ということで、各話の評価とFinal Impressionをこちらにまとめました。
次回からは実質的に2クール目となる「屍姫 玄」が始まります。
なので、特に最終回という印象はなく、回想シーンを織り交ぜながら、これまで断片的に示されていた情報を整理して見せてくれたエピソードでした。
景世の告別式当日、光言宗の白江鈴千(しらえりんせん)がオーリの今後について話に来ます。
でもその前に、オーリは高峰宗現の話を聞くことになります。
宗現によれば、景世は彼の最初の弟子でした。
景世(の裏の仕事)に深く関わってしまったオーリに、光言宗のことについて知っておいてもらおう、ということのようです。
ここから宗現の言葉を通して、「屍姫」の設定が簡単に説明されます。
屍とは
人は必ず死ぬもので、その死によって他者や社会が変化して世界が動く。
人は死ぬことで世界の一部となる。
しかし、ときにその理に逆らい、動く死体となって蘇るものがいる。
それが屍。
屍の特徴
1. 不死に近い再生能力を持ち、未練や執着を力に変えて自らの体を怪物化する。
2. 人間としての意識を持ちながら生者に強烈な憎しみを抱き、躊躇うことなく殺す。
3. 再生不可能なほどバラバラにするか、脳を粉砕しないと倒せない。
契約僧とは
屍にルン(霊気)という生命エネルギーを供給し、戦いをサポートする僧侶。
「縁」という絆で屍姫と結ばれている。
屍姫とは
光言宗の教義を受け入れ、人として屍と戦うことができる特別な屍。
屍姫は108体の屍を倒して天国に行くために戦っている。
それが、死に迷い、穢れた存在となってしまった屍姫が浄化されるために必要な功徳(くどく)。
契約僧が死んでしまうと縁が切れてルンを受けられなくなるので、その場で死んでしまう。
しかし、ごくまれに生き残って屍化してしまうものがいて、その場合は通常の屍として始末される。
守護とは
全国に配置されている約100名の契約僧をそれぞれの担当地区で統括する僧侶。
景世も守護だった。
光言宗の位階
大僧正(だいそうじょう):光言宗の最高位。現在は神生真世。
権大僧正(ごんだいそうじょう):実務を取り仕切る光言宗のナンバー2。現在は紫央。
僧正(そうじょう):全部で6人。宗現もその一人。
権僧正(ごんそうじょう):荒神莉花、景世(死後)
少僧正(しょうそうじょう):送儀嵩柾、景世(生前)、伊佐木修二(死後)
権少僧正(ごんしょうそうじょう):未登場(?)。
大僧都(だいそうづ):伊佐木修二(生前)
流れ的にはこの下に
権大僧都
僧都
権僧都
少僧都
権少僧都
が続きそうです。
説明はここまで。
一通り説明を聞かされたオーリは、鈴千から本題である契約の譲渡についての話を聞かされます。
マキナの新しい契約僧が決まり次第、オーリには契約を破棄してもらうというのが光言宗側の考え。
オーリは、景世から預かった契約を手放したくないと反対します。
でも鈴千は、マキナに一方的にルン(霊気)を吸い取られて死にかけたことをオーリに思い出させます。
生きているだけで幸運。
出家すらしていない、光言宗とは無関係のオーリを契約僧として認めることはできない。
オーリはそれ以上何も言えなくなってしまいます。
ところで、このとき鈴千は、「景世には屍姫の素養はなかった」と言っています。
どうやら契約僧とともに戦う屍は男女を問わず屍姫と呼ばれるようです。
まぁ、どうでもいいことですが(^^;
その後、一人で寺の門に向かったオーリは、貞比呂とアキラがいることに気付きます。
貞比呂はなぜか僧侶の格好。
アキラは寺に入ることはできないと言います。
オーリはこの二人が契約僧と屍姫であることに気付きました。
このとき挟まれる回想シーンに、ミナイのことについて謝る貞比呂(とそれを止めようとして肘鉄を食らわせるアキラ)が含まれていたので、オーリは彼らがミナイの死に関与したことにも気付いたようです。
でもこの場ではそのことに一切触れませんでした。
その代わり、オーリは貞比呂にあることを頼みます。
「光言宗の人なら教えてください。
僕は契約僧になりたい。
いえ、契約はもう譲渡されてしまった。
だから、それに相応しい存在になりたいんです。
星村さんを誰にも渡したくない」
貞比呂は、かつてすべての僧兵が修行した五諒山(ごりょうざん)のことに触れ、その場を立ち去ります。
オーリは景世が最後に残してくれたものを手放さないため、そこに行って修行する決意を固めたようです。
五諒山には送儀嵩柾と異月が行っているはずなので、この二人も再登場しそうです。
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