2010年08月25日

今週の一本(2010/8/22~8/28)―『世紀末オカルト学院』第8話

今回はマヤと亜美が仲直りする話。
最後にはマヤが以前のオカルト好きだったころの笑顔を取り戻しました。
チュパカブラの登場は予想の範囲内でしたが、まさか群れで現れるとは思っていなかったので、そのあまりの数の多さに大爆笑。

ということで、本筋のノストラダムスの鍵についてはまったく進展なしです。
また、UMAの存在が世間にばれないように隠ぺい工作をしているような川島千尋の目的も不明なまま。
Bパートはかなり楽しめましたが、シリーズ全体の中のエピソードとしては必要性に疑問の残る話でした。


本編。

前回のUFO騒ぎはいたずらだと判明したものの、牧場の牛が死んでいたのはそれとは無関係でした。
しかも最近は大量に死んでいるようです。
そのことを知ったマヤは、文明と一緒に再び牧場を訪れます。
倒れている牛を観察したマヤは、小さな傷跡に気付きました。
マヤの脳裏にはすぐにチュパカブラのことが浮かんだようです。

その後、マヤは皆神神社の境内へ。
牛の調査に夢中になって夕方になってしまいましたが、亜美に呼び出されていたことを思い出し、慌てて向かいます。
亜美とすれ違っている時間は尺的にないので(^^;)、亜美はまだ待っていてくれました。
どうやらこの境内は、二人にとって幼いころから仲直りの場所だったようです。
そのことを知らないこずえは、マヤと亜美が果し合いをするものと思い込んで仲裁に入ります。
でも、うまい言葉が思い浮かばなかったので、とりあえず気分を落ち着かせるためにジュースを買いに行ってしまいました。
残された二人はやがて口を開き、お互いに謝罪の言葉を口にしようとします。
ところがそこにこずえの悲鳴が響きます。
チュパカブラに咬まれながら走ってきました。
しかもそれを追ってさらに多数のチュパカブラたちが(^^;
マヤの一撃で、こずえに咬みついていた1匹は撃退できたものの、三人はチュパカブラの群れに取り囲まれてしまいます。
そこに巨大な母(?)チュパカブラが現れ、亜美がさらわれてしまいました。
子チュパカブラたちも母のあとに続いてその場から消えてしまいます。

マヤとこずえは亜美の家に行き、亜美が誘拐されたことを茂に伝えます。
こずえはチュパカブラのことも話そうとしますが、なかなかその名前が出てきません。
しびれを切らしたマヤがチュパカブラについて詳しく説明。
その様子を見て、茂の表情が緩みます。
マヤが本当にオカルト嫌いならこんなに詳しい説明ができるはずがないから。
マヤの本質が昔と変わっていないことを知って安心したようです。

ということで、茂にこき使われてUFOの張りぼてを解体させられていたスマイルとJKも加わり、亜美救出隊が急遽結成されます。
亜美がいる場所まで案内するのはJKです。
得意のダウジングで的確に道案内します。
途中で、中川食堂から出てきた文明も強制的に救出隊に参加させられてしまいました。

一行が到着したのは廃墟となった寺です。
JKに導かれて本堂めざして進みますが、途中でこずえが悲鳴とともにどこかに消えてしまいました(^^;
一行はそれでも先に進み、やがてチュパカブラの群れに取り囲まれてしまいます。
マヤはボウガン、茂は釘打ち機を改造した銃、スマイルは巨大モンキーレンチ、JKはダウジングロッド、そして文明は素手&その場に落ちていた卒塔婆を武器に、チュパカブラを撃退していきます。

その後、一行は本堂に到着。
茂たちはその場に残って戦闘を続け、マヤ一人を本堂に入らせます。
「ここは俺たちが食い止める」とか「俺たちのことは気にするな」とか、みんな一言ずつかっこいいセリフを口にしながらマヤを行かせようとしますが、それに対するマヤは「あんたたち、それ、映画のセリフだったらみんな死んじゃうパターンよ」
「「「「えー!」」」」

本堂に入ったマヤは、石台に寝かされている亜美を見つけます。
その周りには大量の人骨とチュパカブラの幼体(?)の群れが。
どうやら亜美はこの幼体たちのエサとして連れてこられたようです。
亜美はマヤの呼びかけで目を覚まします。
群がるチュパカブラ相手に協力して戦う二人。
戦いの中で互いに謝罪してわだかまりを解き、仲直りにも成功します。
ところがここで、再び巨大な母チュパカブラが登場。
マヤと亜美は追い詰められてしまいました。
が、そこに茂が颯爽と現れます。
巨大チュパカブラの首に横一列に釘を打ち込んだ後、頭部への一撃で首を飛ばしてしまいました。
とりあえずこれで一件落着。
外にいたチュパカブラたちもあらかた倒したようです。

