『魔法少女まどか☆マギカ』がTBSの番組表から消えてしまいました(^^;
今後放送されるのか、これで打ち切りになってしまうのかは不明です。
ということで、第10話はアニメワンで配信されているものを視聴しました。
今回は、ほむらの能力の秘密が明かされました。
ほむらは、まどかを助けたいという願いと引き換えに魔法少女になり、まどかが救われる世界が実現するまで同じ世界を何度もループしているようです。
過去に戻るたびにパラレルワールドが発生して(新たな時間軸が生まれて)、「悲劇の世界」が1つずつ増えているわけではないように思えます。
ほむらはエントロピー増大の流れから逸脱することで時間遡行を実現しているようです。
時間軸はあくまで1つで、未来は常に1つということです。
以前、キュゥべえがほむらに対して「きみはこの時間軸の人間じゃないね」と言っていましたが、事情を完全に理解していない立場からすればそう思えても仕方ありません。
キュゥべえの解釈は当たらずといえども遠からずといったところでしょうか。
ただし、ほむらが過去に戻っても、ほむら自身の記憶と身体能力は維持されているので、ほむらのエントロピー減少にみあうだけのエントロピー増加が世界のどこかで起こっているはずです。
時間遡行にどれだけのエネルギーが必要なのかは不明ですが、その大きさはかなり巨大なはず。
ほむらが過去に戻るたびに、まどかが強くなっているので、エントロピーの埋め合わせはまどかの体で行われているのかもしれません。
その結果、まどかが魔女化するときのエネルギー放出量がどんどん大きくなっているのでしょう。
ということで今回は、ほむらが巡って来た5つの世界が描かれました。
1周目
ほむらはメガネっ娘でした。
しかも病弱で気弱。
心臓の病気でずっと入院していたので、勉強も運動もダメ。
そんなほむらが、まどかたちの学校に転入してくるところから始まります。
ほむらは、自分のダメっぷりに嫌気がさして落ち込んでしまいます。
そんな弱い心に付け入るように、魔女が襲ってきました。
ほむらは魔女の結界に迷い込んでしまいます。
そこに現れるのがマミとまどかです。
この時点で2人ともすでに魔法少女になっていました。
まどかは先週契約したばかりだとか。
やがてワルプルギスの夜が現れます。
マミはあえなく死亡し、まどかが1人で立ち向かうことになりますが、太刀打ちできずに倒されてしまいます。
ほむらは、ただ一人の友達・まどかを救いたいという想いから、キュゥべえと契約。
「私は、鹿目さんとの出会いをやり直したい。彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい!」
「契約は成立だ、キミの祈りはエントロピーを凌駕した」
2周目
目を開けたほむらがいたのは病院です。
カレンダーには16日に退院、25日に登校のメモが。
ほむらは今回もメガネっ娘ですが、1周目とは違ってかなり元気です。
初登校の自己紹介の時にいきなりまどかに駆け寄り、周りの目も気にせずに自分も魔法少女になったと嬉々として語ったのはどうかと思いますが(^^;
ほむらの武器(能力)は時間停止の盾でした。
すごい能力であるのは確かですが、マミにダメだしされたので、ネットで爆弾の作り方を調べて自作することに。
やがてワルプルギスの夜が現れます。
この時点でマミは見当たらないので、すでに魔女に倒されてしまったようです。
まどかが1人で立ち向かいますが、今回も敗れてしまいました。
今回は命を取り留めましたが、その代りにソウルジェムが濁りきって魔女化してしまいます。
ここでほむらは、ソウルジェムの真実を知ることに。
このループでもまどかを救えなかったので、ほむらは再び過去へ。
3周目
今回はさやかも魔法少女になっていて、マミ&まどかと行動していました。
杏子とは敵対している様子です。
ほむらは、キュゥべえに騙されていることをみんなに伝えようとしますが、誰も信じてくれません。
逆に、杏子とグルなんじゃないかと疑われる始末です。
さらに、ほむらの武器は爆弾なので、剣を武器とするさやかは何度も巻き込まれそうになっていて、チームを組むのは嫌だとまで言われてしまいました。
ほむらは新たな武器を求めてヤクザの事務所に侵入。
様々な銃器を調達しました。
やることが大胆です(^^;
その後、さやかが魔女化してしまいます。
おそらく本編第1話から第9話と同じような流れをたどっていて、この時点で杏子も一緒です。
ただし、ほむらが魔法少女としてみんなと行動を共にしていたので、杏子が犠牲になることなく魔女さやかを倒すことに成功。
マミ、まどか、杏子はソウルジェムが濁りきると魔女化するのが本当だと知ります。
事実を知ったマミは取り乱し、杏子のソウルジェムを撃ち抜いて破壊してしまいました。
魔女化するのが必然なら、その前に全員死んでしまうしかないと言って、今度はほむらも殺そうとします。
が、その前にまどかがマミのソウルジェムを破壊。
まどかは絶望で泣き崩れてしまいます。
そんなまどかをほむらが励まします。
やがてワルプルギスの夜が現れます。
今回は、ほむらとまどかが2人で立ち向かい、なんとか倒すことができました。
でも、2人のソウルジェムは濁りきり、魔女化するのは時間の問題です。
まどかは1つだけ残しておいたグリーフシードでほむらのソウルジェムを浄化し、ほむらに願いを託します。
過去に戻って、キュゥべえに騙される前の自分を助けてほしいと。
そしてもう一つ。
魔女になる前に自分を殺してほしいと頼みます。
ほかに選択肢がないほむらは、まどかの願いをかなえるためにまどかに銃を向けます。
そして再び過去へ。
4周目
悲劇が起こる前に事実を知って理解してもらうのは無理だとわかったほむらは、誰にも頼らずに自分だけで未来を変えようとします。
魔力で視力を回復してメガネっ娘を卒業し、髪型も変えて決意を固めました。
今回は、転校前に行動を起こします。
キュゥべえと出会う前のまどかに接触しました。
「まどか、あなたに奇跡を約束して取り入ろうとする者が現れても、決して言いなりになってはダメ」
いきなり見ず知らずの少女にこんなことを言われても、まどかは戸惑うだけです。
2周目で魔法少女になったことをいきなり打ち明けたり、武器を手に入れるためにヤクザの事務所に侵入するなど、ほむらは本来電波系のキャラなのかもしれません(^^;
その後、ほむらは1人で魔女と戦い続けることに。
やがてワルプルギスの夜が現れます。
ここは第1話アバンの出来事のようです。
苦戦して倒される寸前のほむら。
彼女の瞳に映るのは、まどかと、まどかに契約を迫るキュゥべえです。
「まどか!そいつの言葉に耳を貸しちゃダメ!!」
ほむらの必死の叫びは届かず、まどかはキュゥべえの言葉に乗せられて契約してしまいました。
その結果。
まどかはワルプルギスの夜を一撃で倒したものの、その一撃に費やした魔法力が強大だったためか、ソウルジェムが一瞬で濁りきり、あっさり魔女化してしまいました。
魔女になってしまったまどかを前に、ほむらは絶望します。
そんなほむらにキュゥべえが語ります。
「遅かれ早かれ結末は一緒だよ。彼女は最強の魔法少女として、最大の敵を倒してしまったんだ。もちろんあとは、最悪の魔女になるしかない。今のまどかなら、おそらく10日かそこいらで、この星を壊滅させてしまうんじゃないかな。ま、あとはキミたち人類の問題だ。僕らのエネルギー回収ノルマはおおむね達成できたしね」
淡々と現実を口にするキュゥべえ。
そしてほむらは再び過去へ。
5周目
ほむらはさっそくキュゥべえを倒します。
でもすぐにもう一体が現れました。
ほむらはこのキュゥべえを追い、まどかと対面することに。
このループが第1話から第9話までで描かれた世界です。
まどかが助かる未来を見つけるために時間の迷路をさまよい続けるほむら。
ということで、すべての事情が明かされたところで今回は終了。
次回からいよいよすべての結末が描かれるはずです。
それを見るのはいつになることやら(^^;
地上波で放送してくれるのでしょうか?
さて、5周目のまどかには4周目の記憶が残っているので(まだ思い出せていませんが)、ほむらの時間移動によるエントロピーの埋め合わせの影響はまどかの体だけではなく、まどかの記憶にも影響し始めたようです。
もしかすると、ほむらは、すべてを思い出したまどかを巻き込んでもう一度だけ過去に戻るのかもしれません。
そこですべてに決着をつけて全員生存のハッピーエンドでしょうか?
エントロピーの埋め合わせをしてハッピーエンドにつなげるため、キュゥべえが回収したエネルギーを奪い返すことになるのかもしれません。
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2011年03月21日
2011年03月05日
今週の一本(2011/2/27~3/5)―『魔法少女まどか☆マギカ』第9話
今回は、ソウルジェムに関する最後の秘密が明かされました。
そして魔法少女がまた1人退場。
ということでさっそく本編。
前回ラストでさやかが魔女化しましたが、杏子はその事態を理解できず、突然現れた魔女にさやかが何かされたのだと思います。
とりあえずさやかの体だけは回収しました。
そのとき、ほむらが救援にきて、ほむらの能力が時間操作だということがはっきりしました。
しかもその能力は、ほむらの体に触れている者にも影響するようです。
ほむらは、さやかの体を抱えて戦うことができない杏子と手を繋ぎ、時間を止めて結界から脱出しました。
これで、前回、杏子に抱き着かれたときに能力を使わなかったわけもはっきりしました。
結界から脱出した2人は、1日中さやかを探していたまどかと出会います。
杏子に抱きかかえられて意識がないさやかの体を見て慌てたまどかは、何が起こっているのか尋ねました。
ほむらはあくまで冷静に事実だけを伝えます。
「彼女のソウルジェムはグリーフシードに変化した後、魔女を生んで消滅したわ」
ほむらは、ソウルジェムが濁りきると魔女化するという事実を明かしました。
それが魔法少女の逃れられない運命であることも。
その後、自宅に戻って落ち込んでいるまどかのもとへキュゥべえがやってきます。
現在の事態を弁解しに来ました。
キュゥべえはほむらが話していたことを大筋で認めたうえで、さらに詳しい説明をします。
すべてはこの宇宙の寿命を延ばすための仕組みなんだと。
キュゥべえの種族は、エントロピーの増大による宇宙の熱的死を避けるための方法を探し求めていました。
たどり着いた答えが魔法少女の魔力だったと語ります。
知的生命体の感情をエネルギーに変換するテクノロジーを発明したが、自分たちの種族には感情がなかったので地球人類に目をつけたのだと。
人の感情エネルギーは、成長に要するエネルギーを凌駕するので、その魂はエントロピーを覆すエネルギー源となることに気付いたからです。
とりわけ、第二次成長期の少女の希望と絶望の相転移が最も効率がいいとのこと。
ソウルジェムがグリーフシードに変わる瞬間に発生する膨大なエネルギーを回収するのがキュゥべえ(インキュベーター)の役割でした。
いずれは地球人類も宇宙に進出するはずだけれど、そのときに宇宙が枯れ果てていては困るから、たとえ魔法少女が犠牲になっても人類全体にとっては利益になると言います。
キュゥべえの種族は何らかの方法で集団で意識を共有しているようなので、多少の個体が破壊されても(死んでも)意に介さないようです。
まどかは当然こんな理屈を理解できません。
まどかに理解してもらえないことがわかったキュゥべえは、とりあえず立ち去ります。
別れ際の言葉がまたすごかった。
「この宇宙のために死んでくれる気になったら、いつでも声をかけて。待ってるからね」
どこまでも無邪気で悪意がないだけにたちが悪いです(^^;
キュゥべえよりも上位の存在がいるのかと思っていましたが、キュゥべえ自体がその種族を構成する個体の1つのようです。
キュゥべえが以前に口にした“ルール”というのは、これまでの経験から編み出されたものなのかもしれません。
感情を有する種族に対して何を伝えるべきか、(聞かれない限り)何を伝えてはいけないのかを学習してきたということでしょうか。
ところで、感情を持たない種族が感情エネルギーを操作するという発想を得ることは不可能に思えます。
おそらく感情を持つ種族と交流があって、そこから感情というものの存在を認識したのではないでしょうか。
だとすれば、この技術の完成前に実験台にされた種族もいたはずです。
もしかしたら、それがほむらの種族だったりして。。。という妄想が(^^;
その頃、杏子はさやかの体を魔力を使って維持していました。
そこにまたまたキュゥべえが。
杏子はなんとかしてさやかのソウルジェムを取り戻すつもりでいます。
その方法があるかどうかキュゥべえに尋ねましたが、キュゥべえは自分が知る限りではそのようなことはできないと答えました。
魔法少女は条理を覆す存在だから何が起こっても不思議ではないけれど、前例がないから方法は不明だと、あくまで事実を列挙します。
杏子にしてみれば、ソウルジェムを取り戻せる可能性はゼロではないと受け取れる返答です。
翌日。
まどかは仁美と一緒に登校。
仁美は、今日もさやかがいないので心配しています。
でも、今はさやかと話しずらいと言って、見舞いに行くことをためらっています。
どうやら仁美は前回、恭介に告白して受け入れられたようです。
ここで杏子がテレパシーでまどかに語りかけてきました。
ちょっと話があると言ってまどかを誘います。
まどかは躊躇わずにその誘いに乗りました。
杏子は、さやかを助ける手伝いをしてほしいとまどかに頼みます。
魔女になってしまっても友達の声くらいは覚えているかもしれないから、まどかがさやかに呼びかけてみてほしいと。
まどかは手伝うことを快諾しました。
このとき杏子はソウルジェムを手にしながら話していますが、そのソウルジェムはだいぶ濁っているようです。
さやかの体を維持するために相当な魔力を消費しているのでしょう。
ここで2人は初めて自己紹介。
打ち解けて友達になるにはまず「なまえをよんで」ということでしょうか。
一方の杏子は、友達になった証として、まどかにお菓子を手渡します。
杏子とまどかはさっそくさやかの結界へ。
杏子が戦い、まどかが必死に呼びかけます。
でも、まどかの呼びかけは一向に届きません。
杏子の魔力は消耗する一方です。
ソウルジェムが濁りきるのも時間の問題、というところでほむら参上。
杏子はまどかをほむらに託し、自分だけで最後の決着をつけることを決断しました。
このままでは自分も魔女になってしまうことは避けられないと判断したのかもしれません。
自分のソウルジェムを破壊して、そのときに発生する爆発でさやかとともに消滅する道を選びました。
その後。
ほむらの自宅。
ほむらはおそらく今後の方策について考えています。
数日後にやってくる“ワルプルギスの夜”という超弩級の大物魔女を倒す方法を。
そこに神出鬼没のキュゥべえが。
ほむらは尋ねます。
杏子にさやかを救える可能性が本当にあったのかどうかを。
「まさか。そんなの不可能に決まってるじゃないか」
ほむらはさらに尋ねます。
なぜ杏子を止めなかったのか。
「もちろん、無駄な犠牲だったら止めただろうさ。でも今回、彼女の脱落には大きな意味があったからね。これでもうワルプルギスの夜に立ち向かえる魔法少女はキミだけしかいなくなった。もちろん1人では勝ち目なんてない。この街を守るためには、まどかが魔法少女になるしかないわけだ」
次回、ほむらはだれにも頼らずに自分だけで戦う決意を固めるようです。
でもそれだと結果は第1話アバンと変わらないはず。
どういう展開が待っているのでしょうか?
