、嫌がる芳佳に無理やり本物の銃を持たせます。
本物の銃を持つのは、決闘をしているという気分を盛り上げるため。
安全装置がかかっているのをしっかり確認する芳佳。
二人は空に飛び立ち、決闘を開始します。
芳佳は着実に訓練の成果が出ているようで、飛行技術はなかなかのもの。
ペリーヌの追撃をまったく許しません。

そのときネウロイが出現。

ミーナからの通信を受けたペリーヌは、芳佳とともに先行すると申し出ます。
後ろで通信を聞いていた美緒が出撃しようとしているのに気付き、慌てるミーナ。
とりあえずペリーヌと芳佳にその場での待機を命じ、美緒を追います。
出撃を止めるミーナに対して、美緒は言います。

「私ももう二十歳だ。
魔法力のピークはとっくに過ぎた。
日頃の訓練も、ウィッチの宿命からは逃れられなかったようだ。

私の戦士としての寿命は限界を迎えている。
だが、それでも私は飛ばなくてはならないんだ」

ミーナは、芳佳のことなら大丈夫だと言って美緒を止めようとします。
でも美緒は考えを変えません。

「私は、あいつがもっと、もっと高く飛べると信じている。
そしていつか、みんなの後ろではなく、みんなの前を飛ぶあいつの姿を見てみたいんだ。
心配するな。
それを見届けるまで私は・・・」


一方、芳佳は、このままではネウロイに逃げられてしまうと言って命令無視。
ペリーヌの制止を振り切って先行し、ネウロイを発見します。
今回のネウロイは芳佳と同じくらいの大きさ。

ネウロイも芳佳の存在に気付き、芳佳にまとわりつくように飛行し始めます。

ここで芳佳は慌てて銃の引き金を引こうとしますが、安全装置が働いているので撃てません。
芳佳は安全装置を解除することに気をとられて、しばらく間が空いてしまいます。
芳佳にとって、これは幸運だったのかもしれません。
ここでもし発砲していれば、逆にネウロイに撃墜されていたかもしれません。
この近距離ではシールドを張る余裕もなかったでしょう。

安全装置を解除した芳佳はネウロイの形が変わっていることに気付きます。
ネウロイが芳佳の姿を真似てウィッチの形になっている。
ネウロイからは敵意が感じられません。
芳佳はネウロイと並んで飛んでいるうちに、ネウロイと遊んでいるような楽しい気分になってしまいます。
敵であるはずのネウロイを前にして笑っている自分に気付き愕然とする芳佳。
ネウロイが本当に人類の敵なのかどうかすら疑問に思えてきたようです。

やがてネウロイは、自らコアを曝します。
コアに触れようと手を伸ばす芳佳。

そのとき、芳佳に追いついた美緒がネウロイに発砲。
ネウロイはすかさず反撃します。
美緒はシールドを張りますが、ネウロイの放ったビームはそれを簡単に撃ち破ります。
美緒、撃墜。
芳佳が魔法で必死に回復を試みますが、美緒は目を閉じたまま反応しません。

最後は全員笑顔で終了ということになると思うので、ここで死んでしまうことはないと思いますが・・・。


全12話らしいので、そろそろ大詰めですね。
残り3話でどう締めるのか(期待してはいけないと心の声は囁いていますが)けっこう気になります。

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2008年08月24日

今週の一本 その2(2008/8/17~8/23)―『ストライクウィッチーズ』第8話

前回も同じようなことを書きましたが、この作品、本当にしっかり丁寧に作られていますね。
まぁ、(おもにエロ方面で)突っ込みどころがあるのも否定できませんが(^^;

各エピソードも笑いや感動などをうまく盛り込んでいて、観ていて飽きません。
そして今回は、これまでにないシリアス回。
ミーナ隊長の心のキズに焦点を当てたエピソードでした。
それにしても、前回の話とのギャップが激しすぎます(^^;


これまで見せてきた、誰にでも優しく理解力のあるイメージとは一転、なぜかウィッチーズメンバーが男性と不要な会話をすることを厳しく禁じるミーナ中佐。
第2話での芳佳の活躍に感謝の意を示すためにウィッチーズ基地を訪れた赤城の艦長のことすら、あまり歓迎していないようです。
反攻作戦に参加するために明日には出航するので、その前にぜひ赤城を訪問してほしいと言う艦長の言葉も、出撃予定があるからと断ってしまいます。
赤城の乗員がどさくさに紛れて芳佳にラブレターを渡そうとしたときも、厳しいチェックを入れるミーナ隊長。

その理由は、かつて自分が体験した悲劇にありました。
まだ大陸がネウロイに占領される前、ミーナ中佐には恋人がいました。
彼はウィッチーズとして出撃するミーナと戦場でも一緒にいるために、音楽家になる夢を捨て、自ら志願して軍隊に入隊。
その後ミーナの出撃を見送った彼が再びミーナと会うことはありませんでした。
ミーナはウィッチーズの他のメンバーが自分と同じ悲劇を繰り返さないように、男性との接触を禁止しているようです。

翌日。
出撃予定日。
今回は予測どおりにネウロイが襲ってきました。

今回のネウロイは300メートル級。
ウィッチーズはいつものフォーメーションで迎撃しようとします。
ところがその時、ネウロイが分裂。
どうやらこのネウロイは6×6×6のコンポーネントで構成されていたようです。

ミーナ隊長は敵の数をすばやく分析。
右下方に80機、中央に100機、左に30機のネウロイが展開していることを把握します。
合計210機。

6×6×6なら216機のはずですが、残り6機はどこへ?

