ついに巴里編も最終回。
今回はマルレ・オケが華麗に復活。
のだめの将来の目標もかいま見えました。
マルレ・オケの復活劇はあっさりしすぎていたように思いますが、引き伸ばしても千秋の葛藤とギャグの繰り返しになりそうなので、このくらいでよかったのかな? と好意的に解釈。
まぁ、あと1話分くらいあってもよかったかもしれませんが。
比較的重要と思われるサブキャラたちも、今後の動きをちょっとだけ見せてくれました。
Ruiは無事にコンセルヴァトワールに留学。
のだめをライバル視して、これからは少し距離を置いていくようです。
ターニャも人に頼ってパリに留まるのではなく、自分の実力で音楽を続けていこうと決心したようです。
さて、本編。
黒木くんはマルレ・オケのオーディションを受けるため、練習に余念がありません。
伴奏をするターニャはそろそろ終わりにしたそう。
ターニャはもう無理だとあきらめた黒木くんは
「やっぱり恵ちゃん伴奏してくれる?」
「やっぱり」ということは、最初はのだめに伴奏を頼んだということですね。
そこにターニャが割り込んできた。
黒木くんのこの言葉を聞いたターニャは慌てて
「や、やるわよ。
私がやるって言ったんだから、やればいいんでしょ」
黒木くんは訳が分からず目が点。
彼も「鈍い男」の一人なんでしょうか?
マルレ・オケ。
千秋が常任指揮者になった頃に団員が大量に脱退していましたが、それはシモンが言うところの「反対派」の人たちでした。
時期的に考えると、彼らはデプリーストが相談なしに千秋を指揮者にしたことに抗議してやめてしまったのかもしれません。
そのためマルレ・オケは存亡の危機に立たされたわけですが、幸運なことにそれがいいほうに作用しました。
これまでは、抜けていく団員が新しい団員を指名したり、エキストラの人が穴埋めで入ったりと、かなりいいかげん。
でも今回ついに、シモンの願いがかなってオーディション開催となったわけです。
オーディション――チェロ。
チェロは副首席を募集したはずなのに、オーディションを受けた人の実力は現首席を超えています。
副首席が首席よりもうまかったらどうするのかという声に応えてシモンが
「余計なことを考えず、実力だけをシビアに評価する。
そのためのオーディションだ」
現首席は首席の座を脅かされることに。
オーディション――バイオリン。
バイオリンを弾く男性は「袖無し」。
なぜノースリーブ?
Sオケのときもそうでしたが、バイオリン弾きには個性的な人が多いのでしょうか(^^;
バイオリンの副首席は
「うまければいいってもんじゃないですよ。
ああいう個性的なタイプはアンサンブルが分かってなかったりするし」
シモン 「わかってないならわからせればいい」
千秋 「ええ、問題ないです」
なぜか気が合っている二人(^^;
まぁ、これまで対立していたように見えたのも、お互いの実力を計りかねて(特にシモンは)自分の音楽に対する情熱が強く出すぎてしまった結果なので、マルレ・オケ再興という共通目標があれば意見が一致するのは当然です。
オーディション――オーボエ。
10人以上が書類審査をパス。
その中でも、黒木くんが一番うまいようです。
千秋 「また一段と磨きをかけて・・・」
吹き終わった黒木くんは「ありがとうございました」
なんだかかっこいい。
演奏だけではなく、渋さにも磨きがかかったようです。
黒木くんは、伴奏してくれたターニャにも「ありがとう」の言葉をかけます。
思わず目をそらすターニャの心は・・・語るまでもないですね(^^;
オーディション――ファゴット。
ポールがバソンで参加しました。
ファゴットに押されぎみのバソンを復活させようとがんばります。
演奏終了後、オーディションに受かったらファゴットに持ち替える気はあるのかと質問する現ファゴット首席に対して、ポールはきっぱりと答えます。
「ないです、ぜんぜん」
そしてシモンは
「いいじゃないかバソンでも。
そもそもなぜファゴットに替えたんだ。
うちはずっとバソンだったのに」
どうやらシモンもファゴットに替えたことに不満だったようです。
シモン 「ファゴットの中にバソンが一人いてもいいんじゃないか」
千秋 「できなくはないでしょうね」
またまた意見が一致する二人(^^;
そしてオーディションが終了。
オーディションには、演奏がうまくて、しかも若い人たちばかりが来ました。
うまかった人は全員合格したようです。
オケが若返ります。
でも旧団員は、新人に首席の座を奪われたり、安い給料で朝早くから練習に参加させられたりと不満を抱えている様子。
その後の練習では鬼の千秋が本領発揮。
納得がいくまで同じ箇所を何度も繰り返し練習する「粘着」ぶりに、団員はうんざりしています。
予定外の練習もしているようです。
オケに漂う険悪な空気。
千秋もそれを感じ取っているようで、部屋に帰って落ち込みます。
とはいえ、旧団員が不満を抱えながらも練習に参加し続けるのは、みんな音楽に対する思い入れが大きいからなんでしょうね。
家に帰ってからも遅くまで練習しているようです。
最近は(^^;
千秋もそれは分かっているようで、団員の演奏も上達してきている様子。
そしてついに、これまでの成果を試すときがやってきます。
ルー・マルレ・オーケストラ
第2390回 定期演奏会
観客はいつもよりも多目。
千秋が常任指揮者になって初めての公演だからのようです。
でも、ユンロンの考えでは、80%は団員の家族。
前回のゲネプロのようにひどい出来だったら定期会員をやめようと考えている人もいるようです。
「やるべきことはやった。
あとは、オレが見失わなければ。
歌うように
カンタービレ・・・か」
伝統の重みがいっぱいの空気を感じながら演奏開始。
今回の演奏はゲネプロのときとはまったく違いました。
観客は聴き入ります。
千秋 「この伝統と、築き上げられてきたものを正確に表現し
そして同時に、あいつみたいに、ただ歌うように」
これまでの千秋にはこの「ただ歌うように」という想いが欠けていたように思います。
この変化は間違いなくのだめのおかげですね。
演奏が終わると、会場がブラボーの声と拍手で満たされます。
団員たちは、これまで経験したことがなかった熱気に圧倒されます。
かつてのだめがコンクールに出て演奏することの楽しさを改めて実感したように、彼らも今後は少し変わっていきそうです。
でもこれで満足しないのがシモン。
「おい、いい気になるなよ、これくらいで。
すぐ次があるんだからな」
厳しい顔つきで千秋に喝を入れます。
でもすぐに表情を変えて、千秋に笑みを見せるシモン。
千秋も微笑み「わかってます」
のだめの将来。
千秋が落ち込んでアパルトマンに戻ったとき、彼は気分転換にのだめを誘ってセーヌ川河畔を歩きました。
のだめは千秋のことを心配して声をかけます。
「真一くん、リハーサル大変なんですか?」
このときは「先輩」ではなく「真一くん」。
心から千秋のことを心配している様子。
千秋は自分の決意を口にします。
「オレなんかまだまだ小さいことくらいわかってる。
でもだからこそ、一つ一つ、今は自分のオケの調和を探していくしかないんだ」
これでとりあえず吹っ切れたのか、今度は千秋からのだめへの言葉。
千秋は最近ののだめの頑張りを褒めます。
のだめ 「いつか先輩のオケとコンチェルトやるために、のだめは頑張ってるんです」
千秋 「本当にそれだけか?
毎日頑張ってずっと練習してるのは、ただオレとコンチェルトやるためだけじゃないんだろ」
のだめ 「今のだめが見てる星は、きっと先輩が見てるのと同じ星ですよね」
これまでははっきりしていませんでしたが、どうやらのだめにも大きな目標があるようです。
いずれプロのピアニストとして活動していくつもりのようです。
ふたりの主人公の目標がはっきり示されたところで2期終了。
そして、2009年秋に続編の放送が決定\(^o^)/
今期唯一の懸念材料だった演奏場面のCGは、前期に比べてちょっとだけ進歩しましたが、まだまだって感じだったので、次期ではもう少し頑張ってくれると嬉しいかも。
ともあれ、1期、2期とペースダウンすることなく、逆にさらに面白くなったので、当然次も期待してしまいます。
二人が世界に羽ばたいて終わり・・・となるのでしょうか?
来年秋が待ち遠しいです。
のだめカンタ-ビレ 巴里編 【初回限定生産版】 第4巻 [DVD]
脚本・キャストなど >>
2008年12月20日
2008年12月13日
今週の一本(2008/12/7~12/13)―『のだめカンタービレ 巴里編』第10話
「日本にいるときからそうだったけど、いつも一緒にいるようでそうでもない。
一人で旅して、いつの間にか帰ってきてる。
それでいい。
オレが見失わなければ」
by 千秋
今回は、のだめの初リサイタル。
千秋が自分の負けを認めて、のだめを完全に受け入れた感動回でした。
モーツァルトマニアのコスプレイヤー(?)、ピエールの城にやってきたのだめ、千秋、ターニャ、黒木くんの四人。
いよいよリサイタル当日を迎えます。
のだめはお母さんが作ってくれたドレスを着て演奏しようとしますが、千秋に甘やかされて(?)ちょっと太ってしまったようで、背中のファスナーが閉じません。
千秋に手伝ってもらって無理やり閉じようとすると、ドレスの脇が破れてしまいました。
ピエールに針と糸を借りようとしますが、なぜか仮装して演奏することになってしまいます。
教会。
のだめリサイタルの入場料は12ユーロ。
ターニャは受付係に頼んでタダで入れてもらおうとしますが、無理でした。
ピエールに限らず、城主は城の維持費で苦しんでいるようなので、お金を取れるところではしっかり取っておこうということなんでしょうね。
自分が招いたゲストの友達も例外ではありませんでした。
ターニャはここに来る前に買い物をしたので、所持金は残り7ユーロ。
黒木くんからお金を借ります。
黒木くん 「そんな変なネックレス買うからだよ」(けっこう辛辣(^^;)
ターニャ 「今日は息子の日なんだから、おしゃれしないと」(ターニャはのだめの演奏よりもピエールの息子目当て)
リサイタル開始。
待ち望む聴衆の前に颯爽と登場するのだめ。
モーツァルトのコスプレです。
ピエールは大満足な様子ですが、聴衆はちょっと引き気味。
「あの子、城で毒されたのか?」という声も聞こえてきます。
そう言えばのだめはSオケでマングースの着ぐるみを着て演奏したこともありました。
あれも第10話でしたね。
「のだめカンタービレ」の第10話は仮装回?
来年秋に3期の放送が決定したようですが、そこでも第10話で仮装してくれるでしょうか(^^;
リサイタル会場の空気が一変して不安が渦巻く中、のだめが挨拶します。
「楽しんで演奏するので、頑張って聴いてください」
ちょっと違うような。。。(^^;
1曲目はモーツァルトの「キラキラ星変奏曲」
まん丸の美しい形の音のツブがあふれ出します。
このツブが舞い始めたときののだめの指の動きはなかなか良かったですね。
CGも少しは改良されたのかな?
2曲目はモーツァルトの「ピアノソナタ第18番ニ長調」
曲が終わったとき、ピエールは思わず立ち上がり「ブラボー!!」
聴衆も拍手喝さいです。
ところがここでピエールが
「あ~素晴らしいモーツァルトだった~~。
さて、モーツァルトは終わっちゃったし、
夜に備えて、ムニャムニャ」
モーツァルトの曲が終わったので寝ようとします(^^;
それに気付いたのだめは、3曲目のリストの「波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」を弾き始めます。
思いっきり重厚な出だしでピエールを叩き起こすのだめ。
モーツァルトの軽快な音楽から一変、まったく別の世界を展開しました。
黒木くん 「すごい、あっという間に違う世界に引き込んでくる。
これが始めてのリサイタルだなんて・・・」
それに続く4曲目はラヴェルの「水の戯れ」
またまた雰囲気が一変し、優しい水のイメージが溢れます。
のだめは「プランクトン多目」のイメージで演奏しているようです。
以前、公園の池に落ちたときの経験を活かしているのでしょうか?