ところで、ほむらの感情のなさは絶望の表れに見えますが、もし彼女が魔女になってしまうとどうなるのでしょうか?
ほむらの場合、希望と絶望の感情の起伏の幅は相当に小さいように思えます。
だとすれば、魔女化してもたいして強くない可愛い魔女になるのかもしれません(^^;
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そして魔法少女がまた1人退場。
ということでさっそく本編。
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とりあえずさやかの体だけは回収しました。
そのとき、ほむらが救援にきて、ほむらの能力が時間操作だということがはっきりしました。
しかもその能力は、ほむらの体に触れている者にも影響するようです。
ほむらは、さやかの体を抱えて戦うことができない杏子と手を繋ぎ、時間を止めて結界から脱出しました。
これで、前回、杏子に抱き着かれたときに能力を使わなかったわけもはっきりしました。
結界から脱出した2人は、1日中さやかを探していたまどかと出会います。
杏子に抱きかかえられて意識がないさやかの体を見て慌てたまどかは、何が起こっているのか尋ねました。
ほむらはあくまで冷静に事実だけを伝えます。
「彼女のソウルジェムはグリーフシードに変化した後、魔女を生んで消滅したわ」
ほむらは、ソウルジェムが濁りきると魔女化するという事実を明かしました。
それが魔法少女の逃れられない運命であることも。
その後、自宅に戻って落ち込んでいるまどかのもとへキュゥべえがやってきます。
現在の事態を弁解しに来ました。
キュゥべえはほむらが話していたことを大筋で認めたうえで、さらに詳しい説明をします。
すべてはこの宇宙の寿命を延ばすための仕組みなんだと。
キュゥべえの種族は、エントロピーの増大による宇宙の熱的死を避けるための方法を探し求めていました。
たどり着いた答えが魔法少女の魔力だったと語ります。
知的生命体の感情をエネルギーに変換するテクノロジーを発明したが、自分たちの種族には感情がなかったので地球人類に目をつけたのだと。
人の感情エネルギーは、成長に要するエネルギーを凌駕するので、その魂はエントロピーを覆すエネルギー源となることに気付いたからです。
とりわけ、第二次成長期の少女の希望と絶望の相転移が最も効率がいいとのこと。
ソウルジェムがグリーフシードに変わる瞬間に発生する膨大なエネルギーを回収するのがキュゥべえ(インキュベーター)の役割でした。
いずれは地球人類も宇宙に進出するはずだけれど、そのときに宇宙が枯れ果てていては困るから、たとえ魔法少女が犠牲になっても人類全体にとっては利益になると言います。
キュゥべえの種族は何らかの方法で集団で意識を共有しているようなので、多少の個体が破壊されても(死んでも)意に介さないようです。
まどかは当然こんな理屈を理解できません。
まどかに理解してもらえないことがわかったキュゥべえは、とりあえず立ち去ります。
別れ際の言葉がまたすごかった。
「この宇宙のために死んでくれる気になったら、いつでも声をかけて。待ってるからね」
どこまでも無邪気で悪意がないだけにたちが悪いです(^^;
キュゥべえよりも上位の存在がいるのかと思っていましたが、キュゥべえ自体がその種族を構成する個体の1つのようです。
キュゥべえが以前に口にした“ルール”というのは、これまでの経験から編み出されたものなのかもしれません。
感情を有する種族に対して何を伝えるべきか、(聞かれない限り)何を伝えてはいけないのかを学習してきたということでしょうか。
ところで、感情を持たない種族が感情エネルギーを操作するという発想を得ることは不可能に思えます。
おそらく感情を持つ種族と交流があって、そこから感情というものの存在を認識したのではないでしょうか。
だとすれば、この技術の完成前に実験台にされた種族もいたはずです。
もしかしたら、それがほむらの種族だったりして。。。という妄想が(^^;
その頃、杏子はさやかの体を魔力を使って維持していました。
そこにまたまたキュゥべえが。
杏子はなんとかしてさやかのソウルジェムを取り戻すつもりでいます。
その方法があるかどうかキュゥべえに尋ねましたが、キュゥべえは自分が知る限りではそのようなことはできないと答えました。
魔法少女は条理を覆す存在だから何が起こっても不思議ではないけれど、前例がないから方法は不明だと、あくまで事実を列挙します。
杏子にしてみれば、ソウルジェムを取り戻せる可能性はゼロではないと受け取れる返答です。
翌日。
まどかは仁美と一緒に登校。
仁美は、今日もさやかがいないので心配しています。
でも、今はさやかと話しずらいと言って、見舞いに行くことをためらっています。
どうやら仁美は前回、恭介に告白して受け入れられたようです。
ここで杏子がテレパシーでまどかに語りかけてきました。
ちょっと話があると言ってまどかを誘います。
まどかは躊躇わずにその誘いに乗りました。
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さやかの体を維持するために相当な魔力を消費しているのでしょう。
ここで2人は初めて自己紹介。
打ち解けて友達になるにはまず「なまえをよんで」ということでしょうか。
一方の杏子は、友達になった証として、まどかにお菓子を手渡します。
杏子とまどかはさっそくさやかの結界へ。
杏子が戦い、まどかが必死に呼びかけます。
でも、まどかの呼びかけは一向に届きません。
杏子の魔力は消耗する一方です。
ソウルジェムが濁りきるのも時間の問題、というところでほむら参上。
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このままでは自分も魔女になってしまうことは避けられないと判断したのかもしれません。
自分のソウルジェムを破壊して、そのときに発生する爆発でさやかとともに消滅する道を選びました。
その後。
ほむらの自宅。
ほむらはおそらく今後の方策について考えています。
数日後にやってくる“ワルプルギスの夜”という超弩級の大物魔女を倒す方法を。
そこに神出鬼没のキュゥべえが。
ほむらは尋ねます。
杏子にさやかを救える可能性が本当にあったのかどうかを。
「まさか。そんなの不可能に決まってるじゃないか」
ほむらはさらに尋ねます。
なぜ杏子を止めなかったのか。
「もちろん、無駄な犠牲だったら止めただろうさ。でも今回、彼女の脱落には大きな意味があったからね。これでもうワルプルギスの夜に立ち向かえる魔法少女はキミだけしかいなくなった。もちろん1人では勝ち目なんてない。この街を守るためには、まどかが魔法少女になるしかないわけだ」
次回、ほむらはだれにも頼らずに自分だけで戦う決意を固めるようです。
でもそれだと結果は第1話アバンと変わらないはず。
どういう展開が待っているのでしょうか?
ところで、ほむらの感情のなさは絶望の表れに見えますが、もし彼女が魔女になってしまうとどうなるのでしょうか?
ほむらの場合、希望と絶望の感情の起伏の幅は相当に小さいように思えます。
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2011年02月26日
今週の一本(2011/2/20~2/26)―『魔法少女まどか☆マギカ』第8話
今回は、魔法少女の真実がついに明らかになりました。
ほむらとキュゥべえの対立もいよいよ本格化。
まどかがほむらと出会っていた記憶を失っていることもほぼ確定です。
ほむらがまどかを助けようとする理由は、まどかが記憶を取り戻したときに判明するのかもしれません。
ということで本編。
肉体と魂が分離してしまい、いわば「生ける屍」になってしまったさやかは、無茶な戦い方で魔力を激しく消耗していきます。
さらに、恭介が自分から離れていくんじゃないかという不安がきっかけとなり、呪いを生み出し始めてしまいました。
恭介の本心は不明ですが、この後に仁美が恭介に“告白”するシーンがあります。
ここでは、2人が実際にどのような会話を交わしたのかが聞こえませんでした。
2人の動作を見る限りでは、仁美が恭介に好きだと告白しているというよりも、何か頼みごとをして恭介が快諾し、仁美が「ありがとうございます」と頭を下げているように見えます。
もしかすると、さやかの気持ちに気付いた仁美が、恭介にさやかと仲良くしてくれるように頼んでいただけなのかもしれません。
でも、このシーンを陰から見ていたさやかは完全に誤解したようです。
さやかの不安は絶望に変わってしまいました。
ほむらと杏子。
ほむらが杏子に“ワルプルギスの夜”の出現予測地を示します。
その根拠は統計。
そこにキュゥべえが現れ、さやかに関する情報を伝えます。
ワルプルギスの夜が来るより先にやっかいなことになるかもしれないから注意したほうがいいと。
杏子は、それがどういうことなのか尋ねますがキュゥべえはほむらに聞いてみたらどうかと言い出しました。
ソウルジェムが穢れきってしまうとどうなるのか、ほむらなら知っていると考えています。
さやかのことが心配で忠告に来たのではなく、ほむらの反応を確かめるために来たのかもしれません。
ほむらはこれに無言で答えました。
自分が知っていることを暗に認めます。
ほむらはもうキュゥべえに用はないから立ち去るよう促します。
このシーンのほむらの背景が不気味です。
ギロチンのような振り子の影がほむらの首のあたりを行ったり来たり。
ほむらの運命を暗示しているのでしょうか?
