2010年04月04日

今週の一本(2010/3/28~4/3)―『薄桜鬼』第1話

4月新番組の中で最初の「今週の一本」となったのは、まさかの『薄桜鬼』でした。
原作は女性向け恋愛ゲームだそうで、視聴するかどうかすら迷った作品だったのですが、第1話は予想に反して引き込まれてしまう結果に。

当然ながら、ストーリーがどう展開するのかはまだ見えていません。
でも、第1話は、新選組メンバーが公にできない裏の顔を持っていることがにおわされ、彼らと関わることになってしまった主人公・雪村千鶴がどういう運命を辿るのかが気になるいい出だしでした。


開始早々、千鶴は浪人たちに追われています。
追い詰められたところで、使い慣れていなさそうな刀に手をかける千鶴。
そこに新選組の羽織を纏った2人の人物が現れ、浪人たちと斬りあいになります。
新たに現れた2人は、斬られてもまったく動じず、浪人たちを斬り捨てていきます。
やがて浪人たちを倒した2人は、今度は千鶴を斬ろうとします。
と、そこにまた新選組の羽織を纏った別の人たちが現れ、仲間(?)を斬っていきます。
状況がよくわかりませんが、彼らが次に目をつけたのは千鶴。
彼らのうちの一人が、逃げれば斬ると言って千鶴に刀を向けます。
千鶴は降りしきる雪の中で月明かりに照らされる彼の幻想的な姿に息を飲みます。
そして気絶。

意識を取り戻した千鶴がいた場所は新選組の屯所でした。
千鶴は昨夜の件について尋問を受けることになってしまいます。
尋問するのは土方歳三をはじめとする新選組の主要メンバーです。
まずは斎藤一の状況説明。
彼の話によれば、昨夜彼らが斬り捨てた常軌を逸した新選組メンバーは、何かの任務に失敗して化け物になってしまった(?)ようです。
千鶴は昨夜の件については何も見ていないと嘘をつきますが、永倉新八の誘導に見事に引っかかり、あっさりと嘘がばれてしまいました。

千鶴は処分が決まるまで監禁されます。

このままでは殺されてしまうと思った千鶴は逃げ出そうとしますが、すぐに土方歳三に見つかってしまいます。
土方は、必死に抵抗する千鶴を解放し、事情をすべて話すよう促します。
土方を見上げた千鶴は、昨夜自分に刀を向けて逃げれば斬ると言った男が土方だったことに気付いたようです。

そして千鶴は、土方たちにすべてを話します。
半年ほど前に父親が京へ行ったまま音沙汰がなくなってしまったこと。
父の身を案じて京にやってきたこと。
京に来たはいいが、どうしていいかわからずに途方にくれていたときに浪人たちに絡まれたこと。

この説明で、土方はすべての事情を理解しました。
千鶴が男装していたのも、女の一人旅が危険だったからでしょう。
ここまでの言葉遣いで千鶴が女だということはバレバレでしたが、千鶴のことを完全に男だと思い込んでいた人たちもいたようです。
これには観ているこちらが驚いてしまいました(^^;

さらに、千鶴の父が蘭方医の雪村綱道だったことも皆の知るところとなりました。
綱道は新選組とも関係があったようで、土方たちも綱道を捜していたようです。
ちょうど綱道から千鶴への連絡が途絶えた頃に、診療所で不審火があって、それ以来行方不明とか。

ということで、千鶴は綱道が見つかるまで新選組が保護することになります。
新選組に女がいてはまずいので、今後も男装は続けることに。

その後、しばらくたったある日。
土方歳三と山南敬助が大阪出張中に、千鶴は他のメンバーと一緒に夕食をとることに。
千鶴はある程度の自由は与えられているようですが、実質的に部屋に幽閉状態でした。
食事はなごやかに進みます。
でもここで、山南敬助が隊務中に左腕に重傷を負ったとの知らせが入ります。

沖田総司 「いざとなれば、“薬”でもなんでも使ってもらうしかないですね」
永倉新八 「めったなことを言うもんじゃねぇ。幹部が“しんせんぐみ”入りしてどうすんだよ」

このやり取りを聞いた千鶴は、山南敬助は新選組の総長ではなかったのかと疑問を口にします。

藤堂平助 「違う違う、“しんせんぐみ”ってのは新しく選ぶ組って書くだろ。俺たちの言ってる“しんせんぐみ”ってのは、“選”の字を手偏に・・・」

ここで原田左之助が力ずくで平助の話をさえぎります。
これ以上のことを千鶴に聞かれては困るようです。

“選”の字を手偏にということは、「新撰組」ということでしょうか?
「新選組」と「新撰組」の違いというのはよくわかりませんが(というか、漢字変換して出てくるのは「新撰組」だし。。。)、この違いが最初に出てきた化け物(?)につながる重要な意味を持つのでしょう。

このあと沖田総司が「平助の言う“しんせんぐみ”っていうのは、かわいそうな子たちのことだよ」と言っているのが印象的です。


ということで、第1話は本当に導入エピソードで、本題は次回以降です。
でも、アバンの謎に満ちた展開や、千鶴が新選組と行動を共にするまでの話運び、本編の静かな流れから一変して締めるラストシーンなど、なかなか引き込まれる展開でした。
これは今後のストーリー次第ではかなり楽しめる作品になるかもしれません。

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posted by animisc at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 薄桜鬼 | 更新情報をチェックする