「世界中の人が優人だったら、争いなんか起こらないのにね」
今回はラストバトルに向けての溜め回。
なにげに凛子がいいセリフを連発していました。
各キャラの思惑をほんのチョットだけ垣間見せながら、比較的静かにストーリーが進みます。
そして最後には、優人と緋鞠のトレンディドラマばりの見せ場も用意されていました。
挿入歌の「ひだまり」がなかなか良かったです。
さて、本編。
タマがほかの妖を喰らう理由は、そうすることで自らの妖力を高めようとしているためらしいことが今回はっきりしました。
そして酒呑童子は、そんなタマの妖力を利用することで完全復活しようとしているようです。
さらに、静水久の推測によれば、酒呑童子は完全復活後にかつて自分を封印した人間たちに復讐することを目論んでいるのではないかとのこと。
鏑木兵吾はそんな可能性があることをまったく知らないのでしょう。
くえすに内緒で酒呑童子と裏取引しています。
彼にとっては妖を撲滅することが最終目的なので、そのために役立つなら撲滅対象の妖の力さえ利用します。
酒呑童子にどんな条件を提示したのかは不明ですが、「決して人間には害をなさない」という口約束を取り付けました。
この約束が守られる確率は限りなく低いと思うのですが。。。
一方、優人と彼が率いる妖チームは、最終決戦に備えて作戦会議です。
まずは文車妖妃の報告。
タマと酒呑童子が辿ってきた経路では、地脈が断絶されて土地が荒廃し、人間社会にも悪影響が出ていることがわかりました。
タマが妖を根こそぎ喰らってしまったので、良い妖までいなくなったためです。
「妖と人間て、意外と密接な関係にあるんだ」とつぶやく凛子の言葉が核心を突いています。
はからずも、優人が目指す妖と人間との共存という考えが正しいことが証明されました。
現状を把握したところで、実際の作戦を練る段階に入ります。
作戦その1(立案者:沙砂)「油揚げでおびき寄せて捕まえる」
この作戦は、そんなことでうまくいくはずがないという全員の反対で却下。
でももしかすると、最後はこれで丸く収まる・・・とかいうのはないですね(^^;
作戦その2(立案者:凛子)「リズの紅茶でなんとか・・・」
日本三大妖に対抗できるほど強力な紅茶などないということで、この案も却下。
作戦その3(立案者:くえす)「あたしと優ちゃんが手を組めば三大妖などチョチョイのチョイ」
優人はまだ光渡しの力を自在に使いこなせないので、この案も却下・・・かと思いきや、明夏羽が優人を覚醒させる妙案を思いつきました。
全員でコスプレして優人に迫ります。
「なんか体の奥底から湧き上がってこない?」
素直な感情をさらけ出せば、鬼斬り役の力も(何かの間違いで)引き出せるかもしれないと考えたようです。
たんに優人に迫ったどさくさに紛れて血を吸おうとしているだけなのかもしれませんが(^^;
そんな明夏羽の考えとは別に、ほかのキャラたちもここぞとばかりに優人に迫ります。
収拾が付かなくなったので、作戦会議は一時中断して解散。
緋鞠は、まだ自分にしっくりくる武器が見つからないようで、文車妖妃が持ってきてくれた刀を試しています。
でも、以前のくえすとの戦いで失った安綱を超える刀は見つかりません。
安綱という刀は、かつて酒呑童子の首を切り落としたといわれる名刀だったようです。
と、そこにくえすが現れます。
あの戦いの後に残された安綱を持ってきてくれました。
緋鞠はさっそく刀身を確認しますが、刃が欠けてボロボロの状態。
ここまでボロボロだと修復も難しそうです。
そこに顔を出したのが一本ダタラの沙砂。
沙砂が刀鍛冶の妖であることを文車妖妃が思い出しました。
沙砂はさっそく安綱の修復に取り掛かります。
「折り返し、折り返し」の工程は省いて、大爆発とともに修復完了(^^;
これで一応、緋鞠の戦闘準備は整いました。
一方、凛子と優人は夕食の買い出しです。
買い出しの帰り道に立ち寄った公園で、優人は、無邪気に遊ぶ子供たちに出会います。
その平和な様子を見て、酒呑童子の完全復活と人間への復讐を絶対に阻止しなければならないと決意を新たにする優人。
家に戻った優人は、妖チーム全員を前にして決意表明します。
「俺は戦う。みんなの未来を守るために」
優人の強い意志を感じた妖チームは、酒呑童子たちを倒すという同じ目的のために結束します。
ただ優人を守りたい、優人とともに鬼斬り役として歩んでいきたい、むざむざとタマに喰われて死にたくない、とそれぞれの思惑に違いはありますが。
緋鞠も酒呑童子たちを倒さなければならないという考えを共有していますが、戦いの中で暴走してしまうのではないかという恐れがあるようです。
そうなれば、戦いの場にいる優人の命も危険に曝してしまうかもしれない。
ということで、再び優人の命令を無視してしまいます。
夜中に一人で酒呑童子とタマの元に向かってしまいました。
でも、優人も少しは成長していたようで、緋鞠の思いつめたような様子にちゃんと気付いていました。
先回りして緋鞠を制止します。
「緋鞠、お前は俺の護り刀だ。
主と刀が別々なんてことはありえない。
お前は俺のそばにいろ。
そして、俺の選ぶ道に従え」
こんなにしっかりした男だったのか?と思ってしまうくらい、優人がかっこよかったです(^^;
そして当然の流れでいい雰囲気になった優人と緋鞠。
もう少しでキス・・・というところで、「はい、カット」とカチンコを持って割り込んでくるのがくえすです。
カチンコはあくまで笑いを誘うための演出のはずで、普通のギャグアニメであればカットが変わったらなくなっているとか、今回くえすがそうしたように放り投げて画面から消えておしまいとなるただの「小道具」なのですが、『おまもりひまり』の場合は一味違いました。
くえすが放り投げたカチンコが画面外で地面に当たって転がっていく音がしっかり入っています。
いい仕事してますね(^^;
ということで、トレンディドラマもどきはここで終了し、優人を捜して残りの全員が集まってきます。
ギャグっぽいセリフをバックに夜明けの街並みを写しながらパンアップして終了。
最後を締めるのは静水久です。
「眠い・・・なの」
さて、次回はいよいよ決戦に突入でしょうか?