聴衆はただただ聴き入ります。
演奏が終わるとのだめに向けて拍手の嵐。
ピエール 「ラヴェルっていいな・・・」
そして最後はシューベルトの「ピアノソナタ第16番イ短調」
千秋 「出会ってこいつのピアノを最初に聴いてから4年。
オレはたぶん、いろいろなことを覚悟しておいたほうがいい」
千秋は今回のリサイタルでのだめの演奏に圧倒されてしまったようです。
その夜。
ピエールの城でパーティー。
ピエールは、今度はキミ達の出番だと言って千秋たちにも演奏するよう求めます。
さすがに宿泊費までは取らないけど、しっかり働けということのようです。
しかも演奏するときは仮装をしなければならないとは(^^;
千秋は指揮者だから演奏できないと言って逃げようとしますが、バイオリンを弾けることをすでにのだめがばらしていました。
黒木くんは自らすすんで「青緑色」の衣装を選択。
仮装することに躊躇いはないようです。
ターニャは綺麗な衣装に大喜び。
この衣装で目立ってピエールの息子と仲良くなるつもり。
ところがパーティーが始まってみると参加者全員が仮装していました。
ターニャ 「みんなが着てたら私が目立たないじゃないの」
ここでピエールが自分の息子たちをのだめに紹介し始めます。
長男と次男は既婚者。
そもそも年齢が高すぎる、とターニャは愕然とします。
でも、三男は28歳。
しかも独身の弁護士。
ターニャはここぞとばかりに自分をアピールしようとしますが、その三男はのだめリサイタルの受付係をやっていた人でした。
「おや、キミは残り7ユーロの」
一応ターニャのことを憶えてくれていたようですが、ターニャのことは眼中にない様子。
ターニャの野望はあっけなく終了してしまいました。
彼はのだめに来年もリサイタルを開いてくれるよう頼みます。
それを耳にしたゲストの一人も、自分のところでもサロンパーティーで演奏してほしいと言ってきます。
思わぬ依頼を受けたのだめは、そのことを伝えようと千秋を探します。
千秋は「ブノワ家特設モーツァルト弦楽五重奏団」に交じってバイオリンを弾いていました。
誰もが聞き惚れる演奏。
千秋の演奏に続き、黒木くんもオーボエを吹きます。
のだめや千秋だけに楽しい思いをさせていられない。
そしてこの演奏もゲストを魅了します。
さらにターニャのピアノがその後に続きます。
ピエール 「聞け!この美しくも悲しい旋律を!!」
と、モーツァルトマニアのピエールも認める素晴らしい演奏。
ターニャの実力がどの程度のものかはっきりしていませんでしたが(というか、どちらかといえばヘタなのだと思っていましたが)、全然そんなことはなかったようです。
ただし、パーティーには場違いな曲だったようですが(^^;
のだめのリサイタルもすごかったけど、このパーティーも「天才」が揃い踏みの贅沢なものとなりました。
その後、千秋と二人きりになれたのだめは、サロンパーティーでの演奏と来年のリサイタルの仕事が入ったと報告。
「モツアルトの言ったとおり、旅はしてみるもんですね」
モーツァルトは、一箇所に留まると才能を伸ばせないから旅をしたほうがいいというような言葉を残しているようです。
千秋の言うとおり、のだめの解釈はちょっと違うようですね(^^;
そしてのだめは、リサイタルはどうだったか千秋に尋ねます。
千秋は、のだめ流の演奏が心臓に悪かったといつものように怒ります。
特にリストの出だしがでたらめすぎだったと。
でも、「まぁ良かった」と自分の負けを認めます。
のだめスタイルの良さを認めました。
これまで千秋は、曲を正しく解釈して演奏することに拘って、のだめ流の演奏に常にダメ出ししてきましたが、それが間違っていたと気付いたようです。
アクの強さを残したまま育てるというオクレールの指導法が功を奏したということでしょうね。
のだめは、ご褒美に、仮装している千秋と一緒に写真を撮らせてほしいとせがみます。
嫌な予感がした千秋がのだめのデジカメを確認すると、仮装した千秋が演奏している姿が何枚も写っていました。
千秋はデジカメを取り上げ、二人は「じゃれあい」ます。
その様子を離れた場所から見ていたターニャと黒木くん。
好きにさせておけばいいと、半ば呆れ気味。
黒木くんは、もう少し見ているというターニャの手をつかみ、ご飯を食べに行こうと強引に引っ張っていきます。
意表を突かれて呆然とするターニャ。
今回の旅行を通して、黒木くんの意外な一面を何度も見てきたターニャは、黒木くんがただの暗い男ではないと気付いたようです。
今回は本当に良かった。
普通、これだけ演奏シーンが入っているとストーリーのほうが希薄になりそうなものですが、全然そんなことはなくて、各キャラがしっかり描かれていました。
何度も書くけど、脚本が本当にしっかりしていますね。
次回は最終回。
最後はどう締めてくるのか楽しみです。
のだめカンタ-ビレ 巴里編 【初回限定生産版】 第4巻 [DVD]
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一人で旅して、いつの間にか帰ってきてる。
それでいい。
オレが見失わなければ」
by 千秋
今回は、のだめの初リサイタル。
千秋が自分の負けを認めて、のだめを完全に受け入れた感動回でした。
モーツァルトマニアのコスプレイヤー(?)、ピエールの城にやってきたのだめ、千秋、ターニャ、黒木くんの四人。
いよいよリサイタル当日を迎えます。
のだめはお母さんが作ってくれたドレスを着て演奏しようとしますが、千秋に甘やかされて(?)ちょっと太ってしまったようで、背中のファスナーが閉じません。
千秋に手伝ってもらって無理やり閉じようとすると、ドレスの脇が破れてしまいました。
ピエールに針と糸を借りようとしますが、なぜか仮装して演奏することになってしまいます。
教会。
のだめリサイタルの入場料は12ユーロ。
ターニャは受付係に頼んでタダで入れてもらおうとしますが、無理でした。
ピエールに限らず、城主は城の維持費で苦しんでいるようなので、お金を取れるところではしっかり取っておこうということなんでしょうね。
自分が招いたゲストの友達も例外ではありませんでした。
ターニャはここに来る前に買い物をしたので、所持金は残り7ユーロ。
黒木くんからお金を借ります。
黒木くん 「そんな変なネックレス買うからだよ」(けっこう辛辣(^^;)
ターニャ 「今日は息子の日なんだから、おしゃれしないと」(ターニャはのだめの演奏よりもピエールの息子目当て)
リサイタル開始。
待ち望む聴衆の前に颯爽と登場するのだめ。
モーツァルトのコスプレです。
ピエールは大満足な様子ですが、聴衆はちょっと引き気味。
「あの子、城で毒されたのか?」という声も聞こえてきます。
そう言えばのだめはSオケでマングースの着ぐるみを着て演奏したこともありました。
あれも第10話でしたね。
「のだめカンタービレ」の第10話は仮装回?
来年秋に3期の放送が決定したようですが、そこでも第10話で仮装してくれるでしょうか(^^;
リサイタル会場の空気が一変して不安が渦巻く中、のだめが挨拶します。
「楽しんで演奏するので、頑張って聴いてください」
ちょっと違うような。。。(^^;
1曲目はモーツァルトの「キラキラ星変奏曲」
まん丸の美しい形の音のツブがあふれ出します。
このツブが舞い始めたときののだめの指の動きはなかなか良かったですね。
CGも少しは改良されたのかな?
2曲目はモーツァルトの「ピアノソナタ第18番ニ長調」
曲が終わったとき、ピエールは思わず立ち上がり「ブラボー!!」
聴衆も拍手喝さいです。
ところがここでピエールが
「あ~素晴らしいモーツァルトだった~~。
さて、モーツァルトは終わっちゃったし、
夜に備えて、ムニャムニャ」
モーツァルトの曲が終わったので寝ようとします(^^;
それに気付いたのだめは、3曲目のリストの「波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」を弾き始めます。
思いっきり重厚な出だしでピエールを叩き起こすのだめ。
モーツァルトの軽快な音楽から一変、まったく別の世界を展開しました。
黒木くん 「すごい、あっという間に違う世界に引き込んでくる。
これが始めてのリサイタルだなんて・・・」
それに続く4曲目はラヴェルの「水の戯れ」
またまた雰囲気が一変し、優しい水のイメージが溢れます。
のだめは「プランクトン多目」のイメージで演奏しているようです。
以前、公園の池に落ちたときの経験を活かしているのでしょうか?
聴衆はただただ聴き入ります。
演奏が終わるとのだめに向けて拍手の嵐。
ピエール 「ラヴェルっていいな・・・」
そして最後はシューベルトの「ピアノソナタ第16番イ短調」
千秋 「出会ってこいつのピアノを最初に聴いてから4年。
オレはたぶん、いろいろなことを覚悟しておいたほうがいい」
千秋は今回のリサイタルでのだめの演奏に圧倒されてしまったようです。
その夜。
ピエールの城でパーティー。
ピエールは、今度はキミ達の出番だと言って千秋たちにも演奏するよう求めます。
さすがに宿泊費までは取らないけど、しっかり働けということのようです。
しかも演奏するときは仮装をしなければならないとは(^^;
千秋は指揮者だから演奏できないと言って逃げようとしますが、バイオリンを弾けることをすでにのだめがばらしていました。
黒木くんは自らすすんで「青緑色」の衣装を選択。
仮装することに躊躇いはないようです。
ターニャは綺麗な衣装に大喜び。
この衣装で目立ってピエールの息子と仲良くなるつもり。
ところがパーティーが始まってみると参加者全員が仮装していました。
ターニャ 「みんなが着てたら私が目立たないじゃないの」
ここでピエールが自分の息子たちをのだめに紹介し始めます。
長男と次男は既婚者。
そもそも年齢が高すぎる、とターニャは愕然とします。
でも、三男は28歳。
しかも独身の弁護士。
ターニャはここぞとばかりに自分をアピールしようとしますが、その三男はのだめリサイタルの受付係をやっていた人でした。
「おや、キミは残り7ユーロの」
一応ターニャのことを憶えてくれていたようですが、ターニャのことは眼中にない様子。
ターニャの野望はあっけなく終了してしまいました。
彼はのだめに来年もリサイタルを開いてくれるよう頼みます。
それを耳にしたゲストの一人も、自分のところでもサロンパーティーで演奏してほしいと言ってきます。
思わぬ依頼を受けたのだめは、そのことを伝えようと千秋を探します。
千秋は「ブノワ家特設モーツァルト弦楽五重奏団」に交じってバイオリンを弾いていました。
誰もが聞き惚れる演奏。
千秋の演奏に続き、黒木くんもオーボエを吹きます。
のだめや千秋だけに楽しい思いをさせていられない。
そしてこの演奏もゲストを魅了します。
さらにターニャのピアノがその後に続きます。
ピエール 「聞け!この美しくも悲しい旋律を!!」
と、モーツァルトマニアのピエールも認める素晴らしい演奏。
ターニャの実力がどの程度のものかはっきりしていませんでしたが(というか、どちらかといえばヘタなのだと思っていましたが)、全然そんなことはなかったようです。
ただし、パーティーには場違いな曲だったようですが(^^;
のだめのリサイタルもすごかったけど、このパーティーも「天才」が揃い踏みの贅沢なものとなりました。
その後、千秋と二人きりになれたのだめは、サロンパーティーでの演奏と来年のリサイタルの仕事が入ったと報告。
「モツアルトの言ったとおり、旅はしてみるもんですね」
モーツァルトは、一箇所に留まると才能を伸ばせないから旅をしたほうがいいというような言葉を残しているようです。
千秋の言うとおり、のだめの解釈はちょっと違うようですね(^^;
そしてのだめは、リサイタルはどうだったか千秋に尋ねます。
千秋は、のだめ流の演奏が心臓に悪かったといつものように怒ります。
特にリストの出だしがでたらめすぎだったと。
でも、「まぁ良かった」と自分の負けを認めます。
のだめスタイルの良さを認めました。
これまで千秋は、曲を正しく解釈して演奏することに拘って、のだめ流の演奏に常にダメ出ししてきましたが、それが間違っていたと気付いたようです。
アクの強さを残したまま育てるというオクレールの指導法が功を奏したということでしょうね。
のだめは、ご褒美に、仮装している千秋と一緒に写真を撮らせてほしいとせがみます。
嫌な予感がした千秋がのだめのデジカメを確認すると、仮装した千秋が演奏している姿が何枚も写っていました。
千秋はデジカメを取り上げ、二人は「じゃれあい」ます。
その様子を離れた場所から見ていたターニャと黒木くん。
好きにさせておけばいいと、半ば呆れ気味。
黒木くんは、もう少し見ているというターニャの手をつかみ、ご飯を食べに行こうと強引に引っ張っていきます。
意表を突かれて呆然とするターニャ。
今回の旅行を通して、黒木くんの意外な一面を何度も見てきたターニャは、黒木くんがただの暗い男ではないと気付いたようです。
今回は本当に良かった。
普通、これだけ演奏シーンが入っているとストーリーのほうが希薄になりそうなものですが、全然そんなことはなくて、各キャラがしっかり描かれていました。
何度も書くけど、脚本が本当にしっかりしていますね。
次回は最終回。
最後はどう締めてくるのか楽しみです。
のだめカンタ-ビレ 巴里編 【初回限定生産版】 第4巻 [DVD]
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2008年11月29日
今週の一本(2008/11/23~11/29)―『のだめカンタービレ 巴里編』第8話
マルレ・オケの演奏終了直後から始まった今回。
大失敗に落ち込む千秋をRuiが励まします。
「誰だってあるわよ。
うまくいかないことなんて」
千秋を慰めながらアパルトマンまでやってきたRuiは、のだめを交えて三人で千秋を励ますために打ち上げをやろうと提案します。
でものだめは、翌朝早く起きなければならないから二人でやってほしいと参加を断ります。
のだめの反応はRuiがやってきてから(?)ちょっと変わったような。
以前のように我が道をひたすら突き進むという勢いがなくなりましたね。
Ruiは残念そうに「わたし今日のだめさんと寝ようと思ってたのに」
対するのだめは「すみません。今日は千秋先輩と寝てください」と、どこまで本気なのかよくわからない危ない発言。
このへんのとっぴな言動は変わっていないようです(^^;
そこにRuiの母親が登場。
いきなりRuiを平手打ちします。
約束していたはずのピアノの練習もせずに、千秋の部屋に入り浸っていると思い込んでいるようです。
Ruiは部屋探しをしていたからだと言い訳しますが、母親は聞く耳を持ちません。
Ruiをアメリカに連れ帰ろうとします。
Ruiはどうしても自分で部屋を探したいと言い張ります。
でも母親は、部屋探しはマダム・ベルーにお願いすればいいと言ってRuiの要望を却下。
約束を守れないなら9月からの留学は取り消すと言ってRuiを連れ去ります。
あっけにとられる千秋とのだめ。
このときのだめの手が微かに震えています。
有無を言わさずRuiを連れ帰る母親を見て、かつて自分が子供の頃に通っていたピアノ教室でのしごきを思い出したのかもしれません。
その後、千秋は、1年前のRuiに関する記事をのだめに見せます。
カーネギーホールでのRuiのリサイタルについて「表現の底の浅さが露呈した」と酷評する記事。
冒頭のRuiの言葉には、自分自身の行き詰まりに対する慰めの意味も含まれていたようです。
パリへの留学を決意したのも、新しい世界に飛び込んで新しいことをたくさん経験して、表現の幅を広げようという思いがあったからなのでしょう。
前回のだめが池に落ちて水が飛び散る様子を見てハッとしたのも、これまで自分が生きてきた世界ではありえない光景を目の当たりにして衝撃を受けたためだったのかもしれません。
第6話での「私、自由が欲しかった。友達。出会い。ときめき」というセリフの本当の意味もこれではっきりしたように思います。
不自然なほど明るく振舞っているように見えたRuiが、実は大きな葛藤を抱えていたのだと知ったのだめは、自分の現在の足踏み状態と重ね合わせてRuiに同情し、しんみりしてしまいます。
でも千秋がすかさずのだめを励まします。
「振り回されんな。
お前は急上昇志向が強いし、
あの学校じゃ若い方じゃないし、
焦るのも分かるけど、
でも、お前が今まで過ごしてきた時間は絶対無駄なんかじゃないから」
ちょっと気を取り直したのだめは、今日のコンサートは面白かったと言い出します。
千秋の様子も、まさに魔法使いの弟子のように焦っていて面白かったと。
これはもしかして、のだめなりに千秋のことを励まそうとしたのでしょうか(^^;
のだめはさらに、いつかは自分もオーケストラにピアノで参加したいと呟きます。
それを聞いた千秋は「じゃあ、いつかお前とコンチェルトやったとき、ゴールデンペアと言われるよう、オレも頑張らないとな」
千秋の愛の誓い?
