とある事情から神戸でコンサートを開くことになった有田しおん。
当然ながら、つとむもそれに同行することになります。
つとむは、そのことを知った早宮から1枚のメモを受け取りますが、そこに書かれていたのは、転校した小夜香の住所でした。
ということで、このエピソードは、7月22日に発売されたスペシャルDVD「鉄腕バーディー DECODE THE CIPHER」に収録されています。
「1期と2期の間を結ぶ、「鍵」となるエピソード!」と謳っていますが、これを観なくても2期は十分楽しめるので、位置づけとしては、バーディーファンへのプレゼントくらいに考えておけばいいでしょう(^^;
内容的には、小夜香の「その後」や、ガトールたちリュンカ事件の首謀者が逮捕されるきっかけなどが明かされます。
2期の第1話ではガトールたちが護送される場面から始まって、逮捕の経緯は語られていないので、なるほどそうだったのかといった感じの嬉しい驚きでした。
ストーリーの起承転結もはっきりしていて、オチもしっかり用意されています。
とりあえずファンであれば観て損はないレベルに仕上がっているのではないでしょうか。
エンディングで有田しおんが歌う「バイバイ」もなかなかいい曲です。
その歌詞のとおり、これでバーディーシリーズも見納めなんだなと思うとちょっと寂しい気もしますが。
スペシャルエピソード本編は約27分。
映像特典として、2期開始前に放送された特番「鉄腕バーディー DECODE:02 ~プロローグ~」がフルで入っています。
さらに、1期と2期のノンクレジットオープニング&エンディング集と、このエピソードで有田しおんが歌う「バイバイ」のスペシャルクリップも収録。
スペシャルクリップのバックで流れる映像は1期と2期の本編からの映像です。時間にして4分強ですが、編集がすごくうまいです。1期と2期の見所がテンポ良く詰め込まれていて、なかなか感慨深いクリップに仕上がっています。
自分的には購入してよかったなと思える内容でした。
鉄腕バーディー DECODE THE CIPHER
Between You and Me
演出
林直孝
脚本
大野木寛
キャスト
バーディー 千葉紗子
千川つとむ 入野自由
中杉小夜香 坂本真綾
早宮夏美 伊藤かな恵
須藤良太 浅沼晋太郎
千明和義 白石涼子
イルマ 真山亜子
カペラ 名塚佳織
ネーチュラー 柚木涼香
正久保 大原崇
羽沢昌之 高城元気
北村可奈絵 寿美菜子
真田かをり 大原さやか
アニキ 金光宣明
舎弟 興津和幸
プロデューサー 間宮康弘
中杉のおば 宮沢きよこ
ナタル 松風雅也
各務翔子 川澄綾子
鉄腕バーディーDECODE-THE CIPHER- [DVD]
1期&2期の脚本・キャストなど >>
2009年07月26日
2009年03月29日
今週の一本(2009/3/22~3/28)―『鉄腕バーディー DECODE:02』第12話
『鉄腕バーディー DECODE:02』も今回が最終回。
最終話前で伏線をばら撒いているように思えたのでどう展開するのか心配でしたが、脇道にそれずに本筋に絞り込んで描かれていたので一応綺麗にまとまっていました。
ナタルとバーディーの激しい戦闘シーンの要所要所に早宮のプレゼンが挿入されていたのも印象的。
六本木の避難所に暮らす人々の現状が、アルタ人の境遇やナタル&バーディーの現状とうまくシンクロして二人の心境をうまく補完していたように思います。
内容は、ナタルとバーディーの戦闘が全体の4分の3くらいで、残りは後日談といった感じ。
この後日談も、一方では陰謀の匂いを漂わせ、もう一方ではしんみりと感動させるという最終回に相応しい作り方。
シリーズ全体を通した印象としてもかなり満足のいく作品でした。
そうそう。
前回、モスが核の時限装置をセットしていたので、東京で再び大破壊が起こるのかと思っていましたが、それはありませんでした。
悪に徹しきれない犯罪者・ヴァリックが解除してくれました。
その後彼がどこに行ったのかは不明。
さて、今回メインとなる戦闘シーンですが・・・。
第7話に続き、再び物議をかもしそうな戦闘が繰り広げられました。
個人的には1つの作品として全エピソードで絵柄を統一してほしかったなというのが正直な感想。
動きは面白いけど、ここまで絵柄が通常とかけ離れてしまうのはどうなんでしょうね。
さて、本編。
軽く前置きはあったものの、ラスト近くまで激しい戦闘が続くことになります。
モスを打ちのめすナタル。
復讐のための戦いがやがて快楽へと変わっていきます。
ナタルはそれをイクシオラの本能と考えているようです。
そこに同胞であるバーディーが介入。
無条件に信頼する連邦のために、捜査官として法の下で動くバーディー。
ナタルからすれば、この信頼も植えつけられたものということになるのでしょう。
ナタルは、アルタ人を迫害しイクシオラを造り出した連邦のことを信じられず、自らの力で復讐を遂げようとします。
相容れない二人の想いは平行線を辿ります。
「お願いだバーディー。邪魔をしないでくれ」
愛した女性がイクシオラとして生きていく姿は見たくない。
だから殺す。
だから殺して欲しい。
本気のイクシオラVS本気を出せないイクシオラ。
一方的に攻撃を受け続けたバーディーは気を失ってしまい、一時的につとむが実体化します。
ナタルは、つとむの話からイクシオラが戦う以外のこともできることに気付かされます。
そのとき、戦闘の余波で限界に達していたビルが倒壊。
ナタルはバーディーを抱えてジャンプします。
このときバーディーは、セントラルタワーで自分を助けてくれた人がナタルだったことを直観します。
そして、ナタルのジャンプ能力は空間だけでなく時間を越えることもできると気付いたようです。
ナタルも、廃墟の中をバーディーを抱えて歩くことで、自分がなすべきことを認識しました。
かつて出会った謎の青年のことを思い出したようです。
バーディーとキスした後、一言だけ残してバーディーの前から消えます。
「君に会いに行くよ。バーディー」
セントラルタワーのテロ現場へ到着したナタルは、まずは幼いバーディーを救います。
次に、ヴァリックの身代わりで自爆テロを行なおうとしていた自分自身に自爆テロをやめさせ、バーディーを引き渡します。
そして、幼い自分の目の前で再びジャンプ。
どの時空にジャンプしたのか、そもそも通常空間に戻れたのかどうかは不明です。
ここからは後日談。
当初の目的であるリュンカ事件の首謀者の逮捕については、バーディーがモスを確保したことで一応の決着となりました。
モスの証言から多くのことが明らかになったようです。
クリステラ・レビが地球にいることも連邦の知るところとなったでしょう。
メギウス警部からこれらのことを聞かされたバーディーは、自分が要請していた資料はどうなったのか尋ねます。
ジャンプ能力に関するイクシオラの秘密研究についての資料。
メギウス警部は、そのような事実は無かったと、研究が行なわれていたことを強く否定します。
口ぶりからすると明らかに嘘をついています。
バーディーを守るためなのか、それとも・・・。
場面は変わり、リュンカ事件で亡くなった家族の墓参りをする翔子。
翔子は再び歩けるようになりました。
そこにバーディーがやってきます。
バーディーはナタルからのプレゼントだと言って翔子に小さな箱を渡します。
公にはナタルは外国に行ったことになっているようです。
箱の中に入っていたのはキュルクでした。
「直接送ってくれればいいのに。
なにそのワンクッション。
微妙に嬉しくない」
相変わらず「恋のライバル」に手厳しい翔子ですが、キュルクのことは気に入ってくれたようです。
翔子と別れたバーディーは室戸と会います。
室戸は大き目の封筒を渡して去っていきました。
封筒の中には盗撮したナタルとしおんの写真。