最後に文明が石台のところで写真を撮り、これがノストラダムスの鍵なのかどうか確認しましたが、これは鍵ではありませんでした。
ここで、あたりに散らばっている白骨の山の中からうめき声が。
なんとこずえが倒れていました。
チュパカブラの幼体たちに血を吸われていたらしく、たくさんの傷跡があり、頬がげっそりと痩せこけています。
それでも元気そうなのがこずえがこずえたるゆえんでしょうか(^^;

一同が集まったところで、JKが異臭に気付きます。
なんと寺が燃えています。
どうやらこれは黒服の仕業のようです。
外にあったチュパカブラの死骸もすべて処分済みだとか。
手回しが良すぎます。
さすがに本堂の中までは手を回せなかったので、駆けつけた消防隊にチュパカブラの骨が発見されることになりそうですが、川島千尋によれば、それらは寺に住み着いていた野良犬の骨として処理されるそうです。
既定事実のような口ぶりですが、川島千尋(の組織?)には公的機関をも意のままに動かせる力があるのでしょうか。


次回は「雪のあかり」
幽霊のような雰囲気を漂わせる子供が登場するようです。
今回で7/19(月)の夜を迎えてしまいましたが、本筋は進展するのでしょうか(^^;

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2010年08月17日

今週の一本(2010/8/15~8/21)―『世紀末オカルト学院』第7話

今回はDay 14の日中からDay 16の夜明けまで。
人類滅亡の日まであと2日です。

今回のオカルト要素はミステリーサークルとUFOとキャトルミューティレーション。
そして、はっきりとは語られていませんが、チュパカブラの影も見え隠れしていました。


本編。

土曜日の授業後(?)に町まで買出しに来たマヤ。
その姿を亜美の父親の茂が偶然目撃します。
茂は懐かしさのあまりオカルト話に熱中しますが、それは今のマヤにはまったく興味のないことです。
マヤは丁寧にあいさつしてそそくさと帰ってしまいます。

その夕方。
茂は亜美からマヤの事情を聞きすべてを納得しました。
そしてある考えを思いつきます。

翌日。
食事処中川。
JKとスマイルが食事をとっています。
そこに文明もやって来ます。
文明がJKとスマイルに、休みの日にまで一緒に行動するほど仲がよかったのかと言うと、スマイルが一言、バイトをしていたのだと答えます。
そのとき、テレビを見ていたスマイルの表情が変わります。
松代にミステリーサークルが出現したことを伝えるニュースが流れました。
それに気付いたJKも大慌て。
昨日の日没から今日の未明にかけて何者かによってつくられたようです。

同じころ、マヤはこずえと一緒に亜美の家に来ていました。
少しでも昔のマヤに戻ってもらいたいと考えた亜美が自宅に二人を呼んだようです。
そしてここでマヤもミステリーサークル出現を伝えるニュースを見ます。

マヤは冷静を装っていますが、急用を思い出したと言って一人で帰ってしまいました。
亜美の家を出たマヤはさっそく文明に連絡。
ミステリーサークルが出現した河原で落ち合う約束をします。

そのとき、茂が軽トラックで追いかけてきました。
荷台にはこずえと亜美が乗っています。
マヤを連れてミステリーサークルを見に行くつもりです。
マヤは不本意ながらも彼らと一緒に河原に向かいます。

やがて一行は河原に到着。
マヤはさっそく文明と合流します。
文明の過去を知ってしまったこともあり、今日はやけに協力的です。

一方、茂は、軽トラックの中で一休みしていました。
そこにJKとスマイルが。
二人は文明を案内してきたようです。
茂はまだ二人にやってもらいたいことがあると言って、しばらく待機するよう命じます。
どうやらこのミステリーサークルは、茂に頼まれたJKとスマイルが作ったようです。
中川でニュースを見たときの慌てようはそのためでした。
もちろん茂はいたずら目的でそんなことを頼んだのではありません。
マヤが昔のようにオカルトに目を輝かせる姿を見たかったのがその理由です。

再び、マヤと文明。
この場所にUFOが再度現れるかもしれないので、今晩二人でこの場所を監視することにしました。
待ち合わせ時間を決めようとしているとき、後ろから威勢のいい声が。
「10時でどうだ」
茂が二人の話を聞いていました。
さらに亜美とこずえも。
なぜか全員で監視することになってしまいます。
夜まではまだ時間があるので、みんなでバーベキューや花火などをして楽しむことになります。

夕方。
平和な夏の一日を過ごし、疲れてしまったマヤとこずえはうたた寝。
文明もヤケ酒で酔っ払って寝てしまいました。
その様子を見てうれしそうに語りあう黒木親子。
亜美はマヤがミステリーサークルに大きな興味を示したことにちょっと驚いています。
茂は、マヤがオカルトが嫌いになったと言っているのだとしても、根本部分は昔のまま変わっていなかったんだと満足しています。
亜美もそれに同意。
そして、父親がマヤのことを親身に考えてくれたことに感謝します。