翌日。
千秋は、マルレ・オケ再建に向けて動き出します。
自分の音楽表現の参考にするため、マルレ・オケのライブラリーでシュトレーゼマンが使った奏譜をチェック。
そして、書き込みの多さに驚きます。
さらに、シュトレーゼマンが作曲した曲も発見。
1回演奏しただけでお蔵入りになったようです。
そのときシモンの声が。
テオに作らせていたオーディションの団員募集要項を確認しに来ました。
シモンも何気にオケ再建のために動いているようです。
テオは、この日程ではデプリーストが来られないと言いますが、シモンはデプリーストのことを認めていないので、この日程でオーディションを強行するようです。
それを聞いていた千秋は、自分も審査に参加すると言ってライブラリーから出てきます。
驚くシモンに向かって「デプリーストさんがオレに頼むって言ったんで」
テオは心の中で叫びます。
「うそだーーー」
その頃、練習を終えたヤキトリオは、焼き鳥レストランで反省会を開いていました。
演奏方法について意見がまとまらないので、黒木くんが誰かに聴いてもらおうと提案します。
千秋に演奏を聴いてもらうことにした三人は千秋のアパルトマンへ。
部屋に戻っていた千秋を見た黒木くんは、千秋が疲れているようなので今日はやめにすると言いかけますが、千秋は黒木くんの立場をとっさに理解したようです。
普段はのだめとポールに押されて2対1の苦しい立場にある黒木くんですが、千秋が味方についてくれたことで、とりあえずこの場は2対2の対等な関係に持ち込めそうです。
ヤキトリオの演奏を聴いた千秋は、ポールのバソンがとてもうまいことに気付きます。
黒木くんの腕もさらに上がっている様子。
のだめだけはいまいち調子が悪いようです。
ここでポールが黒木くんの演奏にダメ出し。
「ここはねっとり、切なく」と午前中の練習とはまったく違うことを言い出します。
黒木くんは適当な言いがかりと受け取ったようです。
でもポールは「今は朝より天気が悪いんだよ。楽器の調子も変わるし気分も変わる」
どうやらのだめと同じく感性のままに演奏するタイプ(?)のようです。
のだめと気が合うのも納得。
のだめは、二人のボケと突っ込み具合が今演奏している曲の感じに似ていると言って、関西人のノリで演奏を始めます。
テンポが速くて黒木くんとポールは大変そうでしたが、このほうがしっくりくる音になったようです。
千秋も納得する演奏でした。
演奏終了後、千秋は黒木くんをマルレ・オケのオーディションに誘います。
この話にポールが乗ってきますが、バソン奏者は募集していないことを知って大ショック。
フランスの伝統あるオケになぜバソンがないんだと嘆きます。
バソンは扱いにくいのでファゴットに変わるようです。
シモンの希望でしょうか?
これには千秋も驚いているようです。
千秋はポールも誘おうとしますが、「ポールは・・・ま、いいか」
黒木くんはオーディションを受けてみると言ってくれます。
でもそれは、今度の試験でトレビアンを取ってから。
彼にとってはそちらのほうが「本業」なので、これは当然ですが、
「千秋くんと今度はフランスのオケか。
いい目標ができた」
と、けっこうやる気はあるようです。
一方、Ruiは、これまで迷惑かけたことと母親の無礼な振る舞いについて、アメリカに帰る前に千秋とのだめに謝りに行くことを許可されます。
もらえた時間はたった30分だけでしたが。
アパルトマンにやってきたRui。
その耳にピアノの演奏が飛び込んできます。
とっさに千秋の演奏かと思いますが、ターニャの一言で千秋が窓を閉めるのを見て、弾いているのがのだめだと分かります。
そういえば、Ruiがのだめのピアノを聴いた描写はこれまで一度もなかったですね。
Ruiはのだめのピアノのうまさに衝撃を受けたようです。
のだめがピアノの練習に励んでいることと、自分にはない無邪気さを持っていることを思い出したRuiは、のだめへの対抗心 or 危機感を抱いた様子。
千秋とのだめに会わずにそのまま引き返してしまいます。
のだめの試験。
のだめは試験官を混乱させる「サーカス」を演じます。
一人の試験官は、個性的な演奏だけどやりすぎは良くないと言い、もう一人は大胆な演奏で面白かったと言う。
そしてもう一人、オクレールは、レッスンではちゃんと弾けていたのに・・・むらっけがあるのかな・・・。
ここで女性試験官が呟きます。
試験というよりリサイタルを聞かされた気分だと。
オクレールはこれを聞いて、何か思いついたようです。
試験結果を確認するのだめ。
結果はトレビアンでした。
ここでのだめはオクレールに呼び止められます。
どうやら今度の夏休みにブルターニュの教会でリサイタルを開くことになったようです。
オクレールがアレンジしてくれたみたい。
白い王子(千秋)と黒い王子(ジャン)の対決に見事勝利して千秋が手に入れた車が早速役立つことになるのかも。
前回の感想で、今期はのだめが活躍する場面はないのかもしれないと書いたばかりですが、さっそく出番が回ってくるようです。
ということで、今回はこれまで以上にいろんな出来事が盛り込まれていました。
それにも関わらず、詰め込み過ぎという感じがまったくしなくてとてもよかったです。
いつものことながら話の組み立て方がうまいですね。
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脚本・キャストなど >>
大失敗に落ち込む千秋をRuiが励まします。
「誰だってあるわよ。
うまくいかないことなんて」
千秋を慰めながらアパルトマンまでやってきたRuiは、のだめを交えて三人で千秋を励ますために打ち上げをやろうと提案します。
でものだめは、翌朝早く起きなければならないから二人でやってほしいと参加を断ります。
のだめの反応はRuiがやってきてから(?)ちょっと変わったような。
以前のように我が道をひたすら突き進むという勢いがなくなりましたね。
Ruiは残念そうに「わたし今日のだめさんと寝ようと思ってたのに」
対するのだめは「すみません。今日は千秋先輩と寝てください」と、どこまで本気なのかよくわからない危ない発言。
このへんのとっぴな言動は変わっていないようです(^^;
そこにRuiの母親が登場。
いきなりRuiを平手打ちします。
約束していたはずのピアノの練習もせずに、千秋の部屋に入り浸っていると思い込んでいるようです。
Ruiは部屋探しをしていたからだと言い訳しますが、母親は聞く耳を持ちません。
Ruiをアメリカに連れ帰ろうとします。
Ruiはどうしても自分で部屋を探したいと言い張ります。
でも母親は、部屋探しはマダム・ベルーにお願いすればいいと言ってRuiの要望を却下。
約束を守れないなら9月からの留学は取り消すと言ってRuiを連れ去ります。
あっけにとられる千秋とのだめ。
このときのだめの手が微かに震えています。
有無を言わさずRuiを連れ帰る母親を見て、かつて自分が子供の頃に通っていたピアノ教室でのしごきを思い出したのかもしれません。
その後、千秋は、1年前のRuiに関する記事をのだめに見せます。
カーネギーホールでのRuiのリサイタルについて「表現の底の浅さが露呈した」と酷評する記事。
冒頭のRuiの言葉には、自分自身の行き詰まりに対する慰めの意味も含まれていたようです。
パリへの留学を決意したのも、新しい世界に飛び込んで新しいことをたくさん経験して、表現の幅を広げようという思いがあったからなのでしょう。
前回のだめが池に落ちて水が飛び散る様子を見てハッとしたのも、これまで自分が生きてきた世界ではありえない光景を目の当たりにして衝撃を受けたためだったのかもしれません。
第6話での「私、自由が欲しかった。友達。出会い。ときめき」というセリフの本当の意味もこれではっきりしたように思います。
不自然なほど明るく振舞っているように見えたRuiが、実は大きな葛藤を抱えていたのだと知ったのだめは、自分の現在の足踏み状態と重ね合わせてRuiに同情し、しんみりしてしまいます。
でも千秋がすかさずのだめを励まします。
「振り回されんな。
お前は急上昇志向が強いし、
あの学校じゃ若い方じゃないし、
焦るのも分かるけど、
でも、お前が今まで過ごしてきた時間は絶対無駄なんかじゃないから」
ちょっと気を取り直したのだめは、今日のコンサートは面白かったと言い出します。
千秋の様子も、まさに魔法使いの弟子のように焦っていて面白かったと。
これはもしかして、のだめなりに千秋のことを励まそうとしたのでしょうか(^^;
のだめはさらに、いつかは自分もオーケストラにピアノで参加したいと呟きます。
それを聞いた千秋は「じゃあ、いつかお前とコンチェルトやったとき、ゴールデンペアと言われるよう、オレも頑張らないとな」
千秋の愛の誓い?