バーディーはハッと息を飲み、消えてしまったナタルに思いを馳せます。
「あたし、待ってるよ―――ナタル」
鉄腕バーディー DECODE:02 6 [DVD]
鉄腕バーディー DECODE:02 6(通常版) [DVD]
脚本・キャストなど >>
最終話前で伏線をばら撒いているように思えたのでどう展開するのか心配でしたが、脇道にそれずに本筋に絞り込んで描かれていたので一応綺麗にまとまっていました。
ナタルとバーディーの激しい戦闘シーンの要所要所に早宮のプレゼンが挿入されていたのも印象的。
六本木の避難所に暮らす人々の現状が、アルタ人の境遇やナタル&バーディーの現状とうまくシンクロして二人の心境をうまく補完していたように思います。
内容は、ナタルとバーディーの戦闘が全体の4分の3くらいで、残りは後日談といった感じ。
この後日談も、一方では陰謀の匂いを漂わせ、もう一方ではしんみりと感動させるという最終回に相応しい作り方。
シリーズ全体を通した印象としてもかなり満足のいく作品でした。
そうそう。
前回、モスが核の時限装置をセットしていたので、東京で再び大破壊が起こるのかと思っていましたが、それはありませんでした。
悪に徹しきれない犯罪者・ヴァリックが解除してくれました。
その後彼がどこに行ったのかは不明。
さて、今回メインとなる戦闘シーンですが・・・。
第7話に続き、再び物議をかもしそうな戦闘が繰り広げられました。
個人的には1つの作品として全エピソードで絵柄を統一してほしかったなというのが正直な感想。
動きは面白いけど、ここまで絵柄が通常とかけ離れてしまうのはどうなんでしょうね。
さて、本編。
軽く前置きはあったものの、ラスト近くまで激しい戦闘が続くことになります。
モスを打ちのめすナタル。
復讐のための戦いがやがて快楽へと変わっていきます。
ナタルはそれをイクシオラの本能と考えているようです。
そこに同胞であるバーディーが介入。
無条件に信頼する連邦のために、捜査官として法の下で動くバーディー。
ナタルからすれば、この信頼も植えつけられたものということになるのでしょう。
ナタルは、アルタ人を迫害しイクシオラを造り出した連邦のことを信じられず、自らの力で復讐を遂げようとします。
相容れない二人の想いは平行線を辿ります。
「お願いだバーディー。邪魔をしないでくれ」
愛した女性がイクシオラとして生きていく姿は見たくない。
だから殺す。
だから殺して欲しい。
本気のイクシオラVS本気を出せないイクシオラ。
一方的に攻撃を受け続けたバーディーは気を失ってしまい、一時的につとむが実体化します。
ナタルは、つとむの話からイクシオラが戦う以外のこともできることに気付かされます。
そのとき、戦闘の余波で限界に達していたビルが倒壊。
ナタルはバーディーを抱えてジャンプします。
このときバーディーは、セントラルタワーで自分を助けてくれた人がナタルだったことを直観します。
そして、ナタルのジャンプ能力は空間だけでなく時間を越えることもできると気付いたようです。
ナタルも、廃墟の中をバーディーを抱えて歩くことで、自分がなすべきことを認識しました。
かつて出会った謎の青年のことを思い出したようです。
バーディーとキスした後、一言だけ残してバーディーの前から消えます。
「君に会いに行くよ。バーディー」
セントラルタワーのテロ現場へ到着したナタルは、まずは幼いバーディーを救います。
次に、ヴァリックの身代わりで自爆テロを行なおうとしていた自分自身に自爆テロをやめさせ、バーディーを引き渡します。
そして、幼い自分の目の前で再びジャンプ。
どの時空にジャンプしたのか、そもそも通常空間に戻れたのかどうかは不明です。
ここからは後日談。
当初の目的であるリュンカ事件の首謀者の逮捕については、バーディーがモスを確保したことで一応の決着となりました。
モスの証言から多くのことが明らかになったようです。
クリステラ・レビが地球にいることも連邦の知るところとなったでしょう。
メギウス警部からこれらのことを聞かされたバーディーは、自分が要請していた資料はどうなったのか尋ねます。
ジャンプ能力に関するイクシオラの秘密研究についての資料。
メギウス警部は、そのような事実は無かったと、研究が行なわれていたことを強く否定します。
口ぶりからすると明らかに嘘をついています。
バーディーを守るためなのか、それとも・・・。
場面は変わり、リュンカ事件で亡くなった家族の墓参りをする翔子。
翔子は再び歩けるようになりました。
そこにバーディーがやってきます。
バーディーはナタルからのプレゼントだと言って翔子に小さな箱を渡します。
公にはナタルは外国に行ったことになっているようです。
箱の中に入っていたのはキュルクでした。
「直接送ってくれればいいのに。
なにそのワンクッション。
微妙に嬉しくない」
相変わらず「恋のライバル」に手厳しい翔子ですが、キュルクのことは気に入ってくれたようです。
翔子と別れたバーディーは室戸と会います。
室戸は大き目の封筒を渡して去っていきました。
封筒の中には盗撮したナタルとしおんの写真。
バーディーはハッと息を飲み、消えてしまったナタルに思いを馳せます。
「あたし、待ってるよ―――ナタル」
鉄腕バーディー DECODE:02 6 [DVD]
鉄腕バーディー DECODE:02 6(通常版) [DVD]
脚本・キャストなど >>
2009年03月22日
今週の一本(2009/3/15~3/21)―『鉄腕バーディー DECODE:02』第11話
毎回地味に面白いこの作品。
今回のエピソードも期待を裏切らない出来でした。
前半は文化祭を舞台にしたのんびり展開の中にバーディーの苦悩を織り交ぜ、後半はバーディーとナタルを中心にしたシリアス展開です。
ゴメスが再登場したシーンではうまいぐあいに緊張感を演出し、ナタルとガトールの格闘シーンではいつもの独特の動きを堪能させてくれました。
もちろんどちらのシーンでもいい感じのBGMが雰囲気を盛り上げています。
さらに今回は、まったく予想外のゲストキャラも登場。
思わずにやけてしまいました(^^;
文化祭。
報道研の出し物は、第3話で取材した避難所のレポートとプレゼンです。
早宮を筆頭に、メンバーたちは最後の準備に追われています。
墨田先生から翌日のプレゼンについて確認された早宮は、プロジェクターの操作を間違えないようつとむに念押しします。
このシーンだけは今回唯一残念に思えました。
このシーンの早宮の動きは、もしかすると作画ミスなのかもしれません。
墨田先生と会話する早宮が目線をまったく動かさずにつとむと話し出してしまうので、いきなり先生に向かって小言を言い出したように見えてしまい、かなり違和感がありました。
頭も体全体もしっかり動かしているのに、これは残念。
ほんの少し目を動かすだけでいいのに・・・。
準備を終えたメンバーは、ほかのクラスの出し物を見に行くことに。
受付には早宮と須藤が残ります。
つとむ、千明、北村の三人は、北村の希望でオカマカフェへ。
残念ながら(?)接待の様子は描写されませんでしたが、料理のほうは普通だったようです。
次に三人が向かったのは占い。
このシーンの北村が走る後姿の動きはなかなかよかったです。
ほかのシーンでもかなり細かい動きをつけて頑張っているので、やはり最初の早宮の固定視線は残念 <しつこい(^^;
三人は順番におみくじを引きます。
このおみくじがなかなか予言的で、どこまでがネタでどこまでが伏線なのか悩むところ(^^;
北村が引いたおみくじは大吉。
「ラッキーなあなたには今年中にビッグでクールでホットでキュートな恋人ができるだべ」
これは・・・特に意味はないですね(たぶん)。
千明は大凶。
「あなたは宇宙人の末裔です。いずれ出生の秘密をあなたは知ることになるぜー」
これは原作既読者へのサービスでしょうか?