暗示しているといえば、この一連のシーンの前後に映される分かれ道の映像。
さやかが自分の行動に後悔しだした後、ほむらが杏子にワルプルギスの夜の出現予測を示す前に1回。
さやかが危険だという情報をもたらしたキュゥべえが立ち去った後にもう1回。
合計2回、別れ道のカットが挿入されました。
一連の出来事が重要な分岐点となって未来が変わっていることを示しているのかもしれません。
今回のラスト付近で、ほむらが別の時間軸(パラレルワールド)からやってきた存在である可能性が高まりますが、この“分岐点”のカットはその可能性をさらに高めています。
ほむらの左手のマークが星(四芒星)をかたどっているなら、それは希望の象徴。
十字(クロス)なら、永遠の時や2つの世界を結ぶ象徴。
こんな妄想を第5話のときに展開しましたが、ほむらは2つの世界どころかさらに多くの世界に関する情報を持っているのかもしれません。
さやか。
さやかはソウルジェムを浄化せずに戦い続けています。
ほむらが自分が持っていたグリーフシードをさやかに渡しても、さやかはそれを受け取りません。
さやかはほかの魔法少女とは違う魔法少女になると決意していました。
見返りなど求めずに、魔法を他人のためだけに使う。
自分が死ぬときは魔女を倒せなくなったときで、そのときは用済みなのでそれでいいと達観しています。
ほむらはさやかを助けたいと言いますが、さやかはそれが嘘だと見抜きました。
ほむらはそれをあっさり認め、何もかもまどかのためだと打ち明けます。
さやかが破滅していく姿をまどかに見せたくないから助けようとしているんだと。
そして、このままではさやかは確実に死ぬので、助けを受け入れないのであれば、ここで自分が殺すと言ってさやかに襲い掛かります。
幸いにも杏子がかけつけてくれたので、さやかは逃げることができました。
電車。
キャバ嬢のヒモをしているホストたちが好き勝手なことを話しています。
キャバ嬢はホストのことが好きだから一生懸命尽くしているのに、利用するだけで役に立たなければ捨てるという話。
この話が耳に入ったさやかは、これを自分と恭介の関係に重ねてしまいました。
自分は恭介のための願い事をして魔法少女になったのに、恭介は自分のことを見向きもしてくれない。。。
「この世界って守る価値あるの?私何のために戦ってたの?教えてよ?」
さやかは、ホストたちの目の前で、ソウルジェムからあふれ出した穢れに覆われてしまいます。
この後さやかは、ホストたちを惨殺してしまったのかもしれません。
あるいは、穢れの中に閉じ込めてしまった(手下にした)のかも。
夜の公園。
まどかは1日中さやかを探していたようです。
そこにキュゥべえが現れました。
まどかは、自分がすごい魔法少女になれると言っていたのは本当なのかとキュゥべえに尋ねます。
キュゥべえは、理由は不明だけれども、まどかがこの世界で最強の魔法少女になれる可能性があると答えました。
まどかの力を解放すれば、奇跡を起こすどころか宇宙の法則を捻じ曲げることも可能だと言います。
まどかはさらに、魔法少女になればさやかの体を元に戻せるだろうかと尋ねます。
キュゥべえに不可能なことでもできるだろうかと。
「その程度、きっと造作もないだろうね」
これを聞いたまどかは、さやかのために決心し、ついにキュゥべえと契約しようとします。
ここで衝撃の展開。
キュゥべえの体が十数発の弾丸で撃ち抜かれ、破壊されてしまいました。
ほむら登場です。
「あなたは、なんであなたはいつだって、そうやって自分を犠牲にして。役に立たないとか意味がないとか、勝手に自分を粗末にしないで。あなたを大切に想う人のことも考えて。いいかげんにしてよ!あなたを失えばそれを悲しむ人がいるって、どうしてそれに気付かないの?あなたを守ろうとしてた人はどうなるの!?」
ほむらが珍しく感情を露わにして泣き崩れてしまいました。
ここでまどかが何かを思い出しかけ、かつてどこかで会ったことがあるだろうかとほむらに尋ねました。
ほむらはこれに答えようとしましたが、結局その言葉を口にできませんでした。
真実を打ち明けてはいけない“ルール”があるのでしょうか?
まどかは、さやかを探さないといけないと言って立ち去ってしまいます。
「無駄なことだって知ってるくせに。懲りないんだな、きみも。代わりはいくらでもあるけど、無意味に潰されるのは困るんだよね。もったいないじゃないか」
第2のキュゥべえ登場です。
そして、破壊された体を食べてしまいました(^^;
「きみに殺されたのはこれで2度目だけれど、おかげで攻撃の特性も見えてきた。時間操作の魔術だろう?さっきのは」
ほむらは驚いた表情を見せます。
キュゥべえにバレるとまずかったのでしょうか?
「やっぱりね。何となく察しはついてたけれど、きみはこの時間軸の人間じゃないね」
「お前の正体もたくらみも、私はすべて知ってるわ」
「なるほどね。だからこんなにしつこく僕の邪魔をするわけだ。そうまでして鹿目まどかの運命を変えたいのかい?」
「ええ。絶対にお前の思いどおりにはさせない。キュゥべえ。いいえ、インキュベーター」
その頃、杏子がさやかを見つけて話しかけていました。
さやかは後悔の念を淡々と語ります。
もうすべてどうでもよくなったと。
何人かの人を救うことはできたけど、そのぶん恨みや妬みがたまって、まどかの心も傷つけてしまったことを悔いています。
「誰かの幸せを祈ったぶん、ほかの誰かを呪わずにはいられない。私たち魔法少女って、そういう仕組みだったんだね」
そう話すさやかの手には、穢れきったソウルジェムが。
そのソウルジェムにさやかの涙が落ちます。
これがきっかけとなり、ソウルジェムがグリーフシードに変化。
魔女の結界が発生し、さやかが魔女化してしまいました。
この結界発生を遠くから見つめていたのがキュゥべえです。
「この国では、成長途中の女性のことを少女って呼ぶんだろう。だったら、やがて魔女になるきみたちのことは魔法少女と呼ぶべきだよね」
ということで今回はここまで。
最後にまた妄想爆発で締めたいと思います(^^;
キュゥべえはこれまで、魔女を退治するために魔法少女を生み出しているように見えました。
でも、魔法少女はやがて魔女になることが今回はっきりしたので、そう単純ではなさそうです。
だからといって、キュゥべえが魔女を増やしたいと考えているのかというと、それも違うように思えます。
魔法少女が魔女になるまでには何体もの魔女が倒される可能性が高いので、差し引きで考えれば魔女の総数が減ってしまうからです。
でも、魔女の総数が減っても、最終的には魔法少女がいなくなって魔女だけが残ります。
そうなれば、魔法少女になれなかった人間たちは魔女の口づけを受けて死んでしまうことになります。
キュゥべえの最終目的は、人類を地上から抹消することなのかもしれません。
まどかと契約することにこだわっているように見えるのは、たまたま見つけた逸材と契約して神をも超える最強の魔女を誕生させ、目的の達成を早めようとしているからでしょうか?
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脚本・キャストなど >>
ほむらとキュゥべえの対立もいよいよ本格化。
まどかがほむらと出会っていた記憶を失っていることもほぼ確定です。
ほむらがまどかを助けようとする理由は、まどかが記憶を取り戻したときに判明するのかもしれません。
ということで本編。
肉体と魂が分離してしまい、いわば「生ける屍」になってしまったさやかは、無茶な戦い方で魔力を激しく消耗していきます。
さらに、恭介が自分から離れていくんじゃないかという不安がきっかけとなり、呪いを生み出し始めてしまいました。
恭介の本心は不明ですが、この後に仁美が恭介に“告白”するシーンがあります。
ここでは、2人が実際にどのような会話を交わしたのかが聞こえませんでした。
2人の動作を見る限りでは、仁美が恭介に好きだと告白しているというよりも、何か頼みごとをして恭介が快諾し、仁美が「ありがとうございます」と頭を下げているように見えます。
もしかすると、さやかの気持ちに気付いた仁美が、恭介にさやかと仲良くしてくれるように頼んでいただけなのかもしれません。
でも、このシーンを陰から見ていたさやかは完全に誤解したようです。
さやかの不安は絶望に変わってしまいました。
ほむらと杏子。
ほむらが杏子に“ワルプルギスの夜”の出現予測地を示します。
その根拠は統計。
そこにキュゥべえが現れ、さやかに関する情報を伝えます。
ワルプルギスの夜が来るより先にやっかいなことになるかもしれないから注意したほうがいいと。
杏子は、それがどういうことなのか尋ねますがキュゥべえはほむらに聞いてみたらどうかと言い出しました。
ソウルジェムが穢れきってしまうとどうなるのか、ほむらなら知っていると考えています。
さやかのことが心配で忠告に来たのではなく、ほむらの反応を確かめるために来たのかもしれません。
ほむらはこれに無言で答えました。
自分が知っていることを暗に認めます。
ほむらはもうキュゥべえに用はないから立ち去るよう促します。
このシーンのほむらの背景が不気味です。
ギロチンのような振り子の影がほむらの首のあたりを行ったり来たり。
ほむらの運命を暗示しているのでしょうか?
暗示しているといえば、この一連のシーンの前後に映される分かれ道の映像。
さやかが自分の行動に後悔しだした後、ほむらが杏子にワルプルギスの夜の出現予測を示す前に1回。
さやかが危険だという情報をもたらしたキュゥべえが立ち去った後にもう1回。
合計2回、別れ道のカットが挿入されました。
一連の出来事が重要な分岐点となって未来が変わっていることを示しているのかもしれません。
今回のラスト付近で、ほむらが別の時間軸(パラレルワールド)からやってきた存在である可能性が高まりますが、この“分岐点”のカットはその可能性をさらに高めています。
ほむらの左手のマークが星(四芒星)をかたどっているなら、それは希望の象徴。
十字(クロス)なら、永遠の時や2つの世界を結ぶ象徴。
こんな妄想を第5話のときに展開しましたが、ほむらは2つの世界どころかさらに多くの世界に関する情報を持っているのかもしれません。
さやか。
さやかはソウルジェムを浄化せずに戦い続けています。
ほむらが自分が持っていたグリーフシードをさやかに渡しても、さやかはそれを受け取りません。
さやかはほかの魔法少女とは違う魔法少女になると決意していました。
見返りなど求めずに、魔法を他人のためだけに使う。
自分が死ぬときは魔女を倒せなくなったときで、そのときは用済みなのでそれでいいと達観しています。
ほむらはさやかを助けたいと言いますが、さやかはそれが嘘だと見抜きました。
ほむらはそれをあっさり認め、何もかもまどかのためだと打ち明けます。
さやかが破滅していく姿をまどかに見せたくないから助けようとしているんだと。
そして、このままではさやかは確実に死ぬので、助けを受け入れないのであれば、ここで自分が殺すと言ってさやかに襲い掛かります。
幸いにも杏子がかけつけてくれたので、さやかは逃げることができました。
電車。
キャバ嬢のヒモをしているホストたちが好き勝手なことを話しています。
キャバ嬢はホストのことが好きだから一生懸命尽くしているのに、利用するだけで役に立たなければ捨てるという話。
この話が耳に入ったさやかは、これを自分と恭介の関係に重ねてしまいました。
自分は恭介のための願い事をして魔法少女になったのに、恭介は自分のことを見向きもしてくれない。。。
「この世界って守る価値あるの?私何のために戦ってたの?教えてよ?」
さやかは、ホストたちの目の前で、ソウルジェムからあふれ出した穢れに覆われてしまいます。
この後さやかは、ホストたちを惨殺してしまったのかもしれません。
あるいは、穢れの中に閉じ込めてしまった(手下にした)のかも。
夜の公園。
まどかは1日中さやかを探していたようです。
そこにキュゥべえが現れました。
まどかは、自分がすごい魔法少女になれると言っていたのは本当なのかとキュゥべえに尋ねます。
キュゥべえは、理由は不明だけれども、まどかがこの世界で最強の魔法少女になれる可能性があると答えました。
まどかの力を解放すれば、奇跡を起こすどころか宇宙の法則を捻じ曲げることも可能だと言います。
まどかはさらに、魔法少女になればさやかの体を元に戻せるだろうかと尋ねます。
キュゥべえに不可能なことでもできるだろうかと。
「その程度、きっと造作もないだろうね」
これを聞いたまどかは、さやかのために決心し、ついにキュゥべえと契約しようとします。
ここで衝撃の展開。
キュゥべえの体が十数発の弾丸で撃ち抜かれ、破壊されてしまいました。
ほむら登場です。
「あなたは、なんであなたはいつだって、そうやって自分を犠牲にして。役に立たないとか意味がないとか、勝手に自分を粗末にしないで。あなたを大切に想う人のことも考えて。いいかげんにしてよ!あなたを失えばそれを悲しむ人がいるって、どうしてそれに気付かないの?あなたを守ろうとしてた人はどうなるの!?」
ほむらが珍しく感情を露わにして泣き崩れてしまいました。
ここでまどかが何かを思い出しかけ、かつてどこかで会ったことがあるだろうかとほむらに尋ねました。
ほむらはこれに答えようとしましたが、結局その言葉を口にできませんでした。
真実を打ち明けてはいけない“ルール”があるのでしょうか?
まどかは、さやかを探さないといけないと言って立ち去ってしまいます。
「無駄なことだって知ってるくせに。懲りないんだな、きみも。代わりはいくらでもあるけど、無意味に潰されるのは困るんだよね。もったいないじゃないか」
第2のキュゥべえ登場です。
そして、破壊された体を食べてしまいました(^^;
「きみに殺されたのはこれで2度目だけれど、おかげで攻撃の特性も見えてきた。時間操作の魔術だろう?さっきのは」
ほむらは驚いた表情を見せます。
キュゥべえにバレるとまずかったのでしょうか?