翌日。
千秋は、マルレ・オケ再建に向けて動き出します。
自分の音楽表現の参考にするため、マルレ・オケのライブラリーでシュトレーゼマンが使った奏譜をチェック。
そして、書き込みの多さに驚きます。
さらに、シュトレーゼマンが作曲した曲も発見。
1回演奏しただけでお蔵入りになったようです。
そのときシモンの声が。
テオに作らせていたオーディションの団員募集要項を確認しに来ました。
シモンも何気にオケ再建のために動いているようです。
テオは、この日程ではデプリーストが来られないと言いますが、シモンはデプリーストのことを認めていないので、この日程でオーディションを強行するようです。
それを聞いていた千秋は、自分も審査に参加すると言ってライブラリーから出てきます。
驚くシモンに向かって「デプリーストさんがオレに頼むって言ったんで」
テオは心の中で叫びます。
「うそだーーー」
その頃、練習を終えたヤキトリオは、焼き鳥レストランで反省会を開いていました。
演奏方法について意見がまとまらないので、黒木くんが誰かに聴いてもらおうと提案します。
千秋に演奏を聴いてもらうことにした三人は千秋のアパルトマンへ。
部屋に戻っていた千秋を見た黒木くんは、千秋が疲れているようなので今日はやめにすると言いかけますが、千秋は黒木くんの立場をとっさに理解したようです。
普段はのだめとポールに押されて2対1の苦しい立場にある黒木くんですが、千秋が味方についてくれたことで、とりあえずこの場は2対2の対等な関係に持ち込めそうです。
ヤキトリオの演奏を聴いた千秋は、ポールのバソンがとてもうまいことに気付きます。
黒木くんの腕もさらに上がっている様子。
のだめだけはいまいち調子が悪いようです。
ここでポールが黒木くんの演奏にダメ出し。
「ここはねっとり、切なく」と午前中の練習とはまったく違うことを言い出します。
黒木くんは適当な言いがかりと受け取ったようです。
でもポールは「今は朝より天気が悪いんだよ。楽器の調子も変わるし気分も変わる」
どうやらのだめと同じく感性のままに演奏するタイプ(?)のようです。
のだめと気が合うのも納得。
のだめは、二人のボケと突っ込み具合が今演奏している曲の感じに似ていると言って、関西人のノリで演奏を始めます。
テンポが速くて黒木くんとポールは大変そうでしたが、このほうがしっくりくる音になったようです。
千秋も納得する演奏でした。
演奏終了後、千秋は黒木くんをマルレ・オケのオーディションに誘います。
この話にポールが乗ってきますが、バソン奏者は募集していないことを知って大ショック。
フランスの伝統あるオケになぜバソンがないんだと嘆きます。
バソンは扱いにくいのでファゴットに変わるようです。
シモンの希望でしょうか?
これには千秋も驚いているようです。
千秋はポールも誘おうとしますが、「ポールは・・・ま、いいか」
黒木くんはオーディションを受けてみると言ってくれます。
でもそれは、今度の試験でトレビアンを取ってから。
彼にとってはそちらのほうが「本業」なので、これは当然ですが、
「千秋くんと今度はフランスのオケか。
いい目標ができた」
と、けっこうやる気はあるようです。
一方、Ruiは、これまで迷惑かけたことと母親の無礼な振る舞いについて、アメリカに帰る前に千秋とのだめに謝りに行くことを許可されます。
もらえた時間はたった30分だけでしたが。
アパルトマンにやってきたRui。
その耳にピアノの演奏が飛び込んできます。
とっさに千秋の演奏かと思いますが、ターニャの一言で千秋が窓を閉めるのを見て、弾いているのがのだめだと分かります。
そういえば、Ruiがのだめのピアノを聴いた描写はこれまで一度もなかったですね。
Ruiはのだめのピアノのうまさに衝撃を受けたようです。
のだめがピアノの練習に励んでいることと、自分にはない無邪気さを持っていることを思い出したRuiは、のだめへの対抗心 or 危機感を抱いた様子。
千秋とのだめに会わずにそのまま引き返してしまいます。
のだめの試験。
のだめは試験官を混乱させる「サーカス」を演じます。
一人の試験官は、個性的な演奏だけどやりすぎは良くないと言い、もう一人は大胆な演奏で面白かったと言う。
そしてもう一人、オクレールは、レッスンではちゃんと弾けていたのに・・・むらっけがあるのかな・・・。
ここで女性試験官が呟きます。
試験というよりリサイタルを聞かされた気分だと。
オクレールはこれを聞いて、何か思いついたようです。
試験結果を確認するのだめ。
結果はトレビアンでした。
ここでのだめはオクレールに呼び止められます。
どうやら今度の夏休みにブルターニュの教会でリサイタルを開くことになったようです。
オクレールがアレンジしてくれたみたい。
白い王子(千秋)と黒い王子(ジャン)の対決に見事勝利して千秋が手に入れた車が早速役立つことになるのかも。
前回の感想で、今期はのだめが活躍する場面はないのかもしれないと書いたばかりですが、さっそく出番が回ってくるようです。
ということで、今回はこれまで以上にいろんな出来事が盛り込まれていました。
それにも関わらず、詰め込み過ぎという感じがまったくしなくてとてもよかったです。
いつものことながら話の組み立て方がうまいですね。
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2008年11月22日
今週の一本 その2(2008/11/16~11/22)―『のだめカンタービレ 巴里編』第7話
マルレ・オケの公演まで、あとリハーサル1回とゲネプロ1回を残すだけ。
千秋はこのダメオケを立て直せるのか・・・。
とはいえ、こんな短期間でどうにかなるほど甘くはないので、建て直しのために奮闘するのは次回以降の話。
今回は、千秋がマルレ・オケの現状をしっかり把握するところまででした。
ということで、まずはリハーサル。
いきなりテオから驚きの一言。
「頼むから、コンマスに逆らったり言い返したりしないでくれるかな」
千秋はあっけにとられてしまいます。
そんなことを気にしていたらまともに指揮できない。
リハーサルが始まって、千秋がテンポを早くするよう指示を出すと、さっそくシモンから反対意見が出てきます。
「いいんだよ、このテンポで。
それから、練習番号20からのスフォルツァンドはそんなに強く出す必要ないから」
「オレの意図を分かった上でそう言ってるのか?」と心の中で呟く千秋。
オケ全体に緊張が走ります。
ここで、テオが「時間がないから揉めるな!!」の走り書きを千秋に見せて、千秋がシモンに反論しないようストップをかけます。
千秋は一応抑えますが、ただでは引っ込みません。
「コンマスの言うとおり適当に。
しかしもっと活気を出して」
リハーサルは進行し、やがて突然子供たちが乱入してきます。
リハーサル会場は子供バレエ団と共同使用のようです。
千秋 「子供バレエ団に追い出されるプロオケって・・・」
会場から引き上げるときにシモンが千秋に一言。
「勉強不足だな」
その頃のだめはRuiの買い物に付き合わされていました。
Ruiは、これまで味わったことがない自由を満喫しておおはしゃぎ。
公園に立ち寄った二人は、池でヨットの模型で遊ぶ子供を見かけます。
のだめはこの子供に帆先の向きを指南。
のだめの言うとおりにヨットの向きを変えると、ヨットがどんどん進んで手が届かなくなってしまいます。
のだめは棒を使って手繰り寄せようとしますが、このとき風が吹いてスカートがめくれ、パンチラ。
そしてのだめはバランスを崩して池に落ちてしまいます。
大きな水しぶきが上がるのを呆然と見つめるRui。
ほとんど放心状態です。
この描写にはなにか重要な意味があるように思えますが・・・。
アパルトマンに戻った千秋を待っていたのは、ずぶ濡れののだめでした。
「ちょっと、水溜りで転んじゃって」と言うのだめ。
このときのだめは千秋をしっかり見ています。
早く部屋に戻れと言う千秋に対して、のだめは「鍵を池に落しちゃったみたいで」
千秋 「池だったのか・・・」
嘘が簡単にばれてしまいました(^^;
のだめは嘘をつくときに目をそらすクセがあったはずですが、今回そうしなかったのは千秋との関係が変化した結果でしょうか?
そしてついにゲネプロ当日。
のだめは千秋に愛妻弁当を残して学校に行きます。
愛妻弁当には手紙が添えられていて、今日のゲネプロにみんなを誘って行くと書かれていました。
「みんなを誘うのかよ。
オレって信じられてるんだな。
このパリでも・・・約1名には」
ゲネプロには、ロランのコネで、ニッサン・トヨタの代わりにウィルトール・オケのアランが参加してくれることになりました。
マルレ・オケ出身なので頑張ると言うアラン。
そしてロランは「僕らは千秋を信じてるから」
千秋 「信じてくれる人はまだいる・・・か」
ところがここで、打楽器奏者が足りないことが発覚します。
トライアングルとチェレスタが足りない。
昨日の時点で分かっていたので代わりの人を呼ぶはずでしたが、テオはすっかり忘れていた様子。
そこでテオは代案を出します。
テオ 「弦の人を1人トライアングルに回して、チェレスタは千秋が弾くってどう?
弾き振り」
千秋 「くだらないこと言ってないで電話しまくれ!
マルレは協会員が200人はいるんだろ!」
ところが、これはすでに確認済みで、該当する奏者は1人も捕まらなかったようです。
恐るべきマルレ・オケ。
千秋はチェレスタは自分が手配すると言って、テオにはトライアングルを死ぬ気で探すよう指示します。
千秋が呼んだのはのだめ。
のだめは千秋との初めての共演に大喜びです。
一方、ステージではシモンが怒っていました。
テオが電話をかけるのに忙しくて、楽譜が出ていません。
楽譜は事務スタッフのテオがまとめて管理しているようです。
楽譜には指揮者の指示を書き込んだりするので、それが外部に漏れないように一括管理しているのでしょうか?
シモンは、それなら自分たちで楽譜を用意しようと、他のメンバーも手伝わせます。
千秋はその様子を見て、音楽にかけるシモンの情熱を感じ取ったようです。
「オレも信じよう。
このオケも。
あのコンマスも」
劇場にやってきたのだめは、関係者入り口を探します。
そこでバッタリRuiと出会います。
ユンロンに千秋の指揮を観に行く誘いを受けたRuiは、千秋が指揮するオケがマルレであることを知って事前に挨拶にやってきました。
16歳の時にこのオケで演奏したことがあるそうです。
劇場に入るとテオがいました。
テオは千秋がRuiを呼んだのだと勘違い。
チェレスタはRuiが弾くことになってしまいます。
オケのメンバーも大喜びです。
そこへシモンが現れ、Ruiがいることに驚きます。
Ruiがこのオケで演奏した頃にはすでに彼はこのオケにいたようです。
Ruiのことを可愛がっていた様子。
さらに彼は、Ruiの話で、千秋がシュトレーゼマンの代振りで指揮したことがあるのを知ります。
千秋が自分が尊敬するシュトレーゼマンの弟子だと知ったシモン。
それでもまだ千秋のことを認めようとはしません。
弟子は弟子。本当に実力が伴っているのかどうか疑問だと嫌味を言います。
Ruiはここで、エキストラでチェレスタを弾くことになったと言い出します。
驚いた千秋は、自分が呼んだのはのだめだと言おうとします。
でも、のだめが千秋をストップ。
「いいから先輩、空気読めって言ってんですよ」
まさかのだめの口からこんな常識的な言葉が出てくるとは(^^;
千秋との初めての共演に大喜びだったのだめは、あっさり引き下がってしまいました。
ゲネプロ開始。
この演奏がすごかった。
最初の音が鳴った瞬間から何かがおかしいと分かるほど、とんでもなくヘタな演奏(^^;
「ラヴェル。
ボレロ。
バレエ曲として制作されたこの曲は、最初から最後の2小節まで執拗に繰り返されるスペイン舞踊のリズムに乗って、次々と独奏楽器が入れ替わり、同じメロディーを奏で、豊かな色彩を見せていく。
まさにオーケストラの魅力を伝えやすい曲であり、実力が明らかに分かってしまう恐ろしい曲でもある」
「このオケは実力に差がありすぎる。
3分の1の団員が突然やめてしまったために、オケの土台になる音がない。
なのに練習量は少なくて、それに対する団員の危機感も薄い」
千秋はこのオケの現状を嫌というほど実感しました。
演奏も終わりに近づいたところでシンバル奏者が緊張。
打楽器奏者が足りないから最後に自分がゴングにミュートをかけなければならないと気張っています。
ところが、勢い余って頭からゴングに激突(^^;
演奏は大爆笑で終了します。
千秋 「笑い混じりの拍手か。
前にもあったな、こういうこと。
またここから始めるのか。
絶対に這い上がってやる」
千秋はマルレ・オケ復活に向けて決意を新たにします。
一方、シモンは渋い顔。
相変わらずどうしようもない演奏にやるせない思いを抱えているようです。
でも、他のメンバーにやる気を起こさせる努力をしているわけでもなさそうだし、とりあえず大好きなバイオリンを弾けるだけでいいというスタンスなのでしょうか?
