2018年に放送されたアニメの評価をランキング形式でまとめてみました。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②全話視聴したアニメ。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
今年もコメディに分類できる作品の視聴本数が少なかったので、「ドラマ部門」と「コメディ部門」にはわけずに、全作品をまとめてランキングしました。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。今年は第3位に同ポイントで3作品が入選しました。
第1位:LOST SONG(平均ポイント:3.83333)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7[その1][その2][実況] #8[感想][実況] #9 #10[その1][その2][実況] #11 #12[感想][実況]
リンとフィーニスが直接かかわるのが物語終盤なので「2大歌姫が織り成すストーリー」としては物足りなさがありましたが、物語に組み込まれた壮大な仕掛けとそれを映像として魅せる演出力、そしてコミカルとシリアスを見事に融合させたシナリオの巧みさには感嘆させられました。さらに作中で歌われる歌(歌詞)とキャラクターの心情がリンクした作りにも特筆すべきものがあり、「この歌詞にそんな意味まで含まれていたのか」と驚かされることがしばしばありました。最近では音楽を売りにしたアニメがいくつもありますが、ここまで歌(歌詞)とドラマがリンクしたアニメは珍しいのではないかと思います。細部の詰めに甘さはあったものの、見ごたえのある素晴らしい作品でした。
第2位:B: The Beginning(平均ポイント:3.75)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
贅沢を言えば黒羽の設定にもう少しひねりが欲しかった気がしますが、「B」にまつわる謎解きや終盤で大きく変化する人間関係など、ストーリーはなかなか凝っていました。登場人物たちもみんな魅力的に描かれていたと思います。映像も音も声優さんの芝居も、すべての要素がかみ合っている素晴らしい作品でした。メインとなるドラマを通じて最高のチームが出来上がる話でもあったので、続編にも期待してしまいます。
第3位 その1:フルメタル・パニック! IV(Invisible Victory)(平均ポイント:3.66667)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
ASの大きさを表現するためなのだとは思いますが、CGの動きが必要以上にもっさりしていたことが気になりました(第11、12話ではかなり改善されましたが)。また、制作が追い付いていないことがはっきりわかる場面がちらほらあったことも残念です。とまあ映像に関しては不満があるものの、ストーリーの出来はなかなか良かったです。宗介のかなめへの想いと宗介とアルの関係性を軸にして、アクションとドラマがうまくまとまっていて、最初から最後まで一貫してメリハリのある内容だったと思います。最終的に物語の完結には程遠い終わり方だったとはいえ、今後の展開への期待感を煽る締め方も好印象でした。
第3位 その2:ヒナまつり(平均ポイント:3.66667)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
ヒナをはじめとするメインキャラの少女たちがみな個性的かつ魅力的に描かれていました。当人たちは真剣なのにちょっとずれた部分があり、周囲の人たちとのかかわりを通じて生み出されるギャグ満載のやりとりはとにかく秀逸。構成的にはマオが主役の物語の長い長いプロローグが描かれたと見ることもでき、意外性のある作りになっていました。第3話のような唐突な引きのエピソードが多かったのは悪い意味で気になりましたが、全話通してかなり満足度の高い作品でした。
第3位 その3:りゅうおうのおしごと!(平均ポイント:3.66667)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
真面目なストーリーと笑いの織り交ぜ方のバランスが絶妙でかなりの見応えがありました。ラストのご都合展開には苦笑するしかありませんが、①八一がラスボス(名人)に挑むストーリーと②あいの成長、さらに③桂香さんが女流棋士になるまでのドラマをバランスよく織り交ぜたなかなかの良作でした。桂香さんの将棋を愛するが故の泥臭いあがきや、八一の人間らしい感情の揺れをしっかりと描いていて、特に第7話は素晴らしい出来だったと思います。
最後に、ポイント的には上位作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
個別の感想はタイトルをクリックすると参照できます。
特別賞:
BANANA FISH:アッシュと英二という2人の人物の魂のつながりを軸に描かれる骨太なストーリーに最後まで釘付け。
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2:人間味あふれるキャラクターたちが紡ぎだすシンプルながら練りこまれたストーリーの魅力と布袋劇独特の映像美が秀逸。
アニマエール!:ただの萌えアニメと侮るなかれ。コミカルな要素とチアの魅力をしっかり盛り込みつつ各キャラを活き活きと描いた良作。
全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
以上、2018年のアニメランキングでした。
2018年12月31日
2017年12月31日
独断と偏見の2017年アニメランキング
2017年に放送されたアニメの評価をランキング形式でまとめてみました。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②全話視聴したアニメ。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
今年もコメディに分類できる作品の視聴本数が少なかったので、「ドラマ部門」と「コメディ部門」にはわけずに、全作品をまとめてランキングしました。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表。。。といきたいところですが、今年は同ポイントで上位に食い込んだ作品が多いので、第1位のみ詳細を。残りの順位は一番下の表をご覧ください。
第1位:宝石の国(平均ポイント:3.75)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
世界観における謎はほぼすべて放置されたものの、独創的で奇抜な展開とユーモラスな中にもシリアスさを兼ね備えたキャラクター描写は素晴らしく、文句なしに引き込まれました。CGによる映像表現も見せ方に工夫を凝らした印象的な画が多く、映像面での見応えもたっぷりありました。
最後に、ポイント的には上位作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
個別の感想はタイトルをクリックすると参照できます。
特別賞:
有頂天家族2:ドラマとしての見応えと独特な映像美はなかなか。
アクションヒロイン チアフルーツ:ただの萌えアニメに終わらないしっかりしたストーリーとパロディーの楽しさの取り合わせが抜群。
異世界食堂:導入話こそ退屈に思えるものの、食にフォーカスしたシンプルなドラマがクセになる。
けものフレンズ:視聴パターンが変則的だったのでランキングからは外していますが、アニメーションに必要なものは魅力的な物語だということを改めて認識させてくれたなかなかの良作。ちなみに全話ポイント平均は3.5です。ランキングに入れていたとすれば3位になっていました。
各話感想:#1 #10 #11 #11再視聴 #12 #1再視聴 #2
全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
以上、2017年のアニメランキングでした。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②全話視聴したアニメ。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
今年もコメディに分類できる作品の視聴本数が少なかったので、「ドラマ部門」と「コメディ部門」にはわけずに、全作品をまとめてランキングしました。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表。。。といきたいところですが、今年は同ポイントで上位に食い込んだ作品が多いので、第1位のみ詳細を。残りの順位は一番下の表をご覧ください。
第1位:宝石の国(平均ポイント:3.75)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
世界観における謎はほぼすべて放置されたものの、独創的で奇抜な展開とユーモラスな中にもシリアスさを兼ね備えたキャラクター描写は素晴らしく、文句なしに引き込まれました。CGによる映像表現も見せ方に工夫を凝らした印象的な画が多く、映像面での見応えもたっぷりありました。
最後に、ポイント的には上位作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
個別の感想はタイトルをクリックすると参照できます。
特別賞:
有頂天家族2:ドラマとしての見応えと独特な映像美はなかなか。
アクションヒロイン チアフルーツ:ただの萌えアニメに終わらないしっかりしたストーリーとパロディーの楽しさの取り合わせが抜群。
異世界食堂:導入話こそ退屈に思えるものの、食にフォーカスしたシンプルなドラマがクセになる。
けものフレンズ:視聴パターンが変則的だったのでランキングからは外していますが、アニメーションに必要なものは魅力的な物語だということを改めて認識させてくれたなかなかの良作。ちなみに全話ポイント平均は3.5です。ランキングに入れていたとすれば3位になっていました。
各話感想:#1 #10 #11 #11再視聴 #12 #1再視聴 #2
全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
以上、2017年のアニメランキングでした。
2016年12月30日
独断と偏見の2016年アニメランキング
2016年に放送されたアニメの評価をランキング形式でまとめてみました。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②全話視聴したアニメ。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
今年もコメディに分類できる作品の視聴本数が少なかったので、「ドラマ部門」と「コメディ部門」にはわけずに、全作品をまとめてランキングしました。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
第3位は同点で2作品あります。
①装神少女まとい(平均ポイント:3.75)
各話感想:#1 #2 #3[その1][その2] #4 #5[その1][その2] #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
まといと伸吾の親子関係の描き方や、ユーモラスなお騒がせキャラという役割のためだけにいるように思えたゆまちんの引き立て方、そしてもちろん物語の構成など、全話通しての話の組み立て方&キャラクターの立て方がしっかりしていて、物語終盤に向けて面白さも好感度もどんどん上がっていきました。王道的な古臭さが若干あったのは否めませんが、それがマイナスではなくプラスに作用して安定感のある作品になっていたと思います。ラストの締め方も清々しく、満足度がかなり高い作品でした。
②ふらいんぐうぃっち(平均ポイント:3.75)
各話感想:#1 #2 #3[その1][その2] #4 #5 #6 #7[その1][その2] #8[その1][その2] #9 #10 #11 #12
まったりしたストーリーと各キャラクターの人間らしい細かい芝居が合わさって、日常感たっぷりの雰囲気のある作品に仕上がっていました。どこにでもいそうなキャラクターたちの何気ない言動や意表を突いた微笑ましい言動がとても魅力的に描かれていたと思います。毎話あっという間に終わってしまう独特のテンポと間の取り方が最高に心地よかったです。
第2位:僕だけがいない街(平均ポイント:3.91667)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