「やっぱりね。何となく察しはついてたけれど、きみはこの時間軸の人間じゃないね」
「お前の正体もたくらみも、私はすべて知ってるわ」
「なるほどね。だからこんなにしつこく僕の邪魔をするわけだ。そうまでして鹿目まどかの運命を変えたいのかい?」
「ええ。絶対にお前の思いどおりにはさせない。キュゥべえ。いいえ、インキュベーター」
その頃、杏子がさやかを見つけて話しかけていました。
さやかは後悔の念を淡々と語ります。
もうすべてどうでもよくなったと。
何人かの人を救うことはできたけど、そのぶん恨みや妬みがたまって、まどかの心も傷つけてしまったことを悔いています。
「誰かの幸せを祈ったぶん、ほかの誰かを呪わずにはいられない。私たち魔法少女って、そういう仕組みだったんだね」
そう話すさやかの手には、穢れきったソウルジェムが。
そのソウルジェムにさやかの涙が落ちます。
これがきっかけとなり、ソウルジェムがグリーフシードに変化。
魔女の結界が発生し、さやかが魔女化してしまいました。
この結界発生を遠くから見つめていたのがキュゥべえです。
「この国では、成長途中の女性のことを少女って呼ぶんだろう。だったら、やがて魔女になるきみたちのことは魔法少女と呼ぶべきだよね」
ということで今回はここまで。
最後にまた妄想爆発で締めたいと思います(^^;
キュゥべえはこれまで、魔女を退治するために魔法少女を生み出しているように見えました。
でも、魔法少女はやがて魔女になることが今回はっきりしたので、そう単純ではなさそうです。
だからといって、キュゥべえが魔女を増やしたいと考えているのかというと、それも違うように思えます。
魔法少女が魔女になるまでには何体もの魔女が倒される可能性が高いので、差し引きで考えれば魔女の総数が減ってしまうからです。
でも、魔女の総数が減っても、最終的には魔法少女がいなくなって魔女だけが残ります。
そうなれば、魔法少女になれなかった人間たちは魔女の口づけを受けて死んでしまうことになります。
キュゥべえの最終目的は、人類を地上から抹消することなのかもしれません。
まどかと契約することにこだわっているように見えるのは、たまたま見つけた逸材と契約して神をも超える最強の魔女を誕生させ、目的の達成を早めようとしているからでしょうか?
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2011年02月19日
今週の一本(2011/2/13~2/19)―『魔法少女まどか☆マギカ』第7話
今回は小休止。
さやかが現実を受け入れ、魔女との戦いにおいて今の体がどれほど便利なのかに気付くまでが描かれました。
ただし、痛みを完全に遮断して体がボロボロになるのも構わずに戦っているようなので、体の修復に要する魔法力を考えればこの戦い方は非効率的なように思えます。
さやかの将来については嫌な予感が消えません。
突きつけられる現実
さやかは肉体と魂が分離してしまった事実を知って苦悩し、キュゥべえを責めます。
なぜ騙していたのかと。
でもキュゥべえからすれば、それが魔法少女になるということ。
なぜ自分が責められなければならないのか理解できません。
逆に、魔女との戦いに適した状態にしてあげたのだから感謝されてもいいと思っているのかもしれません。
明かされる過去
学校を休んで部屋で落ち込んでいるさやかのもとに杏子が訪ねてきます。
そして、さやかを廃墟となった教会に連れて行きます。
そこはかつて杏子の父親が神父を務めていた教会でした。
杏子の父は正直すぎて優し過ぎる人でした。
人々の不幸を心から嘆き、教義にないことまで信者に説教するようになってしまった結果、信者は教会を離れ、本部から破門されてしまったようです。
周囲からは新興宗教と同一視され、やがて食事にも困るようになりました。
杏子は「みんなが親父の話をまじめに聞いてくれますように」という願いと引き換えにキュゥべえと契約。
父親はその事実を知り、精神を病んでしまいました。
やがて父親は家族を道ずれに無理心中します。
杏子だけは助かりましたが、それと同時に自分の愚かさに気付きました。
他人の都合を知りもせず、勝手な願い事をしたせいで、誰もが不幸になったことを知り後悔します。
杏子はそのとき誓いました。
もう二度と他人のために魔法を使ったりしないと。
魔法はすべて自分のためだけに使うと。
杏子は自分と同じように他人のための願いと引き換えに魔法少女になってしまったさやかにもそのことを知ってもらいたいと考えたようです。
悩むのをやめて、自業自得の人生を好き勝手に過ごしてほしいとさやかに言います。
でもさやかは杏子とは違いました。
さやかは自分の願いが間違っていたとは思っていませんでした。
今後も後悔しないために、自分のやり方で魔女と戦い続けると宣言し、杏子から離れていきます。
このシーンで杏子の左手中指にもマークがあることが確認できました。
杏子のマークは楕円or卵型。
楕円なら知性、卵型なら復活と再生を象徴するようです。
無理やりすぎるかもしれませんが、杏子の願いと関連しているようにも思えます。
恋の相談
翌日、学校に行ったさやかは、松葉づえをつきながら登校する恭介の姿を目にします。
さやかの視線に気付いた仁美は、さやかの気持ちを直感的に理解したようです。
放課後にさやかを呼び出して、自分は以前から恭介のことが好きだったと打ち明けます。
さやかはその告白に驚き、自分の気持ちを隠そうとしますが、仁美にはすでにばれています。
仁美は恋についてさやかとフェアに争いたいと考え、さやかに1日の猶予を与えました。
自分は明日の放課後に恭介に告白するから、それまでにさやかはさやかで答えを出してほしいと。
さやかが恭介の幼なじみで自分よりも多くの時間を恭介と過ごしてきているからです。
現実の享受
その夜。
さやかはパトロールへ出かけます。
マンションから出ると、そこにはまどかがいました。
まどかは再びほむらの忠告を無視して魔法少女にかかわります。
さやかはまどかの優しさに触れ、仁美の告白を聞いたときに一瞬よぎった思いを悔いて涙を流します。
今の自分は普通の人間ではないから、恭介に対して行動を起こせない。
このままでは仁美に恭介を取られてしまうという焦りから、魔女の手にかかろうとしていた仁美を助けたことを後悔しそうになったそうです。
まどかのおかげで気持ちを落ち着かせることができたさやかは、まどかとともにパトロールへ。
その後さやかは魔女と遭遇。
今夜はグリーフシードを手に入れられそうです。
そんなさやかを、杏子が遠くからじっと見つめていました。
そこにほむらが登場。
このときのほむらは、深く息をつくような様子を見せます。
ほむらがどのように魔力を回復しているのか一切描写がありませんが、魔力を使いすぎて瞬間移動の負担に耐えられなくなってきているのかもしれません。
それはともかく、ほむらは疑問を口にします。
杏子がだまって見ているのが意外だと。
杏子はさやかが余分なグリーフシードを持っていないことを知っていて、今回はさやかに譲るつもりなのでしょう。
そんな杏子の想いをよそに、さやかは魔女との戦いにてこずっています。
あげくに魔女に飲み込まれてしまいました。
杏子はこれ以上見ていられず、戦いに介入します。
ところがさやかは、杏子を抑えて一人で戦いを続けます。
この戦いのシーンはシルエット描写になっているのでわかりずらいですが、さやかの体はボロボロになっているようです。
それでもさやかは手をゆるめません。
どうやら痛みを完全に消して戦う方法を知ったようです。
アバンでキュゥべえが、完全に痛みを遮断すると動きが鈍ってしまうと言っていましたが、そんなことはおかまいなしのようです。
さやかは痛みなしで効率よく戦えることを知って恍惚としています。
「慣れてしまえばこれはこれで悪くない」といったところでしょうか。
なんだかウォルフ隊長にかぶります(^^;
となれば、さやかには破滅が待ち構えていることになりますが。。。
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さやかが現実を受け入れ、魔女との戦いにおいて今の体がどれほど便利なのかに気付くまでが描かれました。
ただし、痛みを完全に遮断して体がボロボロになるのも構わずに戦っているようなので、体の修復に要する魔法力を考えればこの戦い方は非効率的なように思えます。
さやかの将来については嫌な予感が消えません。
突きつけられる現実
さやかは肉体と魂が分離してしまった事実を知って苦悩し、キュゥべえを責めます。
なぜ騙していたのかと。
でもキュゥべえからすれば、それが魔法少女になるということ。
なぜ自分が責められなければならないのか理解できません。
逆に、魔女との戦いに適した状態にしてあげたのだから感謝されてもいいと思っているのかもしれません。
明かされる過去
学校を休んで部屋で落ち込んでいるさやかのもとに杏子が訪ねてきます。
そして、さやかを廃墟となった教会に連れて行きます。
そこはかつて杏子の父親が神父を務めていた教会でした。
杏子の父は正直すぎて優し過ぎる人でした。
人々の不幸を心から嘆き、教義にないことまで信者に説教するようになってしまった結果、信者は教会を離れ、本部から破門されてしまったようです。
周囲からは新興宗教と同一視され、やがて食事にも困るようになりました。
杏子は「みんなが親父の話をまじめに聞いてくれますように」という願いと引き換えにキュゥべえと契約。
父親はその事実を知り、精神を病んでしまいました。
やがて父親は家族を道ずれに無理心中します。
杏子だけは助かりましたが、それと同時に自分の愚かさに気付きました。
他人の都合を知りもせず、勝手な願い事をしたせいで、誰もが不幸になったことを知り後悔します。
杏子はそのとき誓いました。
もう二度と他人のために魔法を使ったりしないと。
魔法はすべて自分のためだけに使うと。
杏子は自分と同じように他人のための願いと引き換えに魔法少女になってしまったさやかにもそのことを知ってもらいたいと考えたようです。
悩むのをやめて、自業自得の人生を好き勝手に過ごしてほしいとさやかに言います。
でもさやかは杏子とは違いました。
さやかは自分の願いが間違っていたとは思っていませんでした。
今後も後悔しないために、自分のやり方で魔女と戦い続けると宣言し、杏子から離れていきます。
このシーンで杏子の左手中指にもマークがあることが確認できました。
杏子のマークは楕円or卵型。
楕円なら知性、卵型なら復活と再生を象徴するようです。
無理やりすぎるかもしれませんが、杏子の願いと関連しているようにも思えます。
恋の相談
翌日、学校に行ったさやかは、松葉づえをつきながら登校する恭介の姿を目にします。
さやかの視線に気付いた仁美は、さやかの気持ちを直感的に理解したようです。
放課後にさやかを呼び出して、自分は以前から恭介のことが好きだったと打ち明けます。
さやかはその告白に驚き、自分の気持ちを隠そうとしますが、仁美にはすでにばれています。
仁美は恋についてさやかとフェアに争いたいと考え、さやかに1日の猶予を与えました。
自分は明日の放課後に恭介に告白するから、それまでにさやかはさやかで答えを出してほしいと。
さやかが恭介の幼なじみで自分よりも多くの時間を恭介と過ごしてきているからです。
現実の享受
その夜。
さやかはパトロールへ出かけます。
マンションから出ると、そこにはまどかがいました。
まどかは再びほむらの忠告を無視して魔法少女にかかわります。
さやかはまどかの優しさに触れ、仁美の告白を聞いたときに一瞬よぎった思いを悔いて涙を流します。
今の自分は普通の人間ではないから、恭介に対して行動を起こせない。
このままでは仁美に恭介を取られてしまうという焦りから、魔女の手にかかろうとしていた仁美を助けたことを後悔しそうになったそうです。
まどかのおかげで気持ちを落ち着かせることができたさやかは、まどかとともにパトロールへ。
その後さやかは魔女と遭遇。
今夜はグリーフシードを手に入れられそうです。
そんなさやかを、杏子が遠くからじっと見つめていました。
そこにほむらが登場。
このときのほむらは、深く息をつくような様子を見せます。
ほむらがどのように魔力を回復しているのか一切描写がありませんが、魔力を使いすぎて瞬間移動の負担に耐えられなくなってきているのかもしれません。
それはともかく、ほむらは疑問を口にします。
杏子がだまって見ているのが意外だと。
杏子はさやかが余分なグリーフシードを持っていないことを知っていて、今回はさやかに譲るつもりなのでしょう。
そんな杏子の想いをよそに、さやかは魔女との戦いにてこずっています。
あげくに魔女に飲み込まれてしまいました。
杏子はこれ以上見ていられず、戦いに介入します。
ところがさやかは、杏子を抑えて一人で戦いを続けます。
この戦いのシーンはシルエット描写になっているのでわかりずらいですが、さやかの体はボロボロになっているようです。
それでもさやかは手をゆるめません。
どうやら痛みを完全に消して戦う方法を知ったようです。
アバンでキュゥべえが、完全に痛みを遮断すると動きが鈍ってしまうと言っていましたが、そんなことはおかまいなしのようです。
さやかは痛みなしで効率よく戦えることを知って恍惚としています。
「慣れてしまえばこれはこれで悪くない」といったところでしょうか。
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となれば、さやかには破滅が待ち構えていることになりますが。。。
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2011年02月12日
今週の一本(2011/2/6~2/12)―『魔法少女まどか☆マギカ』第6話
今回はソウルジェムについての真実が1つ明かされました。
これを知ったうえで前回アバンでのさやかの契約シーンを見返してみると、さやかがまるで死んだように倒れてしまったり、ソウルジェムが生み出されたときにさやかの目に生気がなくなっていたり、ソウルジェムを受け取るときに生気が戻っていたりと、なるほどなと思える描写がいろいろありました。
また今回、ソウルジェムに関する事実が明かされてからのやりとりでは、キュゥべえが人間とはまったく異なる価値観を持って行動していることがはっきりしました。
考えてみれば当然のことなのですが、キュゥべえの淡々とした語りがその衝撃を倍増していました。
このほかにも、まどかとまどか母とのやりとりも何気に良かったです。
まどかが立派に育ったことを認めたうえで、大人になるための次のステップを踏み出すことを促すまどか母。
でもこのアドバイスが最後のとんでもない展開につながっていくとは。。。
ということで本編。
いつもより本文長め、妄想多めです(^^;
前回ラストでさやかと杏子の間に割って入ったほむら。
さやかを一瞬で気絶させ、杏子に問いかけます。
杏子が自分の味方となる冷静な人間なのか、それとも敵となる無駄な争いをするバカなのか。
杏子はほむらに関する情報が圧倒的に不足しているので、この場は退くことにしました。
まどかは、ほむらがさやかを助けてくれたのかと尋ねますが、ほむらはそれに答えず、まどかへの怒りをあらわにします。
魔法少女にかかわるなとこれまで何度も忠告してきたのに、またかかわっている。
どこまで愚かなのかと。
そして「愚か者が相手なら、私は手段を選ばない」と言い残して去ってしまいました。
キュゥべえは、ほむらが何かたくらんでいるのは確かだから注意するようにとまどかに助言します。
キュゥべえはほむらの正体あるいは目的について何か思い当たることがあるようです。
翌日。
ほむらが杏子に接触します。
見滝原市を杏子に預けたいと言い、さやかについては自分が対処するので手を出さないでほしいと頼みます。
これに対して杏子は、ほむらは何者で目的はなんなのか尋ねました。
ほむらは答えます。
「2週間後、この街に“ワルプルギスの夜”が来る」
「なぜわかる?」
「それは秘密。ともかく、そいつさえ倒せば、私はこの街を出ていく。あとはあなたの好きにすればいい」
ワルプルギスの夜については杏子も知っているようで、2人がかりなら倒せるかもしれないと言ってほむらと組むことにしました。
ワルプルギスの夜というのは強力な魔女のようです。
第1話アバンの魔女でしょうか?