次回予告を観る限りでは、パンツと水着だけで、とてもそんな展開になるようには思えませんが(^^;
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2010年03月13日
2010年02月27日
今週の一本(2010/2/21~2/27)―『おまもりひまり』第8話
今回は優人が意外にしっかりした一面を見せてくれました。
さらに、くえすの行動の裏にあった事情が判明。
単純に天河家の力が欲しかっただけではなかったようです。
第5話で優人が幼い頃にキスした相手がはっきりしたときのように、今回もまた意表を突く真相に驚かされてしまいました。
そしてなんといっても、今回は次の2つのセリフが強烈なインパクトを放っていました。
①「オエ~~~~~」
②「優ちゃん」
①は予想外の出来事に大爆笑で、②は(良い意味で)あまりの急展開に我が耳を疑いました(^^;
どういう状況で発せられたセリフなのかは以下の駄文で。
くえすと対決して敗走した緋鞠は、体内に残っているくえすの魔力を一刻も早く抜くために、秘伝の丸薬(またたび成分入り)を飲もうとします。
これを飲むと正気をなくして暴れまわる可能性があるので、優人に部屋から出て行くよう頼みますが、優人はそれを拒否。
正気をなくすと聞いて、以前の闇に堕ちかけた緋鞠のことを思い出した優人は、緋鞠を放っておけないと言って、部屋に残ります。
緋鞠は丸薬を飲みます。
すると、身体は人間のままで行動が猫化。
優人に襲い掛かります(じゃれつきます)。
正気をなくすというのは行動が猫化することでした(^^;
静水久は、緋鞠のことが心配だったのか、あるいは優人の行動が気になったのか、部屋の外から中の様子をうかがっていましたが、この展開にあきれ果ててしまいます。
「アホ、なの。一晩中バカ猫とじゃれてればいいの」
一晩明けて、緋鞠は無事に回復しました。
緋鞠はくえすとの対決で剣を失ってしまったので、加耶に頼んで野井原の実家にある刀剣のリストを作ってもらったようです。
それを持ってきてくれたのは、文車妖妃(ふぐるまようび)という新キャラ。
彼女も付喪神(つくもがみ)のようです。
早速そのリストに目を通す緋鞠ですが、刀剣の名称だけではそれがどのような武器なのかはっきりしません。
「実際に手にとってご覧になりますか?」
手ぶらのように見える文車妖妃からこのような言葉を聞かされた緋鞠は、その意味を即座に理解できません。
「私は文車妖妃。ただの伝言屋ではございません。荷はすべてこの腹に飲み込んでおりますれば・・・オエ~~~~~」
文車妖妃は、わけのわからない液体とともに刀剣をすべて吐き出しました。
まったく予想していなかった行動なのでびっくりです。
そしてその映像表現に爆笑(^^;
一方、優人は、くえすと話をつけるために彼女が宿泊しているホテルに直接会いに行きます。
出迎えたくえすは、「爽やか」が服を着て歩いているような、とてもすっきりした印象。
戦っているときの常軌を逸したような人物像とは別人のようです。
くえすは、優人が自分と一緒に来てくれる決心をしてくれたのだと思っていたようですが、そうではありませんでした。
優人は、くえすが緋鞠を打ちのめしたことへの抗議を始めます。
そして、人間との共存思想を持つ妖を根本から否定し、すべての妖を無条件に倒そうとするくえすの考えを完全に否定します。
「俺は君とは違う。君のレールには乗れないよ・・・・君は味方じゃない」
再び優人とともに歩いていけると期待していたのに、時計の針が進むどころか、逆行して、またこれまでの孤独に戻ってしまう。
「何を言っているの、この男。
私が今まで何を想って・・・」
くえすはヤンモードに入り、優人に短剣で斬りかかります。
このまま刺されてしまうと思った優人は、無意識のうちに光渡しの力を発動させて、向かってくるくえすを弾き飛ばしてしまいました。
くえすは窓を突き破ってホテルの最上階から落下。
優人は落下していくくえすに手を伸ばしますが、届くはずもありません。
優人はここでまた記憶の断片を取り戻します。
その記憶によれば、鬼斬り役として2人で一緒にやっていこうと言い出したのは優人のほうでした。
くえすはその頃から優人に気があったようです。
恥じらう様子を見せながら、自分の背中を守ってくれるなら2人で妖退治をやってもいいと、優人に同意しました。
くえすはそれ以来、再び優人とともに歩いていける日が来るのを待っていたようです。
これまでの孤独な戦いの中で、妖を倒すことが家のためだと自分に言い聞かせ続け、やがてその考えに捕らわれるようになっていましたが、心の奥底で支えにしていたのは優人との約束でした。
魔法で部屋に転移してきたくえすは語ります。
「優ちゃんが背中を守ってくれるまで、私は誰にも背を向けなかった。
なのに優ちゃんが守るのは猫や蛇ばかり。
正直、かなり幻滅した」
ここからは「天河優人」ではなくて「優ちゃん」。
優人への呼びかけが愛称に変わりました。
いよいよデレモードに突入です(^^;
優人に斬りかかったのは、記憶を取り戻して欲しかったからでした。
そのために、優人に本気の恐怖を感じさせて、力を発動してもらおうとしたようです。
今回はキスではなくて恐怖で記憶を引き出しました。
ヤンデレの真骨頂です(^^;
くえすは、ホテルから落下するときに優人が本気で心配してくれた様子を見て、まだ昔の優人が残っていることを確認しました。
ならば自分も多少の譲歩はしなければならないと、当面は緋鞠たちに手を出さないと約束します。
そして刻は再び未来に向かって流れ出します。
ただし、くえすは、緋鞠たちが自分の邪魔をするなら容赦はしないという条件もしっかり提示しました。
この「邪魔」には、妖退治の邪魔と、恋の進展の邪魔の両方の意味が含まれていそうです。
くえすは続けます。
「それに、これからもっと付き合えば、私のほうが良いと気付くのは自明の理。ただでさえあなたは隙だらけだし、年頃の男の子だから、そりゃ、ちょっとふしだらな目であの猫を見てしまうこともあるでしょうけど、私がいればそんなこともなくなります・・・絶対」
優人はこの言葉の意味を理解できません。
鈍感な優人にはっきりわからせるため、くえすはさらに続けます。
「ですから、妖ごときに任せずとも、若さゆえのほとばしる欲求くらい、私が処理をして差し上げましょうと!」
いきなり何を言い出すんでしょうか(^^;
優人ひとすじ。
これが本来のくえすだったんですね。
くえすはそのまま勢いで告白しそうになりますが、そこに緋鞠が登場。
「優ちゃん? なんじゃお主、いまさらツンデレか?」
ホテルの窓が破れたことでくえすが張っていた高次結界が消滅したので、ここまでこれたようです。
くえすの恥ずかしいセリフはすべて聞かれてしまいました。
緋鞠はくえすに優人をめぐる戦いの宣戦布告。
「同じ屋根の下、寝食をともにしておる私に勝てるわけなかろう」
これを聞いたくえすは、さっそく「邪魔」が入ったと認定し、緋鞠を今この場で倒そうとします。
それに対する緋鞠は「上等じゃ。今から主を斬る剣をお主自身に選ばせてやろう。どれがよい!」
指さす先には文車妖妃が。
くえすは訳がわからず一瞬固まってしまいます。
と、ここで再び「オエ~~~~~」(^^;
ひとまずギャグで締めてこの場は終了です。
そしてラストはまたまた新キャラの登場。
エンディングのクレジットからすると「玉藻の前・タマ」という名前のようです。
第4話で優人の光渡しが発動したときに一瞬だけ後姿を見せていました。
優人の気配に引かれて野井原に来たように思えますが、なぜかそこに集まっていた妖たちを喰らっています。
謎を残したまま次回へ。
さて、ほかのヒロインたちですが。。。
凛子は、優人に日常の安らぎを与えることができるのは何の力もない普通の人間である自分だけなんだと、自分の立ち位置を再確認。
静水久は、党同伐異(とうどうばつい)な神宮寺とは戦うしかないと考え、自分がその戦いで傷ついたら優人は自分のことも緋鞠と同じように看病してくれるだろうかと、優人への想いの欠片を見せます。
リズは今回出番なし・・・のはずですが、エンディングのクレジットには名前があります。
蘭丸(凛子が飼っている猫)の声は松岡由貴さんらしいし、逃げ惑う妖たちの声はほかのキャストさんの兼ね役でしょう。
次回予告は薄胸シスターズ(凛子&静水久)だから、残っているのは緋鞠のパンツが見えたときの「ア~~ッ」という効果音くらいしかありませんが(^^;
きっと表記ミスですね。
ということで、強力な2大ヒロイン相手に彼女たちがどこまで頑張るのかもしっかり描いてくれるとかなり面白いことになるかもしれません。
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さらに、くえすの行動の裏にあった事情が判明。