各話の構成は連続ドラマにみられるような引きを重視したつくりで、毎回次回が待ち遠しく感じられるツボを押さえた内容になっていました。シリーズ全体を通しての展開も1つの問題が解決したら新たな問題が発生していくスタイルだったので、最後まで飽きとは無縁。主要キャラクターもそれぞれに違った魅力があり、リバイバルという非現実的な要素に違和感を抱かせることなく、サスペンスフルな物語をとてもうまく描いていたと思います。
第1位:赤髪の白雪姫 2ndシーズン(平均ポイント:4.16667)
各話感想:#13 #14 #15 #16 #17 #18 #19 #20 #21 #22 #23 #24
1期では小エピソードを積み重ねることで白雪とゼンの絆の深まりが描かれましたが、今期はシリアス寄りの複数話にまたがるエピソードを通じて二人の関係が次の段階に進むまでが描かれました。イザナやオビ、それにラジなどのサブキャラに奥行きを出すような展開もプラスされ、1期の面白さはそのままにお話として深みが増す内容になっていたと思います。期待にたがわない素晴らしい出来でした。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
個別の感想はタイトルをクリックすると参照できます。
特別賞:
亜人&亜人 第2クール:緊迫感たっぷりのドラマと実写を意識した画作り&カメラワークが堪らない。
タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~:今期視聴した唯一の朝アニメ。主人公の経験を通じて描かれる学ぶことの大切さ&科学者たちのドラマは子供だけじゃなくて大人が見ても楽しめる。
蒼の彼方のフォーリズム:ストーリーに粗さはあるものの「負けてからが、本当の勝負」を地で行く終盤の熱い展開は思わず見入る。
全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
以上、2016年のアニメランキングでした。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②全話視聴したアニメ。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
今年もコメディに分類できる作品の視聴本数が少なかったので、「ドラマ部門」と「コメディ部門」にはわけずに、全作品をまとめてランキングしました。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
第3位は同点で2作品あります。
①装神少女まとい(平均ポイント:3.75)
各話感想:#1 #2 #3[その1][その2] #4 #5[その1][その2] #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
まといと伸吾の親子関係の描き方や、ユーモラスなお騒がせキャラという役割のためだけにいるように思えたゆまちんの引き立て方、そしてもちろん物語の構成など、全話通しての話の組み立て方&キャラクターの立て方がしっかりしていて、物語終盤に向けて面白さも好感度もどんどん上がっていきました。王道的な古臭さが若干あったのは否めませんが、それがマイナスではなくプラスに作用して安定感のある作品になっていたと思います。ラストの締め方も清々しく、満足度がかなり高い作品でした。
②ふらいんぐうぃっち(平均ポイント:3.75)
各話感想:#1 #2 #3[その1][その2] #4 #5 #6 #7[その1][その2] #8[その1][その2] #9 #10 #11 #12
まったりしたストーリーと各キャラクターの人間らしい細かい芝居が合わさって、日常感たっぷりの雰囲気のある作品に仕上がっていました。どこにでもいそうなキャラクターたちの何気ない言動や意表を突いた微笑ましい言動がとても魅力的に描かれていたと思います。毎話あっという間に終わってしまう独特のテンポと間の取り方が最高に心地よかったです。
第2位:僕だけがいない街(平均ポイント:3.91667)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
各話の構成は連続ドラマにみられるような引きを重視したつくりで、毎回次回が待ち遠しく感じられるツボを押さえた内容になっていました。シリーズ全体を通しての展開も1つの問題が解決したら新たな問題が発生していくスタイルだったので、最後まで飽きとは無縁。主要キャラクターもそれぞれに違った魅力があり、リバイバルという非現実的な要素に違和感を抱かせることなく、サスペンスフルな物語をとてもうまく描いていたと思います。
第1位:赤髪の白雪姫 2ndシーズン(平均ポイント:4.16667)
各話感想:#13 #14 #15 #16 #17 #18 #19 #20 #21 #22 #23 #24
1期では小エピソードを積み重ねることで白雪とゼンの絆の深まりが描かれましたが、今期はシリアス寄りの複数話にまたがるエピソードを通じて二人の関係が次の段階に進むまでが描かれました。イザナやオビ、それにラジなどのサブキャラに奥行きを出すような展開もプラスされ、1期の面白さはそのままにお話として深みが増す内容になっていたと思います。期待にたがわない素晴らしい出来でした。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
個別の感想はタイトルをクリックすると参照できます。
特別賞:
亜人&亜人 第2クール:緊迫感たっぷりのドラマと実写を意識した画作り&カメラワークが堪らない。
タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~:今期視聴した唯一の朝アニメ。主人公の経験を通じて描かれる学ぶことの大切さ&科学者たちのドラマは子供だけじゃなくて大人が見ても楽しめる。
蒼の彼方のフォーリズム:ストーリーに粗さはあるものの「負けてからが、本当の勝負」を地で行く終盤の熱い展開は思わず見入る。
全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
以上、2016年のアニメランキングでした。
2016年01月02日
独断と偏見の2015年アニメランキング
2015年に放送されたアニメの評価をランキング形式でまとめてみました。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②全話視聴したアニメ。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
例年は「ドラマ部門」と「コメディ部門」の2部門に分けていますが、今年はコメディに分類できる作品が少なかったので、全作品をまとめてランキングを作成しました。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
第3位は同点で2作品あります。
①赤髪の白雪姫(平均ポイント:3.91667)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10[その1][その2] #11 #12
ストーリーはとてもオーソドックスでしたが、登場人物たちが自立したキャラクターとして丁寧に描かれていたので、その言動と安定したストーリーにすごく引き込まれました。また、劇伴も素晴らしく、おとぎ話のような世界観が音の面からも見事に演出されていたと思います。
②監獄学園(プリズンスクール)(平均ポイント:3.91667)
各話感想:#1 #2[その1][その2] #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9[その1][その2] #10 #11[その1][その2] #12
下品この上ないとんでもない内容でした。でも、男たちの友情をキーとしてストーリーがしっかり作りこまれていたので、ハチャメチャなだけで終わっていなかったのが良かったです。近年まれにみる素晴らしいおバカ作品でした。
第2位も同点で2作品です。
①少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50-(平均ポイント:3.92308)
各話感想:#14 #15 #16 #17 #18 #19 #20 #21 #22 #23 #24 #25 #26
シチュエーションや物語の振れ幅だけをみればかなり地味な作品でしたが、メインキャラたちがシャチョウの言葉に導かれるようにアイドルとしての自覚を高めていく過程が丁寧かつ濃いドラマとして描かれていました。会話劇としてのつくりが圧倒的に秀でていて見応え感が半端なかったです。個別のエピソードはもとより、シリーズ全体を通しての作劇も秀逸で、一見すると異端に見える最終話のステージ回がこれまでの集大成として大きな感動を生んでいました。作画的にはへたれた部分もありましたが、少年ハリウッドが真のアイドルとして成長するドラマとしては文句なしに最高の出来でした。
②やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続(平均ポイント:3.92308)
各話感想:#1 #2 #3 #4[その1][その2] #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12 #13[その1][その2]
各人物の言動はそれなりにデフォルメされて描かれていたものの、大人になりきれていない少年少女たちの心の機微が丁寧につづられていて、毎話観入ってしまいました。重苦しい話の中にもコミカルな展開が盛り込まれていて、シリーズ全体の構成も良かったです。八幡、雪乃、結衣の3人のもどかしい関係に決着をつけないでかなりぼかした終わり方だったので最初はあっけにとられましたが、改めて観返してみると想像心をくすぐるこの曖昧な締め方がまた良くて無性に泣けるという、本当に素晴らしい作品でした。
第1位:純潔のマリア(平均ポイント:4)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
マリアの言動を軸にして他の魔女たちや人間たちのドラマがハッタリを交えながら丁寧に綴られていました。しっかりした世界観と設定、一貫性のあるキャラクター描写、それになにより続きが気になるストーリーと、どこをとっても魅力に溢れていたと思います。また、本筋とは関係ありませんが、やがては神すらも「古き者」になって人々から忘れられてしまうという未来像がケルヌンノスの言葉を介してさらりと触れられて、最終話以降の(現代につながる?)世界を想像させてくれたのも面白かったです。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
個別の感想はタイトルをクリックすると参照できます。
特別賞:
SHIROBAKO:お仕事アニメとしての奥深さとコミカルな描写の融合が秀逸
ローリング☆ガールズ:独特の世界観と掛け合いの楽しさに味のある楽曲がたまらない
全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
以上、2015年のアニメランキングでした。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②全話視聴したアニメ。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
例年は「ドラマ部門」と「コメディ部門」の2部門に分けていますが、今年はコメディに分類できる作品が少なかったので、全作品をまとめてランキングを作成しました。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
第3位は同点で2作品あります。
①赤髪の白雪姫(平均ポイント:3.91667)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10[その1][その2] #11 #12
ストーリーはとてもオーソドックスでしたが、登場人物たちが自立したキャラクターとして丁寧に描かれていたので、その言動と安定したストーリーにすごく引き込まれました。また、劇伴も素晴らしく、おとぎ話のような世界観が音の面からも見事に演出されていたと思います。
②監獄学園(プリズンスクール)(平均ポイント:3.91667)
各話感想:#1 #2[その1][その2] #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9[その1][その2] #10 #11[その1][その2] #12