一方その頃、さやかとキュゥべえは昨日の使い魔を追う手掛かりを探していました。
でも残念ながら時間が経ちすぎているので手掛かりはなし。
そこにまどかがやってきます。
そして、杏子と再び“けんか”にならないように話し合ったほうがいいのではないかとさやかに助言。
でも当事者のさやかにしてみれば、昨日の出来事は“殺し合い”でした。
グリーフシードを得るために一般人を犠牲にすることをいとわない杏子とは折り合えないので、さやかはまどかの助言を受け入れません。
それでもまどかは説得を続けます。
魔法少女同士で戦うのはおかしいと。
魔女を倒すという目的は同じなのだから、仲良くする方法は見つかるはずだと。
さらに、杏子だけではなくほむらとも仲良くしてほしいと頼みます。
これにさやかは強く反発。
さやかは、ほむらがグリーフシードを独り占めするためにマミを見殺しにしたと誤解しているようです。
他人を犠牲にするような魔法少女であればためらわずに戦うと宣言しました。
その夜。
まどかは深夜に帰宅した母に相談します。
友達が大変なことになっていて、言っていることもやっていることも間違っていないのに正しいことをすればするほど状況が悪くなっていくと。
それを聞いた母は、それはよくあることだと言います。
正しいことをしようと意固地になればなるほど幸せは遠ざかっていくものだと。
他人が口出しすることではないけれど、それでも何とかしてあげたいのであれば「間違えればいい」とアドバイスします。
「正し過ぎるその子の分まで、誰かが間違えてあげればいい。ずるい嘘をついたり、怖いものから逃げ出したり。でもそれが、後になってみたら正解だったってわかることがある。本当にほかにどうしようもないほどどん詰まりになったら、いっそ思い切って間違えちゃうのも手なんだよ」
「それがその子のためになるってわかってもらえるかな?」
「わかってもらえないときもある。特にすぐにはね。言ったろ。きれいな解決じゃないって。その子のこと諦めるか、誤解されるか、どっちがましだい?まどか、あんたはいい子に育った。嘘もつかないし、悪いこともしない。いつだって正しくあろうとして頑張ってる。子供としてはもう合格だ。だからさ、大人になる前に、今度は間違え方もちゃんと勉強しときな。若いうちはけがの治りも早い。今のうちに上手な転び方を覚えといたら、あとあときっと役に立つよ。大人になっちゃうとね、どんどん間違うのが難しくなっちゃうんだ。背負ったものが増えるほど、下手を撃てなくなってく」
「それって辛くない?」
「大人は誰だって辛いのさ。だから酒飲んでもいいってことになってんの」
翌日。
さやかが恭介の見舞いに行くと、病室は無人でした。
通りかかった看護婦によれば、昨日退院したとか。
恭介はさやかに連絡もせずに退院してしまいました。
さやかのことなど眼中になかったのでしょうか。
その後さやかは恭介の自宅に行きます。
チャイムを鳴らそうとすると、バイオリンの音が聞こえてきました。
さやかはそれだけで満足して帰ろうとします。
そのときさやかの背後に杏子が現れます。
魔法で他人を救うのが正しいことだと信じるさやかと、魔法は徹頭徹尾自分だけの願いをかなえるためのものだと考える杏子。
杏子はさやかを煽ります。
今すぐ乗り込んでいって、恭介の手も足も二度と使えないように潰し、さやかなしでは何もできないようにしてしまえばいいと。
それが正しい魔法の使い方だと平然と言ってのけます。
さやかはもうがまんできません。
結局2人は人目のない場所で戦うことになってしまいました。
人気のない陸橋の上に場所を移し、いよいよ戦いが始まろうとしたとき、キュゥべえの知らせを受けたまどかが駆けつけます。
まどかは必死に止めようとしますが、さやかはまどかの言葉をまったく聞き入れません。
そのとき杏子の後ろにほむらが出現。
ほむらは、話が違うと言って杏子を止めようとします。
杏子はほむらのやり方では手ぬるすぎるし、さやかは戦う気満々だから、ここで退くつもりはないと断言します。
これを聞いたほむらは、それなら自分が相手をするから手を出すなと言って自分が前に出ました。
そのとき、なんとしても戦いを止めたいまどかが、母のアドバイスに従って“間違い”を起こしてします。
さやかが変身するのを防ごうとして、さやかのソウルジェムを奪い、投げ捨ててしまいました。
陸橋の上から投げ捨てられたソウルジェムは、トラックの上に落ちて離れていきます。
この事態に驚き焦ったほむらはすぐさまテレポートしてトラックを追いました。
ほむらがテレポートで一度にジャンプできる距離には制限があるようで、何度もジャンプを繰り返しています。
一方、さやかは怒ってまどかに駆け寄ります。
ところがここで、さやかの目から生気が失せ、突然倒れてしまいます。
成り行きを見ていたキュゥべえがまどかのミスを責めます。
「いまのはまずかったよ、まどか。よりにもよって友達を放り投げるなんて、どうかしてるよ」
でもまどかにはキュゥべえの言葉の意味がわかりません。
ソウルジェムについて詳しいことを聞いていないのだから当然です。
杏子も駆け寄ってきてさやかの様子を確認しますが、さやかが死んでいることを知って驚愕します。
まどかはさやかを起こそうと、さやかの体に必死に呼びかけます。
杏子は、何が起こっているのか確認しようと、今度はキュゥべえを問い詰めます。
キュゥべえの答え。
それは思いもしなかった真実でした。
「きみたち魔法少女が体をコントロールできるのは、せいぜい100メートル圏内が限度だからね」
「100メートル?何のことだ?どういう意味だ!?」
「普段は当然肌身離さず持ち歩いてるんだから、こういう事故はめったにあることじゃないんだけど」
「何言ってるのよキュゥべえ、助けてよ!さやかちゃんを死なせないで!!」
まどかの叫びにキュゥべえは呆れたようにため息をついて続けます。
「まどか、そっちはさやかじゃなくてただの抜け殻なんだって。さやかはさっききみが投げて捨てちゃったじゃないか。ただの人間と同じ壊れやすい体のままで魔女と戦ってくれなんて、とてもお願いできないよ。きみたち魔法少女にとって、元の体なんていうのは外付けのハードウェアでしかないんだ。きみたちの本体としての魂には、魔力をより効率よく運用できるコンパクトで安全な姿が与えられているんだ。魔法少女との契約を取り結ぶ僕の役目はね、きみたちの魂を抜き取ってソウルジェムに変えることなのさ」
「てめぇは、なんてことを!ふざけんじゃねぇ!それじゃあたしたち、ゾンビにされたようなもんじゃないか!」
「むしろ便利だろう。心臓が破れても、ありったけの血を抜かれても、その体は魔力で修理すれば、すぐまた動くようになる。ソウルジェムさえ砕かれない限り、きみたちは無敵だよ。弱点だらけの人体よりも、よほど戦いでは有利じゃないか」
あまりのことにまどかは泣き崩れてしまいますが、それを見てキュゥべえは逆に困惑します。
「きみたちはいつもそうだね。事実をありのままに伝えると、決まって同じ反応をする。わけがわからないよ。どうして人間はそんなに魂の在りかにこだわるんだい?」
とここで、ほむらがさやかのソウルジェムを持って戻ってきました。
体力を消耗して息を切らせています。
魔力もかなり消費したはずです。
ほむらはソウルジェムをさやかの手に戻します。
するとさやかの体が動き出しました。
「なに?。。。なんなの?」
倒れる前と状況が一変していることに驚いているようです。
短時間とはいえ身体機能が完全に停止していたので、記憶障害が残っているかもしれませんが、とりあえずさやか復活。
ということで、今回はここまで。
ソウルジェムが魂そのものだということは考えればわかりそうなものでしたが、“濁り”の意味にばかり気を取られてまったく思い至りませんでした。
キュゥべえの話を聞いて、本当に素で驚いてしまいました(^^;
ところで、ソウルジェムが濁ったら、その濁りをグリーフシードに移して魔力を回復しなければならないことはこれまでの話でわかっていました。
この濁りは“穢れ”で、魔力を使えば使うほどソウルジェムにたまっていきます。
ソウルジェムが穢れきってしまうと魔法が使えなくなってしまうということは間違いなさそうです。
魔法が使えなくなれば体を維持できなくなり、穢れた魂だけが残ってしまいます。
その後はどうなってしまうのでしょうか?
キュゥべえが回収して“食べて”終わりなのでしょうか?
魔法少女は願いから生まれ、魔女は呪いから生まれるという説明がありましたが、この穢れた魂(ソウルジェム)が何らかのきっかけで魔女化するということもありそうです。
また、体を通常の状態に維持するためにも魔力を使っていると思うので、時間とともにソウルジェムは濁っていくはずです。
いったん魔法少女になってしまうと、契約を抜きにしても否応なく戦い続けなければならないのかもしれません。
ただ生き続けるためだけに。
さらに妄想を続けます(^^;
ソウルジェムが濁ると魔法が使えなくなるなら、ソウルジェムが澄んでいればいるほど魔法力は強くなりそうな気がします。
まどかに魔法少女の高い資質があるのは、まどかが純粋で魂が穢れていないから(そのためソウルジェムが澄みきっているから)なのかもしれません。
最後にもう1つ。
契約時の願いの内容によって魔法少女が手に入れられる能力に違いが出るようだということが前回わかりました。
では、ほむらはどのような願いでテレポート能力を得たのでしょうか?