単純に天河家の力が欲しかっただけではなかったようです。
第5話で優人が幼い頃にキスした相手がはっきりしたときのように、今回もまた意表を突く真相に驚かされてしまいました。
そしてなんといっても、今回は次の2つのセリフが強烈なインパクトを放っていました。
①「オエ~~~~~」
②「優ちゃん」
①は予想外の出来事に大爆笑で、②は(良い意味で)あまりの急展開に我が耳を疑いました(^^;
どういう状況で発せられたセリフなのかは以下の駄文で。
くえすと対決して敗走した緋鞠は、体内に残っているくえすの魔力を一刻も早く抜くために、秘伝の丸薬(またたび成分入り)を飲もうとします。
これを飲むと正気をなくして暴れまわる可能性があるので、優人に部屋から出て行くよう頼みますが、優人はそれを拒否。
正気をなくすと聞いて、以前の闇に堕ちかけた緋鞠のことを思い出した優人は、緋鞠を放っておけないと言って、部屋に残ります。
緋鞠は丸薬を飲みます。
すると、身体は人間のままで行動が猫化。
優人に襲い掛かります(じゃれつきます)。
正気をなくすというのは行動が猫化することでした(^^;
静水久は、緋鞠のことが心配だったのか、あるいは優人の行動が気になったのか、部屋の外から中の様子をうかがっていましたが、この展開にあきれ果ててしまいます。
「アホ、なの。一晩中バカ猫とじゃれてればいいの」
一晩明けて、緋鞠は無事に回復しました。
緋鞠はくえすとの対決で剣を失ってしまったので、加耶に頼んで野井原の実家にある刀剣のリストを作ってもらったようです。
それを持ってきてくれたのは、文車妖妃(ふぐるまようび)という新キャラ。
彼女も付喪神(つくもがみ)のようです。
早速そのリストに目を通す緋鞠ですが、刀剣の名称だけではそれがどのような武器なのかはっきりしません。
「実際に手にとってご覧になりますか?」
手ぶらのように見える文車妖妃からこのような言葉を聞かされた緋鞠は、その意味を即座に理解できません。
「私は文車妖妃。ただの伝言屋ではございません。荷はすべてこの腹に飲み込んでおりますれば・・・オエ~~~~~」
文車妖妃は、わけのわからない液体とともに刀剣をすべて吐き出しました。
まったく予想していなかった行動なのでびっくりです。
そしてその映像表現に爆笑(^^;
一方、優人は、くえすと話をつけるために彼女が宿泊しているホテルに直接会いに行きます。
出迎えたくえすは、「爽やか」が服を着て歩いているような、とてもすっきりした印象。
戦っているときの常軌を逸したような人物像とは別人のようです。
くえすは、優人が自分と一緒に来てくれる決心をしてくれたのだと思っていたようですが、そうではありませんでした。
優人は、くえすが緋鞠を打ちのめしたことへの抗議を始めます。
そして、人間との共存思想を持つ妖を根本から否定し、すべての妖を無条件に倒そうとするくえすの考えを完全に否定します。
「俺は君とは違う。君のレールには乗れないよ・・・・君は味方じゃない」
再び優人とともに歩いていけると期待していたのに、時計の針が進むどころか、逆行して、またこれまでの孤独に戻ってしまう。
「何を言っているの、この男。
私が今まで何を想って・・・」
くえすはヤンモードに入り、優人に短剣で斬りかかります。
このまま刺されてしまうと思った優人は、無意識のうちに光渡しの力を発動させて、向かってくるくえすを弾き飛ばしてしまいました。
くえすは窓を突き破ってホテルの最上階から落下。
優人は落下していくくえすに手を伸ばしますが、届くはずもありません。
優人はここでまた記憶の断片を取り戻します。
その記憶によれば、鬼斬り役として2人で一緒にやっていこうと言い出したのは優人のほうでした。
くえすはその頃から優人に気があったようです。
恥じらう様子を見せながら、自分の背中を守ってくれるなら2人で妖退治をやってもいいと、優人に同意しました。
くえすはそれ以来、再び優人とともに歩いていける日が来るのを待っていたようです。
これまでの孤独な戦いの中で、妖を倒すことが家のためだと自分に言い聞かせ続け、やがてその考えに捕らわれるようになっていましたが、心の奥底で支えにしていたのは優人との約束でした。
魔法で部屋に転移してきたくえすは語ります。
「優ちゃんが背中を守ってくれるまで、私は誰にも背を向けなかった。
なのに優ちゃんが守るのは猫や蛇ばかり。
正直、かなり幻滅した」
ここからは「天河優人」ではなくて「優ちゃん」。
優人への呼びかけが愛称に変わりました。
いよいよデレモードに突入です(^^;
優人に斬りかかったのは、記憶を取り戻して欲しかったからでした。
そのために、優人に本気の恐怖を感じさせて、力を発動してもらおうとしたようです。
今回はキスではなくて恐怖で記憶を引き出しました。
ヤンデレの真骨頂です(^^;
くえすは、ホテルから落下するときに優人が本気で心配してくれた様子を見て、まだ昔の優人が残っていることを確認しました。
ならば自分も多少の譲歩はしなければならないと、当面は緋鞠たちに手を出さないと約束します。
そして刻は再び未来に向かって流れ出します。
ただし、くえすは、緋鞠たちが自分の邪魔をするなら容赦はしないという条件もしっかり提示しました。
この「邪魔」には、妖退治の邪魔と、恋の進展の邪魔の両方の意味が含まれていそうです。
くえすは続けます。
「それに、これからもっと付き合えば、私のほうが良いと気付くのは自明の理。ただでさえあなたは隙だらけだし、年頃の男の子だから、そりゃ、ちょっとふしだらな目であの猫を見てしまうこともあるでしょうけど、私がいればそんなこともなくなります・・・絶対」
優人はこの言葉の意味を理解できません。
鈍感な優人にはっきりわからせるため、くえすはさらに続けます。
「ですから、妖ごときに任せずとも、若さゆえのほとばしる欲求くらい、私が処理をして差し上げましょうと!」
いきなり何を言い出すんでしょうか(^^;
優人ひとすじ。
これが本来のくえすだったんですね。
くえすはそのまま勢いで告白しそうになりますが、そこに緋鞠が登場。
「優ちゃん? なんじゃお主、いまさらツンデレか?」
ホテルの窓が破れたことでくえすが張っていた高次結界が消滅したので、ここまでこれたようです。
くえすの恥ずかしいセリフはすべて聞かれてしまいました。
緋鞠はくえすに優人をめぐる戦いの宣戦布告。
「同じ屋根の下、寝食をともにしておる私に勝てるわけなかろう」
これを聞いたくえすは、さっそく「邪魔」が入ったと認定し、緋鞠を今この場で倒そうとします。
それに対する緋鞠は「上等じゃ。今から主を斬る剣をお主自身に選ばせてやろう。どれがよい!」
指さす先には文車妖妃が。
くえすは訳がわからず一瞬固まってしまいます。
と、ここで再び「オエ~~~~~」(^^;
ひとまずギャグで締めてこの場は終了です。
そしてラストはまたまた新キャラの登場。
エンディングのクレジットからすると「玉藻の前・タマ」という名前のようです。
第4話で優人の光渡しが発動したときに一瞬だけ後姿を見せていました。
優人の気配に引かれて野井原に来たように思えますが、なぜかそこに集まっていた妖たちを喰らっています。
謎を残したまま次回へ。
さて、ほかのヒロインたちですが。。。
凛子は、優人に日常の安らぎを与えることができるのは何の力もない普通の人間である自分だけなんだと、自分の立ち位置を再確認。
静水久は、党同伐異(とうどうばつい)な神宮寺とは戦うしかないと考え、自分がその戦いで傷ついたら優人は自分のことも緋鞠と同じように看病してくれるだろうかと、優人への想いの欠片を見せます。
リズは今回出番なし・・・のはずですが、エンディングのクレジットには名前があります。
蘭丸(凛子が飼っている猫)の声は松岡由貴さんらしいし、逃げ惑う妖たちの声はほかのキャストさんの兼ね役でしょう。
次回予告は薄胸シスターズ(凛子&静水久)だから、残っているのは緋鞠のパンツが見えたときの「ア~~ッ」という効果音くらいしかありませんが(^^;
きっと表記ミスですね。
ということで、強力な2大ヒロイン相手に彼女たちがどこまで頑張るのかもしっかり描いてくれるとかなり面白いことになるかもしれません。
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ラベル:おまもりひまり
2010年02月13日
今週の一本 その2(2010/2/7~2/13)―『おまもりひまり』第6話
今回は、前回ラストのくえすと緋鞠が対峙するシーンの続きから開始。
くえすを優人に近づけさせないように一心不乱に攻撃を繰り返す緋鞠と、そんな緋鞠を弄ぶように軽くあしらうくえすが描かれます。
このシーンだけ見ると、くえすの力は緋鞠を圧倒しているようです。
暴走モードに入っていない緋鞠はそれほど強くないのでしょうか?