このとき彼は、観客に向かって丁寧にお辞儀する千秋に気付きます。
千秋の前向きさに何か感じ取ったかもしれません。
マルレ・オケはこのままコミックバンドならぬコミックオーケストラと化してしまうのか? それとも・・・。
タイトルにもなっているのだめの出番が少ないのはちょっと物足りない気がしますが、これからしばらく千秋率いるマルレ・オケのサクセスストーリーが展開されそうです。
というか、今期はのだめが活躍する場面はないのかも。
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千秋はこのダメオケを立て直せるのか・・・。
とはいえ、こんな短期間でどうにかなるほど甘くはないので、建て直しのために奮闘するのは次回以降の話。
今回は、千秋がマルレ・オケの現状をしっかり把握するところまででした。
ということで、まずはリハーサル。
いきなりテオから驚きの一言。
「頼むから、コンマスに逆らったり言い返したりしないでくれるかな」
千秋はあっけにとられてしまいます。
そんなことを気にしていたらまともに指揮できない。
リハーサルが始まって、千秋がテンポを早くするよう指示を出すと、さっそくシモンから反対意見が出てきます。
「いいんだよ、このテンポで。
それから、練習番号20からのスフォルツァンドはそんなに強く出す必要ないから」
「オレの意図を分かった上でそう言ってるのか?」と心の中で呟く千秋。
オケ全体に緊張が走ります。
ここで、テオが「時間がないから揉めるな!!」の走り書きを千秋に見せて、千秋がシモンに反論しないようストップをかけます。
千秋は一応抑えますが、ただでは引っ込みません。
「コンマスの言うとおり適当に。
しかしもっと活気を出して」
リハーサルは進行し、やがて突然子供たちが乱入してきます。
リハーサル会場は子供バレエ団と共同使用のようです。
千秋 「子供バレエ団に追い出されるプロオケって・・・」
会場から引き上げるときにシモンが千秋に一言。
「勉強不足だな」
その頃のだめはRuiの買い物に付き合わされていました。
Ruiは、これまで味わったことがない自由を満喫しておおはしゃぎ。
公園に立ち寄った二人は、池でヨットの模型で遊ぶ子供を見かけます。
のだめはこの子供に帆先の向きを指南。
のだめの言うとおりにヨットの向きを変えると、ヨットがどんどん進んで手が届かなくなってしまいます。
のだめは棒を使って手繰り寄せようとしますが、このとき風が吹いてスカートがめくれ、パンチラ。
そしてのだめはバランスを崩して池に落ちてしまいます。
大きな水しぶきが上がるのを呆然と見つめるRui。
ほとんど放心状態です。
この描写にはなにか重要な意味があるように思えますが・・・。
アパルトマンに戻った千秋を待っていたのは、ずぶ濡れののだめでした。
「ちょっと、水溜りで転んじゃって」と言うのだめ。
このときのだめは千秋をしっかり見ています。
早く部屋に戻れと言う千秋に対して、のだめは「鍵を池に落しちゃったみたいで」
千秋 「池だったのか・・・」
嘘が簡単にばれてしまいました(^^;
のだめは嘘をつくときに目をそらすクセがあったはずですが、今回そうしなかったのは千秋との関係が変化した結果でしょうか?
そしてついにゲネプロ当日。
のだめは千秋に愛妻弁当を残して学校に行きます。
愛妻弁当には手紙が添えられていて、今日のゲネプロにみんなを誘って行くと書かれていました。
「みんなを誘うのかよ。
オレって信じられてるんだな。
このパリでも・・・約1名には」
ゲネプロには、ロランのコネで、ニッサン・トヨタの代わりにウィルトール・オケのアランが参加してくれることになりました。
マルレ・オケ出身なので頑張ると言うアラン。
そしてロランは「僕らは千秋を信じてるから」
千秋 「信じてくれる人はまだいる・・・か」
ところがここで、打楽器奏者が足りないことが発覚します。
トライアングルとチェレスタが足りない。
昨日の時点で分かっていたので代わりの人を呼ぶはずでしたが、テオはすっかり忘れていた様子。
そこでテオは代案を出します。
テオ 「弦の人を1人トライアングルに回して、チェレスタは千秋が弾くってどう?
弾き振り」
千秋 「くだらないこと言ってないで電話しまくれ!
マルレは協会員が200人はいるんだろ!」
ところが、これはすでに確認済みで、該当する奏者は1人も捕まらなかったようです。
恐るべきマルレ・オケ。
千秋はチェレスタは自分が手配すると言って、テオにはトライアングルを死ぬ気で探すよう指示します。
千秋が呼んだのはのだめ。
のだめは千秋との初めての共演に大喜びです。
一方、ステージではシモンが怒っていました。
テオが電話をかけるのに忙しくて、楽譜が出ていません。
楽譜は事務スタッフのテオがまとめて管理しているようです。
楽譜には指揮者の指示を書き込んだりするので、それが外部に漏れないように一括管理しているのでしょうか?
シモンは、それなら自分たちで楽譜を用意しようと、他のメンバーも手伝わせます。
千秋はその様子を見て、音楽にかけるシモンの情熱を感じ取ったようです。
「オレも信じよう。
このオケも。
あのコンマスも」
劇場にやってきたのだめは、関係者入り口を探します。
そこでバッタリRuiと出会います。
ユンロンに千秋の指揮を観に行く誘いを受けたRuiは、千秋が指揮するオケがマルレであることを知って事前に挨拶にやってきました。
16歳の時にこのオケで演奏したことがあるそうです。
劇場に入るとテオがいました。
テオは千秋がRuiを呼んだのだと勘違い。
チェレスタはRuiが弾くことになってしまいます。
オケのメンバーも大喜びです。
そこへシモンが現れ、Ruiがいることに驚きます。
Ruiがこのオケで演奏した頃にはすでに彼はこのオケにいたようです。
Ruiのことを可愛がっていた様子。
さらに彼は、Ruiの話で、千秋がシュトレーゼマンの代振りで指揮したことがあるのを知ります。
千秋が自分が尊敬するシュトレーゼマンの弟子だと知ったシモン。
それでもまだ千秋のことを認めようとはしません。
弟子は弟子。本当に実力が伴っているのかどうか疑問だと嫌味を言います。
Ruiはここで、エキストラでチェレスタを弾くことになったと言い出します。
驚いた千秋は、自分が呼んだのはのだめだと言おうとします。
でも、のだめが千秋をストップ。
「いいから先輩、空気読めって言ってんですよ」
まさかのだめの口からこんな常識的な言葉が出てくるとは(^^;
千秋との初めての共演に大喜びだったのだめは、あっさり引き下がってしまいました。
ゲネプロ開始。
この演奏がすごかった。
最初の音が鳴った瞬間から何かがおかしいと分かるほど、とんでもなくヘタな演奏(^^;
「ラヴェル。
ボレロ。
バレエ曲として制作されたこの曲は、最初から最後の2小節まで執拗に繰り返されるスペイン舞踊のリズムに乗って、次々と独奏楽器が入れ替わり、同じメロディーを奏で、豊かな色彩を見せていく。
まさにオーケストラの魅力を伝えやすい曲であり、実力が明らかに分かってしまう恐ろしい曲でもある」
「このオケは実力に差がありすぎる。
3分の1の団員が突然やめてしまったために、オケの土台になる音がない。
なのに練習量は少なくて、それに対する団員の危機感も薄い」
千秋はこのオケの現状を嫌というほど実感しました。
演奏も終わりに近づいたところでシンバル奏者が緊張。
打楽器奏者が足りないから最後に自分がゴングにミュートをかけなければならないと気張っています。
ところが、勢い余って頭からゴングに激突(^^;
演奏は大爆笑で終了します。
千秋 「笑い混じりの拍手か。
前にもあったな、こういうこと。
またここから始めるのか。
絶対に這い上がってやる」
千秋はマルレ・オケ復活に向けて決意を新たにします。
一方、シモンは渋い顔。
相変わらずどうしようもない演奏にやるせない思いを抱えているようです。
でも、他のメンバーにやる気を起こさせる努力をしているわけでもなさそうだし、とりあえず大好きなバイオリンを弾けるだけでいいというスタンスなのでしょうか?
このとき彼は、観客に向かって丁寧にお辞儀する千秋に気付きます。
千秋の前向きさに何か感じ取ったかもしれません。
マルレ・オケはこのままコミックバンドならぬコミックオーケストラと化してしまうのか? それとも・・・。
タイトルにもなっているのだめの出番が少ないのはちょっと物足りない気がしますが、これからしばらく千秋率いるマルレ・オケのサクセスストーリーが展開されそうです。
というか、今期はのだめが活躍する場面はないのかも。
のだめカンタ-ビレ 巴里編 【初回限定生産版】 第3巻 [DVD]
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2008年11月15日
今週の一本 その2(2008/11/9~11/15)―『のだめカンタービレ 巴里編』第6話
今回の千秋はこれまでに比べて感情表現が豊かで、いい感じに人間味が溢れていました。
Ruiが同じアパルトマンに住みたいと言うのを聞いて焦ったり、マルレ・オケの演奏を聴いて一人で乗り突っ込みしたり、これが本来の千秋なんでしょうか。
指揮者コンクールに優勝した千秋は、2回の公演の権利を与えられたわけですが、1回目の公演は第4話で描かれたウィルトール交響楽団での指揮でした。
そして2回目がデシャン管弦楽団の公演だったようです。
デシャン管弦楽団は若手指揮者を探していたようで、指揮者コンクールで2位だったジャンにも指揮させていました。
その結果、採用されたのはジャンのほう。
お堅い地味目な指揮者が続いたからジャンのような華やかなスター性のあるタイプが欲しかったんだろうと言うオリバーの慰めの言葉も逆に千秋を落ち込ませてしまいます。
そんな千秋にルー・マルレ・オーケストラから常任指揮者就任の依頼がきます。
若き日のシュトレーゼマンが音楽監督を務めたこともある伝統のあるオケ。
ウィルトール交響楽団での指揮を気に入ってくれた音楽監督のデプリースト氏が推してくれました。
これまで1度も見たことがないオーケストラなので、千秋はのだめを誘って定期公演に出かけます。
伝統あるオケということで多少の期待はあったのでしょうが、奏でられるのは大雑把でめちゃくちゃな演奏。
奏者全員が集団食中毒にでもかかっているかのよう。
演奏終了後、千秋はロランと遭遇します。
彼の話によれば、かなりの数のメンバーが突然やめてしまい、エキストラが入っていたようです。
なぜやめてしまったのか理由は聞けませんでしたが、かなり問題を抱えていそうなオケです。
千秋は今後のことを思い、ショックを受けてしまいます。
一方のだめは、黒木くん(オーボエ)とポール(バソン)の三人で室内楽の「ヤキトリオ」を結成しました。
それを知ったターニャは、メンバーにいい男がいないかどうか興味津々。
のだめは「天才的演奏者で渋いサムライボーイ」がいると答えます。
千秋タイプと思ったターニャは紹介して欲しいと頼みますが、このサムライボーイは青緑色の黒木くん。
なんだか面白いことになりそうな予感が。
場面変わって、のだめはコンセルヴァトワールの校舎内でRuiと出会います。
Ruiに一方的に対抗心を抱いているのだめは彼女の後をつけますが、なんだかんだで千秋に会いに行くことになったようです。
市場で千秋と再会したRuiは千秋に挨拶のキス。
それを見て嫉妬したのだめは千秋に飛び掛ります。
そしてRuiは、千秋がネックレスを贈ろうとしていた相手がのだめなんだと気付きます。
確かに知的美人系ではないと納得。
その後、三人は千秋の部屋へ。
演奏活動を中止してコンセルヴァトワールに留学したというRuiは、明日、部屋探しを手伝ってほしいと千秋に頼みます。
のだめは二人の会話の内容を理解できていない様子です。
中国語で話していたのでしょうか?