下品この上ないとんでもない内容でした。でも、男たちの友情をキーとしてストーリーがしっかり作りこまれていたので、ハチャメチャなだけで終わっていなかったのが良かったです。近年まれにみる素晴らしいおバカ作品でした。
第2位も同点で2作品です。
①少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50-(平均ポイント:3.92308)
各話感想:#14 #15 #16 #17 #18 #19 #20 #21 #22 #23 #24 #25 #26
シチュエーションや物語の振れ幅だけをみればかなり地味な作品でしたが、メインキャラたちがシャチョウの言葉に導かれるようにアイドルとしての自覚を高めていく過程が丁寧かつ濃いドラマとして描かれていました。会話劇としてのつくりが圧倒的に秀でていて見応え感が半端なかったです。個別のエピソードはもとより、シリーズ全体を通しての作劇も秀逸で、一見すると異端に見える最終話のステージ回がこれまでの集大成として大きな感動を生んでいました。作画的にはへたれた部分もありましたが、少年ハリウッドが真のアイドルとして成長するドラマとしては文句なしに最高の出来でした。
②やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続(平均ポイント:3.92308)
各話感想:#1 #2 #3 #4[その1][その2] #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12 #13[その1][その2]
各人物の言動はそれなりにデフォルメされて描かれていたものの、大人になりきれていない少年少女たちの心の機微が丁寧につづられていて、毎話観入ってしまいました。重苦しい話の中にもコミカルな展開が盛り込まれていて、シリーズ全体の構成も良かったです。八幡、雪乃、結衣の3人のもどかしい関係に決着をつけないでかなりぼかした終わり方だったので最初はあっけにとられましたが、改めて観返してみると想像心をくすぐるこの曖昧な締め方がまた良くて無性に泣けるという、本当に素晴らしい作品でした。
第1位:純潔のマリア(平均ポイント:4)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
マリアの言動を軸にして他の魔女たちや人間たちのドラマがハッタリを交えながら丁寧に綴られていました。しっかりした世界観と設定、一貫性のあるキャラクター描写、それになにより続きが気になるストーリーと、どこをとっても魅力に溢れていたと思います。また、本筋とは関係ありませんが、やがては神すらも「古き者」になって人々から忘れられてしまうという未来像がケルヌンノスの言葉を介してさらりと触れられて、最終話以降の(現代につながる?)世界を想像させてくれたのも面白かったです。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
個別の感想はタイトルをクリックすると参照できます。
特別賞:
SHIROBAKO:お仕事アニメとしての奥深さとコミカルな描写の融合が秀逸
ローリング☆ガールズ:独特の世界観と掛け合いの楽しさに味のある楽曲がたまらない
全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
以上、2015年のアニメランキングでした。
2014年12月31日
独断と偏見の2014年アニメランキング
2014年に放送されたアニメの評価をランキング形式でまとめてみました。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②放送が終了していても後日放送予定のエピソードが残っていて結末が翌年に持ち越されたアニメは除外。
③全話視聴したアニメ。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
※『俺、ツインテールになります。』は地上波、BSともに放送が終了していますが、自分はCSで観ていてまだ放送中なので今回のランキングには入れていません。
ランキングは「ドラマ部門」と「コメディ部門」の2部門に分けました。
部門の分け方もランキング同様思いっきり独断によるものです。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
まずはドラマ部門から。
第3位:蟲師 続章(後半エピソード)(平均ポイント:3.6)
各話感想:#11 #12 #13 #14 #15 #16 #17 #18 #19 #20
趣のあるエピソードの数々と徹底して落ち着いた雰囲気の演出があいまって、毎回とても引き込まれました。わずか20数分のエピソードの中でゲストキャラたちを魅力的に描き、話としてもしっかりオチを付けていたのが好印象です。ガンマイク収録による独特の空気感や雰囲気抜群のBGM・環境音など、音響面でも世界観を見事に表現していて、期待にたがわない素晴らしい出来でした。
第2位:極黒のブリュンヒルデ(平均ポイント:3.61538)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9[その1][その2] #10 #11 #12 #13
開始当初はギャグとシリアスの入れ込み方のバランスが微妙に思えましたが、回を重ねるごとに絶妙と感じるようになってグイグイ引き込まれました。普通ならあり得ない場面にギャグを放り込んでくる独特のセンスには脱帽です。シリアス面においても、安易な救済策を取らずにあくまでシビアに俯瞰的な視点から話を作っていたのが良かったです。ギャグとシリアスを小刻みに繰り返すテンポの良い話運びも新鮮で良かったです。終盤の超高速展開はさすがにどうかと思いましたが、そういうマイナス面を差し引いても十分に楽しめる作品でした。
第1位:ピンポン THE ANIMATION(平均ポイント:3.81818)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11
主役2人は当然として、主な脇役たちの成長もしっかり描かれていて、ドラマとしてとても見ごたえがありました。映像面では文字演出が少し気になったことを除けば、アクの強い映像とある意味シンプルなストーリーが良い相乗効果を生んでいたと思います。ペコとスマイルの試合とエピローグを最終1話にまとめてしまったのでちょっと物足りなさを感じてしまったことが残念と言えば残念ですが、全体的にとても満足度の高い作品でした。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
個別の感想はタイトルをクリックすると参照できます。
ドラマ部門 特別賞:
アオハライド:青春って素晴らしい
失われた未来を求めて:キャラをあくまで自然に描写するシナリオの良さ
シドニアの騎士:3DCGはもちろんとしてSF的世界観の見せ方がうまい
次はコメディ部門です。
第3位:スペース☆ダンディ シーズン2(平均ポイント:3.46154)
各話感想:#14(1) #15(2) #16(3) #17(4) #18(5) #19(6) #20(7) #21(8) #22(9) #23(10) #24(11) #25(12) #26(13)
どのエピソードも1期以上に「まじめなバカさ」に徹していて、ストーリーはもちろん映像面でも毎回引き込まれる内容になっていました。また、各エピソードに合わせて作られたセンスの良い楽曲の数々も出来が良かったと思います。アニメーションの楽しさを改めて感じさせてくれた良質なシリーズでした。
第2位:マンガ家さんとアシスタントさんと(平均ポイント:3.75)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
主人公・愛徒勇気を中心に繰り広げられるギャグが突き抜けていて爆笑の連続でした。それだけでなくしっとり感動的なエピソードでメリハリをつけていて、シリーズ構成的にも飽きのこない作り。愛徒の憎めないダメっぷりや、足須さんの冷めたリアクション、みはりの二面性など、どのキャラも個性的で掛け合いがとても楽しかったです。最初はまったく期待していなかったのですが、まさにダークホースな作品でした。
第1位:月刊少女野崎くん(平均ポイント:3.83333)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
野崎梅太郎があの性格でどうして大人気作家になりえたのかという最大の疑問は最後まで消えなかった(というか話が進むにつれ疑問が大きくなっていった)ものの、佐倉千代をはじめとして、中盤まで毎回のように登場する新キャラたちのキャラ立てがうまく、毎回とても楽しいコメディが繰り広げられました。台詞一つ一つが面白くて、最近のコメディアニメの中ではトップクラスの楽しさだったと思います。最終話のまとめ方も後味が良く最初から最後まで一貫して楽しめる素晴らしい作品でした。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
個別の感想はタイトルをクリックすると参照できます。
コメディ部門 特別賞:
繰繰れ!コックリさん:話の組み立て方とテンポの良さに引き込まれる
ドラマ部門とコメディ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
ドラマ部門
コメディ部門
以上、2014年のアニメランキングでした。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②放送が終了していても後日放送予定のエピソードが残っていて結末が翌年に持ち越されたアニメは除外。
③全話視聴したアニメ。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
※『俺、ツインテールになります。』は地上波、BSともに放送が終了していますが、自分はCSで観ていてまだ放送中なので今回のランキングには入れていません。
ランキングは「ドラマ部門」と「コメディ部門」の2部門に分けました。
部門の分け方もランキング同様思いっきり独断によるものです。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
まずはドラマ部門から。
第3位:蟲師 続章(後半エピソード)(平均ポイント:3.6)
各話感想:#11 #12 #13 #14 #15 #16 #17 #18 #19 #20
趣のあるエピソードの数々と徹底して落ち着いた雰囲気の演出があいまって、毎回とても引き込まれました。わずか20数分のエピソードの中でゲストキャラたちを魅力的に描き、話としてもしっかりオチを付けていたのが好印象です。ガンマイク収録による独特の空気感や雰囲気抜群のBGM・環境音など、音響面でも世界観を見事に表現していて、期待にたがわない素晴らしい出来でした。
第2位:極黒のブリュンヒルデ(平均ポイント:3.61538)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9[その1][その2] #10 #11 #12 #13
開始当初はギャグとシリアスの入れ込み方のバランスが微妙に思えましたが、回を重ねるごとに絶妙と感じるようになってグイグイ引き込まれました。普通ならあり得ない場面にギャグを放り込んでくる独特のセンスには脱帽です。シリアス面においても、安易な救済策を取らずにあくまでシビアに俯瞰的な視点から話を作っていたのが良かったです。ギャグとシリアスを小刻みに繰り返すテンポの良い話運びも新鮮で良かったです。終盤の超高速展開はさすがにどうかと思いましたが、そういうマイナス面を差し引いても十分に楽しめる作品でした。
第1位:ピンポン THE ANIMATION(平均ポイント:3.81818)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11
主役2人は当然として、主な脇役たちの成長もしっかり描かれていて、ドラマとしてとても見ごたえがありました。映像面では文字演出が少し気になったことを除けば、アクの強い映像とある意味シンプルなストーリーが良い相乗効果を生んでいたと思います。ペコとスマイルの試合とエピローグを最終1話にまとめてしまったのでちょっと物足りなさを感じてしまったことが残念と言えば残念ですが、全体的にとても満足度の高い作品でした。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
個別の感想はタイトルをクリックすると参照できます。
ドラマ部門 特別賞:
アオハライド:青春って素晴らしい
失われた未来を求めて:キャラをあくまで自然に描写するシナリオの良さ
