今回はラストバトルに向けての溜め回。
なにげに凛子がいいセリフを連発していました。
各キャラの思惑をほんのチョットだけ垣間見せながら、比較的静かにストーリーが進みます。
そして最後には、優人と緋鞠のトレンディドラマばりの見せ場も用意されていました。
挿入歌の「ひだまり」がなかなか良かったです。
さて、本編。
タマがほかの妖を喰らう理由は、そうすることで自らの妖力を高めようとしているためらしいことが今回はっきりしました。
そして酒呑童子は、そんなタマの妖力を利用することで完全復活しようとしているようです。
さらに、静水久の推測によれば、酒呑童子は完全復活後にかつて自分を封印した人間たちに復讐することを目論んでいるのではないかとのこと。
鏑木兵吾はそんな可能性があることをまったく知らないのでしょう。
くえすに内緒で酒呑童子と裏取引しています。
彼にとっては妖を撲滅することが最終目的なので、そのために役立つなら撲滅対象の妖の力さえ利用します。
酒呑童子にどんな条件を提示したのかは不明ですが、「決して人間には害をなさない」という口約束を取り付けました。
この約束が守られる確率は限りなく低いと思うのですが。。。
一方、優人と彼が率いる妖チームは、最終決戦に備えて作戦会議です。
まずは文車妖妃の報告。
タマと酒呑童子が辿ってきた経路では、地脈が断絶されて土地が荒廃し、人間社会にも悪影響が出ていることがわかりました。
タマが妖を根こそぎ喰らってしまったので、良い妖までいなくなったためです。
「妖と人間て、意外と密接な関係にあるんだ」とつぶやく凛子の言葉が核心を突いています。
はからずも、優人が目指す妖と人間との共存という考えが正しいことが証明されました。
現状を把握したところで、実際の作戦を練る段階に入ります。
作戦その1(立案者:沙砂)「油揚げでおびき寄せて捕まえる」
この作戦は、そんなことでうまくいくはずがないという全員の反対で却下。
でももしかすると、最後はこれで丸く収まる・・・とかいうのはないですね(^^;
作戦その2(立案者:凛子)「リズの紅茶でなんとか・・・」
日本三大妖に対抗できるほど強力な紅茶などないということで、この案も却下。
作戦その3(立案者:くえす)「あたしと優ちゃんが手を組めば三大妖などチョチョイのチョイ」
優人はまだ光渡しの力を自在に使いこなせないので、この案も却下・・・かと思いきや、明夏羽が優人を覚醒させる妙案を思いつきました。
全員でコスプレして優人に迫ります。
「なんか体の奥底から湧き上がってこない?」
素直な感情をさらけ出せば、鬼斬り役の力も(何かの間違いで)引き出せるかもしれないと考えたようです。
たんに優人に迫ったどさくさに紛れて血を吸おうとしているだけなのかもしれませんが(^^;
そんな明夏羽の考えとは別に、ほかのキャラたちもここぞとばかりに優人に迫ります。
収拾が付かなくなったので、作戦会議は一時中断して解散。
緋鞠は、まだ自分にしっくりくる武器が見つからないようで、文車妖妃が持ってきてくれた刀を試しています。
でも、以前のくえすとの戦いで失った安綱を超える刀は見つかりません。
安綱という刀は、かつて酒呑童子の首を切り落としたといわれる名刀だったようです。
と、そこにくえすが現れます。
あの戦いの後に残された安綱を持ってきてくれました。
緋鞠はさっそく刀身を確認しますが、刃が欠けてボロボロの状態。
ここまでボロボロだと修復も難しそうです。
そこに顔を出したのが一本ダタラの沙砂。
沙砂が刀鍛冶の妖であることを文車妖妃が思い出しました。
沙砂はさっそく安綱の修復に取り掛かります。
「折り返し、折り返し」の工程は省いて、大爆発とともに修復完了(^^;
これで一応、緋鞠の戦闘準備は整いました。
一方、凛子と優人は夕食の買い出しです。
買い出しの帰り道に立ち寄った公園で、優人は、無邪気に遊ぶ子供たちに出会います。
その平和な様子を見て、酒呑童子の完全復活と人間への復讐を絶対に阻止しなければならないと決意を新たにする優人。
家に戻った優人は、妖チーム全員を前にして決意表明します。
「俺は戦う。みんなの未来を守るために」
優人の強い意志を感じた妖チームは、酒呑童子たちを倒すという同じ目的のために結束します。
ただ優人を守りたい、優人とともに鬼斬り役として歩んでいきたい、むざむざとタマに喰われて死にたくない、とそれぞれの思惑に違いはありますが。
緋鞠も酒呑童子たちを倒さなければならないという考えを共有していますが、戦いの中で暴走してしまうのではないかという恐れがあるようです。
そうなれば、戦いの場にいる優人の命も危険に曝してしまうかもしれない。
ということで、再び優人の命令を無視してしまいます。
夜中に一人で酒呑童子とタマの元に向かってしまいました。
でも、優人も少しは成長していたようで、緋鞠の思いつめたような様子にちゃんと気付いていました。
先回りして緋鞠を制止します。
「緋鞠、お前は俺の護り刀だ。
主と刀が別々なんてことはありえない。
お前は俺のそばにいろ。
そして、俺の選ぶ道に従え」
こんなにしっかりした男だったのか?と思ってしまうくらい、優人がかっこよかったです(^^;
そして当然の流れでいい雰囲気になった優人と緋鞠。
もう少しでキス・・・というところで、「はい、カット」とカチンコを持って割り込んでくるのがくえすです。
カチンコはあくまで笑いを誘うための演出のはずで、普通のギャグアニメであればカットが変わったらなくなっているとか、今回くえすがそうしたように放り投げて画面から消えておしまいとなるただの「小道具」なのですが、『おまもりひまり』の場合は一味違いました。
くえすが放り投げたカチンコが画面外で地面に当たって転がっていく音がしっかり入っています。
いい仕事してますね(^^;
ということで、トレンディドラマもどきはここで終了し、優人を捜して残りの全員が集まってきます。
ギャグっぽいセリフをバックに夜明けの街並みを写しながらパンアップして終了。
最後を締めるのは静水久です。
「眠い・・・なの」
さて、次回はいよいよ決戦に突入でしょうか?
次回予告を観る限りでは、パンツと水着だけで、とてもそんな展開になるようには思えませんが(^^;
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