何を約束していたのか尋ねるのだめに、千秋は「べつに」。
はっきり答えればいいものを、言葉を濁したためにのだめが再び嫉妬。
またとび蹴りを食らうことを恐れたのか、千秋は慌ててのだめを部屋から追い出します。
千秋 「なんだか面倒なことになってきた」
[追記]――――――――――
のだめが千秋に「何をpromiseしたんですか?」と尋ねていたことからすると、千秋とRuiは英語で話していたと考えたほうが良さそうです。
世界をまたにかけて音楽活動をしているなら英語でコミュニケーションをとるほうが自然ですね。
のだめはまだ英語版の「プリごろ太」を観ていないようです(^^;
――――――――――――――
翌日。
千秋は、正体を隠してマルレ・オケのリハーサルに参加することになります。
奏者が不足しているので、友達のテオに誘われたロランが千秋にも声をかけてきました。
いくらなんでも次期常任指揮者だとばれてしまうと言って躊躇う千秋。
ロランは眼鏡とハードワックスを差し出して千秋を変装させます。
名前はニッサン・トヨタ(仮名)。
ブラン劇場に到着した千秋は、飛び込みにもかかわらずあっさり参加を認められます。
なんて適当な(^^;
ところがここで悲しいお知らせ。
指揮者が二度と戻らないと言ってポーランドに帰ってしまいました。
リハーサルは中止されてしまいます。
代わりの指揮者を探さなければならないので、テオがコンマスのシモンと相談。
ロランの提案で千秋の名が挙がりますが、シモンは猛反対します。
自分たちオーケストラの承認もなく音楽監督のデプリースト氏が勝手に決めた指揮者など認めないと強く反発しているようです。
でも、「パリ在住で若くて安い指揮者」だからいいじゃないかと言うテオが無理やり決定。
このやり取りを聞いていた千秋は、なぜ自分がこれまで何の関わりもなかったオーケストラの常任指揮者になれたのかを理解します。
結局、近場に住んでいて安く雇える指揮者なら誰でも良かったようです(^^;
その頃、千秋と部屋探しするはずだったRuiは待ちぼうけ。
アパルトマンの前で座り込んでいたところをフランクたちに見つかり、部屋探しを手伝ってもらっていました。
残念ながら部屋は見つからなかったようで一同はアパルトマンに戻ります。
ユンロンは見つかるまで手伝うとノリノリです。
中国人民の憧れだと、Ruiに心酔しきっているようです。
ここでRuiが留学の理由を口にします。
「私、自由が欲しかった。友達。出会い。ときめき」
Ruiに夢中なユンロンは「Ruiさん、ときめきなら僕が力に」
でも残念ながら、Ruiの答えは「ハハハハ。やだユンロン。ありえないでしょう」
ユンロンはあっさり振られてしまいました(^^;
このとき千秋がアパルトマンに戻ってきます。
千秋は、Ruiを囲むパーティーの騒ぎが気になるもののとりあえず部屋へ。
そこにエリーゼから仕事が入ったという電話が。
マルレ・オケがぜひとも千秋に指揮して欲しいと言ってきたと話すエリーゼ。
事情を知っている千秋は電話を終えた後いつものようにキレてしまいます。
でも、すぐに気を取り直し、何とかしようと気合を入れます。
「がんばろう。シュトレーゼマンたちが守ってきた伝統のオケなんだ」
なんだかんだ言いながらも、千秋はいつもとことん前向きですね。
のだめカンタ-ビレ 巴里編 【初回限定生産版】 第3巻 [DVD]
脚本・キャストなど >>
Ruiが同じアパルトマンに住みたいと言うのを聞いて焦ったり、マルレ・オケの演奏を聴いて一人で乗り突っ込みしたり、これが本来の千秋なんでしょうか。
指揮者コンクールに優勝した千秋は、2回の公演の権利を与えられたわけですが、1回目の公演は第4話で描かれたウィルトール交響楽団での指揮でした。
そして2回目がデシャン管弦楽団の公演だったようです。
デシャン管弦楽団は若手指揮者を探していたようで、指揮者コンクールで2位だったジャンにも指揮させていました。
その結果、採用されたのはジャンのほう。
お堅い地味目な指揮者が続いたからジャンのような華やかなスター性のあるタイプが欲しかったんだろうと言うオリバーの慰めの言葉も逆に千秋を落ち込ませてしまいます。
そんな千秋にルー・マルレ・オーケストラから常任指揮者就任の依頼がきます。
若き日のシュトレーゼマンが音楽監督を務めたこともある伝統のあるオケ。
ウィルトール交響楽団での指揮を気に入ってくれた音楽監督のデプリースト氏が推してくれました。
これまで1度も見たことがないオーケストラなので、千秋はのだめを誘って定期公演に出かけます。
伝統あるオケということで多少の期待はあったのでしょうが、奏でられるのは大雑把でめちゃくちゃな演奏。
奏者全員が集団食中毒にでもかかっているかのよう。
演奏終了後、千秋はロランと遭遇します。
彼の話によれば、かなりの数のメンバーが突然やめてしまい、エキストラが入っていたようです。
なぜやめてしまったのか理由は聞けませんでしたが、かなり問題を抱えていそうなオケです。
千秋は今後のことを思い、ショックを受けてしまいます。
一方のだめは、黒木くん(オーボエ)とポール(バソン)の三人で室内楽の「ヤキトリオ」を結成しました。
それを知ったターニャは、メンバーにいい男がいないかどうか興味津々。
のだめは「天才的演奏者で渋いサムライボーイ」がいると答えます。
千秋タイプと思ったターニャは紹介して欲しいと頼みますが、このサムライボーイは青緑色の黒木くん。
なんだか面白いことになりそうな予感が。
場面変わって、のだめはコンセルヴァトワールの校舎内でRuiと出会います。
Ruiに一方的に対抗心を抱いているのだめは彼女の後をつけますが、なんだかんだで千秋に会いに行くことになったようです。
市場で千秋と再会したRuiは千秋に挨拶のキス。
それを見て嫉妬したのだめは千秋に飛び掛ります。
そしてRuiは、千秋がネックレスを贈ろうとしていた相手がのだめなんだと気付きます。
確かに知的美人系ではないと納得。
その後、三人は千秋の部屋へ。
演奏活動を中止してコンセルヴァトワールに留学したというRuiは、明日、部屋探しを手伝ってほしいと千秋に頼みます。
のだめは二人の会話の内容を理解できていない様子です。
中国語で話していたのでしょうか?
何を約束していたのか尋ねるのだめに、千秋は「べつに」。
はっきり答えればいいものを、言葉を濁したためにのだめが再び嫉妬。
またとび蹴りを食らうことを恐れたのか、千秋は慌ててのだめを部屋から追い出します。
千秋 「なんだか面倒なことになってきた」
[追記]――――――――――
のだめが千秋に「何をpromiseしたんですか?」と尋ねていたことからすると、千秋とRuiは英語で話していたと考えたほうが良さそうです。
世界をまたにかけて音楽活動をしているなら英語でコミュニケーションをとるほうが自然ですね。
のだめはまだ英語版の「プリごろ太」を観ていないようです(^^;
――――――――――――――
翌日。
千秋は、正体を隠してマルレ・オケのリハーサルに参加することになります。
奏者が不足しているので、友達のテオに誘われたロランが千秋にも声をかけてきました。
いくらなんでも次期常任指揮者だとばれてしまうと言って躊躇う千秋。
ロランは眼鏡とハードワックスを差し出して千秋を変装させます。
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なんて適当な(^^;
ところがここで悲しいお知らせ。
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リハーサルは中止されてしまいます。
代わりの指揮者を探さなければならないので、テオがコンマスのシモンと相談。
ロランの提案で千秋の名が挙がりますが、シモンは猛反対します。
自分たちオーケストラの承認もなく音楽監督のデプリースト氏が勝手に決めた指揮者など認めないと強く反発しているようです。
でも、「パリ在住で若くて安い指揮者」だからいいじゃないかと言うテオが無理やり決定。
このやり取りを聞いていた千秋は、なぜ自分がこれまで何の関わりもなかったオーケストラの常任指揮者になれたのかを理解します。
結局、近場に住んでいて安く雇える指揮者なら誰でも良かったようです(^^;
その頃、千秋と部屋探しするはずだったRuiは待ちぼうけ。
アパルトマンの前で座り込んでいたところをフランクたちに見つかり、部屋探しを手伝ってもらっていました。
残念ながら部屋は見つからなかったようで一同はアパルトマンに戻ります。
ユンロンは見つかるまで手伝うとノリノリです。
中国人民の憧れだと、Ruiに心酔しきっているようです。
ここでRuiが留学の理由を口にします。
「私、自由が欲しかった。友達。出会い。ときめき」
Ruiに夢中なユンロンは「Ruiさん、ときめきなら僕が力に」
でも残念ながら、Ruiの答えは「ハハハハ。やだユンロン。ありえないでしょう」
ユンロンはあっさり振られてしまいました(^^;
このとき千秋がアパルトマンに戻ってきます。
千秋は、Ruiを囲むパーティーの騒ぎが気になるもののとりあえず部屋へ。
そこにエリーゼから仕事が入ったという電話が。
マルレ・オケがぜひとも千秋に指揮して欲しいと言ってきたと話すエリーゼ。
事情を知っている千秋は電話を終えた後いつものようにキレてしまいます。
でも、すぐに気を取り直し、何とかしようと気合を入れます。
「がんばろう。シュトレーゼマンたちが守ってきた伝統のオケなんだ」
なんだかんだ言いながらも、千秋はいつもとことん前向きですね。
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2008年11月08日
今週の一本 その2(2008/11/2~11/8)―『のだめカンタービレ 巴里編』第5話
今回は、ついに変態の森に足を踏み入れてしまった千秋が、本人の意思とは無関係にのだめとの絆をさらに深めてしまう話。
さらに、良く言えば渋い男、悪く言えば青緑色の男の黒木泰則が、のだめのおかげで大きく成長する話でもありました。
幼い頃パリで過ごした千秋には、ノエルの夜に父親が戻ってこなかったという苦い記憶がありました。
そんな彼にとって、演奏旅行中も一向に連絡してこないのだめが父親と同じような存在に思えてきたようです。
連絡するのはいつも自分のほうから。
のだめは本当に自分のことを待ってくれているのか?
「オレは、いまだかつて女からこんなひどい扱いを受けたことは・・・ない」
一方、パリに留学して半年が経つ黒木くん。
もともとの性格もあって、いまだにフランスでの生活に馴染めないようです。
いくら才能があっても今のような性格では、この先音楽家として才能を伸ばしていくことはほぼ不可能でしょう。
精神的に挫折して日本に戻る日も近いように見えますが・・・。
ところがある日、同じコンセルヴァトワールに留学していたのだめを見かけたことで、彼の人生に転機が訪れます。
のだめに誘われて、教会で行なわれる演劇にロバの後足役で参加。
のだめは前足の役です。
のだめはもっと重要な役を期待していたようですが、ロバ役でもまったく意に介さず、全力で演じます。
演劇終了後、ロバの役で主役の座を奪うつもりだったという彼女の言葉を聞いてリュカの祖父(?)が一言。
「なるほど、何事も考え方一つだな」
それを聞いた黒木くんは衝撃を受けます。
「今、確かに一つ、世界が変わった。
めぐみちゃんがこの国でも活き活きしている訳が分かった気がする。
フランス人にも負けない強い自己主張・・・」
のだめの真似をして、人との壁を作らない努力をしようと考え方を改めました。
彼にとってこれはかなり大きな一歩です。
そして千秋。
まだのだめを待ち続けている千秋は、千秋が幼い頃からこのアパルトマンに住んでいる画家の長田克弘と出会います。
そして彼から、かつて千秋の父親とよく話し、演奏も聞かせてもらったと聞かされます。
千秋の記憶では、父親はこのアパルトマンにめったに寄り付かなかったことになっているようですが、実際は千秋の想像以上にアパルトマンに出入りしていたようです。
苦い経験が千秋の記憶を歪ませてしまっているのでしょうか?
いずれ父親と和解することになるのかもしれません。
その後、千秋は一人で町をぶらつき、教会から帰ってきたのだめとすれ違います。
のだめは千秋に気付かずに走りすぎていきます。
が、千秋の匂いに気付き立ち止まります。
視覚よりも嗅覚のほうが発達しているのでしょうか(^^;
のだめは千秋に話しかけますが、千秋はそれを無視。
クリスマスツリーを勝手に部屋に持ち込んだから怒っていると思ったのだめは、「でも先輩、電話くれないし、言う機会が・・・」
千秋 「お前が電話すればいいだろう!!」
のだめ 「えー、だって特に用がなかったし。のだめだって忙しかったんですよ」
待ち続けることに耐えられなくなった千秋はついに我慢の限界。
「もうヤダ。やっぱやめよう。今ならまだ間に合う」
のだめに危機感を持たせて自分に対する態度を改めさせようとします。
でもこれは逆効果でした。
のだめはのだめなりに真剣に付き合っているつもりなのに、一方的に別れ話を持ち出されてキレてしまいます。
二人の壮絶な戦いが始まり、命の危険を感じた千秋は自分のほうから折れます。
「も、もう一度やり直そ」
(なぜオレ様が、態度を改めさせられてるんだ・・・)
アパルトマンに戻った二人。
のだめはピアノを弾き、千秋はそれに耳を傾けます。
バッハが苦手だったはずののだめが綺麗に弾きこなしているのを聞いて千秋は微笑みます。
のだめが忙しかった理由もわかったようです。
まぁ、忙しくなくても連絡はしてこなかったでしょうけど(^^;
のだめカンタ-ビレ 巴里編 【初回限定生産版】 第2巻 [DVD]
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さらに、良く言えば渋い男、悪く言えば青緑色の男の黒木泰則が、のだめのおかげで大きく成長する話でもありました。
幼い頃パリで過ごした千秋には、ノエルの夜に父親が戻ってこなかったという苦い記憶がありました。
そんな彼にとって、演奏旅行中も一向に連絡してこないのだめが父親と同じような存在に思えてきたようです。
連絡するのはいつも自分のほうから。
のだめは本当に自分のことを待ってくれているのか?
「オレは、いまだかつて女からこんなひどい扱いを受けたことは・・・ない」
一方、パリに留学して半年が経つ黒木くん。
もともとの性格もあって、いまだにフランスでの生活に馴染めないようです。
いくら才能があっても今のような性格では、この先音楽家として才能を伸ばしていくことはほぼ不可能でしょう。
精神的に挫折して日本に戻る日も近いように見えますが・・・。
ところがある日、同じコンセルヴァトワールに留学していたのだめを見かけたことで、彼の人生に転機が訪れます。
のだめに誘われて、教会で行なわれる演劇にロバの後足役で参加。
のだめは前足の役です。
のだめはもっと重要な役を期待していたようですが、ロバ役でもまったく意に介さず、全力で演じます。
演劇終了後、ロバの役で主役の座を奪うつもりだったという彼女の言葉を聞いてリュカの祖父(?)が一言。
「なるほど、何事も考え方一つだな」
それを聞いた黒木くんは衝撃を受けます。
「今、確かに一つ、世界が変わった。
めぐみちゃんがこの国でも活き活きしている訳が分かった気がする。
フランス人にも負けない強い自己主張・・・」
のだめの真似をして、人との壁を作らない努力をしようと考え方を改めました。
彼にとってこれはかなり大きな一歩です。
そして千秋。
まだのだめを待ち続けている千秋は、千秋が幼い頃からこのアパルトマンに住んでいる画家の長田克弘と出会います。
そして彼から、かつて千秋の父親とよく話し、演奏も聞かせてもらったと聞かされます。
千秋の記憶では、父親はこのアパルトマンにめったに寄り付かなかったことになっているようですが、実際は千秋の想像以上にアパルトマンに出入りしていたようです。
苦い経験が千秋の記憶を歪ませてしまっているのでしょうか?