次回が最終回なので、さすがに伏線ということはないと思いますが・・・。
もしかして3期があるのかも(^^;
最後はつとむ。
つとむは、周りの目を気にすることなくバーディーにおみくじのことを説明し出してしまいます。
周りは引いてしまいますが、つとむはまったく気にしていません。
この「癖」は直さないと、室戸あたりにバーディーのことがばれるきっかけになるかも。
ということで、最後はバーディーがおみくじを引くことになります。
結果は大吉。
「ずっと会いたかったあの人と運命の再会をするでしょう」
これは、セントラルタワーでバーディーを助けてくれた人と再会できるということですね。
再会というよりも、すでに出会っている人がその人だったと気付く展開になりそうな気がします。
さすがにここで新キャラの登場はないでしょう。
当然ながら、千明と北村からすれば、このおみくじはつとむが引いたように見えるので、そういう話が好きそうな北村がさっそく質問。
「千川、誰か会いたい人とかいるの?」
つとむは否定しますが、脳裏には「つとむくん」の言葉と一緒に小夜香のイメージが。
これってもしかしてバーディーがつとむに見せているイメージなのではないでしょうか?
そういうことができるのかどうかわかりませんが。
その頃、報道研の受付では早宮と須藤がなんだかいい雰囲気になっていました。
そこに戻ってくる千明と北村。
つとむは気分が悪くなったとかで屋上に行ったようです。
屋上。
つとむは「会いたい人」についてバーディーに語りかけていました。
でもバーディーはそれどころではありません。
ナタルが逃亡犯殺害の犯人だったことを知ったときに、何もできなかった自分に対して落ち込んでいます。
ナタルが嘘をついていたことを見抜けなかった自分に怒りすら感じているようです。
つとむは、数ヶ月前に自分と小夜香の間に起こった出来事とバーディー&ナタルの関係を重ねて、バーディーを励まそうとします。
そこに現れる室戸。
つとむは一人で語りだした室戸の前から消え、有田しおんの姿になって現れます。
室戸は、しおんの場違いな出現に驚きます。
しおんはそれを無視。
「ナタルは――今もあなたのところにいるわね」
室戸は自分の部屋にしおんを連れて行くことになってしまいます。
ガトールとモス。
ビルの屋上にいた二人の前にナタルが現れます。
「ジャンプ」してきました。
ナタルはガトールに襲い掛かります。
でも、本来の力を発揮できないためなのか、ガトールの運動能力がイクシオラを凌駕しているためなのか、格闘戦ではガトールにかなわないようです。
ナタルは血反吐を吐いて倒れこんでしまいます。
止めを刺しに向かってくるガトール。
そのときナタルは再びジャンプしてガトールの懐に飛び込み、形勢を逆転します。
かなりの深手を負ったガトールは撤退。
ナタルは消耗が激しく、それを追うことができません。
室戸の部屋にジャンプして戻ったナタルは、そのまま倒れて動けなくなってしまいます。
やがて、部屋の前までやってきたしおんは、自分一人だけでナタルに会わせて欲しいと室戸に頼みます。
室戸はその頼みを受け入れ、部屋の外で待つことに。
部屋に入ったバーディーは、倒れて動けないナタルを発見します。
バーディーはナタルを抱えてライラ・ロゥに移動。
しびれを切らした室戸が部屋に入ってきたときには、部屋は無人でした。
しおんのブーツだけが玄関に残っているはずですが、室戸はこの消失をどう解釈するのでしょうか。
アジトに戻ったガトールとモス。
ガトールは、ナタルの脅威に怯えながら、横須賀の米軍から強奪してきた原爆(?)をセットします。
ナタルがアジトにやってくるはずだと考えたガトールは、これでナタルを始末しようと考えているようです。
その様子を冷淡な目つきで見ているモス。
この時点で彼女は、ガトールを始末することを条件に自分をかくまってもらうよう、ゴメスと取引していたようです。
ガトールの怯えきった姿に愛想をつかしたモスは、決断しました。
ガトールの背後から剣で突き刺して、ガトールを始末します。
「大佐も老いましたね。弱い男は嫌いです」
その後、ゴメスと密会したモスは、ガトール殺害の証拠として擬態反応チップを手渡し、クリステラ・レビに取り次ぐようゴメスに頼みます。
しかし、ゴメスは約束を反故にして去ってしまいます。
翌日。
バーディーは丸一日かけて調整槽でナタルを回復させました。
このときナタルの体を調べ、ナタルが連邦の管理下にないイクシオラだということが判明。
目覚めたナタルは、自分が「欠陥品」であることを認めます。
そのことを知らなかったイズダルタに研究所から盗み出され、ダスクのもとで育てられたことを打ち明けます。
さらに、リュンカ事件の現場で能力に目覚め、「ジャンプ」すらできる化け物になってしまったことも。
ナタルは、イクシオラは古代帝国時代に作られた兵器なんだと言ってイクシオラの存在を否定します。
その直後、残りの逃亡犯を始末するためジャンプして宇宙船から消えます。
そのときバーディーにイルマからのコールが入ります。
イルマの店に行ったバーディーが目にしたのは、自首してきたヴァリックでした。
セントラルタワー事件のことも話してもらうと迫るバーディーに対して、ヴァリックは、ナタルも事件に関与していたことをばらします。
動揺するバーディー。
一方、ナタルは、ガトールの端末を呼び出します。
それに応えたのはモスでした。
ナタルは、ガトールではなくモスが応答したことをいぶかしみますが、モスの口からガトールが死んだことを聞かされます。
モスがガトールを殺したことを知ったナタルは、次の標的をガトールからモスに変更。
モスの誘いに乗ってアジトにやってきます。
モスの脇では爆弾のカウントダウンが進行中です。
文化祭。
プレゼンを前に緊張する早宮。
そこにまさかのゲストが登場です。
なんと小夜香が神戸から駆けつけてくれました。
早宮の晴れ舞台を見に来てくれたようです。
再会を喜ぶ早宮と小夜香。
ここで小夜香はつとむが見当たらないことを気にします。
彼女にはもう一つ目的があったようです。
荷物の整理をしているときに見つけたアルバムの中に、つとむとデートしたときのプリクラが貼られていました。
それを早宮に見せながら「私と千川くんに何があったか知ってる?」
さてさて、次回で最終回・・・のはずですが、ここにきていろいろと伏線がばら撒かれているような気が(^^;
どうやって決着をつけるのでしょうか?
