そして、阿部・父が息子の心を大きく乱した回。
さらに、5回戦に向けて西浦にとっての不安要素がいろいろと垣間見えた回でした。
遥と飛鳥については本編を観れば一目瞭然なのでおいておくとして、まずは阿部・父から。
荷物番をしている三橋と会って少しだけ話をした阿部・父は、三橋が阿部のことを恐れていると直観しました。
夕食の席で阿部と4回戦の反省会をしているときに、阿部と三橋との関係をそれとなく聞き出して、阿部が三橋との付き合い方に悩んでいるのは阿部自身に問題があるからなんじゃないかと煽ります。
おもわず怒ってしまった阿部に対して怒鳴ったのは、もしかすると演技なのかもしれません。
そうやって阿部自身に物事を考えさせようとしています。
この親にしてこの子ありというべきか、この子にしてこの親ありというべきか、阿部親子はともにかなりの策士ですね(^^;
4回戦ですが、西浦は6-3で港南を破り5回戦へ進出しました。
5安打で抑えたとはいえ、5回に3失点。
相手チームもどんどん強くなってきているので、ちょっとした判断ミスで点を取られてしまいます。
西浦×港南はこの日の第二試合。
第一試合は美丞大狭山で、試合後に西浦を偵察に来ていました。
美丞大狭山は第一試合で狭山を8-1で下しています。
コーチの仲沢呂佳は、この4回戦を含めて3試合分の西浦データを収集。
三橋が投球の組み立てに介在しないことを見抜いています。
これを聞いた監督の滝井朋也は、捕手の思考パターンを読むだけで勝てるとふみました。
三橋のコントロールの良さが、逆に自チームに有利に働くとも考えています。
「ベスト8、見えたじゃん」
4回戦の翌日。
阿部と三橋の関係に不安を残す描写がありました。
これまで阿部は三橋のイジイジした性格に辟易しているけど、三橋が考えていることをすべてとは言わないまでも少しくらいは推測できているのだと思っていました。
でも自転車置き場でのやり取りを見ると、まったく理解していないようで、理解しようともしていないようです。
三橋が心の中でいろいろと考えて動作が遅くなっているのに、ただのろまなだけで何も考えていないんだと思っています。
一方の三橋は、阿部に嫌われないようにただ自分の思うとおりの行動を続けるだけ。
このすれ違いが美丞大狭山との試合で大きな亀裂として現れてしまうのかもしれません。
その美丞大狭山ですが、これまでのチームのように清々しいだけのチームではなさそうです。
1期の三星学園にもチーム内の考えの違いというものはありましたが、それとは異質な緊張感を漂わせています。
次の5回戦は、これまでにないドロドロした展開になるのでしょうか。
今回は1クールのようなので、この5回戦が山場となりそうです。
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