シドニアの騎士:3DCGはもちろんとしてSF的世界観の見せ方がうまい
次はコメディ部門です。
第3位:スペース☆ダンディ シーズン2(平均ポイント:3.46154)
各話感想:#14(1) #15(2) #16(3) #17(4) #18(5) #19(6) #20(7) #21(8) #22(9) #23(10) #24(11) #25(12) #26(13)
どのエピソードも1期以上に「まじめなバカさ」に徹していて、ストーリーはもちろん映像面でも毎回引き込まれる内容になっていました。また、各エピソードに合わせて作られたセンスの良い楽曲の数々も出来が良かったと思います。アニメーションの楽しさを改めて感じさせてくれた良質なシリーズでした。
第2位:マンガ家さんとアシスタントさんと(平均ポイント:3.75)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
主人公・愛徒勇気を中心に繰り広げられるギャグが突き抜けていて爆笑の連続でした。それだけでなくしっとり感動的なエピソードでメリハリをつけていて、シリーズ構成的にも飽きのこない作り。愛徒の憎めないダメっぷりや、足須さんの冷めたリアクション、みはりの二面性など、どのキャラも個性的で掛け合いがとても楽しかったです。最初はまったく期待していなかったのですが、まさにダークホースな作品でした。
第1位:月刊少女野崎くん(平均ポイント:3.83333)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
野崎梅太郎があの性格でどうして大人気作家になりえたのかという最大の疑問は最後まで消えなかった(というか話が進むにつれ疑問が大きくなっていった)ものの、佐倉千代をはじめとして、中盤まで毎回のように登場する新キャラたちのキャラ立てがうまく、毎回とても楽しいコメディが繰り広げられました。台詞一つ一つが面白くて、最近のコメディアニメの中ではトップクラスの楽しさだったと思います。最終話のまとめ方も後味が良く最初から最後まで一貫して楽しめる素晴らしい作品でした。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
個別の感想はタイトルをクリックすると参照できます。
コメディ部門 特別賞:
繰繰れ!コックリさん:話の組み立て方とテンポの良さに引き込まれる
ドラマ部門とコメディ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
ドラマ部門
スコア | ||||
---|---|---|---|---|
順位 | タイトル | 全話平均 | 1クール | 2クール |
1 | ピンポン THE ANIMATION | 3.81818 | ||
2 | 極黒のブリュンヒルデ | 3.61538 | ||
3 | 蟲師 続章(後半エピソード) | 3.6 | ||
4 | 蟲師 続章 | 3.5 | ||
4 | アオハライド | 3.5 | ||
6 | 銀の匙 Silver Spoon 第2期 | 3.45455 | ||
7 | はじめの一歩 Rising | 3.44 | 3.38462 | 3.5 |
8 | 失われた未来を求めて | 3.41667 | ||
8 | シドニアの騎士 | 3.41667 | ||
8 | 普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。 | 3.41667 | ||
8 | それでも世界は美しい | 3.41667 | ||
12 | ばらかもん | 3.33333 | ||
12 | Wake Up, Girls! | 3.33333 | ||
12 | オオカミ少女と黒王子 | 3.33333 | ||
12 | 悪魔のリドル | 3.33333 | ||
16 | サムライフラメンコ | 3.31818 | 3.45455 | 3.18182 |
17 | ヤマノススメ セカンドシーズン | 3.29167 | 3.5 | 3.08333 |
18 | いなり、こんこん、恋いろは。 | 3.2 | ||
19 | 凪のあすから | 3.19231 | 3 | 3.38462 |
20 | ハナヤマタ | 3.16667 | ||
20 | 白銀の意思 アルジェヴォルン | 3.16667 | 3.33333 | 3 |
20 | 東京ESP | 3.16667 | ||
23 | Fate/stay night [Unlimited Blade Works] | 3.15385 | ||
24 | 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 | 3.09091 | ||
25 | selector infected WIXOSS | 3.08333 | ||
25 | 神々の悪戯(あそび) | 3.08333 | ||
25 | ウィッチクラフトワークス | 3.08333 | ||
25 | ご注文はうさぎですか? | 3.08333 | ||
29 | 闇芝居 第2期 | 3.07692 | ||
30 | プピポー! | 3.06667 | ||
31 | M3~ソノ黑キ鋼~ | 3.04167 | 3 | 3.08333 |
32 | 一週間フレンズ。 | 3 | ||
32 | 桜Trick | 3 | ||
32 | 咲-Saki- 全国編 | 3 | ||
32 | selector spread WIXOSS | 3 | ||
32 | 東京喰種 トーキョーグール | 3 | ||
32 | 世界征服~謀略のズヴィズダー~ | 3 | ||
38 | とある飛空士への恋歌 | 2.92308 | ||
39 | 健全ロボ ダイミダラー | 2.91667 | ||
40 | 魔法戦争 | 2.83333 | ||
41 | ラブライブ!2期 | 2.76923 | ||
42 | ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル | 2.58333 | ||
43 | 残響のテロル | 2.36364 | ||
44 | グラスリップ | 2.30769 |
コメディ部門
スコア | ||||
---|---|---|---|---|
順位 | タイトル | 全話平均 | 1クール | 2クール |
1 | 月刊少女野崎くん | 3.83333 | ||
2 | マンガ家さんとアシスタントさんと | 3.75 | ||
3 | スペース☆ダンディ シーズン2 | 3.46154 | ||
4 | 繰繰れ!コックリさん | 3.33333 | ||
5 | 生徒会役員共* | 3.30769 | ||
6 | さばげぶっ! | 3.25 | ||
7 | スペース☆ダンディ | 3.23077 | ||
8 | はいたい七葉 | 3.15385 | 3.15385 | 3.15385 |
8 | 鬼灯の冷徹 | 3.15385 | ||
10 | 未確認で進行形 | 3 | ||
11 | 人生相談テレビアニメーション「人生」 | 2.92308 |
以上、2014年のアニメランキングでした。
2014年01月01日
独断と偏見の2013年アニメランキング
2013年に放送されたアニメの評価をランキング形式でまとめてみました。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②放送が終了していても後日放送予定のエピソードがあって結末が翌年に持ち越された作品は除外。
③視聴していない作品、途中で視聴を打ち切った作品は除外。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
ランキングは「ドラマ部門」と「コメディ部門」の2部門に分けました。
部門の分け方もランキング同様思いっきり独断によるものです。
今回は各作品の寸評などは省いてランキングのみ記載しました。
寸評などの細かい情報は各タイトルのリンクをクリックすると参照できます。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
まずはドラマ部門から。
とその前に、対象作品を単純にポイントだけで評価すると第1位は「ガールズ&パンツァー」になってしまいました。
この作品が第1位になることには何の不満もないのですが、諸々の事情でラスト数話が2013年にずれ込んでしまっただけなので、2013年のランキングに入れることには個人的にちょっと抵抗があります。
なので、ここでも「独断と偏見」を発動して、これ以外の作品でランキングをつけることにします(ガルパンは2012年のランキングにも入れなかったので、いい作品にもかかわらず当ブログではランキングとは無縁の作品になってしまいました)。
ではいよいよドラマ部門のランキングです。
第3位:銀の匙 Silver Spoon(平均ポイント:3.54545)
第2位:「WHITE ALBUM2」と「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」(平均ポイント:3.61538)
第1位:有頂天家族(平均ポイント:3.69231)
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
特別賞:
進撃の巨人
新世界より
GJ部(グッジョぶ)
次はコメディ部門です。
第3位:「のんのんびより」と「ゆゆ式」(平均ポイント:3.25)
第2位:直球表題ロボットアニメ-STRAIGHT TITLE-(平均ポイント:3.33333)
第1位:帰宅部活動記録(平均ポイント:3.5)
コメディ部門の特別賞は該当なしです。
上位作品は良作揃いでしたが、それ以外の作品はいまいちパンチ不足でした。
ドラマ部門とコメディ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
ドラマ部門
コメディ部門
以上、2013年のアニメランキングでした。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②放送が終了していても後日放送予定のエピソードがあって結末が翌年に持ち越された作品は除外。
③視聴していない作品、途中で視聴を打ち切った作品は除外。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
ランキングは「ドラマ部門」と「コメディ部門」の2部門に分けました。
部門の分け方もランキング同様思いっきり独断によるものです。
今回は各作品の寸評などは省いてランキングのみ記載しました。
寸評などの細かい情報は各タイトルのリンクをクリックすると参照できます。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
まずはドラマ部門から。
とその前に、対象作品を単純にポイントだけで評価すると第1位は「ガールズ&パンツァー」になってしまいました。
この作品が第1位になることには何の不満もないのですが、諸々の事情でラスト数話が2013年にずれ込んでしまっただけなので、2013年のランキングに入れることには個人的にちょっと抵抗があります。
なので、ここでも「独断と偏見」を発動して、これ以外の作品でランキングをつけることにします(ガルパンは2012年のランキングにも入れなかったので、いい作品にもかかわらず当ブログではランキングとは無縁の作品になってしまいました)。
ではいよいよドラマ部門のランキングです。
第3位:銀の匙 Silver Spoon(平均ポイント:3.54545)
第2位:「WHITE ALBUM2」と「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」(平均ポイント:3.61538)
第1位:有頂天家族(平均ポイント:3.69231)
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
特別賞:
進撃の巨人
新世界より
GJ部(グッジョぶ)
次はコメディ部門です。
第3位:「のんのんびより」と「ゆゆ式」(平均ポイント:3.25)
第2位:直球表題ロボットアニメ-STRAIGHT TITLE-(平均ポイント:3.33333)
第1位:帰宅部活動記録(平均ポイント:3.5)
コメディ部門の特別賞は該当なしです。
上位作品は良作揃いでしたが、それ以外の作品はいまいちパンチ不足でした。
ドラマ部門とコメディ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
ドラマ部門
スコア | ||||