でも、この二人の考えは間違っていました。
マヤがミステリーサークルにくいついたのは、これでノストラダムスの鍵が見つかるかもしれないと考えたからです。
7月21日のXデーまで残り少ないので、必死になっているからです。
このお互いの考えの違いが、今回ラストでマヤと亜美のあいだに亀裂を生むことになってしまいます。

やがて夜。
全員が河原に到着。
しばらくすると突然、空中に光る物体が現れました。
UFOです。
文明は未来での宇宙人侵略の恐怖が頭をよぎったのか、震えてしまい、なかなかカメラのシャッターを切れません。
そうこうするうちにUFOが消えてしまいました。
気付くとUFOは川の向こう側。

一行は茂の軽トラックでUFOを追跡します。
その途中、はしゃぐ亜美の姿を見て、マヤは亜美が昔のまま変わっていないことに気付きました。
なんだかうれしくなってしまいます。

UFOは学園方面に飛んでいきます。
文明はこのUFOこそがノストラダムスの鍵だという確信を強めます。

しばらく走って一行がたどりついたのは、ファザー牧場。
濃い霧で視界が悪い中、一行は牧場の中へと入っていきます。
すると文明が何かに躓いて転んでしまいます。
よく見ると、足元には血を抜かれた牛が倒れていました。
今度はキャトルミューティレーションです。
ただし、この牛にはキャトルミューティレーションで一般的な鋭利な切断面はなく、2本の牙であけられたような傷が残っています。
これはUFOの仕業ではなく、チュパカブラが関係しているのでしょうか。

そのとき再び強烈な光が。
またまたUFO登場です。
UFOは太い光の柱を地上に向けて放ち、それを伝って何かが降りてきました。
亜美 「見て!何か出てくる!」
全員 「グレイ!?」

文明は、それが自分の知っている宇宙人とは違うとマヤに言いますが、マヤはとにかく写真を撮らせようと急かせます。
文明は今度は写真を撮れましたが、破壊の念を込めるのを忘れてしまいました。
ということは、撮った写真に写るのは、このグレイの2012年の姿。

解析処理が終わって写真が表示されると・・・写っていたのはJKと彼の3人の子供たちでした(^^;

夜明け。
すべての事実が明かされます。
UFO騒ぎはJKとスマイルの仕業でした。
スマイルがUFOの模型をクレーンで吊っていました。
グレイはJKの扮装です。
河原からここまでは、ラジコンのヘリコプターで小さめのUFO模型を飛ばしていたようです。

そしてこの二人を裏で動かしていたのは茂です。
亜美は自分の父親がみんなをだましていたことを知って怒ります。
茂は、楽しそうにしているマヤを見たかっただけなんだと言い訳しますが、だからといって嘘をついていいことにはなりません。
亜美がさらに茂を責めようとしたとき、マヤの怒りが爆発。
「こんなことしていいと思ってるんですか! いい大人が恥ずかしくないんですか! あたしたちは真剣なんです・・・こんな、こんな子供だましのいたずらに付き合ってる暇なんかないんです!」
マヤが割り込んでこなければ、亜美もこれとおなじようなセリフを言ったはずです。
でも亜美の場合の「あたしたち」は亜美を含めた全員で、マヤの言う「あたしたち」はマヤと文明のことです。
この時点での亜美とマヤにとって、茂に騙されたことの意味と無駄にした時間の重大性は大きく異なります。
マヤがあまりにきつく言い放つので、亜美は思わずマヤを平手打ちしてしまいました。
茂のしたことは決してほめられることではありませんが、それでも茂の気持ちを踏みにじるマヤが許せなかったからです。
そして感情にまかせてマヤの父親の件まで持ち出してしまいます。
すると今度は茂が亜美を平手打ち。
言ってはいけないことを言ってしまった娘を叱ります。
亜美はそのまま走り去ってしまいました。

その後みんなと別れて文明と二人きりになったマヤは落ち込みます。
ノストラダムスの鍵が見つからなかったことと、自分のために頑張ってくれた茂の気持ちを踏みにじってしまったことを思って。


ということで、今回は本筋のストーリー的には大きな動きはありませんでしたが、亜美の父親の親切心が悪いほうに作用して、マヤと亜美の友情に亀裂が入ってしまいました。
次回で元のさやに納まるのは間違いないと思いますが、もしかするとその過程でマヤと文明の事情が明かされて、亜美(とこずえとJKとスマイル)もノストラダムスの鍵探しに参加することになるのかもしれません。

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2010年08月11日

今週の一本(2010/8/8~8/14)―『世紀末オカルト学院』第6話

今回は、こずえのオカルト好きの心を取り戻すために死後の世界へ行く話。
臨死体験マシーンに入るのはマヤではなく文明でした。
マヤや亜美たちの動きに気付いた文明が、担任として生徒に危険な真似をさせられないと言って自ら志願しました。
このシーンの描写は、文明のヘタレな性格からしてちょっと違和感がありましたが、このあとの流れのためには必要だったということでしょう。