どれもバーディー&ナタルを中心にした本筋には直接関係ない話ではあるのですが。。。
ここまでいい感じで来ているので、最後に残念な結果になるのだけは避けて欲しいところです。
鉄腕バーディー DECODE:02 6 [DVD]
鉄腕バーディー DECODE:02 6(通常版) [DVD]
脚本・キャストなど >>
今回のエピソードも期待を裏切らない出来でした。
前半は文化祭を舞台にしたのんびり展開の中にバーディーの苦悩を織り交ぜ、後半はバーディーとナタルを中心にしたシリアス展開です。
ゴメスが再登場したシーンではうまいぐあいに緊張感を演出し、ナタルとガトールの格闘シーンではいつもの独特の動きを堪能させてくれました。
もちろんどちらのシーンでもいい感じのBGMが雰囲気を盛り上げています。
さらに今回は、まったく予想外のゲストキャラも登場。
思わずにやけてしまいました(^^;
文化祭。
報道研の出し物は、第3話で取材した避難所のレポートとプレゼンです。
早宮を筆頭に、メンバーたちは最後の準備に追われています。
墨田先生から翌日のプレゼンについて確認された早宮は、プロジェクターの操作を間違えないようつとむに念押しします。
このシーンだけは今回唯一残念に思えました。
このシーンの早宮の動きは、もしかすると作画ミスなのかもしれません。
墨田先生と会話する早宮が目線をまったく動かさずにつとむと話し出してしまうので、いきなり先生に向かって小言を言い出したように見えてしまい、かなり違和感がありました。
頭も体全体もしっかり動かしているのに、これは残念。
ほんの少し目を動かすだけでいいのに・・・。
準備を終えたメンバーは、ほかのクラスの出し物を見に行くことに。
受付には早宮と須藤が残ります。
つとむ、千明、北村の三人は、北村の希望でオカマカフェへ。
残念ながら(?)接待の様子は描写されませんでしたが、料理のほうは普通だったようです。
次に三人が向かったのは占い。
このシーンの北村が走る後姿の動きはなかなかよかったです。
ほかのシーンでもかなり細かい動きをつけて頑張っているので、やはり最初の早宮の固定視線は残念 <しつこい(^^;
三人は順番におみくじを引きます。
このおみくじがなかなか予言的で、どこまでがネタでどこまでが伏線なのか悩むところ(^^;
北村が引いたおみくじは大吉。
「ラッキーなあなたには今年中にビッグでクールでホットでキュートな恋人ができるだべ」
これは・・・特に意味はないですね(たぶん)。
千明は大凶。
「あなたは宇宙人の末裔です。いずれ出生の秘密をあなたは知ることになるぜー」
これは原作既読者へのサービスでしょうか?
次回が最終回なので、さすがに伏線ということはないと思いますが・・・。
もしかして3期があるのかも(^^;
最後はつとむ。
つとむは、周りの目を気にすることなくバーディーにおみくじのことを説明し出してしまいます。
周りは引いてしまいますが、つとむはまったく気にしていません。
この「癖」は直さないと、室戸あたりにバーディーのことがばれるきっかけになるかも。
ということで、最後はバーディーがおみくじを引くことになります。
結果は大吉。
「ずっと会いたかったあの人と運命の再会をするでしょう」
これは、セントラルタワーでバーディーを助けてくれた人と再会できるということですね。
再会というよりも、すでに出会っている人がその人だったと気付く展開になりそうな気がします。
さすがにここで新キャラの登場はないでしょう。
当然ながら、千明と北村からすれば、このおみくじはつとむが引いたように見えるので、そういう話が好きそうな北村がさっそく質問。
「千川、誰か会いたい人とかいるの?」
つとむは否定しますが、脳裏には「つとむくん」の言葉と一緒に小夜香のイメージが。
これってもしかしてバーディーがつとむに見せているイメージなのではないでしょうか?
そういうことができるのかどうかわかりませんが。
その頃、報道研の受付では早宮と須藤がなんだかいい雰囲気になっていました。
そこに戻ってくる千明と北村。
つとむは気分が悪くなったとかで屋上に行ったようです。
屋上。
つとむは「会いたい人」についてバーディーに語りかけていました。
でもバーディーはそれどころではありません。
ナタルが逃亡犯殺害の犯人だったことを知ったときに、何もできなかった自分に対して落ち込んでいます。
ナタルが嘘をついていたことを見抜けなかった自分に怒りすら感じているようです。
つとむは、数ヶ月前に自分と小夜香の間に起こった出来事とバーディー&ナタルの関係を重ねて、バーディーを励まそうとします。
そこに現れる室戸。
つとむは一人で語りだした室戸の前から消え、有田しおんの姿になって現れます。
室戸は、しおんの場違いな出現に驚きます。
しおんはそれを無視。
「ナタルは――今もあなたのところにいるわね」
室戸は自分の部屋にしおんを連れて行くことになってしまいます。
ガトールとモス。
ビルの屋上にいた二人の前にナタルが現れます。
「ジャンプ」してきました。
ナタルはガトールに襲い掛かります。
でも、本来の力を発揮できないためなのか、ガトールの運動能力がイクシオラを凌駕しているためなのか、格闘戦ではガトールにかなわないようです。
ナタルは血反吐を吐いて倒れこんでしまいます。
止めを刺しに向かってくるガトール。
そのときナタルは再びジャンプしてガトールの懐に飛び込み、形勢を逆転します。
かなりの深手を負ったガトールは撤退。
ナタルは消耗が激しく、それを追うことができません。
室戸の部屋にジャンプして戻ったナタルは、そのまま倒れて動けなくなってしまいます。
やがて、部屋の前までやってきたしおんは、自分一人だけでナタルに会わせて欲しいと室戸に頼みます。
室戸はその頼みを受け入れ、部屋の外で待つことに。
部屋に入ったバーディーは、倒れて動けないナタルを発見します。
バーディーはナタルを抱えてライラ・ロゥに移動。
しびれを切らした室戸が部屋に入ってきたときには、部屋は無人でした。
しおんのブーツだけが玄関に残っているはずですが、室戸はこの消失をどう解釈するのでしょうか。
アジトに戻ったガトールとモス。
ガトールは、ナタルの脅威に怯えながら、横須賀の米軍から強奪してきた原爆(?)をセットします。
ナタルがアジトにやってくるはずだと考えたガトールは、これでナタルを始末しようと考えているようです。
その様子を冷淡な目つきで見ているモス。
この時点で彼女は、ガトールを始末することを条件に自分をかくまってもらうよう、ゴメスと取引していたようです。
ガトールの怯えきった姿に愛想をつかしたモスは、決断しました。
ガトールの背後から剣で突き刺して、ガトールを始末します。
「大佐も老いましたね。弱い男は嫌いです」
その後、ゴメスと密会したモスは、ガトール殺害の証拠として擬態反応チップを手渡し、クリステラ・レビに取り次ぐようゴメスに頼みます。
しかし、ゴメスは約束を反故にして去ってしまいます。
翌日。
バーディーは丸一日かけて調整槽でナタルを回復させました。
このときナタルの体を調べ、ナタルが連邦の管理下にないイクシオラだということが判明。
目覚めたナタルは、自分が「欠陥品」であることを認めます。
そのことを知らなかったイズダルタに研究所から盗み出され、ダスクのもとで育てられたことを打ち明けます。
さらに、リュンカ事件の現場で能力に目覚め、「ジャンプ」すらできる化け物になってしまったことも。
ナタルは、イクシオラは古代帝国時代に作られた兵器なんだと言ってイクシオラの存在を否定します。
その直後、残りの逃亡犯を始末するためジャンプして宇宙船から消えます。
そのときバーディーにイルマからのコールが入ります。
イルマの店に行ったバーディーが目にしたのは、自首してきたヴァリックでした。
セントラルタワー事件のことも話してもらうと迫るバーディーに対して、ヴァリックは、ナタルも事件に関与していたことをばらします。
動揺するバーディー。
一方、ナタルは、ガトールの端末を呼び出します。
それに応えたのはモスでした。
ナタルは、ガトールではなくモスが応答したことをいぶかしみますが、モスの口からガトールが死んだことを聞かされます。
モスがガトールを殺したことを知ったナタルは、次の標的をガトールからモスに変更。
モスの誘いに乗ってアジトにやってきます。
モスの脇では爆弾のカウントダウンが進行中です。
文化祭。
プレゼンを前に緊張する早宮。
そこにまさかのゲストが登場です。
なんと小夜香が神戸から駆けつけてくれました。
早宮の晴れ舞台を見に来てくれたようです。
再会を喜ぶ早宮と小夜香。
ここで小夜香はつとむが見当たらないことを気にします。
彼女にはもう一つ目的があったようです。
荷物の整理をしているときに見つけたアルバムの中に、つとむとデートしたときのプリクラが貼られていました。
それを早宮に見せながら「私と千川くんに何があったか知ってる?」
さてさて、次回で最終回・・・のはずですが、ここにきていろいろと伏線がばら撒かれているような気が(^^;
どうやって決着をつけるのでしょうか?