---|---|---|---|---|
順位 | タイトル | 全話平均 | 1クール | 2クール |
N/A | ガールズ&パンツァー | 3.91667 | ||
1 | 有頂天家族 | 3.69231 | ||
2 | WHITE ALBUM2 | 3.61538 | ||
2 | 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる | 3.61538 | ||
4 | 銀の匙 Silver Spoon | 3.54545 | ||
5 | きんいろモザイク | 3.5 | ||
6 | 進撃の巨人 | 3.48 | 3.46154 | 3.5 |
7 | 新世界より | 3.44 | 3.15385 | 3.75 |
8 | 咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A | 3.4375 | ||
9 | ぎんぎつね | 3.41667 | ||
9 | ガッチャマン クラウズ | 3.41667 | ||
11 | 戦国コレクション[再放送] | 3.38462 | 3.30769 | 3.46154 |
12 | GJ部(グッジョぶ) | 3.33333 | ||
12 | ワルキューレロマンツェ | 3.33333 | ||
12 | ふたりはミルキィホームズ | 3.33333 | ||
12 | ハイスクールD×D NEW | 3.33333 | ||
16 | 戦姫絶唱シンフォギアG | 3.30769 | ||
16 | ラブライブ! | 3.30769 | ||
16 | AKB0048 next stage | 3.30769 | ||
19 | 絶園のテンペスト | 3.29167 | 3.33333 | 3.25 |
20 | ちはやふる2 | 3.28 | 3.15385 | 3.41667 |
21 | ヤマノススメ | 3.25 | ||
21 | 銀河機攻隊 マジェスティックプリンス | 3.25 | 3.16667 | 3.33333 |
21 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 | 3.25 | ||
21 | ロウきゅーぶ!SS | 3.25 | ||
25 | げんしけん二代目 | 3.23077 | ||
26 | さくら荘のペットな彼女 | 3.16667 | 2.83333 | 3.5 |
26 | 世界でいちばん強くなりたい! | 3.16667 | ||
28 | 京騒戯画 | 3.15385 | ||
28 | 惡の華 | 3.15385 | ||
30 | Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ | 3.1 | ||
31 | 君のいる町 | 3.08333 | ||
31 | AMNESIA(アムネシア) | 3.08333 | ||
33 | 闇芝居 | 3.07692 | ||
33 | まおゆう魔王勇者 | 3.07692 | ||
35 | 幻影ヲ駆ケル太陽 | 3 | ||
35 | 百花繚乱 サムライブライド | 3 | ||
35 | 琴浦さん | 3 | ||
35 | 幕末義人伝 浪漫 | 3 | ||
39 | デート・ア・ライブ | 2.91667 | ||
40 | 声優戦隊ボイストーム7 | 2.90909 | ||
41 | 空の境界 | 2.84615 | ||
42 | RDG レッドデータガール | 2.83333 | ||
43 | 翠星のガルガンティア | 2.76923 | ||
44 | D.C.III~ダ・カーポIII~ | 2.69231 | ||
45 | 蒼き鋼のアルペジオ ―アルス・ノヴァ― | 2.58333 | ||
46 | ガリレイドンナ | 2.45455 |
コメディ部門
スコア | ||||
---|---|---|---|---|
順位 | タイトル | 全話平均 | 1クール | 2クール |
1 | 帰宅部活動記録 | 3.5 | ||
2 | 直球表題ロボットアニメ-STRAIGHT TITLE- | 3.33333 | ||
3 | のんのんびより | 3.25 | ||
3 | ゆゆ式 | 3.25 | ||
5 | てさぐれ!部活もの | 3.16667 | ||
6 | サーバント×サービス | 3.07692 | ||
7 | 犬とハサミは使いよう | 3 | ||
7 | キューティクル探偵因幡 | 3 | ||
7 | まんがーる! | 3 | ||
10 | ハヤテのごとく! Cuties | 2.91667 | ||
11 | 這いよれ!ニャル子さんW(ダブル) | 2.83333 |
以上、2013年のアニメランキングでした。
2012年12月28日
独断と偏見の2012年アニメランキング(コメディ部門)
今年放送されたアニメの評価をランキング形式でまとめてみました。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②放送が終了していても後日放送予定のエピソードがあって結末が来年に持ち越された作品は除外。
③視聴していない作品、途中で視聴を打ち切った作品は除外。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
ランキングは「ドラマ部門」と「コメディ部門」の2部門に分けました。
「ドラマ部門」のランキングはこちらです。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
コメディ部門
第3位:テルマエ・ロマエ(平均ポイント:3)
各話感想:#1 #2 #3
基本的に、主人公・ルシウスが日本の風呂文化を体験して驚くというパターンの繰り返しですが、ルシウスの考察がいちいち可笑しくて飽きとは無縁でした。作り手側の趣味(あるいは個性)が前面に出た形のアニメオリジナル演出は作品の雰囲気を壊していたように感じましたが、ストーリー面ではカルチャーギャップコメディとしての楽しさを十分に備えていたと思います。3話で終わってしまうのはとても惜しいと思える作品でした。
第2位:這いよれ!ニャル子さん(平均ポイント:3.25)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
クトゥルー神話に登場する神々を面白おかしくアニメキャラに仕立て上げ、ギャグやパロディ満載で楽しませてくれた作品でした。終盤にかけてニャル子のキャラがどんどん軟化していってラブコメ要素が強くなったことにちょっと違和感があったものの、コメディ作品としてうまくまとまっていたと思います。また、オープニングの「うー!にゃー!」は一度聞いただけでやみつきになる忘れられないフレーズでした。
第1位:じょしらく(平均ポイント:3.38462)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10[実況] #11 #12 #13
A、B、C、3つのパートに分かれた構成で、Bパートではメインキャラ一同が揃って名所などに出かけるものの、それ以外はすべて楽屋でグダグダトークを繰り広げる、シチュエーションコメディならぬシチュエーションギャグアニメでした。内容はほぼ無いに等しいですが、ピー音やモザイクが頻出するきわどい会話の数々がクセになる楽しさでした。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
特別賞:該当なし
残念ながら今年は特別賞なしです。
『キルミーベイベー』『男子高校生の日常』『ゆるゆり♪♪』など、視聴しなかった作品も何本かあるのでなんとも言えませんが、今年はコメディが不作だったように思います。
来年は盛り返してくれることを期待したいです。
コメディ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
以上、今年のアニメランキング(コメディ部門)でした。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②放送が終了していても後日放送予定のエピソードがあって結末が来年に持ち越された作品は除外。
③視聴していない作品、途中で視聴を打ち切った作品は除外。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
ランキングは「ドラマ部門」と「コメディ部門」の2部門に分けました。
「ドラマ部門」のランキングはこちらです。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
コメディ部門
第3位:テルマエ・ロマエ(平均ポイント:3)
各話感想:#1 #2 #3
基本的に、主人公・ルシウスが日本の風呂文化を体験して驚くというパターンの繰り返しですが、ルシウスの考察がいちいち可笑しくて飽きとは無縁でした。作り手側の趣味(あるいは個性)が前面に出た形のアニメオリジナル演出は作品の雰囲気を壊していたように感じましたが、ストーリー面ではカルチャーギャップコメディとしての楽しさを十分に備えていたと思います。3話で終わってしまうのはとても惜しいと思える作品でした。
第2位:這いよれ!ニャル子さん(平均ポイント:3.25)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
クトゥルー神話に登場する神々を面白おかしくアニメキャラに仕立て上げ、ギャグやパロディ満載で楽しませてくれた作品でした。終盤にかけてニャル子のキャラがどんどん軟化していってラブコメ要素が強くなったことにちょっと違和感があったものの、コメディ作品としてうまくまとまっていたと思います。また、オープニングの「うー!にゃー!」は一度聞いただけでやみつきになる忘れられないフレーズでした。
第1位:じょしらく(平均ポイント:3.38462)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10[実況] #11 #12 #13
A、B、C、3つのパートに分かれた構成で、Bパートではメインキャラ一同が揃って名所などに出かけるものの、それ以外はすべて楽屋でグダグダトークを繰り広げる、シチュエーションコメディならぬシチュエーションギャグアニメでした。内容はほぼ無いに等しいですが、ピー音やモザイクが頻出するきわどい会話の数々がクセになる楽しさでした。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
特別賞:該当なし
残念ながら今年は特別賞なしです。
『キルミーベイベー』『男子高校生の日常』『ゆるゆり♪♪』など、視聴しなかった作品も何本かあるのでなんとも言えませんが、今年はコメディが不作だったように思います。
来年は盛り返してくれることを期待したいです。
コメディ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
スコア | ||||
---|---|---|---|---|
順位 | タイトル | 全話平均 | 1クール | 2クール |
1 | じょしらく | 3.38462 | ||
2 | 這いよれ!ニャル子さん | 3.25 | ||
3 | テルマエ・ロマエ | 3 | ||
4 | 探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕 | 2.91667 | ||
5 | 人類は衰退しました | 2.83333 | ||
6 | うぽって!! | 2.7 |
以上、今年のアニメランキング(コメディ部門)でした。
独断と偏見の2012年アニメランキング(ドラマ部門)
今年放送されたアニメの評価をランキング形式でまとめてみました。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②放送が終了していても後日放送予定のエピソードがあって結末が来年に持ち越された作品は除外。
③視聴していない作品、途中で視聴を打ち切った作品は除外。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
※今年放送された『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』と『ガールズ&パンツァー』は本来であればランキング入りするはずでしたが、②の理由によりランキングから除外しました。どちらの作品もとても面白い作品なのでちょっと残念です。
ランキングは「ドラマ部門」と「コメディ部門」の2部門に分けました。
