ストーリーはともかく、今回も雰囲気だけは良かったです(^^;
カナンとアルファルドの対決は一応の決着をみました。
でも、窮地に追い込まれたアルファルドが自らの片腕と引き換えに過去へのしがらみを捨てて今回の舞台から退場しただけで、真の決着は次の機会に持ち越しです。
カナンは、今回の件で、自分がそばにいればマリアを危険に陥れてしまうことが分かったので、マリアと一定の距離をおく決心をしました。
どんなに離れていてもマリアのことを感じていられるから、それだけで十分だと。
一方、マリアはユンユンのおかげで一命を取り留めていました。
意識が回復したマリアは、カナンの隣に立つことは絶対にできないことを理解します。
そして、御法川の助言もあり、カナンのことは心の中で想い続けるだけでいいんだと気付きました。
いつまでも忘れずにいればそれでいいと。
やがて帰国したマリアは、渋谷で写真展を開いたようです。
会場内を歩くマリアはカナンとアルファルドの写真の前で立ち止まり、様々な思いを抱えながら、「CANAAN」の文字が書かれたプレートをなぞります。
その指の間から見え隠れする「CAN」の文字。
希望の地(CANAAN)がいつか見つかるということを暗示しているのか、それともカナンという一人の少女が普通の女の子として生きていけるに違いないというマリア自身の希望を示しているのか・・・。
このあとCパートでカナンとアルファルドの再対決が暗示されて本編は終了です。
振り返ってみれば、カナンとアルファルドの確執の原因が1人の人物(シャム)への執着だったというのがちょっと拍子抜けでしたが、各エピソードごとの雰囲気作りは秀逸でした。
アクションシーンは迫力があり、BGMやSEも素晴らしかったと思います。
途中から設定を細かく追うのはやめて、ハリウッド的な能天気エンターテインメントとして見ることにしたので、なかなか楽しめた作品でした。
そうそう、あと2人、重要なキャラ(面白キャラ?)のその後についてまだ書いていませんでした。
カミングズは出家していました(^^;
まだBB弾(リャン・チー)への未練は断ち切れていないようです。
ユンユンは、いつかまたマリアと再会することを夢見て、相変わらずバイトに精を出しています。
薬のほうは、マリアの父親がなんとかしてくれることになったようなので、これからも元気にやっていくことでしょう。
主役を食ってしまうほど存在感のあったキャラなので、ある意味ハッピーエンドな結末でよかったです。
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ラベル:CANAAN