ウィッチーズは目の前の210機に対応することで精一杯。
誰もこのことに気付いていません。

[追記]――――――――――
分裂前のネウロイは「300メートル級」。
立方体の一辺が300メートルということでしょうか。
これが単純に6×6×6のコンポーネントに分裂しただけなら、分裂後の1機の一辺の長さは50メートル。
でも、戦闘シーンを見る限りではどんなに大きくても1メートル程度にしか見えません。
もしかしたら、210機からさらに分裂したのかも。
210機(一辺50メートル)が一辺1メートルの機体に再分裂したとすると、全部で26,250,000機!
これじゃあ全滅させるのは不可能ですね(^^;
早くコアを叩かないと、ウィッチーズの方が魔力切れで壊滅してしまいます。
――――――――――――――

坂本少佐がコアを探すまでのあいだ他の隊員たちは迎撃に当たります。
墜としても墜としても、次から次に押し寄せるネウロイ。
魔力だけが消耗していく中、坂本少佐はコアを見つけることができません。

そのとき、芳佳が太陽を背に上空から襲い掛かる敵に気付きます。
これが「失われた6機」のようです。
芳佳が迎撃する場面で(かなりわかりづらいですが)確かに6機いることが確認できます。
そして、この中の1機がコアを格納していました。

大陸方面に逃げるコアを追うミーナ、坂本、芳佳の三人。
何とか追いついて撃破しますが、飛び散る破片が坂本少佐の魔法シールドを突き抜けて、少佐の頭をかすめます。
坂本少佐は一瞬ひるみ、それに気付いたミーナ隊長も驚きの声を上げます。

戦場はすでに大陸上空に達していました。
ミーナは一台の車に気付きます。
それは、かつての恋人の車。
車内にはミーナへのプレゼントが残されていました。
彼がミーナにかけた最後の言葉で「後で渡したいものがあるんだ」と言っていたのはこれのことだったのでしょう。
ミーナが最前線に転属になり、「日常」に決別するけじめとしてドレスを燃やしてしまったので、その代わりとなる新しい真紅のドレス。
添えられていた手紙には、戦いのときであっても「日常」を忘れないでいてほしい、というようなことが書かれていたのかもしれません。

ミーナはこれで過去の悲しみと決別できたようです。
芳佳が赤城を訪問することを許可し、自分はかつてあこがれた歌を取り戻します。
ここで彼女が歌う歌が「リリー・マルレーン」。
夕日が差し込む広いリビングで、ウィッチーズや男性整備員に囲まれてしっとりと歌い上げます。
この画面の雰囲気がまた秀逸。
前半の激しい戦闘シーンといい、このしっとりとした感動的な場面といい、今回は本当に見入ってしまいました。
順当に行けば、次回以降で相当シリアスな展開が用意されていて、その前のひと時の安らぎ、ってことになるのかもしれません。

この後、ミーナ中佐は一人部屋でたたずみ、そこに訪れた坂本少佐に独白します。

「あの人を失ったとき、本当に辛かったわ
こんな思いをするなら、好きになんてならなければよかったってね
でも、そうじゃなかった

でも失うのは今でも恐ろしいわ
それなら、失わない努力をすべきなの」

そして突然、ミーナ中佐は坂本少佐に銃を向けます。
もちろん本気で撃とうとしている訳ではないはずです。
もしかしたら、「この銃弾を今のあなたが魔法で防ぐことができる?」とかいうことになるのかもしれません。
今回のネウロイとの戦闘で坂本少佐の魔法シールドが破れたのは、坂本少佐の魔力が消失する前触れなのかもしれないので、ミーナは大切な人を失わないために、坂本少佐を退役させようとしているのかもしれません。

なんだか開始当初の予想を裏切って、どんどん面白くなってきているような気がします。
あまり期待しすぎるのもどうかと思いますが、今後の展開が楽しみです。

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2008年08月17日

今週の一本 その2(2008/8/10~8/16)―『ストライクウィッチーズ』第7話

この作品、構想自体は「スカイガールズ」の前からあったらしくて、それとなく似たような雰囲気を感じますが、基本的にまったく別の作品。
最初は萌え要素だけのパンツアニメパンツじゃないもんアニメだと思っていたのですが、毎回普通に脚本がしっかりしています。
まさかこの作品の記事を書くことになるとは思っていませんでした。

前回の第6話は予想外にしっとりと感動的なエピソードで見入ってしまい、今後の展開にも期待感が高まったところで、今回はまさかの「ズボン」エピソード(^^;
芳佳と他の隊員が打ち解けていくといういつものパターンから外れて、ちょっと息抜きです。
ズボンを紛失してスースーしてしまったエーリカ中尉の行動に端を発したドタバタ劇でした。
基本的にサービス回ってことになるのでしょうが、シナリオがしっかり練られていて、無条件に楽しめました。

坂本少佐もあいかわらずで、ズボンをはいていないので出撃を躊躇う芳佳とペリーヌに対するセリフで大物ぶりを披露。

「あははははは、問題ない!
任務だ任務!
空では誰も見ていない!」

この人の思考パターンはすご過ぎます(^^;


次回はミーナさんメインのエピソードのようです。
第3話で首相と大将を前にしたときの凛々しい姿と、第5話で芳佳の「あぁ、おっきい」というセリフを聞いて赤くなる反応が自分的にはかなりツボにはまってしまったので、どんな話になるのかちょっと楽しみです。

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