「コメディ部門」のランキングはこちらです。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
ドラマ部門
第3位:夏色キセキ(平均ポイント:3.58333)
※第2位が2作品あるので実質的に第4位ですが、独断と偏見により便宜的に第3位としました。
各話感想:#1[その1][その2] #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9[実況&その1][その2] #10[その1][その2] #11 #12
4人のメインキャラが全員とても個性的かつ魅力的に描かれていたことに加え、御石様が起こすさまざまな奇跡が楽しく、どの話数も例外なく引き込まれました。細かいことを言えばいろいろ粗はありましたが、そんなことは些細なことだと思わせてくれる魅力にあふれていたと思います。奇跡に頼る非現実的な毎日から卒業して、「いつまでも友達でいよう」というしっかり地に足の着いた希望を胸に新たな一歩を踏み出していくラストは、彼女たちが精神的に成長したことをはっきり示してくれるうまい締め方でした。夕暮れの空の色や高彩度の回想シーンに見られる独特な色使いだけは最後まで慣れませんでしたが、ストーリーとキャラの魅力は文句なく素晴らしく、トータルではとても見ごたえのある作品だったと思います。
第2位は同ポイントで2作品がランキング入りです。
第2位:Fate/Zero 2ndシーズン(平均ポイント:3.91667)
各話感想:#14 #15 #16[長] #17 #18 #19 #20 #21 #22 #23[短][長] #24 #25
各陣営の見せ場やそれぞれのキャラの言動にどっぷりのめり込んで手に汗握ったり涙したりと、全体を通してかなり満足できる内容でした。各キャラの掘り下げ具合にかなりのばらつきがあったのが残念と言えば残念ですが、戦闘シーン、非戦闘シーンを問わず十分な見ごたえがあったと思います。最終話は『Fate/stay night』へつなげるための余韻といった感じでちょっと尻すぼみな感はありましたが、切嗣と士郎の会話で締めるラストはグッとくるものがありました。多少の不満はあれど、なかなかの良作だったと思います。
第2位:つり球(平均ポイント:3.91667)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6[長] #7 #8 #9 #10 #11 #12
江の島を舞台にメインキャラたちの青春と友情を描くことが重要なテーマとなっていましたが、これにコミカルな描写と「地球の危機」、そしてなぜか釣りという一見ちぐはぐな要素を組み合わせて、とてもクセになるストーリーが展開しました。中村健治監督作品としては『空中ブランコ』『C』に続く3連続ヒットです。地味なのに引き込まれるストーリーと活き活きしたキャラクターがとにかく魅力的で、最初から最後まで目が離せなかったです。最後の最後でちょっと蛇足感があったものの、それ以外は手放しで楽しめて感動できた作品でした。
第1位:TARI TARI(平均ポイント:4.07692)
各話感想:#1 #2[長] #3[短][長] #4[長] #5[長] #6[短][長] #7[長] #8[長] #9 #10 #11[短][長] #12[長] #13
作中の時間経過がとても速い作品でしたが、ダイジェスト感が強い作品にありがちな「シーンが変わったらキャラの境遇が変わっていた」とか「いつの間にか能力がアップしていた」とかいう唐突さはなく、時間が飛んでもそれまでの流れの当然の帰結となるシーンが展開したので、独特の軽快なテンポが生み出されていました。ラスト3話を除いて2話ごとにクライマックスを迎える構成だったことも見ごたえを増す要因になっていたと思います。また、キャラクターたちが自然で流れるような会話を繰り広げ、とても活き活きと描かれていたことも大きな魅力でした。場面展開とキャラクター描写の巧みさが相まって、作品世界に無理なく没入できるだけでなく、何度観ても飽きがこない、繰り返し視聴に耐える作品になっていました。個人的にはここ数年に放送された作品の中でも断トツの出来だったと思います。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
特別賞:戦姫絶唱シンフォギア(平均ポイント:3.53846)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12 #13
最初から最後まで、ノリの良い音楽(歌)と良い意味でクサい展開で突き抜けてくれた激熱な作品でした。最終話に至っては、いったい何話分の内容を1話に詰め込んだんだというくらいのクライマックスのオンパレードです。そのぶん大雑把な印象はぬぐえませんが、否定的にならずにこれがシンフォギアなんだと納得できてしまうところがすごかったです。まさに「シ・ン・フォ・ギィィッ――ヴウゥワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」な作品でした。
ドラマ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
以上、今年のアニメランキング(ドラマ部門)でした。
対象作品:
①放送開始時期に関わらず、年内に放送が終了したアニメ。
②放送が終了していても後日放送予定のエピソードがあって結末が来年に持ち越された作品は除外。
③視聴していない作品、途中で視聴を打ち切った作品は除外。
評価基準:
①各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。
※今年放送された『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』と『ガールズ&パンツァー』は本来であればランキング入りするはずでしたが、②の理由によりランキングから除外しました。どちらの作品もとても面白い作品なのでちょっと残念です。
ランキングは「ドラマ部門」と「コメディ部門」の2部門に分けました。
「コメディ部門」のランキングはこちらです。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
ドラマ部門
第3位:夏色キセキ(平均ポイント:3.58333)
※第2位が2作品あるので実質的に第4位ですが、独断と偏見により便宜的に第3位としました。
各話感想:#1[その1][その2] #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9[実況&その1][その2] #10[その1][その2] #11 #12
4人のメインキャラが全員とても個性的かつ魅力的に描かれていたことに加え、御石様が起こすさまざまな奇跡が楽しく、どの話数も例外なく引き込まれました。細かいことを言えばいろいろ粗はありましたが、そんなことは些細なことだと思わせてくれる魅力にあふれていたと思います。奇跡に頼る非現実的な毎日から卒業して、「いつまでも友達でいよう」というしっかり地に足の着いた希望を胸に新たな一歩を踏み出していくラストは、彼女たちが精神的に成長したことをはっきり示してくれるうまい締め方でした。夕暮れの空の色や高彩度の回想シーンに見られる独特な色使いだけは最後まで慣れませんでしたが、ストーリーとキャラの魅力は文句なく素晴らしく、トータルではとても見ごたえのある作品だったと思います。
第2位は同ポイントで2作品がランキング入りです。
第2位:Fate/Zero 2ndシーズン(平均ポイント:3.91667)
各話感想:#14 #15 #16[長] #17 #18 #19 #20 #21 #22 #23[短][長] #24 #25
各陣営の見せ場やそれぞれのキャラの言動にどっぷりのめり込んで手に汗握ったり涙したりと、全体を通してかなり満足できる内容でした。各キャラの掘り下げ具合にかなりのばらつきがあったのが残念と言えば残念ですが、戦闘シーン、非戦闘シーンを問わず十分な見ごたえがあったと思います。最終話は『Fate/stay night』へつなげるための余韻といった感じでちょっと尻すぼみな感はありましたが、切嗣と士郎の会話で締めるラストはグッとくるものがありました。多少の不満はあれど、なかなかの良作だったと思います。
第2位:つり球(平均ポイント:3.91667)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6[長] #7 #8 #9 #10 #11 #12
江の島を舞台にメインキャラたちの青春と友情を描くことが重要なテーマとなっていましたが、これにコミカルな描写と「地球の危機」、そしてなぜか釣りという一見ちぐはぐな要素を組み合わせて、とてもクセになるストーリーが展開しました。中村健治監督作品としては『空中ブランコ』『C』に続く3連続ヒットです。地味なのに引き込まれるストーリーと活き活きしたキャラクターがとにかく魅力的で、最初から最後まで目が離せなかったです。最後の最後でちょっと蛇足感があったものの、それ以外は手放しで楽しめて感動できた作品でした。
第1位:TARI TARI(平均ポイント:4.07692)
各話感想:#1 #2[長] #3[短][長] #4[長] #5[長] #6[短][長] #7[長] #8[長] #9 #10 #11[短][長] #12[長] #13
作中の時間経過がとても速い作品でしたが、ダイジェスト感が強い作品にありがちな「シーンが変わったらキャラの境遇が変わっていた」とか「いつの間にか能力がアップしていた」とかいう唐突さはなく、時間が飛んでもそれまでの流れの当然の帰結となるシーンが展開したので、独特の軽快なテンポが生み出されていました。ラスト3話を除いて2話ごとにクライマックスを迎える構成だったことも見ごたえを増す要因になっていたと思います。また、キャラクターたちが自然で流れるような会話を繰り広げ、とても活き活きと描かれていたことも大きな魅力でした。場面展開とキャラクター描写の巧みさが相まって、作品世界に無理なく没入できるだけでなく、何度観ても飽きがこない、繰り返し視聴に耐える作品になっていました。個人的にはここ数年に放送された作品の中でも断トツの出来だったと思います。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
特別賞:戦姫絶唱シンフォギア(平均ポイント:3.53846)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12 #13
最初から最後まで、ノリの良い音楽(歌)と良い意味でクサい展開で突き抜けてくれた激熱な作品でした。最終話に至っては、いったい何話分の内容を1話に詰め込んだんだというくらいのクライマックスのオンパレードです。そのぶん大雑把な印象はぬぐえませんが、否定的にならずにこれがシンフォギアなんだと納得できてしまうところがすごかったです。まさに「シ・ン・フォ・ギィィッ――ヴウゥワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」な作品でした。
ドラマ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
スコア | ||||
---|---|---|---|---|
順位 | タイトル | 全話平均 | 1クール | 2クール |
1 | TARI TARI | 4.07692 | ||
2 | つり球 | 3.91667 | ||
2 | Fate/Zero 2ndシーズン | 3.91667 | ||
4 | 夏色キセキ | 3.58333 | ||
4 | 坂道のアポロン | 3.58333 | ||
6 | 戦姫絶唱シンフォギア | 3.53846 | ||
6 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない TRUE ROUTEスペシャル版 | 3.53846 | ||
8 | Another(アナザー) | 3.5 | ||
9 | カンピオーネ! ~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~ | 3.46154 | ||
9 | 超訳百人一首 うた恋い。 | 3.46154 | ||
11 | ハイスクールD×D | 3.41667 | ||
12 | ちはやふる | 3.36 | 3.38462 | 3.33333 |
13 | ゼロの使い魔F | 3.33333 | ||
14 | アマガミSS+ plus | 3.23077 | ||
14 | 夏目友人帳 肆 | 3.23077 | ||
14 | LUPIN the Third ~峰不二子という女~ | 3.23077 | ||