くえすは魔術で自分と優人を外界から隔離し、優人に接近します。
そして優人に、自分と一緒に来るよう命令。
その言葉に従わない優人に対し、自分たちが神宮寺と天河の両家が認めた許婚同士だということを明かします。
もっとも、くえすにとっては、「将来、天河優人とともに歩む」ように親から言われているだけで、恋愛感情はまったくないようです。
それどころか、「ツルッツルの脳みそ」のバカな相手と見下している様子。
神宮寺家にとっては、天河家の「光渡し」の能力を手に入れることだけが目的なのでしょう。
くえすも神宮寺家のために自分の人生を捧げることに疑いや迷いがまったくないようです。
少なくとも今のところは・・・。
ここでくえすは、優人を妖から守るためのおまもりに施されていた秘術が強力すぎて、優人の記憶にまで影響が出ていたことに気付きました。
「はっきり思い出させてやりますわ」
濃厚なキス(しかも2回(^^;)
優人の脳裏に湖畔の少女の姿が蘇り、それがくえすだったことを思い出しました。
混乱して放心状態の優人を見たくえすは、とりあえず今回はいったん退きます。
その頃、優人を倒そうと動き出していた妖たちは、くえす対策の会議を開いていました。
今回は闇に光る目だけではなく、初めてその姿も披露。
なんだか思っていたよりもかわいい外見です(^^;
妖たちにとっては、現在まで残っている鬼斬り役の中では、神宮寺家がもっとも恐ろしいようです。
脅威となる存在が2人も現れてしまったことに動揺を隠せない妖たち。
と、ここで、優人は脅威ではないと言い放つ妖が。
静水久です。
そういえば静水久もこちら側の妖でした。
静水久は、優人が自分たちを滅ぼしに来ることは絶対にないと断言し、当面の敵は神宮寺だと言って活動を開始します。
くえすを倒すため動き出しました。
その夜。
優人と緋鞠。
夕方の出来事を思い出してそれぞれ悩んでいます。
優人は自分に許婚がいたことに。
そしてその相手と(幼い頃を含めて)三度もキスしてしまったことに。
緋鞠は、優人とくえすのキスを目の前で見せ付けられ悶々としています。
くえす。
鏑木兵吾(かぶらぎ ひょうご)という人物と話しています。
彼は政府の人間らしく、あらゆる政府機関が神宮寺家に協力することを約束しました。
くえすはその言葉に満足し、鏑木と別れて歩き出します。
そしてここで、今回(バトル面で)最大の見せ場がやってきます。
くえすと静水久の正面対決。
静水久はくえすと互角の戦いを繰り広げているように見えたのですが、くえすはまだ全力を出し切っていませんでした。
「所詮は十二家末席」と煽る静水久に怒り、くえすは圧倒的な強さを発揮します。
静水久はうまく逃げることができましたが、くえすの力は末席というにはあまりに強すぎます。
神宮寺家が鬼斬り役として認められたのが十二家の中で最後だったというだけで、末席だから力が劣るということではないようです。
おそらく、これまでは最弱の鬼斬り役だったけれど、くえすが努力した結果ここまで強くなったのでしょう。
それでもくえすは「末席」という言葉に相当なコンプレックスを感じているようです。
他の鬼斬り役を見返すためのさらなる力が欲しい。
だから天河家を取り込みたいといったところでしょうか。
この後のシーンで、そうすることが「神宮寺家のすべて」だと、くえす自身に語らせています。
でも、「すべて=力を手に入れて他の鬼斬り役を見返すこと」から「すべて=優人を自分に振り向かせること」に変わるのは間違いないんでしょうね。
デレモードに入ったくえすも、別の意味で最強かもしれません(^^;
さて、このバトルシーンもなかなか気合が入っていましたが、これだけで終わらないのがおまひまクオリティー。
バトルと同時進行でエロ面での見せ場も描かれました。
緋鞠が優人のキスシーンを思い出して、シャワーを浴びながらなにやら妖しい動き。
何をしていたんでしょうか(^^;
そして最後は、コメディ要素もしっかりと挿入。
緋鞠がついに決心し、優人にキスをせがみます。
この決心をするまでの、ベッドの上で悶える緋鞠がかわいい。
優人は躊躇ってはっきりとした態度を示しませんが、緋鞠は「あのメスと同じことをせねば、おそらくこの胸のモヤモヤは取れまい」と迫り続けます。
最終的に、お互いに妥協して「ほっぺにチュツ」することになりますが、ここでまさかの凛子のアシスト。
凛子は、こんなときに限ってなぜかチャイムを鳴らして優人の家に入ってきます(^^;
驚いた緋鞠は優人を止めようと優人の方を向きますが、優人は集中しすぎてチャイムの音も緋鞠の声も聞こえなかったのか、目を閉じたまま緋鞠に接近。
「あれ? なんか頬じゃない感触・・・」
偶然の結果とはいえ、緋鞠は有頂天です。
「今宵は最高じゃ!」と凛子に飛びつきます。
たんに浮かれているだけではなくて、凛子への感謝の気持ちも含まれているのでしょうか?
凛子の頭の中は?マークでいっぱい。
でも、その理由を知ったら、自己嫌悪でしばらく立ち直れないかも(^^;
ということで、今回はここまで。
「禁断のハードコア編突入! この興奮は、もう止まらない!」のフレーズに嘘は無かったようで、今回はエロもバトルもかなり気合が入っていました。
というよりも、回を増すごとにどんどん面白くなってきているように思えるのは気のせいでしょうか?
このまま最後まで頑張って欲しいところです。
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脚本・キャストなど >>
くえすを優人に近づけさせないように一心不乱に攻撃を繰り返す緋鞠と、そんな緋鞠を弄ぶように軽くあしらうくえすが描かれます。
このシーンだけ見ると、くえすの力は緋鞠を圧倒しているようです。
暴走モードに入っていない緋鞠はそれほど強くないのでしょうか?
くえすは魔術で自分と優人を外界から隔離し、優人に接近します。
そして優人に、自分と一緒に来るよう命令。
その言葉に従わない優人に対し、自分たちが神宮寺と天河の両家が認めた許婚同士だということを明かします。
もっとも、くえすにとっては、「将来、天河優人とともに歩む」ように親から言われているだけで、恋愛感情はまったくないようです。
それどころか、「ツルッツルの脳みそ」のバカな相手と見下している様子。
神宮寺家にとっては、天河家の「光渡し」の能力を手に入れることだけが目的なのでしょう。
くえすも神宮寺家のために自分の人生を捧げることに疑いや迷いがまったくないようです。
少なくとも今のところは・・・。
ここでくえすは、優人を妖から守るためのおまもりに施されていた秘術が強力すぎて、優人の記憶にまで影響が出ていたことに気付きました。
「はっきり思い出させてやりますわ」
濃厚なキス(しかも2回(^^;)
優人の脳裏に湖畔の少女の姿が蘇り、それがくえすだったことを思い出しました。
混乱して放心状態の優人を見たくえすは、とりあえず今回はいったん退きます。
その頃、優人を倒そうと動き出していた妖たちは、くえす対策の会議を開いていました。
今回は闇に光る目だけではなく、初めてその姿も披露。
なんだか思っていたよりもかわいい外見です(^^;
妖たちにとっては、現在まで残っている鬼斬り役の中では、神宮寺家がもっとも恐ろしいようです。
脅威となる存在が2人も現れてしまったことに動揺を隠せない妖たち。
と、ここで、優人は脅威ではないと言い放つ妖が。
静水久です。
そういえば静水久もこちら側の妖でした。
静水久は、優人が自分たちを滅ぼしに来ることは絶対にないと断言し、当面の敵は神宮寺だと言って活動を開始します。
くえすを倒すため動き出しました。
その夜。
優人と緋鞠。
夕方の出来事を思い出してそれぞれ悩んでいます。
優人は自分に許婚がいたことに。
そしてその相手と(幼い頃を含めて)三度もキスしてしまったことに。
緋鞠は、優人とくえすのキスを目の前で見せ付けられ悶々としています。
くえす。
鏑木兵吾(かぶらぎ ひょうご)という人物と話しています。
彼は政府の人間らしく、あらゆる政府機関が神宮寺家に協力することを約束しました。
くえすはその言葉に満足し、鏑木と別れて歩き出します。
そしてここで、今回(バトル面で)最大の見せ場がやってきます。
くえすと静水久の正面対決。
静水久はくえすと互角の戦いを繰り広げているように見えたのですが、くえすはまだ全力を出し切っていませんでした。
「所詮は十二家末席」と煽る静水久に怒り、くえすは圧倒的な強さを発揮します。
静水久はうまく逃げることができましたが、くえすの力は末席というにはあまりに強すぎます。
神宮寺家が鬼斬り役として認められたのが十二家の中で最後だったというだけで、末席だから力が劣るということではないようです。
おそらく、これまでは最弱の鬼斬り役だったけれど、くえすが努力した結果ここまで強くなったのでしょう。
それでもくえすは「末席」という言葉に相当なコンプレックスを感じているようです。
他の鬼斬り役を見返すためのさらなる力が欲しい。
だから天河家を取り込みたいといったところでしょうか。
この後のシーンで、そうすることが「神宮寺家のすべて」だと、くえす自身に語らせています。
でも、「すべて=力を手に入れて他の鬼斬り役を見返すこと」から「すべて=優人を自分に振り向かせること」に変わるのは間違いないんでしょうね。
デレモードに入ったくえすも、別の意味で最強かもしれません(^^;
さて、このバトルシーンもなかなか気合が入っていましたが、これだけで終わらないのがおまひまクオリティー。
バトルと同時進行でエロ面での見せ場も描かれました。
緋鞠が優人のキスシーンを思い出して、シャワーを浴びながらなにやら妖しい動き。
何をしていたんでしょうか(^^;
そして最後は、コメディ要素もしっかりと挿入。
緋鞠がついに決心し、優人にキスをせがみます。
この決心をするまでの、ベッドの上で悶える緋鞠がかわいい。
優人は躊躇ってはっきりとした態度を示しませんが、緋鞠は「あのメスと同じことをせねば、おそらくこの胸のモヤモヤは取れまい」と迫り続けます。
最終的に、お互いに妥協して「ほっぺにチュツ」することになりますが、ここでまさかの凛子のアシスト。
凛子は、こんなときに限ってなぜかチャイムを鳴らして優人の家に入ってきます(^^;
驚いた緋鞠は優人を止めようと優人の方を向きますが、優人は集中しすぎてチャイムの音も緋鞠の声も聞こえなかったのか、目を閉じたまま緋鞠に接近。
「あれ? なんか頬じゃない感触・・・」
偶然の結果とはいえ、緋鞠は有頂天です。
「今宵は最高じゃ!」と凛子に飛びつきます。
たんに浮かれているだけではなくて、凛子への感謝の気持ちも含まれているのでしょうか?