どれもバーディー&ナタルを中心にした本筋には直接関係ない話ではあるのですが。。。
ここまでいい感じで来ているので、最後に残念な結果になるのだけは避けて欲しいところです。
鉄腕バーディー DECODE:02 6 [DVD]
鉄腕バーディー DECODE:02 6(通常版) [DVD]
脚本・キャストなど >>
2009年02月22日
今週の一本 その2(2009/2/15~2/21)―『鉄腕バーディー DECODE:02』第7話
バーディーの過去に起こった凄惨な光景。
それは、クリステラ・レビが再度起こしたテロによる破壊と、ヴァイオリンとの別れにまつわる出来事でした。
この記憶を追体験したつとむは、バーディーとの人格融合を食い止めることに成功します。
バーディーとの絆もさらに強いものになったようです。
本編。
バーディーの記憶の中で、バーディーとヴァイオリンのやり取りを見ていたつとむは呟きます。
「バーディーとヴァイオリンって、本当の親子みたいだったんですね」
これを聞いたドーレの疑念が確信に変わりました。
「やはりおかしい」
ドーレはデータを修正します。
すると、つとむの前に、人間味が欠如したヴァイオリンが現れました。
ドーレ 「バーディーの記憶は彼女の願望で変質していたようだ。特にヴァイオリンに関わることがな」
メギウス 「ヴァイオリンは精巧なマリオネットではあるが、すべてイクシオラを教育するため、プログラムどおりに動いているに過ぎないのだ。ただ、幼いバーディーはその事実を受け入れられなかった」
ドーレ 「彼女を人間と同じであると思い込もうとしていたんだな」
人間種の不合理な精神構造は理解できないと言うドーレ。
それに対してメギウスが「同じ種である彼には――」と言ったとき、映像が切り替わり、ナタルの記憶が映し出されます。
ナタルの記憶データがデータベース(?)に登録されているということです。
そういう社会システムなのか、何らかの理由で強制的に採取されたのか・・・。
ナタルがイクシオラでもないのに変身(?)できる理由はここらへんに隠されているのかもしれません。
本編のほうは、このあたりからバーディーの記憶+ドーレの修正+史実に基づくデータなどが混合されていくことになります。
つとむはその「記憶」を辿っていくことになります。
バーディーの記憶を追体験するという本来の目的とはズレてしまいますが、バーディーの記憶を知識として対象化するぶんには、このほうが合理的だからでしょうか。
視聴者的にもそのほうがわかりやすいですが(^^;
アクラバルテロの追悼式典当日。
バーディーはスケルツォに呼び出されます。
建前上は、定期検査のためセントラルタワーにあるマリオネット専門医院に行っているヴァイオリンの迎え。
実際は、それを口実にした式典の見学。
バーディーの後学のため、警備状況などを見て回ります。
やがて、「そのとき」がやってきます。
追悼演説を行なうために奥の院の第七席審神者(さにわ)レー・シグナ猊下が転送されてきたのと時を同じくして、セントラルタワー南南西方向に時空の揺らぎが発生。
その直後、ワープホールが出現し、セントラルタワー内部に侵入者が検知されます。
そして流れるクリステラ・レビの犯行声明。
レビの要求は次の2点。
・アルタ人への差別政策を停止すること
・アルタ本星を連邦から分離独立させること
今回のテロには、イズダルタも協力しています。
スケルツォは、セントラルタワーからなるべく離れるようバーディーに指示。
その直後に爆発が起こります。
煙の向こうには帝国時代の兵器・バーサーカーユニットの群れが。
応戦するも、あまりに数が多くて埒があきません。
スケルツォはメギウスと合流します。
そこに病院から出てきたヴァイオリンが現れます。
ヴァイオリンのセンサーによれば、バーサーカーユニットが向かっているのはセントラルタワーの地下動力炉。
レビはセントラルタワーを吹き飛ばすつもりのようです。
ヴァイオリンはさらに、バーディーがまだタワー内にいることも検知します。
ヴァイオリンはバーディーを救出に向かいます。
このテロでレー・シグナ猊下も死亡。
これもレビの計画に含まれていたのでしょうか?