14 | 好きっていいなよ。 | 3.23077 | ||
18 | 灼眼のシャナIII -Final- | 3.20833 | 3 | 3.41667 |
19 | ラストエグザイル―銀翼のファム― | 3.17391 | 3.18182 | 3.16667 |
20 | AKB0048 | 3.15385 | ||
21 | 夏雪ランデブー | 3.09091 | ||
22 | To LOVEる-とらぶる-ダークネス | 3.08333 | ||
23 | ココロコネクト | 3.07692 | ||
24 | 神様はじめました | 3 | ||
24 | 武装神姫 | 3 | ||
24 | さんかれあ | 3 | ||
24 | 薄桜鬼 黎明録 | 3 | ||
24 | 黄昏乙女×アムネジア | 3 | ||
29 | ZETMAN | 2.92308 | ||
30 | パパのいうことを聞きなさい! | 2.91667 | ||
31 | もやしもん リターンズ | 2.90909 | ||
32 | トータル・イクリプス | 2.83333 | 2.71429 | 3 |
33 | ハヤテのごとく! CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU | 2.75 | ||
33 | ヨルムンガンド | 2.75 | ||
35 | シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~ | 2.66667 | ||
36 | だから僕は、Hができない。 | 2.58333 | ||
37 | ソードアート・オンライン | 2.52 | 2.71429 | 2.27273 |
以上、今年のアニメランキング(ドラマ部門)でした。
2011年12月29日
独断と偏見の2011年アニメランキング(コメディ部門)
今年放送されたアニメの評価をランキング形式でまとめてみました。
今年から「ドラマ部門」と「コメディ部門」の記事を分割しています。
「ドラマ部門」の記事はこちら。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
コメディ部門
第3位:快盗天使ツインエンジェル ~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~(平均ポイント:3.5)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
開始当初は特に突出したものはないごく普通のギャグアニメという感じだったのが、回が進むにつれてノリが良くなってきて、中盤からは爆笑の連続でした。個性的なキャラが揃っていて、その言動がいちいち可笑しかったです。最終話では脚本家をはじめスタッフが楽しんで作っているのがビンビン伝わってきました。正直、ここまで真面目にバカをやってくれる作品だとは思っていなかったです。予想外の収穫でした。
第2位:お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!(平均ポイント:3.58333)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
設定が設定なので視聴者を選ぶ作品なのは間違いないですが、3人のメインキャラ、奈緒、彩葉、委員長(繭佳)の強烈な変態性をうまく笑いで誤魔化して、嫌みを感じさせない変態コメディに仕上げていました。この作品の影響で黒パンストフェチが大量に生み出されてしまったはずです(^^; 下記の第1位の作品もそうですが、視聴前はまったく期待していなかったのに(というかこの作品の場合は視聴するつもりすらなかったのに)、いい意味で大化けしてくれました。
第1位:gdgd妖精s(ぐだぐだフェアリーズ)(平均ポイント:3.75)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
15分枠の低クオリティ3D CG作品なのに制作はまさかのプレスコ方式で、画面から受ける印象とは正反対のアンバランスなつくりがまず異色でした。それに加え、作品世界と現実(声優さんの素の声)が渾然一体となった混沌さが生み出すグダグダ感。おそらくほぼすべての視聴者が第1話視聴前と視聴後で印象を180°転換したのではないでしょうか。今年一番の大穴作品だったと言いきってしまっていいと思います。ただのぐだぐだトークの連続をとてもうまく映像作品にまとめていたと思います。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
特別賞:猫神やおよろず(平均ポイント:3.08333)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
ドタバタコメディかと思いきや、さにあらず。笑えるエピソードだけでなく、しっとり感動的なエピソードを適度に入れ込んでうまくまとめていました。繭をはじめとする神様たちのほのぼのした言動が毎回楽しかったです。朝や夕方に放送してもいいような内容なので、深夜アニメの中ではちょっと浮いた存在ですが、観終わった後にほんわかした気分になれるいい作品だったと思います。
コメディ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
以上、今年のアニメランキング(コメディ部門)でした。
対象作品: | 放送開始時期に関わらず、2011年に放送が終了したアニメ。 |
視聴していない作品、途中で視聴を打ち切った作品は除外。 | |
評価基準: | 各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。 |
今年から「ドラマ部門」と「コメディ部門」の記事を分割しています。
「ドラマ部門」の記事はこちら。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
コメディ部門
第3位:快盗天使ツインエンジェル ~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~(平均ポイント:3.5)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
開始当初は特に突出したものはないごく普通のギャグアニメという感じだったのが、回が進むにつれてノリが良くなってきて、中盤からは爆笑の連続でした。個性的なキャラが揃っていて、その言動がいちいち可笑しかったです。最終話では脚本家をはじめスタッフが楽しんで作っているのがビンビン伝わってきました。正直、ここまで真面目にバカをやってくれる作品だとは思っていなかったです。予想外の収穫でした。
第2位:お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!(平均ポイント:3.58333)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
設定が設定なので視聴者を選ぶ作品なのは間違いないですが、3人のメインキャラ、奈緒、彩葉、委員長(繭佳)の強烈な変態性をうまく笑いで誤魔化して、嫌みを感じさせない変態コメディに仕上げていました。この作品の影響で黒パンストフェチが大量に生み出されてしまったはずです(^^; 下記の第1位の作品もそうですが、視聴前はまったく期待していなかったのに(というかこの作品の場合は視聴するつもりすらなかったのに)、いい意味で大化けしてくれました。
第1位:gdgd妖精s(ぐだぐだフェアリーズ)(平均ポイント:3.75)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
15分枠の低クオリティ3D CG作品なのに制作はまさかのプレスコ方式で、画面から受ける印象とは正反対のアンバランスなつくりがまず異色でした。それに加え、作品世界と現実(声優さんの素の声)が渾然一体となった混沌さが生み出すグダグダ感。おそらくほぼすべての視聴者が第1話視聴前と視聴後で印象を180°転換したのではないでしょうか。今年一番の大穴作品だったと言いきってしまっていいと思います。ただのぐだぐだトークの連続をとてもうまく映像作品にまとめていたと思います。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
特別賞:猫神やおよろず(平均ポイント:3.08333)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12
ドタバタコメディかと思いきや、さにあらず。笑えるエピソードだけでなく、しっとり感動的なエピソードを適度に入れ込んでうまくまとめていました。繭をはじめとする神様たちのほのぼのした言動が毎回楽しかったです。朝や夕方に放送してもいいような内容なので、深夜アニメの中ではちょっと浮いた存在ですが、観終わった後にほんわかした気分になれるいい作品だったと思います。
コメディ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
スコア | ||||
---|---|---|---|---|
順位 | タイトル | 全話平均 | 1クール | 2クール |
1 | gdgd妖精s(ぐだぐだフェアリーズ) | 3.75 | ||
2 | お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! | 3.58333 | ||
3 | 快盗天使ツインエンジェル ~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~ | 3.5 | ||
4 | そふてにっ | 3.33333 | ||
5 | 侵略!?イカ娘 | 3.25 | ||
6 | レベルE | 3.15385 | ||
7 | 猫神やおよろず | 3.08333 | ||
8 | WORKING'!! | 3.07692 | ||
9 | Rio RainbowGate! | 3 | ||
9 | Aチャンネル | 3 | ||
11 | ゆるゆり | 2.91667 |
以上、今年のアニメランキング(コメディ部門)でした。
2011年12月27日
独断と偏見の2011年アニメランキング(ドラマ部門)
今年放送されたアニメの評価をランキング形式でまとめてみました。
今年から「ドラマ部門」と「コメディ部門」の記事を分割しています。
「コメディ部門」の記事はこちら。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
ドラマ部門
第3位:ましろ色シンフォニー -The color of lovers-(平均ポイント:3.83333)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7[短][長] #8 #9 #10[短][長] #11 #12
変に視聴者に媚びずに真面目にドラマ作りをしてくれた期待以上の作品でした。難点をいくつか挙げるなら、第1話の桜乃の言動、第6話までの愛理にフォーカスしすぎた展開、第7話でみうが新吾に寄りかかって寝てしまう場面の唐突感があります。この3つについてはもう少し見せ方を工夫してほしかった気がしますが、作品全体に漂う落ち着いた雰囲気は抜群で、メインキャラたちにしっかり芝居をさせて心情を表現する演出手法もここ最近視聴したエロゲ原作のラブストーリー物のアニメの中では群を抜いた素晴らしい出来でした。ストーリー展開上意味のないエロ描写がほとんどなかったのも良い判断だったと思います。最後の後味のいい幕引きも申し分なしと、最高のピュアラブストーリーでした。
第2位:Fate/Zero(フェイト/ゼロ)(平均ポイント:3.92308)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5[短][長] #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12 #13
視聴前に想像していたよりアクションシーンが少なかったものの、それを補って余りあるほどに見ごたえのある会話劇が展開されました。登場人物のほとんどが大人だったこともあり、ドラマの重みが増していた点も良かったです。そうかと思えば、数少ない年少キャラの一人であるウェイバーとそのサーヴァントのライダーが、主従の関係にありながらも親子や友人のように見えるなど、全体の雰囲気を和ませるいいアクセントになっていて、キャラ配置がとにかくうまかったです。