何らかの事情(誘拐されたとか?)があって「早く帰りたい」とかいう願いで契約したのでしょうか。
あるいは、変身後のほむらの手の甲に現れるのがほむらのソウルジェムだとするなら、今回、トラックの上でさやかのソウルジェムをつかもうとするときに不思議な描写がありました。
ほむらの両方の手の甲にソウルジェムがあります。
魂を2つ持っていることはありえない(と思う)ので、ほむらは別の魔法少女と体を共有しているのかもしれません。
それが“イレギュラー”の原因でしょうか?
[追記]――――――――――
英語圏には「猫は9つの魂を持つ」ということわざがあるそうです。魂1つにつき願い事1つで契約できるなら、そしてほむらがもともと猫だったなら、ほむらはとんでもない能力を備えた存在なのかも。。。
――――――――――――――
ただ、ほむらがまどかや杏子のことをよく知っているようだったり、ワルプルギスの夜が来ることを知っていたりする理由がよくわかりません。
ほむらの戦い方を見る限りでは、ほむらの能力はテレポート(瞬間移動)または高速移動なので、未来からタイムリープしてきたとは思えないからです。
本編にはまだ出てきていない別の魔法少女、あるいは未知の力が存在しているのかもしれません。
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これを知ったうえで前回アバンでのさやかの契約シーンを見返してみると、さやかがまるで死んだように倒れてしまったり、ソウルジェムが生み出されたときにさやかの目に生気がなくなっていたり、ソウルジェムを受け取るときに生気が戻っていたりと、なるほどなと思える描写がいろいろありました。
また今回、ソウルジェムに関する事実が明かされてからのやりとりでは、キュゥべえが人間とはまったく異なる価値観を持って行動していることがはっきりしました。
考えてみれば当然のことなのですが、キュゥべえの淡々とした語りがその衝撃を倍増していました。
このほかにも、まどかとまどか母とのやりとりも何気に良かったです。
まどかが立派に育ったことを認めたうえで、大人になるための次のステップを踏み出すことを促すまどか母。
でもこのアドバイスが最後のとんでもない展開につながっていくとは。。。
ということで本編。
いつもより本文長め、妄想多めです(^^;
前回ラストでさやかと杏子の間に割って入ったほむら。
さやかを一瞬で気絶させ、杏子に問いかけます。
杏子が自分の味方となる冷静な人間なのか、それとも敵となる無駄な争いをするバカなのか。
杏子はほむらに関する情報が圧倒的に不足しているので、この場は退くことにしました。
まどかは、ほむらがさやかを助けてくれたのかと尋ねますが、ほむらはそれに答えず、まどかへの怒りをあらわにします。
魔法少女にかかわるなとこれまで何度も忠告してきたのに、またかかわっている。
どこまで愚かなのかと。
そして「愚か者が相手なら、私は手段を選ばない」と言い残して去ってしまいました。
キュゥべえは、ほむらが何かたくらんでいるのは確かだから注意するようにとまどかに助言します。
キュゥべえはほむらの正体あるいは目的について何か思い当たることがあるようです。
翌日。
ほむらが杏子に接触します。
見滝原市を杏子に預けたいと言い、さやかについては自分が対処するので手を出さないでほしいと頼みます。
これに対して杏子は、ほむらは何者で目的はなんなのか尋ねました。
ほむらは答えます。
「2週間後、この街に“ワルプルギスの夜”が来る」
「なぜわかる?」
「それは秘密。ともかく、そいつさえ倒せば、私はこの街を出ていく。あとはあなたの好きにすればいい」
ワルプルギスの夜については杏子も知っているようで、2人がかりなら倒せるかもしれないと言ってほむらと組むことにしました。
ワルプルギスの夜というのは強力な魔女のようです。
第1話アバンの魔女でしょうか?
一方その頃、さやかとキュゥべえは昨日の使い魔を追う手掛かりを探していました。
でも残念ながら時間が経ちすぎているので手掛かりはなし。
そこにまどかがやってきます。
そして、杏子と再び“けんか”にならないように話し合ったほうがいいのではないかとさやかに助言。
でも当事者のさやかにしてみれば、昨日の出来事は“殺し合い”でした。
グリーフシードを得るために一般人を犠牲にすることをいとわない杏子とは折り合えないので、さやかはまどかの助言を受け入れません。
それでもまどかは説得を続けます。
魔法少女同士で戦うのはおかしいと。
魔女を倒すという目的は同じなのだから、仲良くする方法は見つかるはずだと。
さらに、杏子だけではなくほむらとも仲良くしてほしいと頼みます。
これにさやかは強く反発。
さやかは、ほむらがグリーフシードを独り占めするためにマミを見殺しにしたと誤解しているようです。
他人を犠牲にするような魔法少女であればためらわずに戦うと宣言しました。
その夜。
まどかは深夜に帰宅した母に相談します。
友達が大変なことになっていて、言っていることもやっていることも間違っていないのに正しいことをすればするほど状況が悪くなっていくと。
それを聞いた母は、それはよくあることだと言います。
正しいことをしようと意固地になればなるほど幸せは遠ざかっていくものだと。
他人が口出しすることではないけれど、それでも何とかしてあげたいのであれば「間違えればいい」とアドバイスします。
「正し過ぎるその子の分まで、誰かが間違えてあげればいい。ずるい嘘をついたり、怖いものから逃げ出したり。でもそれが、後になってみたら正解だったってわかることがある。本当にほかにどうしようもないほどどん詰まりになったら、いっそ思い切って間違えちゃうのも手なんだよ」
「それがその子のためになるってわかってもらえるかな?」
「わかってもらえないときもある。特にすぐにはね。言ったろ。きれいな解決じゃないって。その子のこと諦めるか、誤解されるか、どっちがましだい?まどか、あんたはいい子に育った。嘘もつかないし、悪いこともしない。いつだって正しくあろうとして頑張ってる。子供としてはもう合格だ。だからさ、大人になる前に、今度は間違え方もちゃんと勉強しときな。若いうちはけがの治りも早い。今のうちに上手な転び方を覚えといたら、あとあときっと役に立つよ。大人になっちゃうとね、どんどん間違うのが難しくなっちゃうんだ。背負ったものが増えるほど、下手を撃てなくなってく」
「それって辛くない?」
「大人は誰だって辛いのさ。だから酒飲んでもいいってことになってんの」
翌日。
さやかが恭介の見舞いに行くと、病室は無人でした。
通りかかった看護婦によれば、昨日退院したとか。
恭介はさやかに連絡もせずに退院してしまいました。
さやかのことなど眼中になかったのでしょうか。
その後さやかは恭介の自宅に行きます。
チャイムを鳴らそうとすると、バイオリンの音が聞こえてきました。
さやかはそれだけで満足して帰ろうとします。
そのときさやかの背後に杏子が現れます。
魔法で他人を救うのが正しいことだと信じるさやかと、魔法は徹頭徹尾自分だけの願いをかなえるためのものだと考える杏子。
杏子はさやかを煽ります。
今すぐ乗り込んでいって、恭介の手も足も二度と使えないように潰し、さやかなしでは何もできないようにしてしまえばいいと。
それが正しい魔法の使い方だと平然と言ってのけます。
さやかはもうがまんできません。
結局2人は人目のない場所で戦うことになってしまいました。
人気のない陸橋の上に場所を移し、いよいよ戦いが始まろうとしたとき、キュゥべえの知らせを受けたまどかが駆けつけます。
まどかは必死に止めようとしますが、さやかはまどかの言葉をまったく聞き入れません。
そのとき杏子の後ろにほむらが出現。
ほむらは、話が違うと言って杏子を止めようとします。
杏子はほむらのやり方では手ぬるすぎるし、さやかは戦う気満々だから、ここで退くつもりはないと断言します。
これを聞いたほむらは、それなら自分が相手をするから手を出すなと言って自分が前に出ました。
そのとき、なんとしても戦いを止めたいまどかが、母のアドバイスに従って“間違い”を起こしてします。
さやかが変身するのを防ごうとして、さやかのソウルジェムを奪い、投げ捨ててしまいました。
陸橋の上から投げ捨てられたソウルジェムは、トラックの上に落ちて離れていきます。
この事態に驚き焦ったほむらはすぐさまテレポートしてトラックを追いました。
ほむらがテレポートで一度にジャンプできる距離には制限があるようで、何度もジャンプを繰り返しています。
一方、さやかは怒ってまどかに駆け寄ります。
ところがここで、さやかの目から生気が失せ、突然倒れてしまいます。
成り行きを見ていたキュゥべえがまどかのミスを責めます。
「いまのはまずかったよ、まどか。よりにもよって友達を放り投げるなんて、どうかしてるよ」
でもまどかにはキュゥべえの言葉の意味がわかりません。
ソウルジェムについて詳しいことを聞いていないのだから当然です。
杏子も駆け寄ってきてさやかの様子を確認しますが、さやかが死んでいることを知って驚愕します。
まどかはさやかを起こそうと、さやかの体に必死に呼びかけます。
杏子は、何が起こっているのか確認しようと、今度はキュゥべえを問い詰めます。
キュゥべえの答え。
それは思いもしなかった真実でした。
「きみたち魔法少女が体をコントロールできるのは、せいぜい100メートル圏内が限度だからね」
「100メートル?何のことだ?どういう意味だ!?」
「普段は当然肌身離さず持ち歩いてるんだから、こういう事故はめったにあることじゃないんだけど」
「何言ってるのよキュゥべえ、助けてよ!さやかちゃんを死なせないで!!」
まどかの叫びにキュゥべえは呆れたようにため息をついて続けます。
「まどか、そっちはさやかじゃなくてただの抜け殻なんだって。さやかはさっききみが投げて捨てちゃったじゃないか。ただの人間と同じ壊れやすい体のままで魔女と戦ってくれなんて、とてもお願いできないよ。きみたち魔法少女にとって、元の体なんていうのは外付けのハードウェアでしかないんだ。きみたちの本体としての魂には、魔力をより効率よく運用できるコンパクトで安全な姿が与えられているんだ。魔法少女との契約を取り結ぶ僕の役目はね、きみたちの魂を抜き取ってソウルジェムに変えることなのさ」
「てめぇは、なんてことを!ふざけんじゃねぇ!それじゃあたしたち、ゾンビにされたようなもんじゃないか!」
「むしろ便利だろう。心臓が破れても、ありったけの血を抜かれても、その体は魔力で修理すれば、すぐまた動くようになる。ソウルジェムさえ砕かれない限り、きみたちは無敵だよ。弱点だらけの人体よりも、よほど戦いでは有利じゃないか」
あまりのことにまどかは泣き崩れてしまいますが、それを見てキュゥべえは逆に困惑します。
「きみたちはいつもそうだね。事実をありのままに伝えると、決まって同じ反応をする。わけがわからないよ。どうして人間はそんなに魂の在りかにこだわるんだい?」
とここで、ほむらがさやかのソウルジェムを持って戻ってきました。
体力を消耗して息を切らせています。
魔力もかなり消費したはずです。
ほむらはソウルジェムをさやかの手に戻します。
するとさやかの体が動き出しました。
「なに?。。。なんなの?」
倒れる前と状況が一変していることに驚いているようです。
短時間とはいえ身体機能が完全に停止していたので、記憶障害が残っているかもしれませんが、とりあえずさやか復活。
ということで、今回はここまで。
ソウルジェムが魂そのものだということは考えればわかりそうなものでしたが、“濁り”の意味にばかり気を取られてまったく思い至りませんでした。
キュゥべえの話を聞いて、本当に素で驚いてしまいました(^^;
ところで、ソウルジェムが濁ったら、その濁りをグリーフシードに移して魔力を回復しなければならないことはこれまでの話でわかっていました。
この濁りは“穢れ”で、魔力を使えば使うほどソウルジェムにたまっていきます。
ソウルジェムが穢れきってしまうと魔法が使えなくなってしまうということは間違いなさそうです。
魔法が使えなくなれば体を維持できなくなり、穢れた魂だけが残ってしまいます。
その後はどうなってしまうのでしょうか?
キュゥべえが回収して“食べて”終わりなのでしょうか?
魔法少女は願いから生まれ、魔女は呪いから生まれるという説明がありましたが、この穢れた魂(ソウルジェム)が何らかのきっかけで魔女化するということもありそうです。
また、体を通常の状態に維持するためにも魔力を使っていると思うので、時間とともにソウルジェムは濁っていくはずです。
いったん魔法少女になってしまうと、契約を抜きにしても否応なく戦い続けなければならないのかもしれません。
ただ生き続けるためだけに。
さらに妄想を続けます(^^;
ソウルジェムが濁ると魔法が使えなくなるなら、ソウルジェムが澄んでいればいるほど魔法力は強くなりそうな気がします。
まどかに魔法少女の高い資質があるのは、まどかが純粋で魂が穢れていないから(そのためソウルジェムが澄みきっているから)なのかもしれません。
最後にもう1つ。
契約時の願いの内容によって魔法少女が手に入れられる能力に違いが出るようだということが前回わかりました。
では、ほむらはどのような願いでテレポート能力を得たのでしょうか?