文明が臨死体験マシーンに入ることで、彼がマヤに話していたことが事実だったことがわかりました。
さらに、文明の母親もマヤの父親と同じようにオカルトに踊らされて自分の子供に手をあげて、子供の心に傷を負わせていました。
これらのことを知って、マヤの文明に対する態度が変わりました。
コンビ・マヤ文明の復活です。
これでやっと、ノストラダムスの鍵探しが本格化しそうです。
でも、第1話をDay 1として流れを追っていくと、今回ラストが7月17日(土)の朝のようなので(詳しくは下記のキャストの下を参照)、7月21日のXデーまであとわずか。
しかも次回予告からすると、次回は週末に亜美の家でくつろぐ(?)ようなエピソードです(^^;
人類は救われるのでしょうか?

そういえば、文明が見た走馬灯の中で、彼の母親が「第3水曜の午前」に終業式の講演会を引き受けていました。
これが1999年7月のことだとすると、7月21日です。
終業式にスプーン曲げの講演会をやる学校などヴァルトシュタイン学院くらいのものでしょうから、Xデーにブンメー君と文明が遭遇するような事態になってしまうのでしょうか?
これで時空のゆがみが生じてしまうのかもしれません。
文明にその記憶がないようなので、この妄想は間違いかもしれませんが。

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2010年07月14日

今週の一本(2010/7/11~7/17)―『世紀末オカルト学院』第2話

今回は安倍実(あべみのる)こと内田文明の能力と目的が明らかになり、マヤとの関係が一歩前進。
ギャグの折り込み方も霊現象の恐怖感の演出もうまくて、またまた見ごたえのある回でした。

文明は幼いころスプーン曲げ少年としてテレビ出演する人気者だったようです。
その「幼いころ」というのがこの作品の舞台となっている1999年です。
文明がこの時代に来た目的は、ヴァルトシュタイン学院のどこかにある「ノストラダムスの鍵」を破壊することです。
これを破壊してしまえばノストラダムスの予言は成就せず、平和な未来が訪れるとのこと。
彼はこの目的を達成するために、2年生の日本史担当として学院に潜り込みました。
そんな文明のことを初めのうちはいろいろと誤解していたマヤですが、とりあえず一緒に行動していれば都合がよさそうなので、今後は協力して「ノストラダムスの鍵」を探すことになりました。


ということで、本編です。
学長の葬儀、そして文明との驚愕の出会いから一夜明けた翌日。
マヤは学長室に陣取ります。
困惑気味の川島千尋に対して、学長なき今、唯一の肉親である自分がその任を引き継ぐのが当然だと言って考えを変える気はないようです。
おまけに、学長が3年前に書いた、全財産をマヤに譲るという遺言状まであります。
マヤの目的はもちろん、この学院を廃校に持っていくことです。

とここで、川島千尋が本日付で着任した新人教師をマヤに紹介します。
ドアを開けて入ってきたのは文明。
文明の顔が徐々に見えてくるのに合わせて、マヤの表情の変化をカットバックで見せる演出が見事に決まっていて笑ってしまいました。

マヤは川島千尋に退室してもらい、いきなり文明に襲いかかって事情を説明するよう求めます。
文明はタイムエージェントとして未来の地球を守るために過去に来たことを打ち明け、どうしてこんなことになってしまったのか説明を始めます。

その話によれば、2012年の地球は宇宙人に支配されているそうです。
1999年7月21日、ヴァルトシュタイン学院で突然次元のひずみが生じて宇宙人が出現。
その数分後には、学院を中心に半径50kmが焦土と化してしまいました。
そして瞬く間に地球の大半が支配されてしまったとか。
原因は、学院にあった何らかのアイテムが引き金となって次元をゆがませたこと。
そのアイテムが「ノストラダムスの鍵」と呼ばれています。

その災厄を生き延びた人たちはレジスタンスとしてゲリラ戦を繰り広げました。
そして宇宙人の侵略兵器を破壊したときに宇宙人のテクノロジーを入手。
そのテクノロジーを利用して製作されたタイムマシンで過去に送り込まれたのが自分だと、文明は説明します。
「ノストラダムスの鍵」を特定して破壊し、ノストラダムスの予言を阻止して人類を滅亡から救うためにやって来たのだと。

この任務に就くために司令部に呼び出された文明は、No1からNo5の安倍実が集めた情報を見せられました。
その中におそらく1999年のマヤの写真があります
写真の背景からすると、歴代学長の肖像写真でしょうか?
No1からNo5の少なくとも1人はマヤが学長に就任してからも学院にいたようです。

過去に送り込まれることになった文明は、グスタフ・ヴァルトシュタインの思想全般を収めたMD(?)と、1999年当時の高校日本史の教科書を渡されます。
安倍実は日本史の教師と設定されているようです。
この教科書には付箋がたくさん貼られ、かなり使い込まれています。
元から貼られていたのでしょうか、それともNo1~No5の誰かが貼った?