凛子の頭の中は?マークでいっぱい。
でも、その理由を知ったら、自己嫌悪でしばらく立ち直れないかも(^^;
ということで、今回はここまで。
「禁断のハードコア編突入! この興奮は、もう止まらない!」のフレーズに嘘は無かったようで、今回はエロもバトルもかなり気合が入っていました。
というよりも、回を増すごとにどんどん面白くなってきているように思えるのは気のせいでしょうか?
このまま最後まで頑張って欲しいところです。
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ラベル:おまもりひまり
2010年02月06日
今週の一本(2010/1/31~2/6)―『おまもりひまり』第5話
今回のアバンは前回のシリアスエンドを引きずって静かに始まりましたが、オープニング後の本編では「いきなりそれかい!」とツッコミを入れたくなるエロが展開されました。
今回は規制が入っていて静水久が真っ白でしたが、これがなかったらものすごいインパクトだったと思います(^^;
それにもかかわらず、コミカルなBGMをつけることで、エロいけど笑えるシーンになっていたのが好印象です。
ところで、このシーンで静水久が「完璧、なの」と言いながらピースサインを出しますが、これは「乙女はお姉さまに恋してる」の小鳥遊圭を彷彿させます。
静水久の声優さんも脚本家も同じなので、小鳥遊圭を意識した遊び演出なんでしょうね。
なにはともあれ、静水久の体を張った治癒行為のおかげで、優人のキズは完治しました。
緋鞠は自分の暴走時の記憶がないので、一人で水浴びに行ってしまいます。
ここで静水久は、優人の家の書庫で読んだ文献の内容について優人に話します。
鬼斬り役十二家には、それぞれ特殊な能力が備わっていて、天河家の能力は「光渡し」という魔力付与の力だということ。
この能力を使えば、どんなものでも(たとえそれがただの棒切れでも)、最強の武器に匹敵するものに変えてしまえるようです。
そして緋鞠のこと。
緋鞠の祖先は人を殺めて喰らうような妖で、戦いを重ねればその本性が現れる可能性が高いようです。
文献には、そのような闇に堕ちてしまった緋鞠の祖先が、天河家の当主自らの手で処断されてきたことも書かれていました。
優人はショックを受けてしまいます。
そして緋鞠のもとへ。
優人は今回の件で妖と戦うことがどれだけ危険なことなのか理解できたと打ち明けます。
それに対して緋鞠は、自分が優人を守って戦うのは当然のことなので、これからも優人を守り抜くと誓います。
でも優人は、緋鞠が闇に堕ちてしまうことを恐れ、緋鞠にはあまり戦って欲しくないと言います。
それを聞いた緋鞠は、自分が再び暴走して最悪の結末を迎えてしまうことが頭をよぎったのか、「鬼斬り役として主が最初に殺す妖は私かも知れんな・・・」と、どこまで本気なのか分からない言葉。
優人はその言葉を真剣に否定します。
その頃、優人の実家には、捕らわれた沙砂を救出する明夏羽の姿がありました。
沙砂にご飯をあげるためにやってきた凛子と静水久が明夏羽と遭遇してしまいます。
明夏羽はまだ優人の命を狙っているようですが、暴走した緋鞠から助けてくれたことは感謝しているようです。
「猫から私を救った屈辱、忘れてやらねぇわよ!」
言葉は悪いけど、恩義を感じているのは間違いないのでしょう(^^;
そのうち明夏羽も優人の家に住み込むことになるのでしょうか?
明夏羽は沙砂を抱えて立ち去ってしまいますが、その前に一言だけ情報を残していきました。
ほかの鬼斬り役が優人のことを嗅ぎまわっていると。
それを聞いた静水久は恐怖心を抱いてしまったようです。
鬼斬り役に殺されるという悪夢が蘇ってしまったのでしょうか。
再び、優人と緋鞠。
緋鞠は、せっかく野井原に来たのに鬼斬り役のことがわからなかったので残念そうです。
でも優人は、子供の頃の自分と緋鞠のことを少しだけ思い出せてよかったと、ここに連れてきてくれた緋鞠に感謝します。
それを聞いて緋鞠も嬉しそう。
優人はさらに、女の子の姿をした緋鞠と湖でキスしたことも思い出したと言いますが、緋鞠にはそんな記憶はありませんでした。
「私が人の姿で若殿の前に現れたのは、主が凛子と学園に行く途中で会ったあの日が初めてじゃ」
ここで優人が驚いて一瞬沈黙し、ミンミンゼミの鳴き声だけが強調される演出はなかなかよかったです。
前回、猫の姿の緋鞠が優人のおばあちゃんの後ろに隠れて、その直後におばあちゃんの背後から女の子が顔を出すシーンがあったので、観ているこちらとしても、あの女の子は緋鞠だと完全に思い込まされていました。
なので、今回は優人の驚きを完全に共有できました。
ミンミンゼミの鳴き声が強調されたときは驚きとともに寒気すら感じたほどです。
確かに、前回のシーンを観返すと、あの女の子は緋鞠だともとれるし、まったくの別人ともとれるんですよね。
この女の子が誰だったのかはいずれはっきりするのでしょうが、この伏線の張り方はかなりうまいと思いました。
そして時間がちょっとだけ進み、優人の特訓シーンです。
優人と静水久の模擬戦闘。
野井原から現在の家に戻った優人は、緋鞠に戦わせたくないから、この特訓で自分の能力を目覚めさせようとします。
静水久は、優人の考えが読めているので(結局は緋鞠のためなので)あまり乗り気ではないのですが、それでも少しでも優人の力になりたいという想いが徐々に強くなってきているのか、あえて協力しています。
静水久はさらに助っ人も呼んでいました。
リズと凛子です。
助っ人が到着したところで、平常心を鍛えるための新たな特訓が始まります。
またまた笑えるエロ展開です(^^;
セリフ回しも冴え渡っていました。
特に凛子は一人でツッコミもボケも担当できる多彩さを見せてくれます(^^;
そしてラスト。
緋鞠と優人の下校時のシーンです。
お互いに心の中で今の日常がいつまでも続くことを願っているという、なかなかいいシーン。
と、ここで新たな「でかい」キャラの登場です。
第1話で優人の存在に気付いた少女の一人、神宮寺くえす。
神秘的なBGMとともに現れて微笑んだところで次回に続く・・・となるかと思いきや、魔術の詠唱を開始していきなり攻撃してきました。
「私は鬼斬り役十二家の1つ、神宮寺家の跡取り娘――くえす。神宮寺くえす様ですわ!」
自分で自分の名前に「様」を付けるなんとも高飛車なお嬢様キャラです(^^;
緋鞠は彼女のことを知っているようです。
というか、いきなり斬りかかったところを見ると、かなりの因縁がありそう。
もしかすると、くえすがあの女の子で、幼少時に優人や緋鞠と一緒に過ごしていたのかもしれません(髪の色は違いますが)。
そしてエンディング。
引きがうますぎます。
引きだけではなく、今回はシリアスとギャグの織り交ぜ方が絶妙で、かなり楽しめるエピソードでした。
特殊な能力がない凛子の立ち位置もほぼ確立したようで、このまま目立たない幼なじみキャラで終わることはなさそうです。
次回からは「ハードコア編」に突入するらしいので、ますます目が離せなくなりました。
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今回は規制が入っていて静水久が真っ白でしたが、これがなかったらものすごいインパクトだったと思います(^^;
それにもかかわらず、コミカルなBGMをつけることで、エロいけど笑えるシーンになっていたのが好印象です。
ところで、このシーンで静水久が「完璧、なの」と言いながらピースサインを出しますが、これは「乙女はお姉さまに恋してる」の小鳥遊圭を彷彿させます。
静水久の声優さんも脚本家も同じなので、小鳥遊圭を意識した遊び演出なんでしょうね。
なにはともあれ、静水久の体を張った治癒行為のおかげで、優人のキズは完治しました。
緋鞠は自分の暴走時の記憶がないので、一人で水浴びに行ってしまいます。
ここで静水久は、優人の家の書庫で読んだ文献の内容について優人に話します。
鬼斬り役十二家には、それぞれ特殊な能力が備わっていて、天河家の能力は「光渡し」という魔力付与の力だということ。
この能力を使えば、どんなものでも(たとえそれがただの棒切れでも)、最強の武器に匹敵するものに変えてしまえるようです。
そして緋鞠のこと。
緋鞠の祖先は人を殺めて喰らうような妖で、戦いを重ねればその本性が現れる可能性が高いようです。
文献には、そのような闇に堕ちてしまった緋鞠の祖先が、天河家の当主自らの手で処断されてきたことも書かれていました。
優人はショックを受けてしまいます。
そして緋鞠のもとへ。
優人は今回の件で妖と戦うことがどれだけ危険なことなのか理解できたと打ち明けます。
それに対して緋鞠は、自分が優人を守って戦うのは当然のことなので、これからも優人を守り抜くと誓います。
でも優人は、緋鞠が闇に堕ちてしまうことを恐れ、緋鞠にはあまり戦って欲しくないと言います。
それを聞いた緋鞠は、自分が再び暴走して最悪の結末を迎えてしまうことが頭をよぎったのか、「鬼斬り役として主が最初に殺す妖は私かも知れんな・・・」と、どこまで本気なのか分からない言葉。
優人はその言葉を真剣に否定します。
その頃、優人の実家には、捕らわれた沙砂を救出する明夏羽の姿がありました。
沙砂にご飯をあげるためにやってきた凛子と静水久が明夏羽と遭遇してしまいます。
明夏羽はまだ優人の命を狙っているようですが、暴走した緋鞠から助けてくれたことは感謝しているようです。
「猫から私を救った屈辱、忘れてやらねぇわよ!」
言葉は悪いけど、恩義を感じているのは間違いないのでしょう(^^;
そのうち明夏羽も優人の家に住み込むことになるのでしょうか?