何らかの事情(誘拐されたとか?)があって「早く帰りたい」とかいう願いで契約したのでしょうか。
あるいは、変身後のほむらの手の甲に現れるのがほむらのソウルジェムだとするなら、今回、トラックの上でさやかのソウルジェムをつかもうとするときに不思議な描写がありました。
ほむらの両方の手の甲にソウルジェムがあります。
魂を2つ持っていることはありえない(と思う)ので、ほむらは別の魔法少女と体を共有しているのかもしれません。
それが“イレギュラー”の原因でしょうか?
[追記]――――――――――
英語圏には「猫は9つの魂を持つ」ということわざがあるそうです。魂1つにつき願い事1つで契約できるなら、そしてほむらがもともと猫だったなら、ほむらはとんでもない能力を備えた存在なのかも。。。
――――――――――――――
ただ、ほむらがまどかや杏子のことをよく知っているようだったり、ワルプルギスの夜が来ることを知っていたりする理由がよくわかりません。
ほむらの戦い方を見る限りでは、ほむらの能力はテレポート(瞬間移動)または高速移動なので、未来からタイムリープしてきたとは思えないからです。
本編にはまだ出てきていない別の魔法少女、あるいは未知の力が存在しているのかもしれません。
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2011年02月05日
今週の一本(2011/1/30~2/5)―『魔法少女まどか☆マギカ』第5話
今回は、魔法少女になったさやかのことを心配するまどかの様子と、さやかと杏子の一騎打ちが描かれました。
一騎打ちの決着がつきかけたときにほむらが登場して、なかなか衝撃的な展開に。
ということで、今回も妄想全開でいきます。
前回めでたく(?)魔法少女になったさやか。
恭介がバイオリンを弾く様子を見て、今はいないマミに喜びを報告します。
願いがかなって最高に幸せだと。
でも「後悔なんて、あるわけない」と無理に自分を納得させている様子です。
恭介の手は完治しましたが、脚のほうはまだリハビリが必要だとか。
さやかの契約時の願いは、恭介のケガが治って再びバイオリンを弾けるようにしてほしいといったようなものだったのでしょうか?
キュゥべえはその願いを忠実に叶えて、恭介の手だけを治したのかもしれません。
その頃、杏子は、喜びに浸るさやかの様子を遠くから観察していました。
さやかの縄張りをなにがなんでも奪うつもりです。
「だってチョロそうじゃん。瞬殺っしょ、あんなヤツ」と、やる気満々。
その傍にいるキュゥべえが杏子に忠告します。
もう1人魔法少女がいるから思いどおりにいくとは限らないと。
杏子はその魔法少女(ほむら)についてキュゥべえに尋ねますが、返ってきた答えは「ボクにもよくわからない」というものでした。
杏子は困惑してしまいます。
その魔法少女だってキュゥべえと契約して魔法少女になったはずだと思っているからです。
そのことをキュゥべえに言うと、今度は禅問答のようなさらに謎めいた答えが返ってきました。
「そうとも言えるし、違うとも言える。あの娘は極めつけのイレギュラーだ」
これは、ほむらと契約したのは確かに自分だけれども、その自分は今ここにいる自分ではないと言っているように受け取れます。
また、ほむらがイレギュラーだという理由は、ほむらは本来ここにいるはずがない人物であるとか、契約方法が普通ではなかったということでしょうか。
場面変わって、まどかとほむら。
まどかは、自分はもうさやかの力になれないから、ほむらがさやかと仲良くなって2人で協力して戦ってほしいと頼みます。
そのほうが安全だからです。
でもほむらはこの頼みを拒絶します。
「私は嘘はつきたくないし、できもしない約束もしたくない。だから美樹さやかのことは諦めて」
さやかと協力してやっていくことができないと断言できる理由は、いずれは敵対することがわかっているからでしょうか。
敵対する理由は、グリーフシードの奪い合いというよりも、魔法少女の末路が魔女だからなのかもしれません。
その後、まどかはさやかに会いに行きます。
さやかはパトロールに出かけようとしていました。
まどかはさやかに頼みます。
邪魔にならないところまで一緒に行かせてほしいと。
さやかは、1人では不安だったので大歓迎です。
それに、まどかがいれば慎重になって無茶なことをしないだろうとも考えています。
まどかがいれば最悪の事態に備えた切り札を1つだけ用意できるので、まどかの同行にはキュゥべえも賛成です。
やがて、2人は使い魔の結界に入り込んでしまいます。
そしてさっそく戦闘開始。
ところがそこに杏子が割り込んできました。
結界は消え、使い魔はどこかに行ってしまいます。
杏子は、使い魔はグリーフシードを持っていないので、このまま放っておいて何人か殺させて、魔女になるまで待てばいいと言い放ちます。
さやかはもちろん杏子の考えに賛成できません。
2人は争うことになります。
でも杏子のほうが一枚上手で、さやかはあっけなく倒されてしまいました。
杏子は全治3か月くらいの重傷を与えたつもりです。
でも、さやかはすぐに立ち上がります。
さやかの傷はみるみる癒えていきます。
キュゥべえによれば、さやかは癒しの祈りを契約にして魔法少女になったので、ダメージ回復力は人一倍だそうです。
どうやら契約時の願いの内容によって、魔法少女が手に入れられる能力に違いが出るようです。
そういえば、最初のほうのシーンで、さやかの左手中指の爪に水色のCのマークがありました。
このCが月をかたどっているなら、癒しの力というのも納得です。
月は癒しの象徴です。
ということは、ほむらの左手にあった紫のマークにも意味があるはずです。
このマークが星(四芒星)をかたどっているなら、それは希望の象徴。
十字(クロス)なら、永遠の時や2つの世界を結ぶ象徴。
「2つの世界を結ぶ」というのがかなり意味ありげです。
マミにはこのようなマークはなかったので、一部の選ばれた魔法少女にだけマークが現れるということでしょうか。
月と星が出たということは、太陽のマークを持つ魔法少女もいずれ登場するのかもしれません。
妄想はとりあえず置いておいて、再びさやかと杏子。
2人は再度戦いを始めます。
杏子は今度は本気でさやかを潰そうとします。
「言って聞かせてわからねぇ、殴ってもわからないバカとなりゃあ、あとは殺しちゃうしかないよね!」
まどかは、キュゥべえに2人を止めるよう頼みますが、キュゥべえは自分にはどうしようもないと言って動いてくれません。
その代り、どうしても止めたいのなら、まどかが魔法少女になって力ずくで止めればいいとアドバイス。
そうこうしているうちに、さやかが再び倒されてしまいました。
杏子がさやかにとどめを刺そうととびかかります。
さやか絶体絶命のピンチです。
この状況でまどかに残された選択肢はただ1つ。
まどかはついに契約しようとします。
「私…」
とここでほむら登場。
「それにはおよばないわ」
ここで、背後の水流が止まるような描写。
再び水が流れ始めると、杏子は直前までさやかがいた場所に槍を突き刺していました。
さやかはなぜか少し離れた場所に移動。
ほむらは2人の間に華麗に着地します。
このシーンは謎だらけです。
さやかの位置が変わっていることはもちろんですが、背景の配管パターンがほむら登場前と登場後でまったく異なるし、水が流れ出す直前に水滴が消えたり、ほむらの着地点に水たまりが出現しています。
ほむらが時間を止めてさやかを助けたのだとすれば、時間が動き出したときにほむらがさやかの傍にいなかったのが不自然に思えます。
第1話のアバンや第3話のほむらの戦闘シーンを見る限りでは、ほむらは明らかに瞬間移動しているので、ほむらにはテレポート能力があると考えたほうがいいのかもしれません。
今回のシーンでいえば、さやかを少し離れた場所にテレポートさせて、自分は2人の間に割り込んだということではないでしょうか。
背景の違いや水たまり出現などについては・・・わかりません(^^;
もしかしたら3人でまったく別の似たような場所にテレポートしたのかもしれませんが、そんなことをする意味があるようには思えないし。。。
ということで、ものすごい伏線(?)を残して次回へ続く、となりました。
次回はどんな展開になるのか、続きを見るのが楽しみです。
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一騎打ちの決着がつきかけたときにほむらが登場して、なかなか衝撃的な展開に。
ということで、今回も妄想全開でいきます。
前回めでたく(?)魔法少女になったさやか。
恭介がバイオリンを弾く様子を見て、今はいないマミに喜びを報告します。
願いがかなって最高に幸せだと。
でも「後悔なんて、あるわけない」と無理に自分を納得させている様子です。
恭介の手は完治しましたが、脚のほうはまだリハビリが必要だとか。
さやかの契約時の願いは、恭介のケガが治って再びバイオリンを弾けるようにしてほしいといったようなものだったのでしょうか?
キュゥべえはその願いを忠実に叶えて、恭介の手だけを治したのかもしれません。
その頃、杏子は、喜びに浸るさやかの様子を遠くから観察していました。
さやかの縄張りをなにがなんでも奪うつもりです。
「だってチョロそうじゃん。瞬殺っしょ、あんなヤツ」と、やる気満々。
その傍にいるキュゥべえが杏子に忠告します。
もう1人魔法少女がいるから思いどおりにいくとは限らないと。
杏子はその魔法少女(ほむら)についてキュゥべえに尋ねますが、返ってきた答えは「ボクにもよくわからない」というものでした。
杏子は困惑してしまいます。
その魔法少女だってキュゥべえと契約して魔法少女になったはずだと思っているからです。
そのことをキュゥべえに言うと、今度は禅問答のようなさらに謎めいた答えが返ってきました。
「そうとも言えるし、違うとも言える。あの娘は極めつけのイレギュラーだ」
これは、ほむらと契約したのは確かに自分だけれども、その自分は今ここにいる自分ではないと言っているように受け取れます。
また、ほむらがイレギュラーだという理由は、ほむらは本来ここにいるはずがない人物であるとか、契約方法が普通ではなかったということでしょうか。
場面変わって、まどかとほむら。
まどかは、自分はもうさやかの力になれないから、ほむらがさやかと仲良くなって2人で協力して戦ってほしいと頼みます。
そのほうが安全だからです。
でもほむらはこの頼みを拒絶します。
「私は嘘はつきたくないし、できもしない約束もしたくない。だから美樹さやかのことは諦めて」
さやかと協力してやっていくことができないと断言できる理由は、いずれは敵対することがわかっているからでしょうか。
敵対する理由は、グリーフシードの奪い合いというよりも、魔法少女の末路が魔女だからなのかもしれません。
その後、まどかはさやかに会いに行きます。
さやかはパトロールに出かけようとしていました。
まどかはさやかに頼みます。
邪魔にならないところまで一緒に行かせてほしいと。
さやかは、1人では不安だったので大歓迎です。
それに、まどかがいれば慎重になって無茶なことをしないだろうとも考えています。
まどかがいれば最悪の事態に備えた切り札を1つだけ用意できるので、まどかの同行にはキュゥべえも賛成です。
やがて、2人は使い魔の結界に入り込んでしまいます。
そしてさっそく戦闘開始。
ところがそこに杏子が割り込んできました。
結界は消え、使い魔はどこかに行ってしまいます。
杏子は、使い魔はグリーフシードを持っていないので、このまま放っておいて何人か殺させて、魔女になるまで待てばいいと言い放ちます。
さやかはもちろん杏子の考えに賛成できません。
2人は争うことになります。
でも杏子のほうが一枚上手で、さやかはあっけなく倒されてしまいました。
杏子は全治3か月くらいの重傷を与えたつもりです。
でも、さやかはすぐに立ち上がります。
さやかの傷はみるみる癒えていきます。
キュゥべえによれば、さやかは癒しの祈りを契約にして魔法少女になったので、ダメージ回復力は人一倍だそうです。
どうやら契約時の願いの内容によって、魔法少女が手に入れられる能力に違いが出るようです。
そういえば、最初のほうのシーンで、さやかの左手中指の爪に水色のCのマークがありました。
このCが月をかたどっているなら、癒しの力というのも納得です。
月は癒しの象徴です。
ということは、ほむらの左手にあった紫のマークにも意味があるはずです。
このマークが星(四芒星)をかたどっているなら、それは希望の象徴。
十字(クロス)なら、永遠の時や2つの世界を結ぶ象徴。
「2つの世界を結ぶ」というのがかなり意味ありげです。
マミにはこのようなマークはなかったので、一部の選ばれた魔法少女にだけマークが現れるということでしょうか。
月と星が出たということは、太陽のマークを持つ魔法少女もいずれ登場するのかもしれません。
妄想はとりあえず置いておいて、再びさやかと杏子。
2人は再度戦いを始めます。
杏子は今度は本気でさやかを潰そうとします。
「言って聞かせてわからねぇ、殴ってもわからないバカとなりゃあ、あとは殺しちゃうしかないよね!」
まどかは、キュゥべえに2人を止めるよう頼みますが、キュゥべえは自分にはどうしようもないと言って動いてくれません。
その代り、どうしても止めたいのなら、まどかが魔法少女になって力ずくで止めればいいとアドバイス。
そうこうしているうちに、さやかが再び倒されてしまいました。
杏子がさやかにとどめを刺そうととびかかります。
さやか絶体絶命のピンチです。
この状況でまどかに残された選択肢はただ1つ。
まどかはついに契約しようとします。
「私…」
とここでほむら登場。
「それにはおよばないわ」
ここで、背後の水流が止まるような描写。
再び水が流れ始めると、杏子は直前までさやかがいた場所に槍を突き刺していました。
さやかはなぜか少し離れた場所に移動。
ほむらは2人の間に華麗に着地します。
このシーンは謎だらけです。
さやかの位置が変わっていることはもちろんですが、背景の配管パターンがほむら登場前と登場後でまったく異なるし、水が流れ出す直前に水滴が消えたり、ほむらの着地点に水たまりが出現しています。
ほむらが時間を止めてさやかを助けたのだとすれば、時間が動き出したときにほむらがさやかの傍にいなかったのが不自然に思えます。
第1話のアバンや第3話のほむらの戦闘シーンを見る限りでは、ほむらは明らかに瞬間移動しているので、ほむらにはテレポート能力があると考えたほうがいいのかもしれません。
今回のシーンでいえば、さやかを少し離れた場所にテレポートさせて、自分は2人の間に割り込んだということではないでしょうか。
背景の違いや水たまり出現などについては・・・わかりません(^^;
もしかしたら3人でまったく別の似たような場所にテレポートしたのかもしれませんが、そんなことをする意味があるようには思えないし。。。
ということで、ものすごい伏線(?)を残して次回へ続く、となりました。
次回はどんな展開になるのか、続きを見るのが楽しみです。
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魔法少女まどか☆マギカ 3 【通常版】 [DVD]
脚本・キャストなど >>
2011年01月29日
今週の一本(2011/1/23~1/29)―『魔法少女まどか☆マギカ』第4話
今回は、マミの死を直視して魔法少女になることの意味を理解したまどかの苦悩をじっくりと描いてくれました。
今後のまどかの動きに説得力を出すためには絶対に必要なエピソードです。
これだけだと重苦しいだけですが、さやかが魔法少女になったり、別の新たな魔法少女が登場したりと、退屈させない話運びになっていました。
ところで、オープニングの最後のカットがこれまでと同じなのがなにげに不思議です。
まどか、さやか、マミの3人が魔法少女の姿で笑いあっています。
普段のシャフトなら、マミはいなくなっているはずだと思うのですが?