いよいよ過去へ旅立つ日、文明は1999年型の携帯電話を模した端末を渡されます。
これは、宇宙人のテクノロジーを応用して作った歴史改変シミュレーター。
被写体への干渉思念とともにシャッターを切ると、2012年における干渉結果が写し出されるそうです。
干渉思念を送らずに普通にシャッターを切れば、単に被写体の2012年の状態が写し出されます。
つまり、「ノストラダムスの鍵」と思われるものを見つけたときに、それを破壊しようと思いながら写真を撮って、宇宙人のいない平和な2012年が写ったら、それが「ノストラダムスの鍵」だということになります。

最後に「時空嵐に気をつけろ。身ぐるみ剥がされるばかりか、へたをすると降り立つ座標を誤るぞ」という注意のあと、文明は過去へ。

この説明の中の文明はかなり有能そうでしたが、おそらく文明が誇張して話しているのでしょう。
でも、それ以外の未来の出来事に関する話はおそらく本当だと思います。

ということで、文明の説明はここまで。
マヤはこんな話をまったく信じません。
内田文明という名前も、スプーン曲げ少年として有名な子供の名前を思いつきで使っただけだろうと。
文明はその少年こそが自分の13年前の姿だと言って、信じてもらおうとします。

マヤは、それが本当ならスプーンを曲げてみせるよう言って、スプーンを渡します。
文明はさっそく意識を集中しますが、スプーンはなかなか曲がりません。
大人になって能力がなくなってしまったのでしょうか?
それとも、タイムトラベルの影響なのかもしれません。
文明のサイコキネシスが何かのきっかけで暴走して、文明が時空のひずみを作った張本人になってしまわないことを願います(^^
ともかく理由はどうあれ、スプーンが曲がる気配がないので、文明は学長室から追い出されてしまいます。

1人になったマヤは、とりあえずノストラダムスの予言を思い出してみます。
「1999年7の月、空から恐怖の大王が舞い降りた・・・まさか!あいつが!?」
文明が空から降りてくるというありえない登場の仕方をしたのは事実なので、マヤは文明こそが恐怖の大王なのではないかと考え焦ってしまいます。


場面変わって昼休みの教室。
誰かの机の上に弁当と『ムー』の1999年8月号が置かれています。
ということは、今は1999年7月9日以降ということです。
7月21日まで10日ほどしかありません。
ところで、この時点で弁当を食べているのは黒木亜美だけのようなので、この『ムー』は彼女のものでしょうか?
この『ムー』にも付箋が張られています。
文明が渡された教科書の付箋となにかつながりがあるのでしょうか?

一方、文明は学院内を調査中です。
怪しげなものがありすぎて“鍵”を見つけるのは不可能に思えた文明は、司令部にグチを報告。
そこに川島千尋が通りかかり、何をしているのか尋ねます。
文明は明日からの仕事に備えて学内を見て回っていると誤魔化します。
どうやら川島千尋は文明のことをよく知らないようです。
文明はどのようにして安倍実として学院に赴任してきたのでしょうか。
生前の学長が安倍実という人物を学院に招いていたのでしょうか。
そうするとこの世界の安倍実はどこに? ということになりますが。。。

いずれにしても、No1からNo5も安倍実を名乗っていたことからすると、学院の人が安倍実のことを知らないのは不自然です。
彼らがパラレルワールドに送り込まれたのではないとすれば、No1からNo5は少しずつ時間をさかのぼって送り込まれているということになりそうです。
もしそうなら、No1からNo5の報告の中に学院長になったあとのマヤの写真があったことにも説明がつきます。
ただ、そう考えたとしても、第1話の「ZONY」と「SONY」は説明がつかないので、どこかで時間軸がずれているのかもしれません。


この後、川島千尋はマヤと一緒に学長の火葬に立ち会います。
そしてマヤは、川島千尋に送られて学院の敷地内にある学長が住んでいた屋敷へ。
父の暮らしぶりを確認したいので、今後はここで暮らすようです。

マヤと別れた川島千尋は、運転手を務める黒服の男と会話します。
黒服 「学長も荼毘に付され、証拠はなくなりました。これで一安心といったところでしょうか」
川島 「馬鹿者。娘が学長のポストに就こうとしている。やっかいだ。下手をすると見破られるかもしれん」
黒服 「では、その前に・・・」
川島千尋は、ノストラダムスの予言の成就を阻む“鍵”の存在に気付いた学長を始末したようです。
そして今度はマヤを始末しようとしています。

その頃マヤは、シャワーを浴びていました。
ふと気づくと、シャワーカーテンの向こうに誰かの気配。
タイミングを見計らって勢いよくカーテンを開けましたが、誰もいません。
ところがそのとき、鏡に「ジャマをするな」の血文字が現れました。
霊現象です。
黒服が送り込んだのでしょうか?
川島千尋たちは霊を操れるのでしょうか?