明夏羽は沙砂を抱えて立ち去ってしまいますが、その前に一言だけ情報を残していきました。
ほかの鬼斬り役が優人のことを嗅ぎまわっていると。
それを聞いた静水久は恐怖心を抱いてしまったようです。
鬼斬り役に殺されるという悪夢が蘇ってしまったのでしょうか。
再び、優人と緋鞠。
緋鞠は、せっかく野井原に来たのに鬼斬り役のことがわからなかったので残念そうです。
でも優人は、子供の頃の自分と緋鞠のことを少しだけ思い出せてよかったと、ここに連れてきてくれた緋鞠に感謝します。
それを聞いて緋鞠も嬉しそう。
優人はさらに、女の子の姿をした緋鞠と湖でキスしたことも思い出したと言いますが、緋鞠にはそんな記憶はありませんでした。
「私が人の姿で若殿の前に現れたのは、主が凛子と学園に行く途中で会ったあの日が初めてじゃ」
ここで優人が驚いて一瞬沈黙し、ミンミンゼミの鳴き声だけが強調される演出はなかなかよかったです。
前回、猫の姿の緋鞠が優人のおばあちゃんの後ろに隠れて、その直後におばあちゃんの背後から女の子が顔を出すシーンがあったので、観ているこちらとしても、あの女の子は緋鞠だと完全に思い込まされていました。
なので、今回は優人の驚きを完全に共有できました。
ミンミンゼミの鳴き声が強調されたときは驚きとともに寒気すら感じたほどです。
確かに、前回のシーンを観返すと、あの女の子は緋鞠だともとれるし、まったくの別人ともとれるんですよね。
この女の子が誰だったのかはいずれはっきりするのでしょうが、この伏線の張り方はかなりうまいと思いました。
そして時間がちょっとだけ進み、優人の特訓シーンです。
優人と静水久の模擬戦闘。
野井原から現在の家に戻った優人は、緋鞠に戦わせたくないから、この特訓で自分の能力を目覚めさせようとします。
静水久は、優人の考えが読めているので(結局は緋鞠のためなので)あまり乗り気ではないのですが、それでも少しでも優人の力になりたいという想いが徐々に強くなってきているのか、あえて協力しています。
静水久はさらに助っ人も呼んでいました。
リズと凛子です。
助っ人が到着したところで、平常心を鍛えるための新たな特訓が始まります。
またまた笑えるエロ展開です(^^;
セリフ回しも冴え渡っていました。
特に凛子は一人でツッコミもボケも担当できる多彩さを見せてくれます(^^;
そしてラスト。
緋鞠と優人の下校時のシーンです。
お互いに心の中で今の日常がいつまでも続くことを願っているという、なかなかいいシーン。
と、ここで新たな「でかい」キャラの登場です。
第1話で優人の存在に気付いた少女の一人、神宮寺くえす。
神秘的なBGMとともに現れて微笑んだところで次回に続く・・・となるかと思いきや、魔術の詠唱を開始していきなり攻撃してきました。
「私は鬼斬り役十二家の1つ、神宮寺家の跡取り娘――くえす。神宮寺くえす様ですわ!」
自分で自分の名前に「様」を付けるなんとも高飛車なお嬢様キャラです(^^;
緋鞠は彼女のことを知っているようです。
というか、いきなり斬りかかったところを見ると、かなりの因縁がありそう。
もしかすると、くえすがあの女の子で、幼少時に優人や緋鞠と一緒に過ごしていたのかもしれません(髪の色は違いますが)。
そしてエンディング。
引きがうますぎます。
引きだけではなく、今回はシリアスとギャグの織り交ぜ方が絶妙で、かなり楽しめるエピソードでした。
特殊な能力がない凛子の立ち位置もほぼ確立したようで、このまま目立たない幼なじみキャラで終わることはなさそうです。
次回からは「ハードコア編」に突入するらしいので、ますます目が離せなくなりました。
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2010年01月24日
今週の一本(2010/1/17~1/23)―『おまもりひまり』第3話
ストーリーのテンポがいい。
作品内でのキャラの動かし方がうまい。
作画も悪くない、というか良い方で安定している。
「あやかしサウンドシステム」も悪くない。
――などなど、テンプレアニメと揶揄されながらも、個人的には今のところ今期作品の中で1、2を争う面白さの『おまもりひまり』。
今回、第3話では、キャラ同士の掛け合いの楽しさがさらにレベルアップ。
さらに、この作品にかけるスタッフの意気込み(?)も少しだけ垣間見えました。
1/20深夜のチバテレビ版では「加那」となっていたクレジット表記を、1/23深夜のtvk版ではしっかり「加耶」に訂正してくるという気の配りよう。
チバテレビ版(左)とtvk版(右)
はじめからしっかりチェックしておけばいいのに・・・と言ってしまえばそれまでですが、気をつけていても間違いは起こるもの。
こういう細かい配慮と対応のすばやさは観ていて気持ちがいいものです。
閑話休題。
今回は、第1話で優人の気配に気付いた少女の一人、リズリット・L・チェルシー(リズ)との絡みがメイン。
リズは、ひと騒動の後であっけなく優人のハーレム要員になってしまいました(^^;
次に会ったときは必ず殺すと言って一度は撤退した静水久も、自分には理解できない優人の不思議な魅力の前に攻撃の意思を徐々に失っていきます。
「このネコがそばにいるだけで苦しいのに――拒絶反応を起こすのに、わざわざはべらす。ますますわからないヤツ、なの」
そしてなぜか(というか当然ながら)優人と同居することに。
静水久は家事全般の能力で緋鞠と凛子を圧倒していました。
さらに、「これだけできれば、立派なお嫁さんにも――」と褒める優人に対して、「それじゃあ、今日の夜討ち朝駆けを期待するといいの。しっかりとたらしこんでやる、なの」と、家事以外の能力も披露できることをしっかりアピールします(^^;
「戦うことしか能がない」緋鞠は気分を害して外出してしまいますが、途中で如月冴先生と出会い、社会勉強のために喫茶店「Cafe Relish」でバイトをすることに。
そこにいたメイドがリズです。
リズと緋鞠はお互いに相手が人間ではないことを敏感に感じ取ります。
とりあえずその場では何も起こりませんでしたが、その後、緋鞠の様子を見るためにやってきた優人の視線を感じたリズは、優人が自分を倒しに来たのだと勘違いして一人で暴走してしまいます。
ここから緋鞠とのバトルが始まってしまうのですが、これまでのコメディタッチの流れとは一線を画す、ハッと息を飲むような衝撃的なカット(リズが緋鞠に刺される)を挿入するなど、なかなか魅せてくれるバトルでした。
そういえば、今回の最初のほうにあった静水久と緋鞠のプチバトルシーンでもハッとする場面がありました。
ただのお色気コメディのつもりで見ていると、思わぬところで驚かせてくれます。
そうかと思えば、電話をかけてくると言って席を離れた凛子がハンカチで手を拭きながら戻ってくるという細かい芸も見せてくれます。
「大か?」という静水久の言葉が正しかったということですね(^^;
最終的に、リズと緋鞠の戦いは、優人の介入で終結します。
リズがティーカップの付喪神(つくもがみ)であることを見抜いた緋鞠がリズの本体であるティーカップを奪おうとして落してしまい、カップが危うく割れそうになったところで優人が飛び込んできました。
これでリズは、優人が敵ではないことを認識します。
一方の緋鞠も、リズに初めから邪心がなかったことを思い出し、リズへの攻撃を停止します。
そして静水久も「妖を討たない鬼斬り役。とてつもなくお人よしなことだけは間違いない、なの」と、優人に対する敵対心をさらに減少させました。
すべてが丸く収まったところでエピソード終了です。
次回は「野井原の白いネコ」
優人が幼い頃に過ごした村を訪れての一騒動。