ただ、分割2クールというよりも連続して2クール放送するのが前提のような作りだったので、最終話の引きに物足りなさが残ってしまいました。この点だけがとても惜しく思えます。ついこのあいだ「今年と来年はこの作品で決まり!」みたいな記事を書いたばかりですが、期待に反して第1位の座を逃してしまいました(^^;
第1位:魔法少女まどか☆マギカ(平均ポイント:4)
各話感想:#1 #2 #3 #4[長] #5[長] #6[長] #7[長] #8[長] #9[長] #10[長] #11 #12
演出面ではスタイリッシュな見せ方にこだわるあまり整合性の取れない描写が目立ったのが残念ですが、ストーリーテリングはずば抜けていました。主人公のまどかが魔法少女になる決断をするに至るまでの経緯を魅力的なエピソードとからめて丹念に追いながら、親子間・友達間のドラマをしっかり描いていて、毎回続きが気になる素晴らしい話運びです。また、下手な脚本だとキュゥべえに感情の片りんを垣間見せるような“ミス”を犯していたのではないかと思いますが、この作品ではキュゥべえを「悪」ではなく、ある目的を遂行しているだけの「感情のない種族」として一貫して描ききっていた点もすごかったです。そのおかげで最終話ではキュゥべえに対する印象を違和感なく変えることに成功しています。とにかく視聴者を惹きつける異色の魔法少女物語でした。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
特別賞:UN-GO(アン ゴ)(平均ポイント:3.81818)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11
『TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)』『うさぎドロップ』『ロウきゅーぶ!』『俺たちに翼はない』など、ほかにも面白い作品がたくさんあり、どれを特別賞にするかとても迷いましたが、あえて一本選ぶならやはりこれでしょうか。
第1話こそ物足りなさがあったものの、2話構成のエピソードが出てきたあたりから俄然面白さが増しました。面白さの要因は、比較的アバウトな仕掛けを興味深く見せるシナリオの巧みさと演出テクニック、ここぞというときに流れる味のあるBGM、そしてなんといってもキャラ立ちのいい登場人物たちの存在です。エンターテイメントとしては当初の予想を覆す楽しさがありました。
また、人によって好みが大きくわかれる部分だとは思いますが、けっこう思想的なものも含まれていました。二人のメインキャラクター、結城新十郎と海勝麟六の考え方に関する部分です。新十郎は、人間は堕落する生き物であり、悪と正義を同時に内包しているがゆえに美しいと考えています。そんな人間が作り出す“真実”は無数にあり、正しい“真実”など存在しないことはわかっていながら、それでも堕落することを許容して生き続け、ありもしない1つの“真実”をいつまでも探し続ける人物です。一方の麟六も正しい“真実”など存在しないことはわかっています。だから自分の“真実”を広く広めて、人々を嘘偽りのない理想的な世界へ導くという理想論に近い考えを持っています。その実現には疑問を持っているようですが、それでもそうすることで少しでも人々を向上させようとしています。これは新十郎の「人間は堕落する」とは対極にある考えで、新十郎と麟六の対決の構図を面白くしていました。その間に入って悩む海勝梨江の姿もドラマ性を盛り上げていました。因果や風守の存在もいいアクセントになっていて、話が進むにつれてどんどん面白さが増していった良作でした。
ドラマ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
以上、今年のアニメランキング(ドラマ部門)でした。
対象作品: | 放送開始時期に関わらず、2011年に放送が終了したアニメ。 |
視聴していない作品、途中で視聴を打ち切った作品は除外。 | |
評価基準: | 各エピソードの初見時の評価(5段階評価)の平均値。 |
今年から「ドラマ部門」と「コメディ部門」の記事を分割しています。
「コメディ部門」の記事はこちら。
それではさっそく独断と偏見のランキング発表です。
ドラマ部門
第3位:ましろ色シンフォニー -The color of lovers-(平均ポイント:3.83333)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7[短][長] #8 #9 #10[短][長] #11 #12
変に視聴者に媚びずに真面目にドラマ作りをしてくれた期待以上の作品でした。難点をいくつか挙げるなら、第1話の桜乃の言動、第6話までの愛理にフォーカスしすぎた展開、第7話でみうが新吾に寄りかかって寝てしまう場面の唐突感があります。この3つについてはもう少し見せ方を工夫してほしかった気がしますが、作品全体に漂う落ち着いた雰囲気は抜群で、メインキャラたちにしっかり芝居をさせて心情を表現する演出手法もここ最近視聴したエロゲ原作のラブストーリー物のアニメの中では群を抜いた素晴らしい出来でした。ストーリー展開上意味のないエロ描写がほとんどなかったのも良い判断だったと思います。最後の後味のいい幕引きも申し分なしと、最高のピュアラブストーリーでした。
第2位:Fate/Zero(フェイト/ゼロ)(平均ポイント:3.92308)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5[短][長] #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12 #13
視聴前に想像していたよりアクションシーンが少なかったものの、それを補って余りあるほどに見ごたえのある会話劇が展開されました。登場人物のほとんどが大人だったこともあり、ドラマの重みが増していた点も良かったです。そうかと思えば、数少ない年少キャラの一人であるウェイバーとそのサーヴァントのライダーが、主従の関係にありながらも親子や友人のように見えるなど、全体の雰囲気を和ませるいいアクセントになっていて、キャラ配置がとにかくうまかったです。
ただ、分割2クールというよりも連続して2クール放送するのが前提のような作りだったので、最終話の引きに物足りなさが残ってしまいました。この点だけがとても惜しく思えます。ついこのあいだ「今年と来年はこの作品で決まり!」みたいな記事を書いたばかりですが、期待に反して第1位の座を逃してしまいました(^^;
第1位:魔法少女まどか☆マギカ(平均ポイント:4)
各話感想:#1 #2 #3 #4[長] #5[長] #6[長] #7[長] #8[長] #9[長] #10[長] #11 #12
演出面ではスタイリッシュな見せ方にこだわるあまり整合性の取れない描写が目立ったのが残念ですが、ストーリーテリングはずば抜けていました。主人公のまどかが魔法少女になる決断をするに至るまでの経緯を魅力的なエピソードとからめて丹念に追いながら、親子間・友達間のドラマをしっかり描いていて、毎回続きが気になる素晴らしい話運びです。また、下手な脚本だとキュゥべえに感情の片りんを垣間見せるような“ミス”を犯していたのではないかと思いますが、この作品ではキュゥべえを「悪」ではなく、ある目的を遂行しているだけの「感情のない種族」として一貫して描ききっていた点もすごかったです。そのおかげで最終話ではキュゥべえに対する印象を違和感なく変えることに成功しています。とにかく視聴者を惹きつける異色の魔法少女物語でした。
最後に、ポイント的には上位3作品に及ばなかったものの個人的にはずせない作品を特別賞として挙げておきます。
特別賞:UN-GO(アン ゴ)(平均ポイント:3.81818)
各話感想:#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11
『TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)』『うさぎドロップ』『ロウきゅーぶ!』『俺たちに翼はない』など、ほかにも面白い作品がたくさんあり、どれを特別賞にするかとても迷いましたが、あえて一本選ぶならやはりこれでしょうか。
第1話こそ物足りなさがあったものの、2話構成のエピソードが出てきたあたりから俄然面白さが増しました。面白さの要因は、比較的アバウトな仕掛けを興味深く見せるシナリオの巧みさと演出テクニック、ここぞというときに流れる味のあるBGM、そしてなんといってもキャラ立ちのいい登場人物たちの存在です。エンターテイメントとしては当初の予想を覆す楽しさがありました。
また、人によって好みが大きくわかれる部分だとは思いますが、けっこう思想的なものも含まれていました。二人のメインキャラクター、結城新十郎と海勝麟六の考え方に関する部分です。新十郎は、人間は堕落する生き物であり、悪と正義を同時に内包しているがゆえに美しいと考えています。そんな人間が作り出す“真実”は無数にあり、正しい“真実”など存在しないことはわかっていながら、それでも堕落することを許容して生き続け、ありもしない1つの“真実”をいつまでも探し続ける人物です。一方の麟六も正しい“真実”など存在しないことはわかっています。だから自分の“真実”を広く広めて、人々を嘘偽りのない理想的な世界へ導くという理想論に近い考えを持っています。その実現には疑問を持っているようですが、それでもそうすることで少しでも人々を向上させようとしています。これは新十郎の「人間は堕落する」とは対極にある考えで、新十郎と麟六の対決の構図を面白くしていました。その間に入って悩む海勝梨江の姿もドラマ性を盛り上げていました。因果や風守の存在もいいアクセントになっていて、話が進むにつれてどんどん面白さが増していった良作でした。
ドラマ部門の全作品のランキングは次のようになっています。
タイトルをクリックするとその作品の評価グラフと簡易感想が表示されます。
スコア | ||||
---|---|---|---|---|
順位 | タイトル | 全話平均 | 1クール | 2クール |
1 | 魔法少女まどか☆マギカ | 4 | ||
2 | Fate/Zero(フェイト/ゼロ) | 3.92308 | ||
3 | ましろ色シンフォニー -The color of lovers- | 3.83333 | ||
4 | UN-GO(アン ゴ) | 3.81818 | ||
5 | C | 3.72727 | ||
6 | 君に届け 2ND SEASON | 3.69231 | ||
7 | TIGER & BUNNY(タイガー&バニー) | 3.68 | 3.69231 | 3.66667 |
8 | うさぎドロップ | 3.54545 | ||
9 | 炎の蜃気楼(ミラージュ)[再放送] | 3.53846 | ||
10 | 花咲くいろは | 3.46154 | 3.61538 | 3.30769 |
11 | 放浪息子 | 3.36364 | ||
12 | ロウきゅーぶ! | 3.33333 | ||
13 | 夏目友人帳 参 | 3.23077 | ||
14 | セイクリッドセブン | 3.16667 | ||
14 | 俺たちに翼はない | 3.16667 | ||
14 | 星空へ架かる橋 | 3.16667 | ||
14 | たまゆら~hitotose~ | 3.16667 | ||
14 | STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート) | 3.16667 | 3.23077 | 3.09091 |
19 | 夢喰いメリー | 3.15385 | ||
20 | 神様のメモ帳 | 3.08333 | ||
20 | GOSICK―ゴシック― | 3.08333 | 3.23077 | 2.90909 |
22 | 神様ドォルズ | 3.07692 | ||
23 | C3―シーキューブ― | 3 | ||
23 | あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 | 3 | ||
23 | IS<インフィニット・ストラトス> | 3 | ||
23 | NO.6 | 3 | ||
23 | デッドマン・ワンダーランド | 3 | ||
28 | THE IDOLM@STER(アイドルマスター) | 2.92 | 2.92308 | 2.91667 |
29 | ダンタリアンの書架 | 2.91667 | ||
30 | フラクタル | 2.81818 | ||
31 | 異国迷路のクロワーゼ The Animation | 2.75 | ||
32 | DOG DAYS(ドッグデイズ) | 2.46154 |
以上、今年のアニメランキング(ドラマ部門)でした。