マヤはシャワーを終えて部屋に戻ります。
そこで再び霊現象。
揺り椅子が揺れ、ドアが突然閉まります。
霊の姿は見えませんが、雷の光を受けてその姿が浮かび上がりました。
霊はマヤに迫ります。

ちょうど調査中だった文明は、たまたまその異常に気付き、マヤの部屋に飛び込んできました。
タイミングが良すぎるので、マヤはすべて文明の仕業だったのかと問い詰めます。
恐怖の大王とは貴様だったのかと。
文明はもちろん否定します。
そんな文明に、じゃああれは何だと指し示すマヤ。
姿は見えず足跡だけが迫ってきます。
未来の説明シーンの聡明で落ち着いた印象とは違い、震えて動けなくなってしまう文明。
鬱陶しいのでマヤに突き飛ばされてしまいました(^^;
飛ばされた文明は偶然にも隠し扉から地下へ転げ落ちてしまいます。
マヤも死霊から逃げるため文明に続きます。
地下では文明が気絶していました。
マヤは必死に文明を起こそうとしますが、背後から霊に襲われ、首を絞められてしまいます。
絶体絶命。
もうだめかというところで、壁のレンガがはずれてまぶしい光が発せられます。
その光を受けた霊は消えてしまいました。

レンガがはずれた後の空間には古い手帳がありました。
学長の研究成果を書き記した手帳です。
そこには学長からのメッセージが書かれていました。
今すぐこの手帳を持ってここから離れ、何もかも忘れて静かに暮らしてほしいというメッセージです。
この手帳には、敵からのあらゆる攻撃に備えた防御の呪文が記されているので、手帳を持っていれば安全に暮らせるようです。
さらに、学長がここ数年、ノストラダムスの予言を研究してきて、鍵となるものを破壊すれば予言を阻止できることを突き止めたことも書かれていました。
この研究を好ましく思わない連中がいて、学長は命を狙われていたそうです。
これで、マヤは学長が何者かに殺されたことを知りました。
同時に、ノストラダムスの鍵について話していた文明の言葉も本当なのかもしれないと思い始めたようです。


その夜、1人になったマヤは考え込みます。
そして不敵な笑みとともに何かを決心しました。

翌日。
文明が安倍実として教室にやってくると、そこには制服を着たマヤの姿が。
驚いた文明は、授業後に学長室に行き、学長のはずのマヤがなぜ教室にいたのか質問します。
マヤは自分の考えを語ります。
始めのうちは学長を継いで学院をつぶそうと思っていたことを。
でも、誰かが父を殺したのであれば話は別で、今は犯人を突き止めることのほうが先だと。
そのためにまず“鍵”を探すことにしました。
マヤが父親の遺志を継げば、犯人たちは今度はマヤを狙ってくるはずなので、そこで捕まえるつもりです。
文明のことは完全に信じたわけではありませんが、行動を共にしたほうが都合がよさそうなので、コンビを組むことにしました。
マヤと文明のコンビ・マヤ文明、結成です。

次回はモスマンが再登場。
これも川島千尋が操っているのでしょうか?

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2010年07月07日

今週の一本(2010/7/4~7/10)―『世紀末オカルト学院』第1話

超能力者、UMA、死霊、タイムトラベラーと、第1話からおもしろ要素をたくさん盛り込んできました。
次回予告で言っていたオーパーツとかUFOとかも今後出てくるのでしょうか?
楽しみで仕方ありません(^^;

第1話となる今回は、ホラー&ギャグ仕立てのストーリーの中で主人公・神代マヤ(くましろ まや)の人物像の説明と、今後レギュラーとなりそうな個性的な面々の顔見世をしてくれました。
そして最後は、もう一人の主人公・裸の男(No6)の衝撃的な登場で締めです。

マヤは幼いころに家族を崩壊に導いたオカルトというものを嫌悪しています。
でも同時に、オカルトに関してはかなりの知識を持っている様子。
そんな彼女が、父親が創設したヴァルトシュタイン学院、通称オカルト学院にやってくるところからストーリーが始まります。

と、その前に、アバンで重要な伏線を張っていました。
モスマンらしき謎の化け物に追われるスーツ姿の男が描かれます。
「転送だ! 転送してくれ! 化け物だ! 見たこともない化け物に追われてる。パイロキネシスじゃ対抗できない。もう“鍵”どころじゃない!」
男は携帯電話のような端末で司令部(薄暗い小部屋)とおぼしき場所と連絡を取っています。
その司令部で男の活動をモニターしているのは科学者と軍人。
男の緊急要請を受けた科学者は急いで転送ゲートを開きます。

転送完了。

司令部にある転送装置の外観は『ザ・フライ』の転送ポッドを髣髴させる、いかにもといった感じのものです。
その中から出てきたのは、残念ながら(?)男とモスマンが融合した生物ではなく、男の右腕でした。
体のほうはモスマンの餌食になったようです。

落胆する科学者と軍人たち。
彼らは男のことをNo5と呼び、このミッションに使える人材はあとNo6しか残っていないと沈痛な面持ち。
おそらくNo1からNo4までも失敗だったのでしょう。
No1からNo6のことは、まとめて「あべみのる」と呼ばれていましたが、そういう人物のクローンか何かでしょうか?