その頃、バーディーはテュートとともにセントラルタワーからの出口を探していましたが、バーサーカーユニットと遭遇してしまいます。
そして、戦闘の際の爆発で開いた穴から最下層に落下。
上層部に昇る道を探して歩き出したとき、バーサーカーユニットの大群を目撃します。
何かを警護しているような動き方。
テュートの推測によれば、この奥にこの大群を制御するユニットがあるようです。
そのとき、ヴァイオリンがやって来ます。
バーサーカーユニットを倒しながら、早くこの場を脱出するよう、バーディーに指示。
ヴァイオリンの性能はバーサーカーユニットを圧倒しています。
ところがここで、バーサーカーの親玉が現れます。
ヴァイオリンはバーディーを逃がすために闘いますが、この親玉にはまったく歯が立ちません。
徐々に壊れていくヴァイオリン。
半壊して動くのが困難になっても、バーディーを守ろうとします。
それを見たバーディーは我を忘れて飛び出していきます。
ほとんど半狂乱の状態で、バーサーカーの親玉を破壊していきます。
動作が停止してもなお攻撃し続けます。
「違う――違う――。
あんなのヴァイオリンじゃない。
違う」
優しい母親のはずだったヴァイオリンが激しい戦闘を繰り広げたことに対して激しく動揺しているようです。
あるいは、自分の記憶の中で自我を取り戻しつつあるバーディーが、これまでのイメージとは違う記憶に抵抗しているのかもしれません。
対象を完全に破壊したバーディーは、気を失って倒れてしまいます。
そこに謎の人物が現れ、バーディーを抱きかかえて救出。
一瞬だけ目を覚ましたバーディーは、この人物の顔を見ようとします。
でも、暗過ぎて細かな人相を確認できませんでした。
次にバーディーが目を覚ましたのはベッドの上。
ヴァイオリンに呼ばれたような気がして起き上がろうとした彼女のそばにいたのはつとむでした。
「つとむ?」
「さ、帰ろう」
バーディーは意識を回復し、精神融合の危険は回避されました。
その後。
廃墟の東京。
「ねぇ、つとむ。ヴァイオリンはマリオネットだけど、自分の命をかけてあたしを守ってくれたよね?」
「そうだね」
「それが、マシーンのプログラムに従ってのことだったとしても。あたしは今でもヴァイオリンが好き」
「バーディー、聞いてもいい?」
「何?」
「いつかバーディーが言ってた、もう一度会いたい人って、あのとき助けてくれた・・・」
「そう、もう一度会ってありがとうって言いたいの。でもその前に――ありがとうつとむ。助けてくれて」
最後に。
ストーリーとはまったく関係ありませんが、今回は視聴者にとっても別の意味で凄惨な光景が展開されました(^^;
特にBパートのセントラルタワー内での一連のシーンはかなり物議をかもしそうです。
好意的に解釈すれば、バーディーの記憶が歪んでいたとか、ドーレ医師がプログラムを修正したことでクリーチャータイプの宇宙人が認識する光景が反映されてしまったとか、いろいろと理由付けはできるのでしょう。
でも実際のところは、(演出とは別の)制作上の都合なんでしょうね。
制作期間が逼迫していたとか、意図的にあのような画にしたとか。
ただ、理由がどうあれ画的には疑問符が付くエピソードだったのは間違いありません。
シーン展開やBGMなど、本来の演出面のできは良かったので、ちょっと残念に思いました。
スケルツォ 「物は見かけじゃない。その中身が重要だ」
確かにそのとおりなんですけどね(^^;
鉄腕バーディー DECODE:02 4 [DVD]
鉄腕バーディー DECODE:02 4(通常版) [DVD]
脚本・キャストなど >>
それは、クリステラ・レビが再度起こしたテロによる破壊と、ヴァイオリンとの別れにまつわる出来事でした。
この記憶を追体験したつとむは、バーディーとの人格融合を食い止めることに成功します。
バーディーとの絆もさらに強いものになったようです。
本編。
バーディーの記憶の中で、バーディーとヴァイオリンのやり取りを見ていたつとむは呟きます。
「バーディーとヴァイオリンって、本当の親子みたいだったんですね」
これを聞いたドーレの疑念が確信に変わりました。
「やはりおかしい」
ドーレはデータを修正します。
すると、つとむの前に、人間味が欠如したヴァイオリンが現れました。
ドーレ 「バーディーの記憶は彼女の願望で変質していたようだ。特にヴァイオリンに関わることがな」
メギウス 「ヴァイオリンは精巧なマリオネットではあるが、すべてイクシオラを教育するため、プログラムどおりに動いているに過ぎないのだ。ただ、幼いバーディーはその事実を受け入れられなかった」
ドーレ 「彼女を人間と同じであると思い込もうとしていたんだな」
人間種の不合理な精神構造は理解できないと言うドーレ。
それに対してメギウスが「同じ種である彼には――」と言ったとき、映像が切り替わり、ナタルの記憶が映し出されます。
ナタルの記憶データがデータベース(?)に登録されているということです。
そういう社会システムなのか、何らかの理由で強制的に採取されたのか・・・。
ナタルがイクシオラでもないのに変身(?)できる理由はここらへんに隠されているのかもしれません。
本編のほうは、このあたりからバーディーの記憶+ドーレの修正+史実に基づくデータなどが混合されていくことになります。
つとむはその「記憶」を辿っていくことになります。
バーディーの記憶を追体験するという本来の目的とはズレてしまいますが、バーディーの記憶を知識として対象化するぶんには、このほうが合理的だからでしょうか。
視聴者的にもそのほうがわかりやすいですが(^^;
アクラバルテロの追悼式典当日。
バーディーはスケルツォに呼び出されます。
建前上は、定期検査のためセントラルタワーにあるマリオネット専門医院に行っているヴァイオリンの迎え。
実際は、それを口実にした式典の見学。
バーディーの後学のため、警備状況などを見て回ります。
やがて、「そのとき」がやってきます。
追悼演説を行なうために奥の院の第七席審神者(さにわ)レー・シグナ猊下が転送されてきたのと時を同じくして、セントラルタワー南南西方向に時空の揺らぎが発生。
その直後、ワープホールが出現し、セントラルタワー内部に侵入者が検知されます。
そして流れるクリステラ・レビの犯行声明。
レビの要求は次の2点。
・アルタ人への差別政策を停止すること
・アルタ本星を連邦から分離独立させること
今回のテロには、イズダルタも協力しています。
スケルツォは、セントラルタワーからなるべく離れるようバーディーに指示。
その直後に爆発が起こります。
煙の向こうには帝国時代の兵器・バーサーカーユニットの群れが。
応戦するも、あまりに数が多くて埒があきません。
スケルツォはメギウスと合流します。
そこに病院から出てきたヴァイオリンが現れます。
ヴァイオリンのセンサーによれば、バーサーカーユニットが向かっているのはセントラルタワーの地下動力炉。
レビはセントラルタワーを吹き飛ばすつもりのようです。
ヴァイオリンはさらに、バーディーがまだタワー内にいることも検知します。
ヴァイオリンはバーディーを救出に向かいます。
このテロでレー・シグナ猊下も死亡。
これもレビの計画に含まれていたのでしょうか?