いずれ父親と和解することになるのかもしれません。
その後、千秋は一人で町をぶらつき、教会から帰ってきたのだめとすれ違います。
のだめは千秋に気付かずに走りすぎていきます。
が、千秋の匂いに気付き立ち止まります。
視覚よりも嗅覚のほうが発達しているのでしょうか(^^;
のだめは千秋に話しかけますが、千秋はそれを無視。
クリスマスツリーを勝手に部屋に持ち込んだから怒っていると思ったのだめは、「でも先輩、電話くれないし、言う機会が・・・」
千秋 「お前が電話すればいいだろう!!」
のだめ 「えー、だって特に用がなかったし。のだめだって忙しかったんですよ」
待ち続けることに耐えられなくなった千秋はついに我慢の限界。
「もうヤダ。やっぱやめよう。今ならまだ間に合う」
のだめに危機感を持たせて自分に対する態度を改めさせようとします。
でもこれは逆効果でした。
のだめはのだめなりに真剣に付き合っているつもりなのに、一方的に別れ話を持ち出されてキレてしまいます。
二人の壮絶な戦いが始まり、命の危険を感じた千秋は自分のほうから折れます。
「も、もう一度やり直そ」
(なぜオレ様が、態度を改めさせられてるんだ・・・)
アパルトマンに戻った二人。
のだめはピアノを弾き、千秋はそれに耳を傾けます。
バッハが苦手だったはずののだめが綺麗に弾きこなしているのを聞いて千秋は微笑みます。
のだめが忙しかった理由もわかったようです。
まぁ、忙しくなくても連絡はしてこなかったでしょうけど(^^;
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2008年10月18日
今週の一本 その2(2008/10/12~10/18)―『のだめカンタービレ 巴里編』第2話
ビデオによる予備審査を通過した18名が競い合う、10日間にわたるコンクール。
プラティニ国際指揮者コンクール。
この一大イベントでいったんは挫折しかけた千秋が、「楽しまないと損」だというのだめの言葉で目を覚まし、片平さんの個性的な指揮を見て大切なことに気付きます。
千秋は目標に向かって一歩前進することができました。
今回はそんなエピソード。
10日間のコンクールを1話の中にテンポ良くまとめたうえに、各キャラもしっかり描写していたのはすごいと思いました。
今回のコンテスト参加者の中で特に重要だったのは、ジャンと片平さん。
ジャンはベルギーのコンクールで優勝したことがある実力者。
彼が一番だと思っている、恋人のゆうこがいつもそばにいます。
「悪いけどぉ、1位は取れないわよぉ。
なぜなら、ここにいる私のジャンが1位だから」
片平さんは家族を日本に残してパリにやってきました。
これまでにも何度かコンクールに参加しているようですが、いい結果が出たことはないようです。
第1次予選。
千秋は、圧倒的な表現力で審査員を唸らせる最高の指揮を披露します。
オーケストラメンバーの一人も千秋の実力に感動し、千秋に「黒い王子」の称号を与えます(^^;
3日目。
第1次予選結果発表。
千秋は予選通過。
片平さんも合格しました。
ゆうこ 「ジャ~ン、当然だけど受かってたわよぉ」
ということで、ジャンも予選通過。
4日目。
第2次予選開始。
第2次予選には「間違い探し」の課題が設定されているようです。
千秋は、演奏しているパートが間違っているとか、情感を入れ過ぎているとか、間違いを的確に指摘していきます。
よくわからないけど、とにかくスゴイということは伝わってきました(^^;
千秋はすべての間違いを指摘して、またまた審査員を唸らせます。
ゆうこ 「千秋真一・・・アイツ邪魔ね」
第2次予選を通過したのは6名。
千秋とジャンは当然として、片平さんも通過できました。
5日目。
第3次予選開始。
まずはジャンの指揮。
「誰も僕にはかなわない。
いつか世界は僕のもの」
ジャンは、ステージに花を咲かせる華麗な指揮を披露。
千秋に黒い王子の称号を与えたオケメンバーは、今度はジャンを「白い王子」と命名。
次は千秋の番。
千秋もジャンと同じ曲を指揮します。
ここで「鬼の千秋」が覚醒。
ジャンに負けたくないという思いが強かったのか、奏者の感情を無視して冷徹に指示を出していきます。
演奏しているのはプロのオーケストラ。
たかがコンクールの参加者が容赦なく指示出ししてくるので、奏者は気分を害し、千秋とオーケストラの間に亀裂が入ってしまいます。
このとき突然千秋の動きが止まってしまいます。
どうやら指揮を間違えたようです。
千秋は素直に自分のミスを認めて謝ります。
千秋 「音が、手からこぼれ落ちていく・・・」
会場全体が暗いムードに。
今回はのだめが応援に来ていましたが、千秋が崩れていく様子を見ていたのだめは「またですか・・・」
シュトレーゼマンにダメ出しされた頃の千秋に戻ってしまったのに気付きました。
その夜、のだめは千秋を励ますために、彼が泊まるホテルに行きます。
「まぁまぁ先輩、そんなに落ち込まなくても。
人間は負けて大きくなってゆくんですよ。
のだめのように!」
励ますはずが、落ち込んでいる千秋の神経を逆なでする結果に(^^;
その後、二人はレストランで食事します。
そこにはジャンとゆうこも来ていました。
ゆうこは千秋に嫌味を言いますが、ジャンは千秋の指揮を認めている様子。
居心地が悪くなったのか、千秋を励まして去っていきます。
千秋 「いいやつなんだろうな。
あいつが優勝したら、ヴィエラ先生も喜ぶのかな。
俺も早く先生に会いたかった」
千秋はもう落選が確定したつもりです。
やけ酒気味で悪酔いした千秋は、帰って飲みなおすため、のだめを自分の部屋に誘います。
のだめは突然の誘いに珍しく緊張気味ですが、内心大喜び。
ところが、部屋に帰った千秋は爆睡してしまい、のだめは生殺し状態。
千秋から「近寄ったら殺すぞ」命令が出てしまったため、寝込みを襲うこともできません(^^;
翌日。
第3次予選2日目。
千秋は片平さんの指揮を見るため、のだめと一緒にコンクール会場へ。
片平さんはジャンプしながらリズムも維持し、聴衆を楽しませる独特な指揮を披露します。
それを見て興奮するのだめ。
千秋は自分も聴衆を喜ばせたかったと後悔します。
片平さんのように音楽を心から楽しめばよかったと。
片平さんの次の指揮者は自分のミスを奏者のせいに。
奏者はこんなふうにミスをごまかす指揮者に反感を抱きます。
そして、素直にミスを認めた千秋のことを少し見直した様子。
第3次予選結果発表。
ジャンと千秋と片平さんの3名が合格しました。
片平さんは初の本選進出に大感激。
千秋は本選の曲を決める籤をのだめに引いてもらうことに。
のだめは「先輩に相応しい、暗くて陰湿な曲を」引き当てようと頑張ります。
引き当てた曲は、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲。
千秋がいつかオーケストラで指揮したいと望んでいた曲でした。
ジャンは本選に進んだことをヴィエラ先生に連絡。
ジャンはこのとき、千秋が12歳のときから彼の弟子だったことを知ります。
そして本選。
千秋はコンクールで結果を出すことよりも音楽そのものを楽しむ決心をしたようです。
寝癖をつけたまま指揮台に立ち、このときが待ち遠しくて眠れなかったとオーケストラのメンバーに素直に打ち明けます。
指揮棒にはのだめからもらった「御守り」も付けています。
オーケストラのメンバーも笑顔になり、最高の雰囲気で演奏がスタート。
そしてコンクールは終了。
優勝は千秋でした。
コンクール後のパーティー。
千秋は、ヴィエラ先生が今でも自分のことを弟子と認めてくれていることをジャンから聞かされます。
もう忘れられているのではないかと不安だった千秋はちょっと感動。
次はいよいよヴィエラ先生の所に行って修行開始・・・のはずですが、ちょっと邪魔が入りそうです。
シュトレーゼマンの秘書エリーゼが「砂漠のプロメテウス作戦」を発動しました(^^;
これはどんな作戦なのでしょう?
シュトレーゼマンを強制送還する時に活躍したオリバーが動くようなので、千秋の身柄が拘束されてしまうのかも(^^;
千秋は再びシュトレーゼマンのもとで修行することになるのでしょうか?
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プラティニ国際指揮者コンクール。
この一大イベントでいったんは挫折しかけた千秋が、「楽しまないと損」だというのだめの言葉で目を覚まし、片平さんの個性的な指揮を見て大切なことに気付きます。
千秋は目標に向かって一歩前進することができました。
今回はそんなエピソード。
10日間のコンクールを1話の中にテンポ良くまとめたうえに、各キャラもしっかり描写していたのはすごいと思いました。
今回のコンテスト参加者の中で特に重要だったのは、ジャンと片平さん。
ジャンはベルギーのコンクールで優勝したことがある実力者。
彼が一番だと思っている、恋人のゆうこがいつもそばにいます。
「悪いけどぉ、1位は取れないわよぉ。
なぜなら、ここにいる私のジャンが1位だから」
片平さんは家族を日本に残してパリにやってきました。
これまでにも何度かコンクールに参加しているようですが、いい結果が出たことはないようです。
第1次予選。
千秋は、圧倒的な表現力で審査員を唸らせる最高の指揮を披露します。
オーケストラメンバーの一人も千秋の実力に感動し、千秋に「黒い王子」の称号を与えます(^^;
3日目。
第1次予選結果発表。
千秋は予選通過。
片平さんも合格しました。
ゆうこ 「ジャ~ン、当然だけど受かってたわよぉ」
ということで、ジャンも予選通過。
4日目。
第2次予選開始。
第2次予選には「間違い探し」の課題が設定されているようです。
千秋は、演奏しているパートが間違っているとか、情感を入れ過ぎているとか、間違いを的確に指摘していきます。
よくわからないけど、とにかくスゴイということは伝わってきました(^^;
千秋はすべての間違いを指摘して、またまた審査員を唸らせます。
ゆうこ 「千秋真一・・・アイツ邪魔ね」
第2次予選を通過したのは6名。
千秋とジャンは当然として、片平さんも通過できました。
5日目。
第3次予選開始。
まずはジャンの指揮。
「誰も僕にはかなわない。
いつか世界は僕のもの」
ジャンは、ステージに花を咲かせる華麗な指揮を披露。
千秋に黒い王子の称号を与えたオケメンバーは、今度はジャンを「白い王子」と命名。
次は千秋の番。
千秋もジャンと同じ曲を指揮します。
ここで「鬼の千秋」が覚醒。
ジャンに負けたくないという思いが強かったのか、奏者の感情を無視して冷徹に指示を出していきます。
演奏しているのはプロのオーケストラ。
たかがコンクールの参加者が容赦なく指示出ししてくるので、奏者は気分を害し、千秋とオーケストラの間に亀裂が入ってしまいます。
このとき突然千秋の動きが止まってしまいます。
どうやら指揮を間違えたようです。
千秋は素直に自分のミスを認めて謝ります。
千秋 「音が、手からこぼれ落ちていく・・・」
会場全体が暗いムードに。
今回はのだめが応援に来ていましたが、千秋が崩れていく様子を見ていたのだめは「またですか・・・」
シュトレーゼマンにダメ出しされた頃の千秋に戻ってしまったのに気付きました。
その夜、のだめは千秋を励ますために、彼が泊まるホテルに行きます。
「まぁまぁ先輩、そんなに落ち込まなくても。
人間は負けて大きくなってゆくんですよ。
のだめのように!」
励ますはずが、落ち込んでいる千秋の神経を逆なでする結果に(^^;
その後、二人はレストランで食事します。
そこにはジャンとゆうこも来ていました。
ゆうこは千秋に嫌味を言いますが、ジャンは千秋の指揮を認めている様子。
居心地が悪くなったのか、千秋を励まして去っていきます。
千秋 「いいやつなんだろうな。
あいつが優勝したら、ヴィエラ先生も喜ぶのかな。
俺も早く先生に会いたかった」
千秋はもう落選が確定したつもりです。
やけ酒気味で悪酔いした千秋は、帰って飲みなおすため、のだめを自分の部屋に誘います。
のだめは突然の誘いに珍しく緊張気味ですが、内心大喜び。
ところが、部屋に帰った千秋は爆睡してしまい、のだめは生殺し状態。
千秋から「近寄ったら殺すぞ」命令が出てしまったため、寝込みを襲うこともできません(^^;
翌日。
第3次予選2日目。
千秋は片平さんの指揮を見るため、のだめと一緒にコンクール会場へ。
片平さんはジャンプしながらリズムも維持し、聴衆を楽しませる独特な指揮を披露します。
それを見て興奮するのだめ。
千秋は自分も聴衆を喜ばせたかったと後悔します。
片平さんのように音楽を心から楽しめばよかったと。
片平さんの次の指揮者は自分のミスを奏者のせいに。
奏者はこんなふうにミスをごまかす指揮者に反感を抱きます。
そして、素直にミスを認めた千秋のことを少し見直した様子。
第3次予選結果発表。
ジャンと千秋と片平さんの3名が合格しました。
片平さんは初の本選進出に大感激。
千秋は本選の曲を決める籤をのだめに引いてもらうことに。
のだめは「先輩に相応しい、暗くて陰湿な曲を」引き当てようと頑張ります。
引き当てた曲は、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲。
千秋がいつかオーケストラで指揮したいと望んでいた曲でした。
ジャンは本選に進んだことをヴィエラ先生に連絡。
ジャンはこのとき、千秋が12歳のときから彼の弟子だったことを知ります。
そして本選。
千秋はコンクールで結果を出すことよりも音楽そのものを楽しむ決心をしたようです。
寝癖をつけたまま指揮台に立ち、このときが待ち遠しくて眠れなかったとオーケストラのメンバーに素直に打ち明けます。
指揮棒にはのだめからもらった「御守り」も付けています。
オーケストラのメンバーも笑顔になり、最高の雰囲気で演奏がスタート。
そしてコンクールは終了。
優勝は千秋でした。
コンクール後のパーティー。
千秋は、ヴィエラ先生が今でも自分のことを弟子と認めてくれていることをジャンから聞かされます。
もう忘れられているのではないかと不安だった千秋はちょっと感動。
次はいよいよヴィエラ先生の所に行って修行開始・・・のはずですが、ちょっと邪魔が入りそうです。
シュトレーゼマンの秘書エリーゼが「砂漠のプロメテウス作戦」を発動しました(^^;
これはどんな作戦なのでしょう?