ということで、アバンが終わりいよいよ本編。
時は1999年7月。
場所は長野県松代。
皆神山の頂上にあるヴァルトシュタイン学院。
ここがこの作品のメインの舞台のようです。

心臓麻痺で亡くなった学長の葬儀が行われているところに、学長の娘・マヤがやってきました。
白のワンピースを着ています。

ここで「ムー」の三上編集長のお言葉を思い出してみると・・・。
「白というのは色のない“無”の状態――“死”に通じる色なんです。(中略)儀式とは、大きく解釈すれば“転生のプロセス”なんです。」

この後明らかになるように、マヤは父親の人生を一変させて幸せな家庭を崩壊させたオカルトを憎んでいます。
父親の葬儀という一大イベントを機に、無から生まれ変わろうとしているのでしょうか?
(と思いきや、幼いころから同じ服を着ているようなので、あまり意味はないのかもしれません(^^;)


マヤを出迎えたのは、教頭の川島千尋(かわしま ちひろ)。

川島は全校生徒の前で、学長の机の引き出しに残されていたカセットテープを再生します。
録音されていた冒頭の言葉を事前に聞いて、生徒たちへの別れの言葉が入っていると思ったようです。
学長の言葉は、いつか生まれ変わった時にまた会おうというもの。
さらに、生徒たちがこれからも真理の探究を続けるように願います。
そして最後に生徒たちに最後の贈り物。
古文書に書かれていた精霊召喚の呪文を偶然発見したので、みんなに精霊をみせてあげようとします。

学長は呪文を詠唱します。
マヤはその呪文に驚いた様子。
何かに気付きました。

しばらくして、再び学長の声。
「いかん間違えた。これは太古の死霊を呼び覚ます呪文だった」
迂闊にもほどがあります(^^;

そして異変。
どこからともなく死霊が現れ、棺の中の学長の遺体に憑りついてしまいました。

生徒たちはパニックを起こし逃げまどいます。
そんな事態になっていることは知るはずもない学長の声が続きます。
「なんか来た! んー、しかたがない。今晩はまた・・・あとにして・・・今夜はもう結界を張って寝るとしよう。おやすみ」と言って録音をやめて寝てしまいました(^^;
どうやらこれは遺言のリハーサルだったようです。

死霊に憑りつかれた学長の遺体は、一人の生徒に目をつけ襲いかかろうとします。
その生徒は成瀬こずえ。
成瀬こずえは恐怖で固まってしまいます。
そこに飛び込んできて死霊を一撃で撃退するマヤ。
死霊を棺の中に押し戻し、逃げまどう生徒たちに静粛にするよう呼びかけます。
この世に死霊など存在しないのだから目を覚ませと。
今の出来事はやらせだと。
当然生徒たちは納得せず、不満の声がくすぶります。
マヤ自身もこの説明に無理があるのは分かっているので、矛先を川島に向けます。
「白状なさい。これはやらせでしょ!」

川島は当然否定します。
行き詰ったマヤは、今度は学長のペテン師ぶりを饒舌に語りだしました。
でもその背後では再び死霊が暴れだそうとしています。
「後ろ、後ろ」とささやく生徒たち(^^;
気付いたマヤが振り返ると、そこには復活した死霊が。
マヤは放り投げられ、床にたたきつけられてしまいました。
このときになってやっと講堂のドアが開き、生徒たちは逃げ出すことができます。
死霊はそれを追って講堂から消えてしまいます。

ここで、マヤのもとに成瀬こずえと黒木亜美が駆け寄ってきました。
黒木亜美はマヤの幼馴染のようです。

そしてついにマヤのオカルト知識の豊富さが明らかに。
マヤがオカルトを嫌悪しているのは本当のようですが、同時にオカルトの知識もずば抜けていました。
学長が詠唱する呪文に驚いていたのも、それが死霊を召喚するものだと気付いていたからのようです。
この死霊は古代エジプトに栄えたとされる幻のラロカ文明の人々を恐れさせたラミーだと、マヤは看破します。

マヤと成瀬こずえは死霊を追って20階建ての本館へ。
遅れてやってきた黒木亜美は助っ人を連れてきました。
1人はJK。
かなり個性的な外見の男性です。
オカルト専門のダウザーで、ダウジングで死霊を探し出せるそうです。
もう1人はスマイル。
学院専属の機械工で、腕っぷしには自信あり。