その頃、バーディーはテュートとともにセントラルタワーからの出口を探していましたが、バーサーカーユニットと遭遇してしまいます。
そして、戦闘の際の爆発で開いた穴から最下層に落下。
上層部に昇る道を探して歩き出したとき、バーサーカーユニットの大群を目撃します。
何かを警護しているような動き方。
テュートの推測によれば、この奥にこの大群を制御するユニットがあるようです。
そのとき、ヴァイオリンがやって来ます。
バーサーカーユニットを倒しながら、早くこの場を脱出するよう、バーディーに指示。
ヴァイオリンの性能はバーサーカーユニットを圧倒しています。
ところがここで、バーサーカーの親玉が現れます。
ヴァイオリンはバーディーを逃がすために闘いますが、この親玉にはまったく歯が立ちません。
徐々に壊れていくヴァイオリン。
半壊して動くのが困難になっても、バーディーを守ろうとします。
それを見たバーディーは我を忘れて飛び出していきます。
ほとんど半狂乱の状態で、バーサーカーの親玉を破壊していきます。
動作が停止してもなお攻撃し続けます。
「違う――違う――。
あんなのヴァイオリンじゃない。
違う」
優しい母親のはずだったヴァイオリンが激しい戦闘を繰り広げたことに対して激しく動揺しているようです。
あるいは、自分の記憶の中で自我を取り戻しつつあるバーディーが、これまでのイメージとは違う記憶に抵抗しているのかもしれません。
対象を完全に破壊したバーディーは、気を失って倒れてしまいます。
そこに謎の人物が現れ、バーディーを抱きかかえて救出。
一瞬だけ目を覚ましたバーディーは、この人物の顔を見ようとします。
でも、暗過ぎて細かな人相を確認できませんでした。
次にバーディーが目を覚ましたのはベッドの上。
ヴァイオリンに呼ばれたような気がして起き上がろうとした彼女のそばにいたのはつとむでした。
「つとむ?」
「さ、帰ろう」
バーディーは意識を回復し、精神融合の危険は回避されました。
その後。
廃墟の東京。
「ねぇ、つとむ。ヴァイオリンはマリオネットだけど、自分の命をかけてあたしを守ってくれたよね?」
「そうだね」
「それが、マシーンのプログラムに従ってのことだったとしても。あたしは今でもヴァイオリンが好き」
「バーディー、聞いてもいい?」
「何?」
「いつかバーディーが言ってた、もう一度会いたい人って、あのとき助けてくれた・・・」
「そう、もう一度会ってありがとうって言いたいの。でもその前に――ありがとうつとむ。助けてくれて」
最後に。
ストーリーとはまったく関係ありませんが、今回は視聴者にとっても別の意味で凄惨な光景が展開されました(^^;
特にBパートのセントラルタワー内での一連のシーンはかなり物議をかもしそうです。
好意的に解釈すれば、バーディーの記憶が歪んでいたとか、ドーレ医師がプログラムを修正したことでクリーチャータイプの宇宙人が認識する光景が反映されてしまったとか、いろいろと理由付けはできるのでしょう。
でも実際のところは、(演出とは別の)制作上の都合なんでしょうね。
制作期間が逼迫していたとか、意図的にあのような画にしたとか。
ただ、理由がどうあれ画的には疑問符が付くエピソードだったのは間違いありません。
シーン展開やBGMなど、本来の演出面のできは良かったので、ちょっと残念に思いました。
スケルツォ 「物は見かけじゃない。その中身が重要だ」
確かにそのとおりなんですけどね(^^;
鉄腕バーディー DECODE:02 4 [DVD]
鉄腕バーディー DECODE:02 4(通常版) [DVD]
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2009年02月15日
今週の一本 その2(2009/2/8~2/14)―『鉄腕バーディー DECODE:02』第6話
「千川つとむ君。
これから君に旅をしてもらう。
行き先は、バーディーの記憶だ」
前回、ガトールが放ったエンタングラーを至近距離でかわしたバーディー。
直撃ではなかったものの、「存在確率の揺らぎ」の影響を受けてしまいました。
このままではバーディーの人格がつとむの人格で上書きされて消滅してしまうので、急遽治療を行なうことになります。
治療方法は、つとむがバーディーの記憶を追体験し、知識として対象化することで、これ以上の混濁を食い止めるというもの。
つとむは、バーディーの記憶にダイブすることになります。
ということで、今回と次回は過去編。
これまで語られることがなかったバーディーの過去が明かされるようです。
所々で嫌な予感を漂わせつつも比較的明るくストーリーが進みました。
過去編というと、個人的には盛り上がりに欠ける印象があります。
でも、話の進め方がうまかったので思わず引き込まれてしまいました。
BGMの使い方もなかなか良かったです。
本編。
メギウス警部とドーレ医師が見守る中、つとむはダイブを決行します。
つとむがダイブしたのは、バーディーが10歳の頃の記憶でした。
アクラバルのテロ事件から2年後です。
その頃、セントラルタワーではテロの追悼式典の準備が進められていました。
バーディーは、世話役のマリオネットであるヴァイオリンと一緒に暮らしています。
メギウス警部補(当時)の計らいで、社会性を身に付けるためにオリオテーラ幼年学校に通うことになったバーディーは、そこでいじめにあってしまいます。
テロの首謀者がアルタ人だったので、アルタ人に対する偏見が強かったようです。
でもこのいじめはすぐに治まりました。
おそらくバーディーの天真爛漫でまっすぐな性格のおかげでしょう。
それ以降、バーディーにとって学校生活は楽しいものになりました。
連邦警察の研修生でもあるバーディーは、スケルツォ教官の指導の下、トレーニングも行なっています。
今日のトレーニングは、プログラム強化したシオ2型、10体を相手にした実戦さながらのトレーニング。
データを採るのはテュートです。
この頃からすでにバーディーと行動していたようです。
つとむは、トレーニングがあまりに激しいので驚いてしまいます。
バーディーはこんな小さな頃から連邦捜査官になりたがっていたのかと尋ねるつとむ。
それに対してメギウスは、なりたがっていたのではなく、なることが決まっていたのだと答えます。
バーディーがイクシオラだから。
イクシオラとは、古代の技術で生み出されたアルタ人の優生種。
調整を施されることにより、強靭な肉体と常人を超える様々な能力を与えられた存在。
そのような力を野放しにはできないので、幼い頃から管理され、警察や軍関係など、職業もおのずと限られてくる、とのこと。
イクシオラというだけで、自分で自分の将来を選ぶことができないという事実を知って、つとむは言葉をなくしてしまいます。
そんなある日、バーディーは、街中で大人たちに絡まれているアルタ人の少年と出会います。
少年を庇うバーディー。
バーディーがイクシオラだと気付いた大人たちはそそくさと退散。
その光景を見た少年は、イクシオラとは何なのかバーディーに尋ねます。
バーディーもはっきりと分かっていないようです。
イクシオラは普通よりも力が強い程度の認識しかありません。
ここでお互いに自己紹介。
この少年は幼い頃のナタルでした。
このとき、つとむは、ナタルが現在地球にいることと、彼の父親が元イズダルタで、脱走犯たちに便宜を図っていたことをメギウスに話します。
イズダルタというのが何なのか、この時点でつとむは理解していません。
バーディーから教えてもらえなかったので当然ですが。
そして後日。
ナタルは学校帰りのバーディーを自宅に誘います。
バーディーを連れてくるよう父親に頼まれたようです。
ナタルの自宅は貧民街にありました。
住んでいるのはアルタ人ばかり。
ナタルはそのことに負い目を感じているようで余り元気がありません。
でも、バーディーにとっては目にするものすべてが初めて。
目を輝かせてナタルを質問攻めにします。
子供たちの遊び。
窓辺に干してある食べ物。
ナタルのアパート。
階段。
ナタルの父親が作ったおもちゃ。
このおもちゃは「キュルク」という名前。
第4話でナタルがファロイドを始末したときに落した物のようです。
脱走犯たちを始末しているのがナタルだということをバーディーが知るきっかけになりそう。
ここで、キュルクで遊ぶバーディーの前に、ナタルの父親・ダスクが現れます。