またまた新キャラが登場するようです。
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作品内でのキャラの動かし方がうまい。
作画も悪くない、というか良い方で安定している。
「あやかしサウンドシステム」も悪くない。
――などなど、テンプレアニメと揶揄されながらも、個人的には今のところ今期作品の中で1、2を争う面白さの『おまもりひまり』。
今回、第3話では、キャラ同士の掛け合いの楽しさがさらにレベルアップ。
さらに、この作品にかけるスタッフの意気込み(?)も少しだけ垣間見えました。
1/20深夜のチバテレビ版では「加那」となっていたクレジット表記を、1/23深夜のtvk版ではしっかり「加耶」に訂正してくるという気の配りよう。
チバテレビ版(左)とtvk版(右)
はじめからしっかりチェックしておけばいいのに・・・と言ってしまえばそれまでですが、気をつけていても間違いは起こるもの。
こういう細かい配慮と対応のすばやさは観ていて気持ちがいいものです。
閑話休題。
今回は、第1話で優人の気配に気付いた少女の一人、リズリット・L・チェルシー(リズ)との絡みがメイン。
リズは、ひと騒動の後であっけなく優人のハーレム要員になってしまいました(^^;
次に会ったときは必ず殺すと言って一度は撤退した静水久も、自分には理解できない優人の不思議な魅力の前に攻撃の意思を徐々に失っていきます。
「このネコがそばにいるだけで苦しいのに――拒絶反応を起こすのに、わざわざはべらす。ますますわからないヤツ、なの」
そしてなぜか(というか当然ながら)優人と同居することに。
静水久は家事全般の能力で緋鞠と凛子を圧倒していました。
さらに、「これだけできれば、立派なお嫁さんにも――」と褒める優人に対して、「それじゃあ、今日の夜討ち朝駆けを期待するといいの。しっかりとたらしこんでやる、なの」と、家事以外の能力も披露できることをしっかりアピールします(^^;
「戦うことしか能がない」緋鞠は気分を害して外出してしまいますが、途中で如月冴先生と出会い、社会勉強のために喫茶店「Cafe Relish」でバイトをすることに。
そこにいたメイドがリズです。
リズと緋鞠はお互いに相手が人間ではないことを敏感に感じ取ります。
とりあえずその場では何も起こりませんでしたが、その後、緋鞠の様子を見るためにやってきた優人の視線を感じたリズは、優人が自分を倒しに来たのだと勘違いして一人で暴走してしまいます。
ここから緋鞠とのバトルが始まってしまうのですが、これまでのコメディタッチの流れとは一線を画す、ハッと息を飲むような衝撃的なカット(リズが緋鞠に刺される)を挿入するなど、なかなか魅せてくれるバトルでした。
そういえば、今回の最初のほうにあった静水久と緋鞠のプチバトルシーンでもハッとする場面がありました。
ただのお色気コメディのつもりで見ていると、思わぬところで驚かせてくれます。
そうかと思えば、電話をかけてくると言って席を離れた凛子がハンカチで手を拭きながら戻ってくるという細かい芸も見せてくれます。
「大か?」という静水久の言葉が正しかったということですね(^^;
最終的に、リズと緋鞠の戦いは、優人の介入で終結します。
リズがティーカップの付喪神(つくもがみ)であることを見抜いた緋鞠がリズの本体であるティーカップを奪おうとして落してしまい、カップが危うく割れそうになったところで優人が飛び込んできました。
これでリズは、優人が敵ではないことを認識します。
一方の緋鞠も、リズに初めから邪心がなかったことを思い出し、リズへの攻撃を停止します。
そして静水久も「妖を討たない鬼斬り役。とてつもなくお人よしなことだけは間違いない、なの」と、優人に対する敵対心をさらに減少させました。
すべてが丸く収まったところでエピソード終了です。
次回は「野井原の白いネコ」
優人が幼い頃に過ごした村を訪れての一騒動。
またまた新キャラが登場するようです。
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2010年01月10日
今週のおまけ2(2010/1/3~1/9)―『おまもりひまり』第1話
今期はまだコレだ!という作品がありません。
ということで、今週のおまけ第2弾。
テンプレアニメだとか、ストーリーがありきたりすぎるとか、あまり評判は良くないようですが、思っていたよりもシナリオが練られていて、キャラの動かし方がうまいような気がします。
まずは導入部。
幼い頃におばあちゃんから貰った御守り。
その効力が弱くなっていき、加護の光が消滅。
それと同時に動き出す妖と謎の少女たち。
波乱の幕開けを感じさせるなかなかいい出だしで始まりました。
お守りを持っていた少年の名は天河優人。
高校生です。
昔から妖を退治してきた鬼斬り役十二家の1つ、天河家の血筋を受け継いでいる少年だということが中盤で明らかになります。
妖たちが動き出したのは天河家に対する恨みを晴らすためで、優人は彼らから命を狙われることになってしまいました。
優人の存在に気付く少女たちのうち、大邸宅でくつろいでいた人のシーンだけは夕方だったので、御守りの効力は世界規模で有効だったようです。
この緊張感溢れるシーンに続くのは、軽快な音楽とお約束の幼なじみキャラの登場です。
九崎凛子。
優人の同級生。
御守りの効力が切れた夜の翌朝、凛子は優人の部屋に行って優人を起こし、そのまま一緒に登校します。
その途中、日本刀を持つ少女が現れます。
「主が天河優人か?」
昨夜、優人の存在に気付いた少女の一人です。
いきなり優人に抱きつき、優人を慌てさせます。
それを見た凛子は、とりあえず優人を強引に引きずってその場から脱出。
昼休みに校舎の屋上で、凛子は彼女が誰なのか優人を問いただします。
優人は謎の少女のことを憶えていないようですが、そもそも幼い頃の記憶がほとんどないようです。
凛子は気になってしょうがありません。
さらに優人に質問を投げかけます。
そのとき、優人の友人の柾木泰三がやってきます。
彼はこの直前に優人の命を狙う妖に憑依されています。
ここから、優人と凛子が妖に襲われ、緋鞠が駆けつけて憑依妖怪を倒すという、一連のシーンが始まります。
今回のエピソードで一番はっきり「あやかしサウンドシステム(フィルムスコアリング)」の効果が出ていたのがこのシーンではないでしょうか。
BGMの緩急の付け方がシーンの流れに見事にマッチしていました。
妖を倒した緋鞠は無言で去ってしまいますが、その夜、ベッドで横になる優人のもとに現れ、ついにその正体を明かします。
さらに、御守りの効力が切れたことと、昼間に遭遇したような妖が集まりだすことも伝え、今後は古の盟約に従って自分が優人を守ると宣言。
ここになぜか凛子がやって来ます。
昼間のことについて話すために来たようですが、夜11時過ぎの寝静まった家に入り込んでくる行動はかなり謎です(^^;
ちょっとした誤解はあったものの、ここで凛子も「事情」を知ることになります。
緋鞠が猫の妖怪だということも知ってしまいました。
ここまではかなりお約束な展開が目立ったのですが、この点だけは新鮮でした。
普通だと、凛子は緋鞠のことを人間だと思ったまま事態が進行して、優人と緋鞠の関係にやきもきするという流れになるような気がするのですが(自分が知らないだけで、こういうテンプレートもあるのかもしれないですけど)。
とにかく、凛子はすべての事情を知った上で緋鞠を優人から引き離そうと、緋鞠にスポーツで勝負を挑みます。
運動神経がいいのでなんとかなると思ったようですが、やはり妖相手では勝負にならず、結果は完敗。
「これでわかったか?