それはさておき、今回も妄想全開で内容を追っていきます。
まずはまどか。
美味しい朝食を普段どおりに味わえること――ただそれだけのことに生きていることの喜びを感じて泣き出してしまいます。
これまでどおりの日常が、まったく別の世界の出来事のように思えるほど、マミの死は衝撃的な出来事でした。
さらに、まだ魔法少女になるつもりはあるかとさやかに尋ねられ、ここでも泣き出してしまいます。
魔法少女になるという考えはもう完全になくなってしまいました。
さやかの思いもまどかと同じようです。
それを知ったキュゥべえは、ほかの魔法少女候補を探すために2人から離れていきました。
その後、まどかはマミのマンションを訪れます。
そこにあったのも普段の日常。
ただマミの姿だけがありません。
まどかがマミのマンションから出てくると、そこにはほむらがいました。
ほむらは、まどかが魔法少女になる選択をしなかったことを感謝し喜びます。
まどかは、マミの部屋は今後どうなってしまうのかと疑問を口にします。
それに対するほむらの答えは、マミは失踪者扱いになるというものでした。
魔女の結界の中で死んだマミの体はこちらの世界では見つけられないからです。
これまでにも数えきれないほどの魔法少女の死を目撃してきたほむらは、その事実を淡々と語ります。
でもまどかは、たとえマミの死がこちらの世界の誰にも認識されないとしても、自分だけは決して忘れないと言います。
それを聞いたほむらは、そう言ってもらえるマミのことをうらやましがります。
まどかは、(ほむらもやがて死んでしまうことを前提で)ほむらのことだって忘れないと言いますが、それを聞いたほむらはこぶしを握り締めて一瞬黙り込んでしまいました。
この反応が何気に気になります。
第1話でもほむらがまどかの言動を苦々しく思って歯を食いしばるシーンがありました。
また、ほむらが魔女に敗れて世界が破滅する場面では、キュゥべえに契約を迫られるまどかが描かれています。
もしかしたらそのときにまどかは「すべてをやり直す」という願いと引き換えに魔法少女になったのかもしれません。
そのことをまったく覚えていないまどかの「忘れない」という言葉に、ほむらは歯がゆい思いを抱いているのではないでしょうか。
でもそうすると、まどかは(記憶を失っているだけで)すでに魔法少女になっているということになるので、これまでキュゥべえが契約を迫っていたことと矛盾します。
ということは、第1話でまどかに契約を迫っていた「キュゥべえ」はキュゥべえではなくて、ハチべえとかだったのでしょうか?
ほむらが契約した相手がキュゥべえでないことは確かなので、キュゥべえのほかにもイチべえ、ニべえ、サンべえなどがいるのかもしれません(^^;
その後、まどかはほむらと別れ、考え事をしながら1人で街中を歩きます。
ここで、首筋に魔女の口づけを浮かべてどこかに向かっている仁美を目撃。
ほむらに連絡することもできず、なすすべがないまどか。
それでも仁美のことが心配で、仁美について行きます。
着いた所は人気のない工場でした。
そこには仁美と同じく魔女のターゲットとなった人々が大勢集まっています。
彼らは集団自殺をしようとしていました。
塩素系と酸素系の漂白剤を混ぜて自殺しようとしています。
漂白剤を奪って自殺を阻止しようとしたまどかは、彼らに追い詰められてしまうことに。
とここで結界が出現します。
魔女が現れ、まどか絶体絶命の危機です。
まどかの危機を救ったのは青い魔法少女でした。
さやかが魔法少女になって登場しました。
さやかは恭介のケガを完治させることと引き換えに魔法少女になったようです。
今回のアバンで「思えばそのときの私はまだ何もわかっていなかった。奇跡を望む意味も、その代償も」というさやか自身によるナレーションが入りました。
後悔にも似たこのナレーションが意味するところは明らかですね。
今後さやかは大きな代償を払うことになるのでしょう。
それはおそらく死です。
最後は新たな魔法少女の登場で締め。
マミの死により空席となった見滝原市で魔女狩りをするため、佐倉杏子がやってきました。
でも、せっかくやってきたのに、さやかが契約したので空きはなくなっています。
その事実を知っても見滝原市に居座ろうとする杏子。
「こんな絶好の縄張り、みすみすルーキーのひよっこにくれてやるってのもしゃくだよね」
ということで、さやかを“ぶっ潰す”つもりです。
とりあえず、まどかが魔法少女になる展開はもう少し先になりそうな予感。
もしかしたら最後まで魔法少女にならないという展開もありでしょうか?
この世界を「やり直す」前にまどかが契約していなければの話ですが。。。
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脚本・キャストなど >>
今後のまどかの動きに説得力を出すためには絶対に必要なエピソードです。
これだけだと重苦しいだけですが、さやかが魔法少女になったり、別の新たな魔法少女が登場したりと、退屈させない話運びになっていました。
ところで、オープニングの最後のカットがこれまでと同じなのがなにげに不思議です。
まどか、さやか、マミの3人が魔法少女の姿で笑いあっています。
普段のシャフトなら、マミはいなくなっているはずだと思うのですが?
それはさておき、今回も妄想全開で内容を追っていきます。
まずはまどか。
美味しい朝食を普段どおりに味わえること――ただそれだけのことに生きていることの喜びを感じて泣き出してしまいます。
これまでどおりの日常が、まったく別の世界の出来事のように思えるほど、マミの死は衝撃的な出来事でした。
さらに、まだ魔法少女になるつもりはあるかとさやかに尋ねられ、ここでも泣き出してしまいます。
魔法少女になるという考えはもう完全になくなってしまいました。
さやかの思いもまどかと同じようです。
それを知ったキュゥべえは、ほかの魔法少女候補を探すために2人から離れていきました。
その後、まどかはマミのマンションを訪れます。
そこにあったのも普段の日常。
ただマミの姿だけがありません。
まどかがマミのマンションから出てくると、そこにはほむらがいました。
ほむらは、まどかが魔法少女になる選択をしなかったことを感謝し喜びます。
まどかは、マミの部屋は今後どうなってしまうのかと疑問を口にします。
それに対するほむらの答えは、マミは失踪者扱いになるというものでした。
魔女の結界の中で死んだマミの体はこちらの世界では見つけられないからです。
これまでにも数えきれないほどの魔法少女の死を目撃してきたほむらは、その事実を淡々と語ります。
でもまどかは、たとえマミの死がこちらの世界の誰にも認識されないとしても、自分だけは決して忘れないと言います。
それを聞いたほむらは、そう言ってもらえるマミのことをうらやましがります。
まどかは、(ほむらもやがて死んでしまうことを前提で)ほむらのことだって忘れないと言いますが、それを聞いたほむらはこぶしを握り締めて一瞬黙り込んでしまいました。
この反応が何気に気になります。
第1話でもほむらがまどかの言動を苦々しく思って歯を食いしばるシーンがありました。
また、ほむらが魔女に敗れて世界が破滅する場面では、キュゥべえに契約を迫られるまどかが描かれています。
もしかしたらそのときにまどかは「すべてをやり直す」という願いと引き換えに魔法少女になったのかもしれません。
そのことをまったく覚えていないまどかの「忘れない」という言葉に、ほむらは歯がゆい思いを抱いているのではないでしょうか。
でもそうすると、まどかは(記憶を失っているだけで)すでに魔法少女になっているということになるので、これまでキュゥべえが契約を迫っていたことと矛盾します。
ということは、第1話でまどかに契約を迫っていた「キュゥべえ」はキュゥべえではなくて、ハチべえとかだったのでしょうか?
ほむらが契約した相手がキュゥべえでないことは確かなので、キュゥべえのほかにもイチべえ、ニべえ、サンべえなどがいるのかもしれません(^^;
その後、まどかはほむらと別れ、考え事をしながら1人で街中を歩きます。
ここで、首筋に魔女の口づけを浮かべてどこかに向かっている仁美を目撃。
ほむらに連絡することもできず、なすすべがないまどか。
それでも仁美のことが心配で、仁美について行きます。
着いた所は人気のない工場でした。
そこには仁美と同じく魔女のターゲットとなった人々が大勢集まっています。
彼らは集団自殺をしようとしていました。
塩素系と酸素系の漂白剤を混ぜて自殺しようとしています。
漂白剤を奪って自殺を阻止しようとしたまどかは、彼らに追い詰められてしまうことに。
とここで結界が出現します。
魔女が現れ、まどか絶体絶命の危機です。
まどかの危機を救ったのは青い魔法少女でした。
さやかが魔法少女になって登場しました。
さやかは恭介のケガを完治させることと引き換えに魔法少女になったようです。
今回のアバンで「思えばそのときの私はまだ何もわかっていなかった。奇跡を望む意味も、その代償も」というさやか自身によるナレーションが入りました。
後悔にも似たこのナレーションが意味するところは明らかですね。
今後さやかは大きな代償を払うことになるのでしょう。
それはおそらく死です。
最後は新たな魔法少女の登場で締め。
マミの死により空席となった見滝原市で魔女狩りをするため、佐倉杏子がやってきました。
でも、せっかくやってきたのに、さやかが契約したので空きはなくなっています。
その事実を知っても見滝原市に居座ろうとする杏子。
「こんな絶好の縄張り、みすみすルーキーのひよっこにくれてやるってのもしゃくだよね」
ということで、さやかを“ぶっ潰す”つもりです。
とりあえず、まどかが魔法少女になる展開はもう少し先になりそうな予感。
もしかしたら最後まで魔法少女にならないという展開もありでしょうか?
この世界を「やり直す」前にまどかが契約していなければの話ですが。。。
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