シュトレーゼマンを強制送還する時に活躍したオリバーが動くようなので、千秋の身柄が拘束されてしまうのかも(^^;
千秋は再びシュトレーゼマンのもとで修行することになるのでしょうか?
のだめカンタ-ビレ 巴里編 【初回限定生産版】 第1巻 [DVD]
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2008年10月12日
今週の一本 その2(2008/10/5~10/11)―『のだめカンタービレ 巴里編』第1話
1期がかなりツボにはまったので、今期もすごく期待していた作品です。
今シリーズでは監督もシリーズ構成も一新されましたが、1期のノリはそのまま継承されていて、期待に違わない出来でした。
さらに、演奏場面で奏者が動くようになりました。
ただし、この動きはかなり微妙。
1期でもごくまれに動くことがありましたが、妙にフニャフニャしていて違和感ありまくりでした。
今期の演奏場面でもこのフニャフニャ感は健在(^^;
これだけは早急に改善してほしいかも。
とはいえ、オーケストラを引きで見せた時に奏者が小刻みに動いている様子は、臨場感があってなかなか良かったです。
やはり止め絵よりも断然いいですね。
ストーリーのほうは、上に書いたとおり期待に違わないなかなかの出来でした。
笑いを上手に盛り込みながら、締めるところはしっかり締めて、テンポよく話を進めています。
今期は1クールらしいのでちょっと残念な気もしますが、3ヶ月間存分に楽しませてもらおうと思います。
で、今回の内容ですが。。。
のだめと千秋がパリにやってきたところからスタート。
千秋は、指揮者コンクールに出て自分の力を認めてもらってからヴィエラ先生に会いに行くのが当面の目的のようです。
のだめの目的は。。。今のところ不明(^^;
(1期で語られていたかな?)
ついに「故郷」に帰ってこれた千秋は少し浮かれ気味のようです。
一方ののだめはコンセルヴァトワールの入学試験で手一杯でフランス語を覚えられなかったのでちょっと戸惑い気味。
浮かれる千秋とちょっと気まずい雰囲気になってしまいますが、元来のサバサバした性格もあって、翌朝には完全復帰。
シリアスな場面をさらっと流す作りは、観ていて気持ちよかったです。
まぁ、第1話から暗い雰囲気を引きづられても困りますけど。
二人は同じアパルトマンに住むことになりました。
このアパルトマンにはすでにターニャとフランクという、のだめと同じコンセルヴァトワールに通う生徒も暮らしていました。
ターニャはロシア出身の化粧が濃い派手目の女性。
最近、彼氏に振られたので千秋に目をつけたようです。
指揮者コンクールに出るための勉強で忙しい千秋のもとを訪れて、ヴァカンスに誘おうと必死。
音楽を勉強するために一人でロシアからやってきたという話を聞いた千秋は、「みんな音楽のために頑張ってるんだよな」と、ターニャに少しだけ興味がわいたようです(もちろんただの音楽仲間としてですが)。
そして、ターニャのピアノを聴かせてほしいと頼みます。
ターニャはその頼みを聞いてピアノを弾きますが、その腕前はコンセルヴァトワールの生徒とは思えないほど下手だったようです。
「お前1年間何やってたんだ。
何がヴァカンスだ!
そんなもの犬にでもくれてしまえ!!」
千秋様の逆鱗に触れ、なぜかピアノのレッスンが始まってしまいました。
ターニャのヴァカンスの楽しい予定は完全になくなってしまったようです。
フランクはフランス人オタク。
のだめとはコンセルヴァトワールの入試会場ですでに知り合っていたようです。
のだめはフランス語が話せない/聞き取れないので、二人の会話は完全にすれ違っています。
しかし、二人ともそんなことはまったく気にせずにお互い好き勝手に話しているというのが何とも(^^;
のだめは『使える!!フランス語辞典』を携帯してフランス語を覚えようと頑張っているようです。
でも、この辞典に載っている例文(の一部)は、かなり限定的なシチュエーションでしか使えなさそう。
「助けて!警察を呼んで!レイプされました」って。。。(^^;
そんなのだめにも、ついにフランス語をマスターする機会が訪れます。
その機会を提供してくれたのがフランクです。
彼が自分の部屋でフランス語吹き替え版の「プリごろ太」を観ていた時に、のだめがやってきたのがきっかけ。
のだめはセリフをすべて暗記していたので、フランクがビデオに撮っていた「プリごろ太」を何度も何度も何度も何度も何度も見返してフランス語をマスターしてしまいました。
フランクは真の日本人オタクというものを知って、自分の未熟さを反省します(^^;
ターニャのピアノレッスンを終えた千秋は、なぜか1日でフランス語が話せるようになったのだめに感心します。
「おまえってけっこうえらいよな・・・」
のだめの才能には驚かされっぱなしの千秋でした(^^;
その様子を遠くから見ていたターニャとフランク。
ターニャ 「日本が経済大国な理由がよくわかったわ。あの国はヴァカンスを取らないのよ。。。」
フランク 「僕ごときが自分のことをオタクだなんて言ってたのが恥ずかしい。あれこそが本物の、本当のオタクなんだ。とても僕には付き合えない。。。」
そしてラストは千秋のモノローグで締め。
「こうして、のだめとオレのパリ留学生活は始まった」
ということで、メインキャラ二人と新しい仲間の楽しい(?)パリ生活が始まりました。
演奏場面の動き以外は非の打ち所がない最高の出だし。
のだめと千秋の音楽家としての成長がどう描かれていくのか、今後が楽しみです。
のだめカンタ-ビレ 巴里編 【初回限定生産版】 第1巻 [DVD]
脚本・キャストなど >>
今シリーズでは監督もシリーズ構成も一新されましたが、1期のノリはそのまま継承されていて、期待に違わない出来でした。
さらに、演奏場面で奏者が動くようになりました。
ただし、この動きはかなり微妙。
1期でもごくまれに動くことがありましたが、妙にフニャフニャしていて違和感ありまくりでした。
今期の演奏場面でもこのフニャフニャ感は健在(^^;
これだけは早急に改善してほしいかも。
とはいえ、オーケストラを引きで見せた時に奏者が小刻みに動いている様子は、臨場感があってなかなか良かったです。
やはり止め絵よりも断然いいですね。
ストーリーのほうは、上に書いたとおり期待に違わないなかなかの出来でした。
笑いを上手に盛り込みながら、締めるところはしっかり締めて、テンポよく話を進めています。
今期は1クールらしいのでちょっと残念な気もしますが、3ヶ月間存分に楽しませてもらおうと思います。
で、今回の内容ですが。。。
のだめと千秋がパリにやってきたところからスタート。
千秋は、指揮者コンクールに出て自分の力を認めてもらってからヴィエラ先生に会いに行くのが当面の目的のようです。
のだめの目的は。。。今のところ不明(^^;
(1期で語られていたかな?)
ついに「故郷」に帰ってこれた千秋は少し浮かれ気味のようです。
一方ののだめはコンセルヴァトワールの入学試験で手一杯でフランス語を覚えられなかったのでちょっと戸惑い気味。
浮かれる千秋とちょっと気まずい雰囲気になってしまいますが、元来のサバサバした性格もあって、翌朝には完全復帰。
シリアスな場面をさらっと流す作りは、観ていて気持ちよかったです。
まぁ、第1話から暗い雰囲気を引きづられても困りますけど。
二人は同じアパルトマンに住むことになりました。
このアパルトマンにはすでにターニャとフランクという、のだめと同じコンセルヴァトワールに通う生徒も暮らしていました。
ターニャはロシア出身の化粧が濃い派手目の女性。
最近、彼氏に振られたので千秋に目をつけたようです。
指揮者コンクールに出るための勉強で忙しい千秋のもとを訪れて、ヴァカンスに誘おうと必死。
音楽を勉強するために一人でロシアからやってきたという話を聞いた千秋は、「みんな音楽のために頑張ってるんだよな」と、ターニャに少しだけ興味がわいたようです(もちろんただの音楽仲間としてですが)。
そして、ターニャのピアノを聴かせてほしいと頼みます。
ターニャはその頼みを聞いてピアノを弾きますが、その腕前はコンセルヴァトワールの生徒とは思えないほど下手だったようです。
「お前1年間何やってたんだ。
何がヴァカンスだ!
そんなもの犬にでもくれてしまえ!!」
千秋様の逆鱗に触れ、なぜかピアノのレッスンが始まってしまいました。
ターニャのヴァカンスの楽しい予定は完全になくなってしまったようです。
フランクはフランス人オタク。
のだめとはコンセルヴァトワールの入試会場ですでに知り合っていたようです。
のだめはフランス語が話せない/聞き取れないので、二人の会話は完全にすれ違っています。
しかし、二人ともそんなことはまったく気にせずにお互い好き勝手に話しているというのが何とも(^^;
のだめは『使える!!フランス語辞典』を携帯してフランス語を覚えようと頑張っているようです。
でも、この辞典に載っている例文(の一部)は、かなり限定的なシチュエーションでしか使えなさそう。
「助けて!警察を呼んで!レイプされました」って。。。(^^;
そんなのだめにも、ついにフランス語をマスターする機会が訪れます。
その機会を提供してくれたのがフランクです。
彼が自分の部屋でフランス語吹き替え版の「プリごろ太」を観ていた時に、のだめがやってきたのがきっかけ。
のだめはセリフをすべて暗記していたので、フランクがビデオに撮っていた「プリごろ太」を何度も何度も何度も何度も何度も見返してフランス語をマスターしてしまいました。
フランクは真の日本人オタクというものを知って、自分の未熟さを反省します(^^;
ターニャのピアノレッスンを終えた千秋は、なぜか1日でフランス語が話せるようになったのだめに感心します。
「おまえってけっこうえらいよな・・・」
のだめの才能には驚かされっぱなしの千秋でした(^^;
その様子を遠くから見ていたターニャとフランク。
ターニャ 「日本が経済大国な理由がよくわかったわ。あの国はヴァカンスを取らないのよ。。。」
フランク 「僕ごときが自分のことをオタクだなんて言ってたのが恥ずかしい。あれこそが本物の、本当のオタクなんだ。とても僕には付き合えない。。。」
そしてラストは千秋のモノローグで締め。
「こうして、のだめとオレのパリ留学生活は始まった」
ということで、メインキャラ二人と新しい仲間の楽しい(?)パリ生活が始まりました。
演奏場面の動き以外は非の打ち所がない最高の出だし。
のだめと千秋の音楽家としての成長がどう描かれていくのか、今後が楽しみです。
のだめカンタ-ビレ 巴里編 【初回限定生産版】 第1巻 [DVD]
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