主に若殿を守る力はない。
私にはそれがある。
諦めて手を引くがよい」
「なによ猫のくせに!
化け物の分際で私たちの生活に入ってこないでよ!」
「承知しておるわ、そんなこと・・・」
凛子はすぐに失言に気付き、さらに落ち込んでしまいます。
校舎の屋上で一人で佇む緋鞠。
そこに優人がやってきて、凛子に悪気はないから許してやって欲しいとしっかりフォローを入れます。
緋鞠は特に気にしていなかったようです。
それよりも優人が自分のことを迷惑に思っていないかどうかを気にしていました。
優人は緋鞠の存在をあっさり受け入れます。
「ならば、私を受け止めてくれ」
緋鞠は優人の胸に飛び込みます。
優人は以前にもこれと同じようなことがあったような不思議な感覚に襲われますが、はっきりと想い出せない様子。
どうやらこの2人は、優人が幼いときにすでに出会っていたようです。
翌朝。
昨日の発言に自己嫌悪になっている凛子が、再び優人の部屋にやってきます。
ちゃんと謝るつもりで部屋のドアを開けますが。。。
緋鞠が優人に寄り添って寝ていました(^^;
目の前の光景に唖然とし、ブチキレる凛子。
まぁ、これもお約束の展開。
そして最後は新たな刺客の登場です。
でもこの刺客、エンディング(次回からはオープニング)で料理をしている後姿の子に似ているような気が。。。
優人の同居人が増えることになるのでしょうか?
凛子の悩みの種が増えそうです(^^;
ということで、第1話終了です。
飛びぬけて面白いわけではありませんが、何気に結構楽しかったです。
少なくとも、テンプレアニメというだけで否定する気にはなりませんでした。
今後の展開にもちょっとだけ期待してみます。
エロだけのアニメにはならないことを願って。
そういえば、この作品の監督はウシロシンジさんで、シリーズ構成は長谷川勝己さんです。
この2人は以前『乙女はお姉さまに恋してる』でも組んでいました。
ウシロシンジさんは監督ではなくて助監督でしたが。
そして、第1話、3話、12話では、2人がそれぞれ演出と脚本を担当されていて、特に第12話はさわやかで後味の良いエピソードだったのが今でも記憶に残っています。
この作品でもあのときの感動をもう一度味わうことができたら嬉しいです。
作品のジャンルがまったく違いますけど(^^;
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ということで、今週のおまけ第2弾。
テンプレアニメだとか、ストーリーがありきたりすぎるとか、あまり評判は良くないようですが、思っていたよりもシナリオが練られていて、キャラの動かし方がうまいような気がします。
まずは導入部。
幼い頃におばあちゃんから貰った御守り。
その効力が弱くなっていき、加護の光が消滅。
それと同時に動き出す妖と謎の少女たち。
波乱の幕開けを感じさせるなかなかいい出だしで始まりました。
お守りを持っていた少年の名は天河優人。
高校生です。
昔から妖を退治してきた鬼斬り役十二家の1つ、天河家の血筋を受け継いでいる少年だということが中盤で明らかになります。
妖たちが動き出したのは天河家に対する恨みを晴らすためで、優人は彼らから命を狙われることになってしまいました。
優人の存在に気付く少女たちのうち、大邸宅でくつろいでいた人のシーンだけは夕方だったので、御守りの効力は世界規模で有効だったようです。
この緊張感溢れるシーンに続くのは、軽快な音楽とお約束の幼なじみキャラの登場です。
九崎凛子。
優人の同級生。
御守りの効力が切れた夜の翌朝、凛子は優人の部屋に行って優人を起こし、そのまま一緒に登校します。
その途中、日本刀を持つ少女が現れます。
「主が天河優人か?」
昨夜、優人の存在に気付いた少女の一人です。
いきなり優人に抱きつき、優人を慌てさせます。
それを見た凛子は、とりあえず優人を強引に引きずってその場から脱出。
昼休みに校舎の屋上で、凛子は彼女が誰なのか優人を問いただします。
優人は謎の少女のことを憶えていないようですが、そもそも幼い頃の記憶がほとんどないようです。
凛子は気になってしょうがありません。
さらに優人に質問を投げかけます。
そのとき、優人の友人の柾木泰三がやってきます。
彼はこの直前に優人の命を狙う妖に憑依されています。
ここから、優人と凛子が妖に襲われ、緋鞠が駆けつけて憑依妖怪を倒すという、一連のシーンが始まります。
今回のエピソードで一番はっきり「あやかしサウンドシステム(フィルムスコアリング)」の効果が出ていたのがこのシーンではないでしょうか。
BGMの緩急の付け方がシーンの流れに見事にマッチしていました。
妖を倒した緋鞠は無言で去ってしまいますが、その夜、ベッドで横になる優人のもとに現れ、ついにその正体を明かします。
さらに、御守りの効力が切れたことと、昼間に遭遇したような妖が集まりだすことも伝え、今後は古の盟約に従って自分が優人を守ると宣言。
ここになぜか凛子がやって来ます。
昼間のことについて話すために来たようですが、夜11時過ぎの寝静まった家に入り込んでくる行動はかなり謎です(^^;
ちょっとした誤解はあったものの、ここで凛子も「事情」を知ることになります。
緋鞠が猫の妖怪だということも知ってしまいました。
ここまではかなりお約束な展開が目立ったのですが、この点だけは新鮮でした。
普通だと、凛子は緋鞠のことを人間だと思ったまま事態が進行して、優人と緋鞠の関係にやきもきするという流れになるような気がするのですが(自分が知らないだけで、こういうテンプレートもあるのかもしれないですけど)。
とにかく、凛子はすべての事情を知った上で緋鞠を優人から引き離そうと、緋鞠にスポーツで勝負を挑みます。
運動神経がいいのでなんとかなると思ったようですが、やはり妖相手では勝負にならず、結果は完敗。
「これでわかったか?
主に若殿を守る力はない。
私にはそれがある。
諦めて手を引くがよい」
「なによ猫のくせに!
化け物の分際で私たちの生活に入ってこないでよ!」
「承知しておるわ、そんなこと・・・」
凛子はすぐに失言に気付き、さらに落ち込んでしまいます。
校舎の屋上で一人で佇む緋鞠。
そこに優人がやってきて、凛子に悪気はないから許してやって欲しいとしっかりフォローを入れます。
緋鞠は特に気にしていなかったようです。
それよりも優人が自分のことを迷惑に思っていないかどうかを気にしていました。
優人は緋鞠の存在をあっさり受け入れます。
「ならば、私を受け止めてくれ」
緋鞠は優人の胸に飛び込みます。
優人は以前にもこれと同じようなことがあったような不思議な感覚に襲われますが、はっきりと想い出せない様子。
どうやらこの2人は、優人が幼いときにすでに出会っていたようです。
翌朝。
昨日の発言に自己嫌悪になっている凛子が、再び優人の部屋にやってきます。
ちゃんと謝るつもりで部屋のドアを開けますが。。。
緋鞠が優人に寄り添って寝ていました(^^;
目の前の光景に唖然とし、ブチキレる凛子。
まぁ、これもお約束の展開。
そして最後は新たな刺客の登場です。
でもこの刺客、エンディング(次回からはオープニング)で料理をしている後姿の子に似ているような気が。。。
優人の同居人が増えることになるのでしょうか?
凛子の悩みの種が増えそうです(^^;
ということで、第1話終了です。
飛びぬけて面白いわけではありませんが、何気に結構楽しかったです。
少なくとも、テンプレアニメというだけで否定する気にはなりませんでした。
今後の展開にもちょっとだけ期待してみます。
エロだけのアニメにはならないことを願って。
そういえば、この作品の監督はウシロシンジさんで、シリーズ構成は長谷川勝己さんです。
この2人は以前『乙女はお姉さまに恋してる』でも組んでいました。
ウシロシンジさんは監督ではなくて助監督でしたが。
そして、第1話、3話、12話では、2人がそれぞれ演出と脚本を担当されていて、特に第12話はさわやかで後味の良いエピソードだったのが今でも記憶に残っています。
この作品でもあのときの感動をもう一度味わうことができたら嬉しいです。
作品のジャンルがまったく違いますけど(^^;
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ラベル:おまもりひまり