つとむをモニターしていたメギウスは、つとむが会った人物が彼で間違いないかどうか、つとむに確認します。
その後、バーディーはダスクに誘われて食事に出かけます。
行った先にはアルタ人の大人たちも大勢いました。
彼らはバーディーがイクシオラだと知って一瞬たじろぎますが、すぐに気を取り直し、バーディーと一緒に食事を楽しみます。
食事が終わり、落ち着いたところで、ダスクがバーディーに語りかけます。
ダスク 「バーディー。イクシオラの力は何のためにあると思う?」
バーディー 「え? だからその・・・友達を助けたり・・・」
ダスク 「そうだな。しかし、その力に溺れてはいかん。そして君は、イクシオラである意味を見つけなくてはならない。この世に生まれてきた者には必ず役割がある。私にも、君にも、ナタルにも。ただ、それは運命などではない。自分で見つけられるものなんだ。未来は自分の手で切り開くことができる。自分自身を大切にしろ。未来のためにも。わかったね」
ダスクはこの時点ですでにイズダルタ(アルタ解放戦線)の一員です。
この後に起こる「事件」のことはまだ知らされていないと思いますが、テロ活動を続けるイズダルタの活動に疑問を持ち始めているのかもしれません。
バーディーには正しい道を進んでほしいと考えて、あえてこんな話をしたのかも。
話が終わり、バーディーは家路に着きます。
ナタルは父親がおかしな話をしたことを謝りますが、バーディーはまったく気にしていません。
そして、今日会った人たちもこの街もみんな気に入ったので、また遊びに来てもいいかと尋ねます。
ナタルはもちろん大歓迎。
二人が笑顔で別れたところで今回は終了。
次回はついに「事件」が発生するようです。
つとむはバーディーの過去に起こった凄惨な光景を目にすることになります。
鉄腕バーディー DECODE:02 3 【完全生産限定版】[DVD]
鉄腕バーディー DECODE:02 3(通常版) [DVD]
脚本・キャストなど >>
これから君に旅をしてもらう。
行き先は、バーディーの記憶だ」
前回、ガトールが放ったエンタングラーを至近距離でかわしたバーディー。
直撃ではなかったものの、「存在確率の揺らぎ」の影響を受けてしまいました。
このままではバーディーの人格がつとむの人格で上書きされて消滅してしまうので、急遽治療を行なうことになります。
治療方法は、つとむがバーディーの記憶を追体験し、知識として対象化することで、これ以上の混濁を食い止めるというもの。
つとむは、バーディーの記憶にダイブすることになります。
ということで、今回と次回は過去編。
これまで語られることがなかったバーディーの過去が明かされるようです。
所々で嫌な予感を漂わせつつも比較的明るくストーリーが進みました。
過去編というと、個人的には盛り上がりに欠ける印象があります。
でも、話の進め方がうまかったので思わず引き込まれてしまいました。
BGMの使い方もなかなか良かったです。
本編。
メギウス警部とドーレ医師が見守る中、つとむはダイブを決行します。
つとむがダイブしたのは、バーディーが10歳の頃の記憶でした。
アクラバルのテロ事件から2年後です。
その頃、セントラルタワーではテロの追悼式典の準備が進められていました。
バーディーは、世話役のマリオネットであるヴァイオリンと一緒に暮らしています。
メギウス警部補(当時)の計らいで、社会性を身に付けるためにオリオテーラ幼年学校に通うことになったバーディーは、そこでいじめにあってしまいます。
テロの首謀者がアルタ人だったので、アルタ人に対する偏見が強かったようです。
でもこのいじめはすぐに治まりました。
おそらくバーディーの天真爛漫でまっすぐな性格のおかげでしょう。
それ以降、バーディーにとって学校生活は楽しいものになりました。
連邦警察の研修生でもあるバーディーは、スケルツォ教官の指導の下、トレーニングも行なっています。
今日のトレーニングは、プログラム強化したシオ2型、10体を相手にした実戦さながらのトレーニング。
データを採るのはテュートです。
この頃からすでにバーディーと行動していたようです。
つとむは、トレーニングがあまりに激しいので驚いてしまいます。
バーディーはこんな小さな頃から連邦捜査官になりたがっていたのかと尋ねるつとむ。
それに対してメギウスは、なりたがっていたのではなく、なることが決まっていたのだと答えます。
バーディーがイクシオラだから。
イクシオラとは、古代の技術で生み出されたアルタ人の優生種。
調整を施されることにより、強靭な肉体と常人を超える様々な能力を与えられた存在。
そのような力を野放しにはできないので、幼い頃から管理され、警察や軍関係など、職業もおのずと限られてくる、とのこと。
イクシオラというだけで、自分で自分の将来を選ぶことができないという事実を知って、つとむは言葉をなくしてしまいます。
そんなある日、バーディーは、街中で大人たちに絡まれているアルタ人の少年と出会います。
少年を庇うバーディー。
バーディーがイクシオラだと気付いた大人たちはそそくさと退散。
その光景を見た少年は、イクシオラとは何なのかバーディーに尋ねます。
バーディーもはっきりと分かっていないようです。
イクシオラは普通よりも力が強い程度の認識しかありません。
ここでお互いに自己紹介。
この少年は幼い頃のナタルでした。
このとき、つとむは、ナタルが現在地球にいることと、彼の父親が元イズダルタで、脱走犯たちに便宜を図っていたことをメギウスに話します。
イズダルタというのが何なのか、この時点でつとむは理解していません。
バーディーから教えてもらえなかったので当然ですが。
そして後日。
ナタルは学校帰りのバーディーを自宅に誘います。
バーディーを連れてくるよう父親に頼まれたようです。
ナタルの自宅は貧民街にありました。
住んでいるのはアルタ人ばかり。
ナタルはそのことに負い目を感じているようで余り元気がありません。
でも、バーディーにとっては目にするものすべてが初めて。
目を輝かせてナタルを質問攻めにします。
子供たちの遊び。
窓辺に干してある食べ物。
ナタルのアパート。
階段。
ナタルの父親が作ったおもちゃ。
このおもちゃは「キュルク」という名前。
第4話でナタルがファロイドを始末したときに落した物のようです。
脱走犯たちを始末しているのがナタルだということをバーディーが知るきっかけになりそう。
ここで、キュルクで遊ぶバーディーの前に、ナタルの父親・ダスクが現れます。
つとむをモニターしていたメギウスは、つとむが会った人物が彼で間違いないかどうか、つとむに確認します。
その後、バーディーはダスクに誘われて食事に出かけます。
行った先にはアルタ人の大人たちも大勢いました。
彼らはバーディーがイクシオラだと知って一瞬たじろぎますが、すぐに気を取り直し、バーディーと一緒に食事を楽しみます。
食事が終わり、落ち着いたところで、ダスクがバーディーに語りかけます。
ダスク 「バーディー。イクシオラの力は何のためにあると思う?」
バーディー 「え? だからその・・・友達を助けたり・・・」
ダスク 「そうだな。しかし、その力に溺れてはいかん。そして君は、イクシオラである意味を見つけなくてはならない。この世に生まれてきた者には必ず役割がある。私にも、君にも、ナタルにも。ただ、それは運命などではない。自分で見つけられるものなんだ。未来は自分の手で切り開くことができる。自分自身を大切にしろ。未来のためにも。わかったね」
ダスクはこの時点ですでにイズダルタ(アルタ解放戦線)の一員です。
この後に起こる「事件」のことはまだ知らされていないと思いますが、テロ活動を続けるイズダルタの活動に疑問を持ち始めているのかもしれません。
バーディーには正しい道を進んでほしいと考えて、あえてこんな話をしたのかも。
話が終わり、バーディーは家路に着きます。
ナタルは父親がおかしな話をしたことを謝りますが、バーディーはまったく気にしていません。
そして、今日会った人たちもこの街もみんな気に入ったので、また遊びに来てもいいかと尋ねます。
ナタルはもちろん大歓迎。
二人が笑顔で別れたところで今回は終了。
次回はついに「事件」が発生するようです。
つとむはバーディーの過去に起こった凄惨な光景を目にすることになります。
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