一行はJKを頼りに本館内を捜索しますが、ここで再び成瀬こずえが襲われることになります。
死霊に襲われ、姿を消してしまいました。
そのときJKが死霊の気配を察知します。
「霊体エネルギーを捉えた。こっちに向かってくる」
ダウジングロッドが震えだし、天井の照明が次々と消えていきます。
全員が前方に注目し、いよいよ死霊の登場か?
というところでダウジングロッドが180度回転(^^;
全員が振り返ると、そこには死霊に憑依された成瀬こずえが。
彼女は一行に襲い掛かります。
ところが、スマイルの一撃をくらいメガネがはずれ、「メガネ、メガネ」のお約束のセリフ(^^;
さらにスマイルに馬乗りされてボコ殴りされてしまいます。
「顔はやめて」と言っていることからすると、本人の意識も残っているのでしょうか。
憑依された成瀬こずえは隙をついて逃げ出しますが、その際、学長の声で「マヤ」と一言。
マヤは無我夢中で成瀬こずえを追います。

マヤが飛び込んだ部屋は、暖炉に火が灯り、豪華なディナーが用意された安らぎのある部屋。
そこに学長がいました。
柔和な表情で、葬儀はやらせだったと告白します。
そうでもしなければマヤが会いに来てくれないと思ったからだと。
そして、オカルト研究に没頭して家族を顧みなかったことを謝ります。

マヤは(おそらく)本当の涙を流し、学長を許します。
そして学院を案内してほしいと言って学長を誘い、部屋を出ようとします。
でもここで部屋の温度が急激に低下。
マヤはこれが死霊が見せている幻影だと気付いたようです。
「ねえパパ、知ってる? 邪悪な霊は人の心を読み、その弱みに付け込むのよ」
「ほぅ」
「そして、ラミーを仕留めるには、最初に憑りついた肉体の・・・首を・・・切断しなきゃあいけないのよ!」
振り向きざまに斧で学長の首を切断するマヤ。

そのとき黒木亜美たちも遅れて到着。
死霊から解放された成瀬こずえ(なぜか爆発ヘア)もいます。
彼女は毎回不遇な扱いを受けるかわいそうなキャラなのかもしれません(^^;
黒木亜美たちが目にしたのはアイアンメイデンなどの拷問道具が並ぶ拷問部屋でした。

ということで、死霊の件はこれでひとまず一件落着。
でも、事の成り行きを監視していた黒服の男から報告を受けた川島千尋は、黒服の男にマヤの監視を続けるよう命令します。
学長の死についてなにか隠していることがあるようです。
葬儀でマヤに「やらせ」だと指摘されたときは肝を冷やしたと言っているので、あの騒ぎは本当にやらせだったのかもしれません。
もしかしたら学長は遺言のリハーサルのときに死霊を呼び出し、そのまま死んでしまったのかもしれません。
川島千尋はその後、何らかの方法で死霊を操っていたのでしょうか?
川島千尋が垂らしたあの異様に長い鼻水にも秘密があるのかも(^^;


そしてラスト。
1人たたずむマヤ。
オカルトに心酔した生徒たちが卒業して巣立っていけば、世に厄災をばらまくことになるから、その前に自分が学院をつぶすと決意を新たにします。
自分はそのために帰ってきたのだと。
マヤは夕日に向かって叫びます。
「オカルトなんか、大っ嫌いだーーー!」

そのとき空から携帯が落ちてきます。
アバンでNo5が使っていたものと同じ型の端末のようです。
さらにその直後、空から光の柱が出現。
その柱をつたって降りてきたのはなぜか裸の男。
空から降り立つ恐怖の大王・・・ってことはないですね(^^;
マヤの目の前に着地した男は一瞬ターミネーターのような姿勢をとり、未来からやってきたことを匂わせます。

男の股間をしっかり目撃して呆然自失のマヤ。
まだ状況が把握できなくて呆けている男。
さてこの後2人は・・・。
というところで次回へ続くとなりました。

この裸の男がNo6で、名前は内田文明(うちだ ふみあき)というようです。
どうやら“鍵”というものを探すために2012年から来たようですが。。。


ところで、アバンに登場した軍人の中にリーダーらしき人がいましたが、外見が学長のように見えました。
ひげのはやし方が少し違いましたが。
彼らが使っていたノートパソコンのメーカーは「ZONY」だったのに、学長のカセットテープを再生したプレーヤーにはちゃんと「SONY」と書かれていたことからすると、2012年として描かれた世界はマヤの世界の時間軸の延長上にないのかもしれません。
この世界では学長は軍に属していて、パラレルワールドにエージェントを送り込んで“鍵”を探し出そうとしているのでしょうか?
冒頭のNo5が送り込まれたパラレルワールドは化け物が闊歩する世界だったということかもしれません。
No6が送り込まれたマヤの世界に“鍵”はあるのでしょうか。
というか、“鍵”とはなんでしょうか?

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posted by animisc at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 世紀末オカルト学院 | 更新情報をチェックする